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第26夜・『忘れたものを忘れちゃった!』
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この日の最後の客は、アラサーの美男美女のカップル。
ああ、こういうイケメンには、こんないい女がくっつくのかと、ちょっと嫉妬した。
その女性は、エレン・バーキンに似ていた。
カウンターに座ったので、会話が非常に盛り上がり、私はいつものように、そのプライベートをズケズケ聞く。
女はエステシャンで、男は会社の社長の息子だが、ずーっと無職で、女のマンションに転がり込んで早数年とのこと。
「・・・いい関係の二人ですね^^」と私。「結婚はしないのですか^^」
「うーん。今更ねえ・・・」
「私なんか、どうにか、結婚したいのですよねぇ~」と私。
・・・そして、翌日の開店前、そのエレン・バーキン似が一人でやってきた。
店には、私の店の掃除を邪魔しないように常連娘2号が隅に座っていた。
「おっ? 昨夜は有り難う御座いました^^」
「ええ^^」
「どうしましたか?」
「私、忘れ物しちゃった!」
「何をですか? 特に忘れ物はなかったですよ」
「・・・、・・・私も、忘れたものが何かを忘れちゃった!!^^」
私は意味が分からなかった。
「ははは、なんじゃそりゃ!^^」と笑う私。
「昨夜は、ちょっと酔い過ぎて、私、変じゃなかったかしら?」
「いえ、特に問題なかったですよ~。また、ぜひ、○○さん(彼氏)と来てくださいよ!」
すると、急に表情を堅くして、「ええ、また!」と去っていった。
私は、何が何やらと立ちすくんだ。
すると、「ああ、マスター、鈍感なんだから・・・」と第2常連娘(・・・隅にいたので、エレン・バーキンには、角度的に、その存在を気づかれなかった)。「あの人、マスターが気になったから、いてもたってもいられなくなって、開店時間を待ってやってきたんだよ」
「えっ? 嘘ッ!? マジ!? ・・・だって、あれ、極上の美女じゃん!!!^^;」
「でも、私は、そうとしか考えられない」
「えっ? えっ? でも、あの人、昨夜は、彼氏と来たんだよ?」
「でも、今日は無意味に一人で来た・・・。『忘れたものを忘れちゃった!』なんて、名セリフだわあ^^」
「マジかよ。・・・だって、あの人、イイ女過ぎる。俺、絶対にもてあますし。俺、ロリコンだし。オナニストだし。あの人、彼氏いるし」
「彼氏とのつきあいが、なあなあになっているからなんじゃない。もういい歳だし。まあ、マスターは、また、チャンスを一つ、逃したわけよ・・・。『一杯飲んでいきませんか』で、あの人と仲良くなったと思うよ」
「はぁ・・・、・・・」と、私は首を傾げるのだ。「だって、あの人、彼氏いるし・・・」
「最近のマスター、彼氏いる人とつきあうの得意じゃん・・・(-_-)ジィー」
「し、失敬な!!!」
ああ、こういうイケメンには、こんないい女がくっつくのかと、ちょっと嫉妬した。
その女性は、エレン・バーキンに似ていた。
カウンターに座ったので、会話が非常に盛り上がり、私はいつものように、そのプライベートをズケズケ聞く。
女はエステシャンで、男は会社の社長の息子だが、ずーっと無職で、女のマンションに転がり込んで早数年とのこと。
「・・・いい関係の二人ですね^^」と私。「結婚はしないのですか^^」
「うーん。今更ねえ・・・」
「私なんか、どうにか、結婚したいのですよねぇ~」と私。
・・・そして、翌日の開店前、そのエレン・バーキン似が一人でやってきた。
店には、私の店の掃除を邪魔しないように常連娘2号が隅に座っていた。
「おっ? 昨夜は有り難う御座いました^^」
「ええ^^」
「どうしましたか?」
「私、忘れ物しちゃった!」
「何をですか? 特に忘れ物はなかったですよ」
「・・・、・・・私も、忘れたものが何かを忘れちゃった!!^^」
私は意味が分からなかった。
「ははは、なんじゃそりゃ!^^」と笑う私。
「昨夜は、ちょっと酔い過ぎて、私、変じゃなかったかしら?」
「いえ、特に問題なかったですよ~。また、ぜひ、○○さん(彼氏)と来てくださいよ!」
すると、急に表情を堅くして、「ええ、また!」と去っていった。
私は、何が何やらと立ちすくんだ。
すると、「ああ、マスター、鈍感なんだから・・・」と第2常連娘(・・・隅にいたので、エレン・バーキンには、角度的に、その存在を気づかれなかった)。「あの人、マスターが気になったから、いてもたってもいられなくなって、開店時間を待ってやってきたんだよ」
「えっ? 嘘ッ!? マジ!? ・・・だって、あれ、極上の美女じゃん!!!^^;」
「でも、私は、そうとしか考えられない」
「えっ? えっ? でも、あの人、昨夜は、彼氏と来たんだよ?」
「でも、今日は無意味に一人で来た・・・。『忘れたものを忘れちゃった!』なんて、名セリフだわあ^^」
「マジかよ。・・・だって、あの人、イイ女過ぎる。俺、絶対にもてあますし。俺、ロリコンだし。オナニストだし。あの人、彼氏いるし」
「彼氏とのつきあいが、なあなあになっているからなんじゃない。もういい歳だし。まあ、マスターは、また、チャンスを一つ、逃したわけよ・・・。『一杯飲んでいきませんか』で、あの人と仲良くなったと思うよ」
「はぁ・・・、・・・」と、私は首を傾げるのだ。「だって、あの人、彼氏いるし・・・」
「最近のマスター、彼氏いる人とつきあうの得意じゃん・・・(-_-)ジィー」
「し、失敬な!!!」
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