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第3章・風雲竜虎編

   第259夜・『最近のディズニーアニメの冒険心(なう・6)』

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 またぞろ、映画館のチラシコーナーに置かれていた宣伝用の「トイストーリー4」のシールをいっぱい貰ってきた。

   


 うちに来店した子供にあげますね(^.^)
 そして子供たちは、ウッディ&バズを観に行くわけです。
 だから、MOVIXも、シールを何枚も持ち帰った私に怒らないで下さい^_^;
 しかし、最近のディズニーアニメ作品は、かなりとんがったテーマで突き進んでいるので、今回のトイストーリーもちょっと恐いんだよね。
 確かに、一時期(5,6年前)、ディズニーアニメにマンネリの兆しがあった。
 だが、「女の自立」や「いかなる差別(区別さえも)も認めず、社会の一員に加える」の思想のもと、ディズニーアニメは、作品の個性を顕著にしはじめた。
 例えば、明らかに保護下であらねばならないと思われる障害レベルのドリーを主役として自由に活躍させたり、
 可愛く擬人化された動物の世界・ズートピアでは肉食動物について切り込んでいたし、
 私的に痛烈だったのが「シュガーラッシュ2」での、「1」でかけがえのないパートナーとなったはずの2人、その別離が語られた点だ。
 あれはね、男が、新しい世界に羽ばたいていく若い娘に捨てられる話だった。
 あんな真正面から「失恋」を描いた作品はなかった。
 東野圭吾の「秘密」を彷彿とさせた。
 最近のディズニーは、ストーリーに冒険させることをいとわない。
 そう、「トイストーリー3」の溶鉱炉のシーンで終わらせるようなことを平気でする^_^;
 だから、「トイストーリー4」を予想すると、かなりシビアな展開になりそうだ。
 まあ、死にゃあしないだろうけど、もう、ウッディ&バズたちは、子供の世界から離れるのかも知れない。

             ・・・(2019/05/28)
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