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第3章・風雲竜虎編

   第292夜・『新星美少女(6・さよなら、チヅルちゃん)』

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 今日は姪っ子のダンススタジオの発表会だった。

 このブログの過去ログを読むと、私は、姪っ子のダンスを「バレエ」と表現している。

 いちお、モダンバレエなので、妹が子供の頃に習っていた頃から、我が家ではそう言っていたのだが、

 ある時から、姪っ子が「ダンス」と言い始めた。

「なんで、ダンスなんだ」と聞くと、

「だって、よくよく考えるとバレエじゃないんだもん」と、至極まっとうなことを姪っ子が言い、

 妹が習っていた頃より、30年近くに渡って、何の疑問もなく「バレエ」と呼称していた我々を恥ずかしい気持ちにさせたのであった^^;

 姪っ子は、今年が大学受験の年で、今年が、ダンスの区切りの年(10年目)であり、記念にソロで踊れるので、それを最後に引退する予定だそうだ。

 体が、あまりにもナイスバディになり過ぎて、数年前から、踊ると胸が「あばれおっぱい」状態になっていて、あまりダンスに向いたスタイルとは言い難かったのだ。

 日本人離れしたスタイルなのだった。

 そもそもがかなりの美少女であった(過去形)ことは、このブログの常連閲覧者ならば知ってるよね^^(今は美人^^)

      「あばれおっぱい」の図 (『大臓もて王サーガ』より)
             


 しかし、今年の姪っ子の、記念のソロのダンスは、凄かった。

 スペインのカルメンチックな扮装で、「情熱の花」をBGMに、

 ダンスに向いてないという「巨乳」をあえて強調するような踊りで、700人収容の大ホールを震撼させた。

「・・・、・・・す、すげぇ・・・」

 私は、体中に鳥肌を立てつつ、呟いた。

 前の席には、黒人の男の方がいたのだが、ポカーンと口をあんぐりと開けて見ていた^^;

 こりゃ、姪っ子は、最後に、このダンススタジオに伝説を残しましたな^^v

   ◇

 なお、3年前に彗星のように加入し、すぐにダンススタジオのジュニアの部のセンターに上り詰めている、私のお気に入りの美少女・チヅルちゃん(仮名:チハル・チサトちゃんと記しているときもあり)だが、今年も可愛かった。

 ホント、小4にして、このダンススタジオの一側面を背負っている。

 しかも、ずーっと出ずっぱり。

 この子は、笑顔と、動きがキビキビしているのが素晴らしいのだが、今日気づいたもう一つの、ダンスへの利点がある。

 常に、身体で音楽へリズムを刻んでいる点だ。

 身体全身を小刻みに上下させているのだ。

 故に、すぐに次の動作に移れて、しかも、音楽と動きにズレを生じさせることがなく、美しい踊りを形成するのだ。

 ・・・姪っ子がダンススタジオをやめるので、私は、今後、チヅルちゃんの姿を見ることはないだろう。

 でも、今こそが、チヅルちゃんの最も美しい時期なので、それで、良いのだ^^;

 ジュテ~ム^^

               ・・・(2012/07/15)
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