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天使がくれたクリスマスプレゼント
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「聞いたことがなかったんだけど葵の両親ってどこに住んでるの?」
「私の両親ですか? 今はモナコに住んでいます」
「え? モナコ?」
「はい、仕事の関係もあって今はモナコの家に住んでいますよ」
モナコの家?
確かモナコってお金持ちが集まる国じゃ無かったっけ。
「モナコってモナコだよね」
「はい、母方の祖父がモナコ出身なんです」
「え? と言うことは葵って……」
「はい、日本生まれの日本育ちでフランス語も話せませんが一応クオーターと言うことになります」
「そうなんだ」
確かに彼女の髪の色と白い肌はクオーターと言われれば納得だ。
「私は中学1年生で能力が発現して、早い段階で今の学園に来ることが決まっていたので私だけこちらに残ることにしたんです」
「ご両親は心配してるんじゃないのか?」
「そうですね。初めは結構心配もしていたようでしたが、最近は凛くんの事を話したら安心してくれてるみたいです」
「え? 俺の事話したんだ」
「はい。もちろんです。パートナーですから出会いからの事を全部話していますよ」
「そうなんだ……」
俺なんかとパーティを組んで、ご飯まで毎日作ってくれているのをご両親が知って怒ってたりしないんだろうか?
それともモナコの人は俺とは違い、こういう事に寛容なのだろうか。
葵の両親がモナコに住んでいるとは夢にも思わなかったが、葵の事を少し知る事ができてよかったと思う。
「それじゃあ、冷めないうちに食べましょうか」
「うん、あの~これってどうやって食べるのかな。食べ方がわからないんだけど」
「これは、私が取り分けますので大丈夫ですよ」
鳥の丸焼きなど実際に見た事も食べた事もないので食べ方なんか分かるはずもなかった。
葵がナイフで切り分けるのを見ていたが慣れているのか上手いものだ。
「じゃあいただきます」
生まれて初めてのチキンの丸焼きを口にする。
「うまい……」
鶏肉のジューシーな食感とハーブか何かだと思うが深い味わいとが合わさって食べた事のない味だが、美味しい。これがクリスマスの味か……。
普段には無い特別感が満載だ。これがクリスマスか。
葵のスペシャルディナーを食べるクリスマスは俺の中でも特別で、今までの十六年間には無かったものだ。
やはり葵には感謝しかない。
「葵、いつもありがとう」
「き、急にどうしたのですか?」
「いや、俺こんなクリスマス初めてだから。全部葵のおかげだよ。ありがとう」
「い、いえ。こちらこそありがとうございます」
食事の後は二人で買ってきたケーキを食べたが、葵が写真を撮りたいと言うので、二人で並んでケーキを食べている写真を葵のスマホで撮った。
食べ終わると、一旦葵が自分の部屋に帰り、すぐに戻って来ると手に持っている袋を俺に手渡して来た。
「これって……」
「はい。私からのクリスマスプレゼントです」
「見てもいい……かな」
「はい。ちょっと恥ずかしいですけど」
袋の中を見ると、中にはグレー色のマフラーが入っていた。
「マフラー………」
「はい、初めて編んだので少し見た目は悪いですけど、巻いてくれると嬉しいです」
「もしかして、これって葵が?」
「はい、頑張りました」
葵からのプレゼントは、まさかの手編みのマフラーだった。
俺と一緒に試験勉強してサバイバーの活動もして、時間なんか無かったはずだ。自分の部屋に戻ってから編んでくれていたのか。
サンタさんがくれなくなってから、初めてのクリスマスプレゼントが葵の手編みのマフラー……
「私の両親ですか? 今はモナコに住んでいます」
「え? モナコ?」
「はい、仕事の関係もあって今はモナコの家に住んでいますよ」
モナコの家?
確かモナコってお金持ちが集まる国じゃ無かったっけ。
「モナコってモナコだよね」
「はい、母方の祖父がモナコ出身なんです」
「え? と言うことは葵って……」
「はい、日本生まれの日本育ちでフランス語も話せませんが一応クオーターと言うことになります」
「そうなんだ」
確かに彼女の髪の色と白い肌はクオーターと言われれば納得だ。
「私は中学1年生で能力が発現して、早い段階で今の学園に来ることが決まっていたので私だけこちらに残ることにしたんです」
「ご両親は心配してるんじゃないのか?」
「そうですね。初めは結構心配もしていたようでしたが、最近は凛くんの事を話したら安心してくれてるみたいです」
「え? 俺の事話したんだ」
「はい。もちろんです。パートナーですから出会いからの事を全部話していますよ」
「そうなんだ……」
俺なんかとパーティを組んで、ご飯まで毎日作ってくれているのをご両親が知って怒ってたりしないんだろうか?
それともモナコの人は俺とは違い、こういう事に寛容なのだろうか。
葵の両親がモナコに住んでいるとは夢にも思わなかったが、葵の事を少し知る事ができてよかったと思う。
「それじゃあ、冷めないうちに食べましょうか」
「うん、あの~これってどうやって食べるのかな。食べ方がわからないんだけど」
「これは、私が取り分けますので大丈夫ですよ」
鳥の丸焼きなど実際に見た事も食べた事もないので食べ方なんか分かるはずもなかった。
葵がナイフで切り分けるのを見ていたが慣れているのか上手いものだ。
「じゃあいただきます」
生まれて初めてのチキンの丸焼きを口にする。
「うまい……」
鶏肉のジューシーな食感とハーブか何かだと思うが深い味わいとが合わさって食べた事のない味だが、美味しい。これがクリスマスの味か……。
普段には無い特別感が満載だ。これがクリスマスか。
葵のスペシャルディナーを食べるクリスマスは俺の中でも特別で、今までの十六年間には無かったものだ。
やはり葵には感謝しかない。
「葵、いつもありがとう」
「き、急にどうしたのですか?」
「いや、俺こんなクリスマス初めてだから。全部葵のおかげだよ。ありがとう」
「い、いえ。こちらこそありがとうございます」
食事の後は二人で買ってきたケーキを食べたが、葵が写真を撮りたいと言うので、二人で並んでケーキを食べている写真を葵のスマホで撮った。
食べ終わると、一旦葵が自分の部屋に帰り、すぐに戻って来ると手に持っている袋を俺に手渡して来た。
「これって……」
「はい。私からのクリスマスプレゼントです」
「見てもいい……かな」
「はい。ちょっと恥ずかしいですけど」
袋の中を見ると、中にはグレー色のマフラーが入っていた。
「マフラー………」
「はい、初めて編んだので少し見た目は悪いですけど、巻いてくれると嬉しいです」
「もしかして、これって葵が?」
「はい、頑張りました」
葵からのプレゼントは、まさかの手編みのマフラーだった。
俺と一緒に試験勉強してサバイバーの活動もして、時間なんか無かったはずだ。自分の部屋に戻ってから編んでくれていたのか。
サンタさんがくれなくなってから、初めてのクリスマスプレゼントが葵の手編みのマフラー……
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