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第一部・アンコールワットへの道
13・カズヒコ、その父親の思い出
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5頭の象は、アンコール・ワットへの道を、一彦が想像していた以上の速い速度で進んでいた。
アンコール王朝の全盛期から百数十年を経ていたが、その道は、20世紀のフランスの作家・冒険家・政治家でもあり、ド・ゴール政権で長く文化相を務めたアンドレ・マルローが言うところの<王道>であった。
ローマならぬ・・・、
「全ての道はアンコールへ」
その言葉は伊達ではなく、アンコール朝全盛期の領域を、現代の衛星写真で分析すると「100万都市」の痕跡がわかるという・・・。
大都市であった。
ほとんど、起伏のない360度の周囲、平地が広がっている。
ところどころに、お灸の様な形で、丘と言うか小山がちらほら見える。
北には山岳地帯があるようだが、雲に隠れておぼろげだ。
道は赤土でボコボコであったが、象の歩みは、それを軽減するだけの柔軟性があった。
広がる平原は草原であり、彼方のところどころに深き緑が点在していて、そこは近づくと森だったりするのだろう。
そして、幾つかの森には遺跡が存在しているのだ。
次第に、日が陰って来た。
一彦はいま、微睡んでいた。
当初こそ、巨大な象の上のゴンドラに着席することに恐れを感じていたが、数時間、思ったよりも早い象の歩みについて行くことに疲れ、いつしか乗り込んだ。
先に乗っていた<3人娘>や小猿のアスカは一彦の場所を中央に空け、そこに一彦が座ると、くっついて、すぐに寝入った。
竹細工のゴンドラだが、布が数枚重ねられており、柔らかに座ることが出来た。
思ったよりも高く感じ、やはりちょっと怖かったが、<3人娘>の肌が密着し、その体温が伝わってきて安心した。
こいつら、人との距離感がゼロやな、と思いつつ、本日 色々あり過ぎた一彦も、・・・そう、一歩間違えれば命を失いさえした・・・、すぐに寝入った。
プラタナとは色々話して歩いていたのだが、一彦が象に乗り込むと、すぐに娘は右近太夫の象に乗り込んだ。
前方の象に上っていくプラタナを、右近太夫は「おお、来たか!^^」と言う感じで受け入れていた。
最初こそ、右近太夫はプラタナを「鬼っ子」などと呼んでいたが、基本、顔見知りで仲が良いようだった。
右近太夫の従者エイも乗っていたので、3人で会話している(・・・もう一人の従者ビーは最後方の象でしんがりを務めていた)。
楽しそうな3人に、一彦は、ちょっと嫉妬した・・・。
微睡みの中で、一彦は夢を見ていた。
夢とは、なんか脈絡・整合性のないものである。
何故か、オリオリオを連れて行ったアユタヤ軍に所属する日本人、初老のちょんまげの男を思い出した。
「ニザエモン」と呼ばれていた男だ。
夢の中で、「仁左衛門」は、なぜか、幼少期に父親を亡くしていた一彦の父親として存在していた。
夢ゆえに、あり得ないような理由は幾つもあるが、ともかく仁左衛門は江戸時代の人物だった。
ちょんまげの和服で、まだ赤ん坊の一彦を抱いているのだった。
夢の中でさえも奇天烈な情景であった。
微睡みから目覚めてすぐは、まだ夢の記憶が残っていた。
「変な夢・・・」
と、一彦は呟いた。
「キッチュ?」と、小猿のアスカが問うて来るように呟いた。
・・・一彦は母子家庭で育った。
父親とは死別していた。
父親についての記憶は、正直 乏しかった。
今回、一彦は、後に呼ばれることになる「東北大震災」の中で起こった「時震(時間の地震)」によって、現代から、時と場所を隔てた17世紀のカンボジア地域に飛ばされた。
現代日本では、その17年前に、「関西大震災」があった。
一彦と同じく、一彦が、そのおぼろな記憶の中で見知って憧れていた父親もまた長距離大型トラッカーだった。
家族で、近畿地方に住んでいた。
そして、父親は、一彦が3歳の頃に、仕事で走っていた関西で、震災に遭い、死んだ。
一彦は、震災さめやらぬ中、数日は経っていただろう、父親の亡骸と対面を果たした。
母親は号泣していた。
一彦は、幼くもあり、その死がピンとこなかった。
そもそも、家を留守にすることの多かった父親との記憶が希薄であった。
好きな存在ではあったが、自分が生まれたことが、もっと稼がなくちゃと言う、父親の仕事欲求を増すことになっていたとは、幼少の一彦には知る由もなく。
が、大好きな母親が泣くのにつられて泣いた記憶がある。
母親は、現在においても、松本零士の描く女性像の様に、美しく優しい女性であったが、その母親が顔をクシャクシャにして泣いていた。
一彦にとって、そのほうがショックであった。
父親の顔を見て、優しい寝顔だと思った・・・。
仁左衛門は丸顔で、死んだ父親は四角い顔だった。
なんで、夢の中で、年齢さえ異なる仁左衛門が父親として現われたのだろうか、わけがわからず、一彦は苦笑いした。
中学の頃、母親と話していて、父親の職業を知った。
いや、配送トラックのドライバーであることはもちろん承知していた。
ただ、その積み荷が特殊であったことを知った。
・・・兵器を運搬していたというのだ。
大手の重工業会社から、米軍基地や自衛隊基地に「兵器」を運ぶのを専門としていたのだそうだ。
そして、関西大震災の当日は、兵器に転用される「放射性物質」を運んでいたのだそうだ。
ゆえに、震災から数週間たっても、肉親の遺体と再会出来ない人がまだまだ多い中で、一彦の父親の乗っていたトラックは最優先で当局によって発見され、トラックは回収され、運転席に乗っていた父親と、一彦は最速の対面を果たせていた。
どうやら、一彦の父親は、激しい揺れの中で、考え得る最高のドライビングテクニックで、放射性物質の兵器(=核兵器?)をソフトランディングさせたのだという。
どういった種類のものかは極秘事項で分からないのだが、爆発こそしないのだが、深刻な放射能漏れが起こる可能性は大きかったらしい。
それを、一彦の父・田中夏彦が、自分の命を投げうつほどの強靭な意志で回避したというのだ。
葬式には、日米の軍の幹部までも参列してくれたとのこと。
ただ、放射性物質と言うデリケートな問題でもあり、公にはならなかった。
ふと、一彦は思った。
自分は、この世界に飛ばされた。
向こうの世界(現代)では、自分の存在はどうなっているのだろう、と。
自分がこっちに来てしまったのだから、トラックともども、向こうでは消えているはずだ。
だが・・・、とは思う。
向こうで、俺は事故死者として処理されているのではないだろうか・・・。
俺と言う存在が、あの事故によって二つに「枝分かれ」し、現代においては、潰れたトラックの中で死者として発見され、この世界においては生き永らえているんだと。
この考えに、それ程のショックはないが、ならば、と想像を広げてみる。
父親も、向こうの世界では17年前に事故死した。
もしかして、「枝分かれ」して、他の世界に・・・、そう、この世界に飛ばされてきたなんてことがあったりしちゃったりなんかして。
その、老いて、顔が緩んだ姿が「仁左衛門」だったりして。
一彦は、それが荒唐無稽な妄想だと確信しているので、ニヤニヤしながら思った。
そんな一彦の表情を小猿のアスカが不思議そうに見つめている。
しかし・・・、と一彦は深刻な顔になった。
現代において、俺が死んだことになっていたとしたら、母親が悲しみに打ちひしがれているだろうな・・・。
アンコール王朝の全盛期から百数十年を経ていたが、その道は、20世紀のフランスの作家・冒険家・政治家でもあり、ド・ゴール政権で長く文化相を務めたアンドレ・マルローが言うところの<王道>であった。
ローマならぬ・・・、
「全ての道はアンコールへ」
その言葉は伊達ではなく、アンコール朝全盛期の領域を、現代の衛星写真で分析すると「100万都市」の痕跡がわかるという・・・。
大都市であった。
ほとんど、起伏のない360度の周囲、平地が広がっている。
ところどころに、お灸の様な形で、丘と言うか小山がちらほら見える。
北には山岳地帯があるようだが、雲に隠れておぼろげだ。
道は赤土でボコボコであったが、象の歩みは、それを軽減するだけの柔軟性があった。
広がる平原は草原であり、彼方のところどころに深き緑が点在していて、そこは近づくと森だったりするのだろう。
そして、幾つかの森には遺跡が存在しているのだ。
次第に、日が陰って来た。
一彦はいま、微睡んでいた。
当初こそ、巨大な象の上のゴンドラに着席することに恐れを感じていたが、数時間、思ったよりも早い象の歩みについて行くことに疲れ、いつしか乗り込んだ。
先に乗っていた<3人娘>や小猿のアスカは一彦の場所を中央に空け、そこに一彦が座ると、くっついて、すぐに寝入った。
竹細工のゴンドラだが、布が数枚重ねられており、柔らかに座ることが出来た。
思ったよりも高く感じ、やはりちょっと怖かったが、<3人娘>の肌が密着し、その体温が伝わってきて安心した。
こいつら、人との距離感がゼロやな、と思いつつ、本日 色々あり過ぎた一彦も、・・・そう、一歩間違えれば命を失いさえした・・・、すぐに寝入った。
プラタナとは色々話して歩いていたのだが、一彦が象に乗り込むと、すぐに娘は右近太夫の象に乗り込んだ。
前方の象に上っていくプラタナを、右近太夫は「おお、来たか!^^」と言う感じで受け入れていた。
最初こそ、右近太夫はプラタナを「鬼っ子」などと呼んでいたが、基本、顔見知りで仲が良いようだった。
右近太夫の従者エイも乗っていたので、3人で会話している(・・・もう一人の従者ビーは最後方の象でしんがりを務めていた)。
楽しそうな3人に、一彦は、ちょっと嫉妬した・・・。
微睡みの中で、一彦は夢を見ていた。
夢とは、なんか脈絡・整合性のないものである。
何故か、オリオリオを連れて行ったアユタヤ軍に所属する日本人、初老のちょんまげの男を思い出した。
「ニザエモン」と呼ばれていた男だ。
夢の中で、「仁左衛門」は、なぜか、幼少期に父親を亡くしていた一彦の父親として存在していた。
夢ゆえに、あり得ないような理由は幾つもあるが、ともかく仁左衛門は江戸時代の人物だった。
ちょんまげの和服で、まだ赤ん坊の一彦を抱いているのだった。
夢の中でさえも奇天烈な情景であった。
微睡みから目覚めてすぐは、まだ夢の記憶が残っていた。
「変な夢・・・」
と、一彦は呟いた。
「キッチュ?」と、小猿のアスカが問うて来るように呟いた。
・・・一彦は母子家庭で育った。
父親とは死別していた。
父親についての記憶は、正直 乏しかった。
今回、一彦は、後に呼ばれることになる「東北大震災」の中で起こった「時震(時間の地震)」によって、現代から、時と場所を隔てた17世紀のカンボジア地域に飛ばされた。
現代日本では、その17年前に、「関西大震災」があった。
一彦と同じく、一彦が、そのおぼろな記憶の中で見知って憧れていた父親もまた長距離大型トラッカーだった。
家族で、近畿地方に住んでいた。
そして、父親は、一彦が3歳の頃に、仕事で走っていた関西で、震災に遭い、死んだ。
一彦は、震災さめやらぬ中、数日は経っていただろう、父親の亡骸と対面を果たした。
母親は号泣していた。
一彦は、幼くもあり、その死がピンとこなかった。
そもそも、家を留守にすることの多かった父親との記憶が希薄であった。
好きな存在ではあったが、自分が生まれたことが、もっと稼がなくちゃと言う、父親の仕事欲求を増すことになっていたとは、幼少の一彦には知る由もなく。
が、大好きな母親が泣くのにつられて泣いた記憶がある。
母親は、現在においても、松本零士の描く女性像の様に、美しく優しい女性であったが、その母親が顔をクシャクシャにして泣いていた。
一彦にとって、そのほうがショックであった。
父親の顔を見て、優しい寝顔だと思った・・・。
仁左衛門は丸顔で、死んだ父親は四角い顔だった。
なんで、夢の中で、年齢さえ異なる仁左衛門が父親として現われたのだろうか、わけがわからず、一彦は苦笑いした。
中学の頃、母親と話していて、父親の職業を知った。
いや、配送トラックのドライバーであることはもちろん承知していた。
ただ、その積み荷が特殊であったことを知った。
・・・兵器を運搬していたというのだ。
大手の重工業会社から、米軍基地や自衛隊基地に「兵器」を運ぶのを専門としていたのだそうだ。
そして、関西大震災の当日は、兵器に転用される「放射性物質」を運んでいたのだそうだ。
ゆえに、震災から数週間たっても、肉親の遺体と再会出来ない人がまだまだ多い中で、一彦の父親の乗っていたトラックは最優先で当局によって発見され、トラックは回収され、運転席に乗っていた父親と、一彦は最速の対面を果たせていた。
どうやら、一彦の父親は、激しい揺れの中で、考え得る最高のドライビングテクニックで、放射性物質の兵器(=核兵器?)をソフトランディングさせたのだという。
どういった種類のものかは極秘事項で分からないのだが、爆発こそしないのだが、深刻な放射能漏れが起こる可能性は大きかったらしい。
それを、一彦の父・田中夏彦が、自分の命を投げうつほどの強靭な意志で回避したというのだ。
葬式には、日米の軍の幹部までも参列してくれたとのこと。
ただ、放射性物質と言うデリケートな問題でもあり、公にはならなかった。
ふと、一彦は思った。
自分は、この世界に飛ばされた。
向こうの世界(現代)では、自分の存在はどうなっているのだろう、と。
自分がこっちに来てしまったのだから、トラックともども、向こうでは消えているはずだ。
だが・・・、とは思う。
向こうで、俺は事故死者として処理されているのではないだろうか・・・。
俺と言う存在が、あの事故によって二つに「枝分かれ」し、現代においては、潰れたトラックの中で死者として発見され、この世界においては生き永らえているんだと。
この考えに、それ程のショックはないが、ならば、と想像を広げてみる。
父親も、向こうの世界では17年前に事故死した。
もしかして、「枝分かれ」して、他の世界に・・・、そう、この世界に飛ばされてきたなんてことがあったりしちゃったりなんかして。
その、老いて、顔が緩んだ姿が「仁左衛門」だったりして。
一彦は、それが荒唐無稽な妄想だと確信しているので、ニヤニヤしながら思った。
そんな一彦の表情を小猿のアスカが不思議そうに見つめている。
しかし・・・、と一彦は深刻な顔になった。
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