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僕の存在意義
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、、ねむい、、、ねむい、つめたい、、、、、かなしい、、
もう、そろそろ目をあけないと、、、、でも、、、ねむくて、つめたい、、、、、
こんこんと雪が吹くなかこじんまりと建てられた教会の真っ白な階段の上にオレは、いや、、、ぼくはいた。
あれ、、? さっきまで、暖かくって優しい声がしていたのに、、していたはずなのに、、今は、雪が降る音しか聞こえない、、、なんで、、、?、、、つめたい、、かなしい、、、
ぼくの目からほろほろと大粒の雫が溢れてきた。暖かかったはずの声はもう聞こえなくて、どうしようもなくかなしくて声をあげて泣くことしかできなかった。
「あら、、?、、!!まあまあ!さっきから聞こえていた音はもしやと思っていたけれど、、、、こんなに寒くて凍えそうな日に赤子が外にいるなんて、、、悲しいものね、、」
国に住む孤児を集めしっかりと生活に必要な知識を教え与え、成人となる18歳となるまで保護し育てる機関でもある教会には悲しいことだが今回のようになんらかのどうしようもない事情により年端もいかぬ子どもや赤子を置いていってしまう親が一定数いるのである。自分のところで育ててあげるよりかは幸せだろうと。子のためになるだろうと。
重厚感と美しさのある教会の扉をゆっくりと開けて出てきた年嵩の女性は純白の雪が降り積もる中でふぇふぇと己の存在を示すように声を上げ泣く赤子をそっと抱き上げた。
赤子を包むのに使われている布は何重にも重ねられており、包む赤子が、この凍えそうなほど寒い日に少しでも寒さを感じないでいられるようにというささやかな想いが込めれているのであろう。とても厚さのある暖かな布だった。
「ふぇ、、、、、!」
突然抱き上げられたことに驚いたのかビクリと身動きした。赤子は冷たい空気で真っ白な息と共に霞んで消えていってしまいそうな淡いスミレ色の目を大きく見開いた。先程まで泣いていたこともあって月夜に照らされたその目は潤み、白くまろい頬は花がふんわりと咲いたかのような薄紅色をしていた。
「こんなに可愛らしい子なのに、、、」
優しい腕の中にいることに安心し、少し考え込んでいる間に赤子は暖かな胸に身体を寄せるようにしてすやすやと寝てしまっていた。
「あらあら、、、本当に寝顔すら可愛らしいなんて、、、、将来はきっと美人さんね、、、」
赤子の寝顔を柔らかな笑顔で見守る年嵩の女性は自分が見つけるまでに赤子が感じたであろう心細さや悲しさが少しでも和らぎなくなることを祈り、もう一度そっとそのふくよかな身体で赤子を抱き直した。
そして赤子のぬるくなった身体をはやく暖かくしてあげなければ、と足早に教会の中へ入って行った。
こんばんは、ノリたまです!読んでくださりありがとうございます!今回のお話は短めでしたが(俺)が異世界に転生し赤子からの再スタートを切りました~!最初から溺愛系ではないのかな?と思った方がいらっしゃるかもしれません。ご安心ください。今後の話の中で必ず溺愛が入ってきます!もうしばらくお待ちください。これからどのような感じで溺愛に進んでいくのでしょうか^ - ^ お楽しみに~
もう、そろそろ目をあけないと、、、、でも、、、ねむくて、つめたい、、、、、
こんこんと雪が吹くなかこじんまりと建てられた教会の真っ白な階段の上にオレは、いや、、、ぼくはいた。
あれ、、? さっきまで、暖かくって優しい声がしていたのに、、していたはずなのに、、今は、雪が降る音しか聞こえない、、、なんで、、、?、、、つめたい、、かなしい、、、
ぼくの目からほろほろと大粒の雫が溢れてきた。暖かかったはずの声はもう聞こえなくて、どうしようもなくかなしくて声をあげて泣くことしかできなかった。
「あら、、?、、!!まあまあ!さっきから聞こえていた音はもしやと思っていたけれど、、、、こんなに寒くて凍えそうな日に赤子が外にいるなんて、、、悲しいものね、、」
国に住む孤児を集めしっかりと生活に必要な知識を教え与え、成人となる18歳となるまで保護し育てる機関でもある教会には悲しいことだが今回のようになんらかのどうしようもない事情により年端もいかぬ子どもや赤子を置いていってしまう親が一定数いるのである。自分のところで育ててあげるよりかは幸せだろうと。子のためになるだろうと。
重厚感と美しさのある教会の扉をゆっくりと開けて出てきた年嵩の女性は純白の雪が降り積もる中でふぇふぇと己の存在を示すように声を上げ泣く赤子をそっと抱き上げた。
赤子を包むのに使われている布は何重にも重ねられており、包む赤子が、この凍えそうなほど寒い日に少しでも寒さを感じないでいられるようにというささやかな想いが込めれているのであろう。とても厚さのある暖かな布だった。
「ふぇ、、、、、!」
突然抱き上げられたことに驚いたのかビクリと身動きした。赤子は冷たい空気で真っ白な息と共に霞んで消えていってしまいそうな淡いスミレ色の目を大きく見開いた。先程まで泣いていたこともあって月夜に照らされたその目は潤み、白くまろい頬は花がふんわりと咲いたかのような薄紅色をしていた。
「こんなに可愛らしい子なのに、、、」
優しい腕の中にいることに安心し、少し考え込んでいる間に赤子は暖かな胸に身体を寄せるようにしてすやすやと寝てしまっていた。
「あらあら、、、本当に寝顔すら可愛らしいなんて、、、、将来はきっと美人さんね、、、」
赤子の寝顔を柔らかな笑顔で見守る年嵩の女性は自分が見つけるまでに赤子が感じたであろう心細さや悲しさが少しでも和らぎなくなることを祈り、もう一度そっとそのふくよかな身体で赤子を抱き直した。
そして赤子のぬるくなった身体をはやく暖かくしてあげなければ、と足早に教会の中へ入って行った。
こんばんは、ノリたまです!読んでくださりありがとうございます!今回のお話は短めでしたが(俺)が異世界に転生し赤子からの再スタートを切りました~!最初から溺愛系ではないのかな?と思った方がいらっしゃるかもしれません。ご安心ください。今後の話の中で必ず溺愛が入ってきます!もうしばらくお待ちください。これからどのような感じで溺愛に進んでいくのでしょうか^ - ^ お楽しみに~
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