涙袋 ~現代居酒屋千夜一夜物語~

与四季団地

文字の大きさ
99 / 299

   第100夜・『花粉症、か~ら~の、母親の愛、そして日露戦争』

しおりを挟む
 「近況報告」などを書こうと思うのだが、今、ビールを飲んでいることもあり、頭があまり回らない。

 そうだ! 今、私は喉風邪をひいている…、と書き始めたが、それは、数日前に書いた話題だ^^;

 ・・・目も痒いので、もしかして、フライングのスギ花粉症かなとも思った。

 思えば、私は、スギ花粉症歴30年である(当時 2010/01/15)。

 まだ、「花粉アレルギー」などと言う言葉さえなく、私は、得体が知れない、とめどもない鼻水や目の痒みに襲われたものだ。

 小学校5年生のときなど、卒業式で、鼻水と涙が止まらず辛かった。

 周囲に、卒業式なので感極まって泣いていると思われるのが恥ずかしかった、在校生なのに・・・。

   ◇

 20年ほど前、私は電車に乗っていて、抱いている赤ちゃんの鼻を吸ってあげている若い奥さんを見た。

 鼻が詰まっている自分の子供が不憫だったのだろう。

 私は、「母親の愛は偉大だ」と感心したものだ。

   ◇

 私は、仕事中は、あまり腹が減らないので、毎日、母親にお握りを一つこさえて貰って職場に持っていく。

 はじめは、オカカのお握りでも感謝して食べていたのだが、タラコお握りが続いた日があって、オカカに戻ったときには、なんか不満感が募った^^;

 しかし、最近の寒さで、休憩時間にお握りを食べようとすると固いのが辛い^^;

   ◇

 日露戦争なども、末期、冬が近づくと、陣地で敵を待ち伏せる日本兵に配られた糧抹のお握りなど、シャーベット状に凍っていたそうだ。

 それを口に含み、溶かしながら食うのである。

 私は、仕事で、色んな寒い現場に行くが、辛いときはいつも、かつての軍人の、満州やシベリアでの辛さに比べたらなんてこたぁない、と思うことにしている。

   ◇

 日露戦争の旅順要塞攻略戦だが、中で篭城していたロシア軍は、野菜不足による深刻なビタミン不足から壊血病に多くが罹り、それで士気が下がり、敗因の一つとなったそうだ。

   ◇

 日露戦争には、戦場に転がった死体を収容するための一時休戦があった。

 映画『二百三高地』では、その一時休戦時に、コサックダンスを披露するロシア兵の描写があったが、そりゃ、やり過ぎだろう^^;

                  ・・・(2010/01/15)
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

真面目な女性教師が眼鏡を掛けて誘惑してきた

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
仲良くしていた女性達が俺にだけ見せてくれた最も可愛い瞬間のほっこり実話です

処理中です...