エンジェル・ド・ミネーション

未来玲那

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 人々は皆、15歳前後でこれからの生きる道が決まる。
 生きる道、というか、種族、というか…。

この世には大きく分けて3種類の種族がある。
 1つは人類。
陸の上でしか生きられず、100年生きる者も少ない脆い生き物だ。
 2つ目はセントラル。
区分は天使だが、中央政権を担う上級の天使で、エンジェル・ウィングと呼ばれる美しい翼を持つ。
 3つ目はルーラル。
セントラルと同じ天使区分であるが、地方政権しか担わず、エンジェル・リング、通称天使の輪を持つ。

天使として選ばれたものには頰に独特の刻印が浮かび上がる。
セントラルは赤色の。ルーラルは青色の刻印だ。


15歳前後になると選ばれたものは天上界に移り住むという。
 伝聞のようになってしまうのは、どんなに偉い人間でも人間である限り天上界には行けないからだ。
 そもそもどこに存在しているのかすら分かっていない。

話を戻して、天上界に行けるのは、セントラルかルーラルであること。それだけだ。どんな基準で選んでいるのか、選ばれているのか、それも分からない。
ただ、ウィングが生えた者、リングが授けられた者。
ただその二者だけが上へいく権利がある。

エンジェル・リングしか持たないルーラルは天使にして飛ぶことが出来ない。
よって、すでに天上界にいるセントラルが毎年春の4月1日に地上まで降りてきて迎えにくる仕組みになっている。

セントラルは神聖な者で、地上に降りる際に特有のオーラを纏っている。
下界の汚れた空気に当たらないようにするためらしいが。
そのオーラを纏ったセントラルがむちゃくちゃな人数で降りてくる様は、悔しいがとても美しい。
表現し難いが、空に煌めく星が一気に落ちてくる感じだ。

そしてルーラルは天上界へ行く。
セントラルとしてウィングが生えた者も、天上界から降りてきたセントラルにウィングの使い方を伝授され、そこで初めて飛べるようになる。

何故、ウィングとリングが同じ天使につかないのか、それには神話がある。
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