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プロローグ
『悲しい幕切れ』
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2022年12月21日[日本]
夕日が沈む頃、アラサーオッサンの『宮下翔』はいつも通り持病の通院の後いつものスーパーで買い物をし、『人があまり通らないいつものルート』を通り帰宅する途中だった。
『人があまり通らないいつものルート』を通る理由は、数種類の持病によって片目の瞼が下がってしまうので【眼瞼下垂】余り他人に顔を見られたくないから人通りが少ない森の横を通るという理由と、単に緩やかな坂道を下る方が楽だからという2つの理由からである。
だが今日は『人があまり通らないいつものルート』を歩いていると、風も吹いていないのに「カサカサッ カサッ」と草木が揺れる音がし、何やらいつも以上に森の中が騒がしい…。
「んっ?何だ?」と声には出さないが森の中なら感じるただならぬ気配に首をかしげた。
軽くのぞいてみると草木が揺れる音の中に、「ン … ‥ ンーー ンー」と女性のような微かなうめき声?やら鳴き声?のようなものが聞こえるが姿は何も見えない。
何やら良く無さ気で脳に危険信号をひしひしと感じるのだが、『翔』は興味が沸いてしまい、意を決して微かな声のする森の中に足を踏み入れた。
1分程森の中を歩いていくと先程の「微かなうめき声」が大きくなっているのが分かるのと同時に「ドンッ」と何かが物に当たる音が聞こえてきた。
慎重にかつ速足で音のする方へ行くと、そこには帰宅途中であろう女子学生一人が『目出し帽』を被った背の高い筋肉質の男性に組敷かれていた。 どうやら女学生が暴漢に襲われていたようだった。
少女の口には布らしきものを押し込まれながらも「ンッ ムムー」と泣きながらも必死に抵抗しているが、組敷かれている状態かつ手は頭の後ろでガムテープにより拘束されている為、全く身動き出来ていない。
そんな状態の中その暴漢は少女の顔面と腹を数発殴っていた。
どうやら先ほどの「音」は暴力を受けている際の音みたいだった…。
殴られて「ンンッ グッ ゲーーー」と呻きながら目を白黒にさせる少女は見るに堪えない状態であり、そして次の瞬間暴漢は女性の衣服を乱暴に破き始めた。
殴られて無抵抗な少女の制服を「ビリッ、ビリィー」と破られ肌が露出し、今からされるであろうおぞましい行為を思い浮かべた少女の目には恐怖の色が浮かんでいた。
『翔』は、「ガチで最低野郎だな…」と怒りが沸々と沸いてくる一方、持病を抱えている自分は昔の自分と比べて虚弱な為、「自分に何が出来る?」と冷静になりつつもどうすればいいか思考し続けていた。
相手は長身かつ力の強そうな男で、今の自分ではいくら頑張っても少女は守れない…だがしかし盾にはなれる。
「警察に電話しようか」と思考するも暴漢が下半身を晒し今にも乱暴にされそうで時間に猶予はない!
俺は「もう行くしかない!」と心に決め、スマホで110番を入力しスピーカーの状態にしてかけたまま暴漢に突撃した。
俺は無言のまま後ろから暴漢の股間を目掛けて『蹴り』を入れようとするが暴漢は少女の上からすぐに離れて躱されてしまった。
「やっぱ持病でも無理やりにでももっと運動しとくべきだったな…」と呟きながら無謀な行動に後悔するとともに、昔よく喧嘩していた時代を思い出したせいか、なぜだか興奮状態になっていた。
後方から突撃してくる俺の『蹴り』を避けた暴漢が「誰だテメエ ぶっ殺されてぇのか?」と言いながらポケットから『マルチツールナイフ』を取り出した。
俺の片手のスマホが通話を開始しする。
「はい110番警察です。事件ですか?事故ですか?」
「はい事件です」
「何連絡してんだてめぇワァっ!!」
暴漢は俺の行動に対して完全にキレていた。
俺は少女から少しずつ離れながら暴漢を挑発するように警察と会話を続けた。
「あなたは事件の当事者ですか?」
「いいえ違いますが、巻き込まれています。」
「『けが』はしていませんか?」
「自分はしていませんが、強姦されかけた少女が負傷しています。」
「救急車は必要ですか?」
「必ッッツ‥」
「ふざけてんじゃねえぇ!」
後退しながら警察との会話中に暴漢が走ってきた。 どうやらスマホを狙っているようだった。
そのまま俺は森の出口に向かって走りながら警察官と通話する。
「必要です! ハアハア‥ 少女を救おうとした自分も刃物を持った男に追いかけられてます! ハア‥‥ンッ 少女は現場に取り残されてる状態です! ッツ!?」
足に激痛が走った。 どうやら慣れない森の中での走りで足を挫いたようだ‥。 だがしかし今は泣き言は行っていられない、歯を食いしばり走り続ける。
「犯人は何人ですか。 また犯人の特徴を詳しく教えて下さい。」
「ハア‥一人です。ハア‥ 身長180センチ位の大柄で筋肉質の男性で、『目出し帽』をしている為顔は分かりません。フウ… 黒のパーカーとジョガーパンツを着ています。」
「現在地は分かりますか?」
「ハアハアハア‥ ゲホッ‥ 東京都世田谷区○○○○○○○○の近くの森の中です! できればGPSで確認してください!ハア‥」
「分かりました。今東京都世田谷区○○○○○○○○付近にいるようですが、間違いありませんか?」
「間違いないデっっつ~~‥」
俺は森の出口付近で追いつかれた暴漢によるナイフで肩を刺さたようだ…。
刺された反動と激痛で横転し倒れた俺に対して暴漢が、「舐めたマネしやがって許さねぇぞ!」といい「バキィッ!」と俺のスマホを踏みつけ破壊した。
俺はもう助からないと思った。
俺の体は持病で虚弱な上、足の挫きと肩の刺傷でもう動けそうもない。
元々スマホをスピーカー状態で110番しながら突撃したのは、電話してからだと少女に対する暴行までに間に合わないと考えた事と、警察と通話しているのを知っていれば逆上して追ってくると踏んでいたからだ。
結果は思い通りとなり、少女が性的暴行される前に暴漢を引きはがす事に成功し、暴漢が追いかけてきた時点で時間稼ぎにも成功。 少ない時間ながらも少女が逃げられる時間を作れたので『賭けには勝った』と言ってもいいだろう。
「ふざけやがってぇ!! 死に晒せオラァ!」
暴漢は俺に対して何度も蹴りを入れ、ナイフで背中の複数カ所を刺してきた。
激痛に顔を歪ませながらも、俺はできるだけ笑いながら暴漢に「お前アホだろ?人殺しまでして捕まって死刑になりたいのかぁ? ハアハア‥ グペッ!」
今度は顎を思いっきり蹴られた。 激しい痛みとともに顔が地面に擦りつけられる感触がするが、何故か今はそれが心地よく感じてしまう…。
脳が揺られて意識を失いかけるも踏みとどまり、時間稼ぎの為に挑発を繰り返す。
「お前みたいな犯罪者が日本を糞にするの理解して‥ガハッッッ!?」
「うるせぇ!もう黙ってろ!」
今度は腹を刺されたようだ‥刺傷部が焼けるように熱い。
そしてそのまま『めった刺し』にされ意識を失った。
―――――――
「うぅ‥ あ…ぁぁ…」
しばらくして意識を取り戻したが、体は全く力が入らず動かせない。
どうやら数分間意識を失っていたようで暴漢は既に居ないようだ‥。
いつの間にか雨が降っていて体中泥だらけであるが、火照った体には心地良い雨であった。
そして次第に体が寒くなっていく‥。
もう直死ぬのであろう。
「あの娘は逃げられたかな…」と呟きながら暴行されひどい目に遭っていた少女を思い出す…。
この体で命を懸けて時間稼ぎをしたのだから逃げ延びてくれないと困る。
「ハアハア‥‥もうそろそろだな…。」と直感的に呟く。
まあ頑張ったよな…、この人生全く上手くいかなかったけど、来世が有るのであればまともな家庭で有って欲しいな…。
走馬灯のようなものが思考に流れてくるが、何一つ懐かしさや嬉しさが感じられない。
多分その程度の人生だったのだろう。
俺は意識が薄れる中、最後に「疲れた」と呟き意識を失った。
夕日が沈む頃、アラサーオッサンの『宮下翔』はいつも通り持病の通院の後いつものスーパーで買い物をし、『人があまり通らないいつものルート』を通り帰宅する途中だった。
『人があまり通らないいつものルート』を通る理由は、数種類の持病によって片目の瞼が下がってしまうので【眼瞼下垂】余り他人に顔を見られたくないから人通りが少ない森の横を通るという理由と、単に緩やかな坂道を下る方が楽だからという2つの理由からである。
だが今日は『人があまり通らないいつものルート』を歩いていると、風も吹いていないのに「カサカサッ カサッ」と草木が揺れる音がし、何やらいつも以上に森の中が騒がしい…。
「んっ?何だ?」と声には出さないが森の中なら感じるただならぬ気配に首をかしげた。
軽くのぞいてみると草木が揺れる音の中に、「ン … ‥ ンーー ンー」と女性のような微かなうめき声?やら鳴き声?のようなものが聞こえるが姿は何も見えない。
何やら良く無さ気で脳に危険信号をひしひしと感じるのだが、『翔』は興味が沸いてしまい、意を決して微かな声のする森の中に足を踏み入れた。
1分程森の中を歩いていくと先程の「微かなうめき声」が大きくなっているのが分かるのと同時に「ドンッ」と何かが物に当たる音が聞こえてきた。
慎重にかつ速足で音のする方へ行くと、そこには帰宅途中であろう女子学生一人が『目出し帽』を被った背の高い筋肉質の男性に組敷かれていた。 どうやら女学生が暴漢に襲われていたようだった。
少女の口には布らしきものを押し込まれながらも「ンッ ムムー」と泣きながらも必死に抵抗しているが、組敷かれている状態かつ手は頭の後ろでガムテープにより拘束されている為、全く身動き出来ていない。
そんな状態の中その暴漢は少女の顔面と腹を数発殴っていた。
どうやら先ほどの「音」は暴力を受けている際の音みたいだった…。
殴られて「ンンッ グッ ゲーーー」と呻きながら目を白黒にさせる少女は見るに堪えない状態であり、そして次の瞬間暴漢は女性の衣服を乱暴に破き始めた。
殴られて無抵抗な少女の制服を「ビリッ、ビリィー」と破られ肌が露出し、今からされるであろうおぞましい行為を思い浮かべた少女の目には恐怖の色が浮かんでいた。
『翔』は、「ガチで最低野郎だな…」と怒りが沸々と沸いてくる一方、持病を抱えている自分は昔の自分と比べて虚弱な為、「自分に何が出来る?」と冷静になりつつもどうすればいいか思考し続けていた。
相手は長身かつ力の強そうな男で、今の自分ではいくら頑張っても少女は守れない…だがしかし盾にはなれる。
「警察に電話しようか」と思考するも暴漢が下半身を晒し今にも乱暴にされそうで時間に猶予はない!
俺は「もう行くしかない!」と心に決め、スマホで110番を入力しスピーカーの状態にしてかけたまま暴漢に突撃した。
俺は無言のまま後ろから暴漢の股間を目掛けて『蹴り』を入れようとするが暴漢は少女の上からすぐに離れて躱されてしまった。
「やっぱ持病でも無理やりにでももっと運動しとくべきだったな…」と呟きながら無謀な行動に後悔するとともに、昔よく喧嘩していた時代を思い出したせいか、なぜだか興奮状態になっていた。
後方から突撃してくる俺の『蹴り』を避けた暴漢が「誰だテメエ ぶっ殺されてぇのか?」と言いながらポケットから『マルチツールナイフ』を取り出した。
俺の片手のスマホが通話を開始しする。
「はい110番警察です。事件ですか?事故ですか?」
「はい事件です」
「何連絡してんだてめぇワァっ!!」
暴漢は俺の行動に対して完全にキレていた。
俺は少女から少しずつ離れながら暴漢を挑発するように警察と会話を続けた。
「あなたは事件の当事者ですか?」
「いいえ違いますが、巻き込まれています。」
「『けが』はしていませんか?」
「自分はしていませんが、強姦されかけた少女が負傷しています。」
「救急車は必要ですか?」
「必ッッツ‥」
「ふざけてんじゃねえぇ!」
後退しながら警察との会話中に暴漢が走ってきた。 どうやらスマホを狙っているようだった。
そのまま俺は森の出口に向かって走りながら警察官と通話する。
「必要です! ハアハア‥ 少女を救おうとした自分も刃物を持った男に追いかけられてます! ハア‥‥ンッ 少女は現場に取り残されてる状態です! ッツ!?」
足に激痛が走った。 どうやら慣れない森の中での走りで足を挫いたようだ‥。 だがしかし今は泣き言は行っていられない、歯を食いしばり走り続ける。
「犯人は何人ですか。 また犯人の特徴を詳しく教えて下さい。」
「ハア‥一人です。ハア‥ 身長180センチ位の大柄で筋肉質の男性で、『目出し帽』をしている為顔は分かりません。フウ… 黒のパーカーとジョガーパンツを着ています。」
「現在地は分かりますか?」
「ハアハアハア‥ ゲホッ‥ 東京都世田谷区○○○○○○○○の近くの森の中です! できればGPSで確認してください!ハア‥」
「分かりました。今東京都世田谷区○○○○○○○○付近にいるようですが、間違いありませんか?」
「間違いないデっっつ~~‥」
俺は森の出口付近で追いつかれた暴漢によるナイフで肩を刺さたようだ…。
刺された反動と激痛で横転し倒れた俺に対して暴漢が、「舐めたマネしやがって許さねぇぞ!」といい「バキィッ!」と俺のスマホを踏みつけ破壊した。
俺はもう助からないと思った。
俺の体は持病で虚弱な上、足の挫きと肩の刺傷でもう動けそうもない。
元々スマホをスピーカー状態で110番しながら突撃したのは、電話してからだと少女に対する暴行までに間に合わないと考えた事と、警察と通話しているのを知っていれば逆上して追ってくると踏んでいたからだ。
結果は思い通りとなり、少女が性的暴行される前に暴漢を引きはがす事に成功し、暴漢が追いかけてきた時点で時間稼ぎにも成功。 少ない時間ながらも少女が逃げられる時間を作れたので『賭けには勝った』と言ってもいいだろう。
「ふざけやがってぇ!! 死に晒せオラァ!」
暴漢は俺に対して何度も蹴りを入れ、ナイフで背中の複数カ所を刺してきた。
激痛に顔を歪ませながらも、俺はできるだけ笑いながら暴漢に「お前アホだろ?人殺しまでして捕まって死刑になりたいのかぁ? ハアハア‥ グペッ!」
今度は顎を思いっきり蹴られた。 激しい痛みとともに顔が地面に擦りつけられる感触がするが、何故か今はそれが心地よく感じてしまう…。
脳が揺られて意識を失いかけるも踏みとどまり、時間稼ぎの為に挑発を繰り返す。
「お前みたいな犯罪者が日本を糞にするの理解して‥ガハッッッ!?」
「うるせぇ!もう黙ってろ!」
今度は腹を刺されたようだ‥刺傷部が焼けるように熱い。
そしてそのまま『めった刺し』にされ意識を失った。
―――――――
「うぅ‥ あ…ぁぁ…」
しばらくして意識を取り戻したが、体は全く力が入らず動かせない。
どうやら数分間意識を失っていたようで暴漢は既に居ないようだ‥。
いつの間にか雨が降っていて体中泥だらけであるが、火照った体には心地良い雨であった。
そして次第に体が寒くなっていく‥。
もう直死ぬのであろう。
「あの娘は逃げられたかな…」と呟きながら暴行されひどい目に遭っていた少女を思い出す…。
この体で命を懸けて時間稼ぎをしたのだから逃げ延びてくれないと困る。
「ハアハア‥‥もうそろそろだな…。」と直感的に呟く。
まあ頑張ったよな…、この人生全く上手くいかなかったけど、来世が有るのであればまともな家庭で有って欲しいな…。
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