あの大空の下で 二部 オカルティア・ワールド

KsTAIN

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第一章 外界編

十二話 最優秀VS最優秀

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「びっくりしたわよ。みんな寝てるんだもん」
「悪かったな寝てて」
「別に悪いとは言ってないわよ」
昼食であるハンバーガーのチェーン店にて文句を垂れる水谷に俺はそう適当に謝った
あの後結局ホルスも寝てしまい、水谷の試験が終わって、水谷が屋上に来てみるとみんな死んだように寝ていたらしい。そのため叩き起こして昼食を並木高校の最寄り駅で食ってから帰ろうということになった。
で今に至る。
テリヤキチキンのハンバーガーを頬張る。たれの味が口いっぱいに広がり、そのあとに生レタスの歯ごたえとレタスにかかっているマヨネーズの油っこさが一気に俺を襲いかかる。流石にチェーン店なので味が濃い。死ぬほど。
「まあ、屋上気持ちよかったからな」
ポテトを食いながら気持ちよさそうに言う神楽。思い出すだけでも相当気持ちよかったのだろう
「俺はつかれただけだがな」
「ウソつけ」
俺の嘘に神楽は苦笑する。
「まあ、疲れたのは本当だよ。ホルスとの会話に疲れた。」
『疲れたと言うよりレスバに負けただけ……』
「で、試験どうだった。水谷。」
俺にしか聞こえないホルスの腹立たしくなる発言を聞こえないように水谷に話を振った。
「う~ん。まあ、大丈夫とは思うわよ。疾雷こそどうなの」
「…葉月に緊急ストップかけられたからわからん…」
「はぁ?!ストップかけられたの?!」
「ちょ、落ち着け。店内だぞ」
急に大声を出す水谷に店内中の視線がこちらに集まる。俺はこほんと咳払いし、視線を向けてくる全員を睨みつけて視線をそらさせる。
「あ…ごめん」
チーズバーガーを食べながらそう言ってくる水谷。少ししょぼんとしている。ほんとうに小動物みたいだな
「まあ…予告通り瞬殺というか一撃だったぞ。相手の教師の最初の攻撃がしょぼすぎてデカい一撃返したらあっさりやられたよ。」
「うへぇ…で先生が倒れてストップがかかったと。」
「イグザクトリー」
俺はポテトを何本かまとめて口に放り込み、アイスコーヒーを一気に煽る。コーヒーの苦味が口いっぱいに広がる。
「…脳筋という評価がつきそうだな」
「そんな評価付いたら最優秀なんかとうてい取れないわ。」
「え、でも事実―――」
「うるさい俺は波動のパワーが高いだけだ」
テリヤキバーガーの残りを食べきり、ポテトも全て口に放り込み、しばらく咀嚼する。
「そういやお前彼女居るのか?」
まじで唐突に聞いてくる神楽に俺はびっくりしすぎて咳き込んでしまった。幸い飲み込んだ直後であったため口から何かが飛ぶことはなかったが、普通にマナー的にあれである。またこちらに視線が集まる。めんどうなのでスルーするーことにした。
「唐突だな。…居ると思うか?」
「いや。お前女に対して妙に馴れ馴れしいから、彼女の一人や二人居るのかと思ってな」
「はっ」
俺はその発言を笑い飛ばした。
「俺と関わる女は居ても。俺のことを好きになる女は0だったよ。アイツもな」
最後の5文字は本当に小さく呟いただけだった。神楽にはそれは聞こえなかったようだが。
「じゃあなんでそんな女の扱いになれてるのよ…」
すでに食べ終わった水谷がそう聞いてくる
「扱いがめんどくさい女と中学の時親友だったんでね。女の扱いは何となく分かるんだよ。」
最後の何本かのポテトを食ってから俺はそう返した。隣をちらっと見ると、神楽もそろそろ食べ終わるといった頃合いだった。
「どんな女の子だったの?」
興味津々といった様子で聞いてくる水谷。俺は過去の死んだアイツの記憶を掘り起こす。
「……何事にも俺にエスコートさせて、褒めなかったら拗ねて…まあ優しいやつではあったんだがな。本当にめんどくさかった」
「…え」
驚いた様子でこちらを見てくる水谷。食べ終わった神楽もこちらを見る。俺は頭に疑問を浮かべた
「…それ、あんた惚れられてたんじゃないの?」
「んなわけねえだろ」
その水谷の発言を俺は完全否定する。アイツが俺に惚れてることはありえない。なぜなら
「アイツは同性愛者だったからな。俺に惚れるはず無い。」
「あら。そうなの。」
「なんだその目」
好奇な視線を向ける水谷をキッと睨む。そんな様子の俺に水谷は少したじろぐ。
「いや…あなた、自分とは違うタイプの人間はみんな嫌いに思ってると思い込んでたから…」
「お前俺のことなんだと思ってんだよ。」
俺ははぁ、とため息を付いた。アイスコーヒーの残りを飲み干し、荷物をまとめる
「別に、あいつは俺と気が合ったからつるんでたし、そもそも俺は相手の特異性に興味はない。」
俺が嫌いなのは、と言葉を続ける
「弱いくせにイキリ散らかしてるやつと―――そいつのことを何も理解せずに真っ向から否定してくるやつだ。」
バックに荷物を詰め、俺は立ち上がる
「金は割り勘だからな。さっさと会計行くぞ。」
「む~。わかったわよ。麗子、行こ」
「ああ」
スタスタと伝票を持ってレジに行く俺のすぐ後ろを付いてくる水谷と神楽。俺は昔の回想に耽りながらレジにて会計を済ませ、二人から二人の飯の代金をもらった。









「結局この場に立ったのは」
「私達だったようね」
あの試験の後の土曜日。俺は前回のようにグラウンドに立っていた―――わけではなく、校内の大きな訓練場に立っていた。
屋根はなく、スタジアムのように椅子がズラーッと円上に並べられており、そこに全校生徒が座っている。
俺と水谷は、全校生徒に見守られながらこの直径数10メートルの決闘場に立っていた。
そう。俺らは結局ふたりとも最優秀評価をもらったのだ。水谷が1位で、俺が2位。神楽は惜しくも学年4位だったらしい。
そして俺らはめでたくこの決闘を無事に迎えられたのだ。
そして俺らが最初に戦い、その後に2,3年のトップ二人が戦う。俺らはトップバッター。情けないところを最初から晒すわけには行かない。
俺は大きく深呼吸をし、力強く水谷に話しかける。
「水谷。先に言う。手加減はなし。そしてここからはおしゃべりもなしだ。」
いつもは浮かばない目に2の刻印が浮かび上がる感触を自分で感じる。背中がゾクゾクしてたまらない。ああ。やっとこいつと正々堂々と真正面から本気で戦える。前と違って決着をつけられる。その事実に俺は歓喜していた。
「ええ。わかってるわ。それじゃあ。はじめましょう」
水谷が氷の剣を作り出し、構える。俺は全身に紫電を纏って拳を構えた。水谷は「拳で大丈夫なのかしら?」と煽りたいような表情をしているが、口には出さなかった。
緊張が訓練場一体に広がる。あとは先生の合図があったら俺らの決闘が始まる。俺らはそれを待つしか無い
キッと水谷を睨む。水谷もこちらを鋭い視線で射抜いてくる。
何も響かない静寂が数十秒に渡って訓練場を包む。
先生の準備はいいですかという声に俺らの間に最高の緊張が走る。俺は拳を握る力を強め、臨戦態勢をとる。
『よーい…はじめ!』
拡声器で大きくした声での決闘開始の宣言と同時に俺は武蔵を作り出し、その間に水谷は自分の周囲に冷気を発生させる。それだけで俺は真冬並みの寒さを感じた。
地を思いっきり蹴って水谷に直行する。近づけば近づくほど体が郡によって動きが制限されてゆく。しかし俺も負けじと電気で発生させた熱で体の氷を溶かす。
その勢いで一足一刀の間合いまで詰める。
リーチの面で不利な水谷は、ナイフの刃となる氷を拡張し、俺の武蔵のような長さの剣となった。
俺はニヤッとした。これで平等。対等に戦えるな。
思いっ吉踏み込み足で切っ先が水谷にちょうどかぶるように近づき、そのまま真向斬りを見舞わせる。
水谷は氷の剣でそれを真正面から受け止める。バキっという氷にひびが入る音が聞こえるも、水谷が波動を利用してすぐさま修繕する。
俺はとりあえず一度こいつから離れることにした。空気を蹴って数メートル後退する。
体に付いた氷の粒を体を震わせて払う。今の短時間で体が凍りかけていることに俺は旋律した。
やつに不用意に近づくことがまず間違えなのだろう。遠距離からちまちまやるか。この二択なのである。
俺は仕方なく遠距離からちまちまやろうかな、と考えていると水谷が特攻してきた。
切れ味の鋭い氷の刃が俺に迫る。そしてそのまま真向斬りを返された。俺はそれを左下から右上にはらう
「…ッ!しまッ―――」
俺はそのまま袈裟斬りをする。水谷は分厚い氷を身にまとう。いくら紫電で刃ができていても氷を一気にとかす程の熱は無い。
そのため少しは融かせても、結局は固くて厚い氷に弾かれる。思いっきり弾かれて柄が脳天を通過した。腕が背中側まで回る。急いで中段の構えをとる。
水谷は氷を取っ払って遠間となる程度に俺と距離を取る。
そのまま睨み合いが続く。俺は左手をパッと離し、ホルス戦のように空気(紫電を纏わせてある)を手のひらから発射する。びっくりした水谷はそれを左に走って避ける。俺はそのまま空気を発射しながら手のひらを左の方向に動かし続け、レーザービームを手動で追尾させる。
そしてそれを少しの間それをつづけたあと俺は全力で近間まで間合いを詰める。
「?!」
レーザーを避けた後の勢いのまま水谷は左に走り避けるも―――その動きがガンという鈍い音と共に止まった。壁にぶつかったのだ。そう。俺が誘導したのだ。レーザーでな。
俺はそのまま右薙ぎをお見舞いさせる。切っ先が水谷の体にカスッた。
「ウッ…」
水谷は体制を崩し、体が地面と平行になる。刃が電気で出来てる上に今回は低電圧で刃を形成しているため水谷は軽症、というか少し怯んだ程度で済んだらしく、その後すぐに壁を力強く蹴って俺と距離を離す。10m程度離してから水谷は綺麗な体制で着地した。完全に建て直された。
対する俺は、今の自爆特攻でだいぶ氷の被害を食らった。体は所々凍っており、溶かさないと次の大きな攻撃ができない。
つまり、今はお互いに隙きを生んだが、俺のほうが隙きが大きいのである。
俺は電気の熱で体にまとわりつく氷を融かすも、その間に水谷はこちらに走って向かってくる。
今度は水谷の姿が視界から消えた。直後、俺の視界が真っ白になる。…光の波動か。俺は水谷のやりたいことを察して上に跳躍する。その時に冷水が体にかかった気がするが無視する。羽を背中に生やし、空中で数秒間待機する。
だんだん視界を取り戻し、下を見ると水谷がこちらをキッと睨んでいた。予想通り、目潰しして動揺したすきに叩くつもりだったらしい。
だが今の俺は冷静沈着そのものと言っていいほどである。
一瞬目くらましを食らった瞬間水谷が何をしようとしているかわかったのだ。水谷にしては安直だったから。
…しかしこの考えは甘かった。こんな水谷が安直な真似をするはずがなかったのだ。
地面に着地しようとするも、羽が動かない。疑問に思って力を入れて
無理やり動かそうとするも、動かない。
バリバリという音を鳴らして羽がプルプル震える。俺はそれを見て察した。あ、これ凍ってるわ。今いる場所が、完全にもともと超低温の空気を作り出されていたような―――
そこで俺は何かを察した。簡単に言うと、死ぬ予兆、みたいな
そして上空から何かが落ちる音が俺の耳に入る。逃げなければならない。そうわかってても現実は非情だ。
だんだんその空から落ちる音が俺に近づいてくる。俺は凍っている首をどうにかして溶かした。
そして上を見上げると────────そこには衝撃の光景が。
そう。降ってきたのは雨でもなく、槍でもなく―――とても透明で、澄んでいて、鋭いものだった。それはもう、まるでとんがりコーンのように
「そういうことかよぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
俺は全力で地面に向かって下降し、低空飛行を超高速で行った。壁まで走ったため、頭から激突しかけるも、どうにかして体を捻って背中から激突する。とんでもない激痛が走るが、それどころではない。
パリィンという爆音が鳴り響く。もう、バリィンといって差し支えないほどである。
少し凍った床の上に氷─────というかもう言ってしまうが、俺の上に落ちてきたつららが地面と衝突して割れた音だった。ふざけんな、あのアマ、俺を殺す気か。
今の状態では水谷に勝てないかもしれない。フィールドがもうあいつの得意なフィールドとしてできあがっている。
床は凍り、まともに歩くことすらできない。空気は冷えている。飛ぶと羽が凍りつきそうだ。
そして俺の体も内側からじわじわ冷えている。ここまでかかった時間、およそ5分。
水谷のポテンシャルに俺は驚く。いくら表面に紫電を纏っていても、内側から冷えると、どうしようもない。
今俺は、時限爆弾を抱えている。内側から表面まで体温が下がりきったら――動けなくなり、俺の負けとなる。
この爆弾が爆発寸前になるまえに勝たなきゃいけない。ん?爆弾?
俺は地を蹴れないので、波動で体を前に飛ばした。水谷は今スタジアムの真ん中に立っている。
武蔵を作り出し、俺は武蔵の刃の電気を高電圧にする。周りの冷えた空気を感じさせないほどの熱を感じる。
俺は雄叫びを上げる
「うおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」
水谷に1秒足らずで接近し、袈裟斬りを放つ。突然の出来事、そして突然の雄叫びにびっくりした水谷はナイフを防御のために構えるも防御が甘くなっていた。袈裟斬りの威力で弾かれて手から離れて空中へ──────
なんてことはない。もう腕が冷え切っていて、高い威力では斬れなかった。
そのため、態勢を崩さずに水谷はそれを受けきってしまった。最悪である。
俺はその後着地するも、足が滑って転倒仕掛ける。その時、上に水谷の勝ち誇ったような顔が見えた。その顔が可愛い小悪魔に見えた。
あ、終わったなと確信した瞬間。
『諦めるな!』
と近くから中性的な声が聞こえた。アイツの声が、いつもみたいな可愛らしい女の声とは違い、冷静で、イケボと言って差し支えない声であることにに俺はビビる。
…本気で怒ってるな、あのエセ神。
俺はその言葉を聞き虚ろだった眼をカッと開いて、波動を下に撃って少し空中に飛んだ。床の氷がパァンと弾けた。
俺は横の体を縦に戻す。武蔵を構えて、ゆっくり下降していく。
下降して、氷の上に立つ。水谷は本当に驚いた様子の顔をしたあと、ニッと笑った
『そうでなくちゃ』
水谷の声が聞こえた気がした。でもその声は少し中性的な気もした。
ああ。そうだな。こんなとこで負けちゃだせえよな。
俺は恐れずに地を蹴った。足は滑らず、しっかり氷を割ってから俺の体が水谷に向かっていく。
水谷はそれに気づいて早めにナイフを構える。
しかしその行動は、本当に安直だった。
なにか裏があるとは思ったが、もう知らん。俺は左一文字切りを放つ。それをナイフの腹でガードした水谷の腹を全力で蹴り飛ばした
「うわぁぁぁッ!」
悲鳴を上げて吹っ飛んでいく水谷。観客からのブーイングを無視して俺は突進する。
恐れなどない。先程まで俺に敗北まがいなことを招き続けたのは、水谷への恐怖だった。
敵は、己の中にあった。
立ち上がろうとする水谷の首を掴む。そして地面に押し倒した。
水谷は苦しそうに、でも力強く俺の腕を掴む。そしてその行為の最中、俺は手の感覚がだんだん無くなってくる。俺はパッと手を離して少し後退する。恐れがなくとも冷気はあるのだ。近づきすぎるともう体がカチコチになる
でもその対策に俺はあることを思いついていたのだ。もう逃げられないであろう、苦しそうに息をついて立ち上がる水谷にニコォっと微笑む。そして俺は高電圧の電気を体の前に抱えそれを溜め込む
近づくと体が凍る。なら広範囲に周りを巻き込んで攻撃すればいいのだ。
そして、そのために最も簡単な方法は───
自爆するしかねえよなあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドン、という音が大きくスタジアム中に響いた。
そして俺の視界は真っ白に染まり
直後、意識も吹っ飛んだ
最後に聞こえた担任の『ストップ!ストップ!!!きゃああああああ!!!!』という声を俺は一生忘れないだろう
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