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第二章 中央大陸
拾われ子達に向けられた杖と爪
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「スイ」
新年祭三日目の夜、夕食後のお茶を飲んで寛いでいるスイを、シンシアが呼んだ。
「新年祭は楽しめましたか?」
『はい。世界中から集まる人や物は、文化の違いが見えて凄く楽しかったです』
「それは喜ばしい限りです。クリス殿下との事もありましたから、疲弊して楽しめないのではと思っていましたが杞憂でしたね」
安心した様にシンシアは微笑む。
「クロエから、次の行先については新年祭の間に考えると聞いていましたが、もう決まりましたか?」
『……いえ、まだです。でも、明日には部屋が空くと思うので朝に宿に移ろうと思っています』
「いえ、早く出ていって欲しいと言う話ではないですよ。急ぎの用が無いのならば、ひとつお願いがあるのです」
『何ですか?』
お茶の入ったカップを持ちながら、シンシアは眼を僅かに伏せた。
「明日一日、私達に付き合ってください」
翌日、シンシアとクロエは王都の外の平原地帯にスイとコハクを連れて来た。
街道からは外れているので、近くに人影は見えない。
「この辺にしましょうか」
『シンシア様、此処で何を――』
前を歩いていたシンシアが振り向くと同時に、何かがスイの左頬の下を掠めた。赤い線が走り、血の玉がひとつふたつと出来上がる。
《スイ!? シンシア、何を……っ!?》
「邪魔はさせません。あなたの相手は私です」
シンシアに向かって飛びかかろうとしたコハクをクロエが押さえ込む。互いの魔力が陽炎となって空気が揺らいだ。
スイは、ちらりとふたりに向けた眼をシンシアに戻した。あまりにも突然の事に、驚愕と戸惑いの表情で問いかける。
『シンシア様、これはどういう事ですか……!?』
「……スイ、本気でかかってきてください。然もなくば――死にますよ」
『…………っ!!』
超速で襲い掛かってくる氷礫を、スイは撃墜しつつ躱す。
スイが連続で放った氷槍が、シンシアの岩槍と派手な音を立ててぶつかり合って砕けた。
『シンシア様、説明してください! 私はあなたとは、あなた達とは戦いたくありません……!!』
「ならば、死にますか?」
スイの悲痛な叫びに、シンシアはいつもと変わらない口調で答える。
「あなたは戦いたくなくても、相手には戦う理由がある。避けられない戦いとなった時、あなたはそうやって駄々を捏ねるだけですか?」
『……っ』
「戦う事無く対話で解決出来るのならば、それに越した事はありません。ですがこの世の中、それは綺麗事と言えるでしょう。ハンターとして生きているあなた自身もよく理解している筈です」
『痛っ……!』
同時発動の大地の棘と氷槍がスイを追い詰め、傷付ける。
「戦いたくないと意地を張るのは結構。しかし、その代償としてあなた以外が傷付く事になっても、あなたはその意地を張り続けられますか?」
《ぎゃおんっ!!》
『!?』
コハクの悲鳴が聞こえて反射的にそちらに眼を向ければ、毛を赤く染めたコハクが地面に倒れていた。起き上がり、クロエを睨みつける眼は鋭いが、息が切れている。
『コハク!』
《だ、大丈夫だ……! 心配するな》
「クロエは風属性を持っています。彼女は私が止めるまで止まりません。そうするよう、言ってありますから」
スイの顔が怒りと遣る瀬無さに歪む。群青色が薄れ、翡翠と燐灰石の眼がシンシアに向けられた。
「……もう一度言います。本気でかかってきなさい、スイ」
『……どうして……!!』
スイの周囲を風が渦巻き、氷の粒が乱反射を起こす。
冬の空の下、雹を巻き込んだ暴風が吹き荒れた。
「……凄まじい魔力と霊力です。僅か十一歳でこれならば、スイ様には魔導師として生きる道もありますね」
涼しい顔をしたクロエはスイの方に眼を向けたまま、振り下ろされた爪を避けた。
「それに対して、あなたは実に力不足です。物理も魔法も攻撃が単純過ぎて狙いがわかりやすい。幼獣と言うのを差し引いても、あまりにも弱い」
《ぎゃんっ!》
コハクの横腹にクロエの容赦無い蹴りが入った。風魔法をくらって出来た傷への追討ちに、鋭い痛みが走る。
「手加減をしているのにこの為体。冥府の暗殺者が聞いて呆れます」
《……何となくそんな気がしていたけど……お前、人間じゃないな?》
息を切らしながらコハクが突きつけた言葉に、クロエの輪郭がぼやけ、曖昧になった。
「気付いていましたか。スイ様も私に違和感を抱いているようでしたが……」
初めて会った時、姿を見せた自分に不思議そうな顔をしたスイをクロエは思い出す。
人型の輪郭が崩れ、別の形を成そうとするそれは、四足の獣を象った。
《……犬……!?》
深緑の毛を持つ大型犬。その姿から溢れる風の力は、人型の時の比では無い。
「私はクー・シー。精霊の番犬です」
《くそっ、やっぱり精霊か……!》
クー・シーは、己も精霊でありながら他精霊の守護者を役目とする。種族名が付けられている数少ない精霊の一種だ。
「人型で話にならないのであれば、これ以上出来る配慮もありません。それならば、いっそ本来の姿で完膚無きまでに叩きのめして差し上げます」
風の精霊術がコハクの裂傷を抉る。
《…………!!》
「己の無力さを恥じなさい」
《何だと、この犬っころ……!》
「そうやって無駄に吠えていなさい、どっちつかずの中途半端が」
風の霊力と地の魔力がぶつかって空気が裂け、地面がひび割れる。クロエとコハクはほぼ同時に互いに飛びかかり、組み合った。
『(コハク……!)』
血を撒き散らして戦うコハクの姿に、苦しい胸を押さえてスイは集めていた魔力を消した。風が止み、氷の粒も消える。
「……スイ?」
訝しげに名を呼んだシンシアのすぐ隣に、轟音と共に雷が落ちた。
「!?」
詠唱は無く、魔力も感じない。これは魔法ではなく。
「精霊術……!」
予兆無く次々とスイから放たれる雷に、シンシアは魔法障壁を展開する。
無数の雷が魔法障壁にぶつかり、強烈な光を放った。眩さに一瞬眼を閉じたシンシアが眼を開けた時、そこにスイはいなかった。
「(速い!)」
後ろに感じる微かな人の気配に、シンシアが振り向くとショートソードを振り抜こうとするスイと眼があった。その眼は涙に濡れている。
「シンシア様!!」
防ぐ事も避ける事も出来ない一撃に、クロエが焦りの声をあげる。
しかしスイがショートソードを振り抜く事は無かった。
『……シンシア様、教えてください……!』
スイの声と右手は震えている。
左右異なる色の眼から涙を流しながら、スイは何度目かの嘆願の言葉を口にした。
『この戦いの意味を、私達を害する理由を教えてください……! 理由無く、おばあさまの妹様である貴女を傷付けるなんて、私には出来ません……!』
「理由があれば、あなたはその剣を振り抜けるのですね?」
『っ!!』
質問には答えず嗚咽を殺したスイを見て、シンシアは眼を伏せた。
「(やはり駄目ですね。スイは私を傷付けられない。例え理由があったとしても、それは変わらないでしょうね)」
スイから聞いた旅の話の中で、スイが人間を殺す事に慣れていない事をシンシアは知っている。
相手が自分とは何の縁もない犯罪者だとしても殺すのを躊躇うスイが、大切な人の家族であるシンシアを斬れる訳が無い。
「……ごめんなさい、スイ」
シンシアは精霊術を放つ。超近距離で撃たれた幾つもの氷の楔が、スイを襲った。
新年祭三日目の夜、夕食後のお茶を飲んで寛いでいるスイを、シンシアが呼んだ。
「新年祭は楽しめましたか?」
『はい。世界中から集まる人や物は、文化の違いが見えて凄く楽しかったです』
「それは喜ばしい限りです。クリス殿下との事もありましたから、疲弊して楽しめないのではと思っていましたが杞憂でしたね」
安心した様にシンシアは微笑む。
「クロエから、次の行先については新年祭の間に考えると聞いていましたが、もう決まりましたか?」
『……いえ、まだです。でも、明日には部屋が空くと思うので朝に宿に移ろうと思っています』
「いえ、早く出ていって欲しいと言う話ではないですよ。急ぎの用が無いのならば、ひとつお願いがあるのです」
『何ですか?』
お茶の入ったカップを持ちながら、シンシアは眼を僅かに伏せた。
「明日一日、私達に付き合ってください」
翌日、シンシアとクロエは王都の外の平原地帯にスイとコハクを連れて来た。
街道からは外れているので、近くに人影は見えない。
「この辺にしましょうか」
『シンシア様、此処で何を――』
前を歩いていたシンシアが振り向くと同時に、何かがスイの左頬の下を掠めた。赤い線が走り、血の玉がひとつふたつと出来上がる。
《スイ!? シンシア、何を……っ!?》
「邪魔はさせません。あなたの相手は私です」
シンシアに向かって飛びかかろうとしたコハクをクロエが押さえ込む。互いの魔力が陽炎となって空気が揺らいだ。
スイは、ちらりとふたりに向けた眼をシンシアに戻した。あまりにも突然の事に、驚愕と戸惑いの表情で問いかける。
『シンシア様、これはどういう事ですか……!?』
「……スイ、本気でかかってきてください。然もなくば――死にますよ」
『…………っ!!』
超速で襲い掛かってくる氷礫を、スイは撃墜しつつ躱す。
スイが連続で放った氷槍が、シンシアの岩槍と派手な音を立ててぶつかり合って砕けた。
『シンシア様、説明してください! 私はあなたとは、あなた達とは戦いたくありません……!!』
「ならば、死にますか?」
スイの悲痛な叫びに、シンシアはいつもと変わらない口調で答える。
「あなたは戦いたくなくても、相手には戦う理由がある。避けられない戦いとなった時、あなたはそうやって駄々を捏ねるだけですか?」
『……っ』
「戦う事無く対話で解決出来るのならば、それに越した事はありません。ですがこの世の中、それは綺麗事と言えるでしょう。ハンターとして生きているあなた自身もよく理解している筈です」
『痛っ……!』
同時発動の大地の棘と氷槍がスイを追い詰め、傷付ける。
「戦いたくないと意地を張るのは結構。しかし、その代償としてあなた以外が傷付く事になっても、あなたはその意地を張り続けられますか?」
《ぎゃおんっ!!》
『!?』
コハクの悲鳴が聞こえて反射的にそちらに眼を向ければ、毛を赤く染めたコハクが地面に倒れていた。起き上がり、クロエを睨みつける眼は鋭いが、息が切れている。
『コハク!』
《だ、大丈夫だ……! 心配するな》
「クロエは風属性を持っています。彼女は私が止めるまで止まりません。そうするよう、言ってありますから」
スイの顔が怒りと遣る瀬無さに歪む。群青色が薄れ、翡翠と燐灰石の眼がシンシアに向けられた。
「……もう一度言います。本気でかかってきなさい、スイ」
『……どうして……!!』
スイの周囲を風が渦巻き、氷の粒が乱反射を起こす。
冬の空の下、雹を巻き込んだ暴風が吹き荒れた。
「……凄まじい魔力と霊力です。僅か十一歳でこれならば、スイ様には魔導師として生きる道もありますね」
涼しい顔をしたクロエはスイの方に眼を向けたまま、振り下ろされた爪を避けた。
「それに対して、あなたは実に力不足です。物理も魔法も攻撃が単純過ぎて狙いがわかりやすい。幼獣と言うのを差し引いても、あまりにも弱い」
《ぎゃんっ!》
コハクの横腹にクロエの容赦無い蹴りが入った。風魔法をくらって出来た傷への追討ちに、鋭い痛みが走る。
「手加減をしているのにこの為体。冥府の暗殺者が聞いて呆れます」
《……何となくそんな気がしていたけど……お前、人間じゃないな?》
息を切らしながらコハクが突きつけた言葉に、クロエの輪郭がぼやけ、曖昧になった。
「気付いていましたか。スイ様も私に違和感を抱いているようでしたが……」
初めて会った時、姿を見せた自分に不思議そうな顔をしたスイをクロエは思い出す。
人型の輪郭が崩れ、別の形を成そうとするそれは、四足の獣を象った。
《……犬……!?》
深緑の毛を持つ大型犬。その姿から溢れる風の力は、人型の時の比では無い。
「私はクー・シー。精霊の番犬です」
《くそっ、やっぱり精霊か……!》
クー・シーは、己も精霊でありながら他精霊の守護者を役目とする。種族名が付けられている数少ない精霊の一種だ。
「人型で話にならないのであれば、これ以上出来る配慮もありません。それならば、いっそ本来の姿で完膚無きまでに叩きのめして差し上げます」
風の精霊術がコハクの裂傷を抉る。
《…………!!》
「己の無力さを恥じなさい」
《何だと、この犬っころ……!》
「そうやって無駄に吠えていなさい、どっちつかずの中途半端が」
風の霊力と地の魔力がぶつかって空気が裂け、地面がひび割れる。クロエとコハクはほぼ同時に互いに飛びかかり、組み合った。
『(コハク……!)』
血を撒き散らして戦うコハクの姿に、苦しい胸を押さえてスイは集めていた魔力を消した。風が止み、氷の粒も消える。
「……スイ?」
訝しげに名を呼んだシンシアのすぐ隣に、轟音と共に雷が落ちた。
「!?」
詠唱は無く、魔力も感じない。これは魔法ではなく。
「精霊術……!」
予兆無く次々とスイから放たれる雷に、シンシアは魔法障壁を展開する。
無数の雷が魔法障壁にぶつかり、強烈な光を放った。眩さに一瞬眼を閉じたシンシアが眼を開けた時、そこにスイはいなかった。
「(速い!)」
後ろに感じる微かな人の気配に、シンシアが振り向くとショートソードを振り抜こうとするスイと眼があった。その眼は涙に濡れている。
「シンシア様!!」
防ぐ事も避ける事も出来ない一撃に、クロエが焦りの声をあげる。
しかしスイがショートソードを振り抜く事は無かった。
『……シンシア様、教えてください……!』
スイの声と右手は震えている。
左右異なる色の眼から涙を流しながら、スイは何度目かの嘆願の言葉を口にした。
『この戦いの意味を、私達を害する理由を教えてください……! 理由無く、おばあさまの妹様である貴女を傷付けるなんて、私には出来ません……!』
「理由があれば、あなたはその剣を振り抜けるのですね?」
『っ!!』
質問には答えず嗚咽を殺したスイを見て、シンシアは眼を伏せた。
「(やはり駄目ですね。スイは私を傷付けられない。例え理由があったとしても、それは変わらないでしょうね)」
スイから聞いた旅の話の中で、スイが人間を殺す事に慣れていない事をシンシアは知っている。
相手が自分とは何の縁もない犯罪者だとしても殺すのを躊躇うスイが、大切な人の家族であるシンシアを斬れる訳が無い。
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