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第二章 側仕え編
厚顔無恥ほど嫌いなものはない(※神官長視点)
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私は部屋全体に範囲指定をした遮音器を、テーブルの周りだけに範囲指定しなおした。
無駄に範囲を広げておくと、魔力の無駄使いになるからだ。
私とイングランドの動きを察して、ユットゲーが素早くテーブルのセッティングを行い、お茶の準備を始めた。
今回の結果得られたのは、パイルが聖女の力を持っている可能性はほとんどないという事実だ。
そもそもが、現実味の無い仮定だったのだ。聖女の力を持っている可能性があるのならと、今回は一縷の望みにかけて検証を行ったのだ。
「うむ、今日の演奏もなかなかよかったな。毎日聞ける其方が羨ましい。」
「……其方は何を暢気なことを言っているのだ? 一縷の望みが消えたのだぞ?」
「それはそうだが、パイルの歌をほめないこととは別の話だろ? 聖女の力はなくともあの者の歌には、人の心に訴える力があるな。それに、元々はパイルの存在なしに計画を勧めていただろう? もともとなかったものが、ハッキリとただ無くなっただけだ。今までどおり進めていけばいい話だ。」
「……確かにそうだが、実質1人の聖女がゼロになるのとならないのでは全く話が違ってくるだろう。」
「聖女はいなくなるが、聖女の力を持つものは管理下に入るのだ。その者に働かせるしかない。……母上にやらせるしかないのだ。」
この領には、聖女として活動できる者が1人しかいない。それが、イングランドの実の母親だ。前領主夫人であり、聖女を束ねる大聖女だ。
大聖女と言っても、権力を笠に他の聖女たちを支配下に置いいた愚か者だ。聖女の手本となるような存在として、大聖女と呼ばれているわけではない。
大聖女は、自身では瘴気の除去を行わず、領主夫人の権力を用いて他の聖女たちにのみ瘴気の除去を行わせた。それだけならば身勝手な馬鹿者でしかなかったが、あの愚か者は過剰なまでに聖女を酷使したのだ。そのように酷使して得られた魔石を、このミレッジナーベに還元するのではなく、隣の領地に送っていたのだ。愚か以外の何物でもない。
隣の領地に横流しする理由は、数代前に遡る。数代前に隣の大領地サウザンドブレイクから、領主の娘であり聖女でもある姫が嫁いできた。
しかし、ミレッジナーベに嫁いできたにも関わらず、その痴れ者は依然として大領地の姫であった。自分はあくまで、大領地の領主一族だと。ミレッジナーベのような小領地の領主一族とは格が違うのだと。プライドが高く小賢しい姫だったと一部の領主一族の間では語られている。
なぜ大領地の姫が小領地のミレッジナーベに嫁いできたのかというと、その実は厄介払いだった。この領地での聖女とは、瘴気を払う存在であり敬われる存在であった。
しかし、他の領地では、その身に瘴気を溜める聖女は、悪しき存在とされていた。瘴気を内に秘めているのは、汚らわしい魔獣と同じだと。
しかし、聖女がいなければ瘴気の除去はできず、魔石の確保もすることができない。悪しきものだと言いながらも、聖女の力に頼らざるを得ないという矛盾を抱えていた。そうして聖女は、利用されるだけの存在となっていたのだ。
領主一族でありながら聖女の力を持っていた痴れ者は、大領地にとっては厄介な存在でしかなかった。敬われるべき領主一族という身分を持ちながら、悪しき聖女の力も持っているという面倒な存在だった痴れ者を、嫁ぎ先という形で我々に押し付けたのだ。
一方で、このミレッジナーベは小領地ということで、昔から他の領地と距離を置いていた。それ故に、他の領地には見られない独特な文化や風土がみられる。そのうちの1つが、聖女の捉え方だ。ミレッジナーベでは、聖女は瘴気を除去する尊いものとして扱われている。
この違いを利用したのが、嫁いできた痴れ者だった。
領地を支える聖女を支配下に置ければ、このミレッジナーベを掌握でき、そうすれば統合という形で大領地に戻ることができるのではないかと。
支配する方法は、領主一族の身分と敬われる存在の聖女の力を使うというものだった。両方をもつ自分が、聖女を束ねる大聖女となることで、聖女たちをひいては領地を支配しようと考えたのだ。
この支配体制を構築するために、痴れ者は派閥の勢力拡大を図った。外とのかかわりをもたなかったミレッジナーベでは、派閥といっても大多数が領主派であり、反領主派は少数だった。痴れ者は、大領地から一緒に移り住んだ側近たちと反領主派を結びつけながら、自身の派閥の強化を行っていった。
しかし、大領地の姫とはいえ、元々の派閥間の力の差はそう簡単には覆すことはできなかった。ゆえに、支配体制を確立することはできずに、聖女たちを完全に掌握することもできなかった。
ただ、領主一族かつ聖女という立場は、やはり発言力が大きく、支配体制の構築という意味ではその種を確実に芽吹かせるものであった。
痴れ者亡き後、元通りのミレッジナーベに戻るかと思われたが、そうはいかなかった。理由はわからないが、代々の領主一族の中に必ず聖女が誕生するようになったのだ。たしかに、聖女の子は聖女の力を受け継ぎやすいと言われているが、必ず生まれるのはもはや何かの呪いのようだと思う。加えて、生まれた者は大領地の姫としての自覚を持っているのだ。ミレッジナーベで生まれた領主一族であるにもかかわらず、だ。
もはや、痴れ者の魂が転生しているようにしか思えない。以降、領主一族で聖女の力も持つものは、ミレッジナーベを手中に収めようと力を拡大していった。
当代の聖女は、イングランドの実の母親の愚か者だ。現在の派閥関係は、反領主派が少し上回っている状況だ。ということで、ミレッジナーベが衰退するのも時間の問題だ。
「情に厚い其方が、実の母親に瘴気を除去させると腹をくくっているのなら私からとやかく言うことはない。」
聖女による瘴気の除去とは、その実瘴魔石の内の瘴気を自身の体内に取り込むということだ。光の女神に捧げる舞を踊り、体内に瘴気を取り込むのだ。聖女の力をもったものは、通常の者よりも瘴気に耐性があり、瘴気を受け入れられる許容量も遥かに多い。
しかし、聖女といっても人であることに変わりはない。瘴気の受け入れにも限界があり、それを迎えると瘴気に蝕まれることになる。
愚か者が瘴気に侵されようが知ったことではないが、……その後が問題なのだ。
「だが、1人の聖女に除去させたところで魔石の量は限られる。加えて、続く聖女がいなければミレッジナーベの衰退は避けられない。……続く聖女として、其方の娘に白羽の矢が立つのも避けられないだろう。」
聖女の力を持つ愚か者がいなくなれば、世論は次の聖女へと期待と責任を押し付けるだろう。
現在、聖女の地から持っていることが判明しているのは、イングランドの8歳の長女だ。通常、10歳の洗礼式を迎えなければ、子どもは貴族の子として認められない。だが、だからこそ、たとえ聖女の力を持っていようと貴族の責任は果たさなくてよいということだ。しかし、聖女がいなくなれば、その猶予期間を剥奪せざるを得ない状況になってしまうかもしれない。
「……覚悟はしているつもりだ。ミレッジナーベの聖女不足は深刻だ。領のためならば、自分の娘を差し出すことは厭わない。」
「そうか……。できるだけ、遅らせることができるよう力を尽くそう。」
「すまぬな。……だが、1人で責を追うのはあまりに酷で現実的ではない。次回の洗礼式で、聖女の力を持つ子が現れればよいが。まあ、それは言っても仕方のないことだな。まずは、現在の状況をまとめよう。ハルウォーガン、報告を頼む。」
無駄に範囲を広げておくと、魔力の無駄使いになるからだ。
私とイングランドの動きを察して、ユットゲーが素早くテーブルのセッティングを行い、お茶の準備を始めた。
今回の結果得られたのは、パイルが聖女の力を持っている可能性はほとんどないという事実だ。
そもそもが、現実味の無い仮定だったのだ。聖女の力を持っている可能性があるのならと、今回は一縷の望みにかけて検証を行ったのだ。
「うむ、今日の演奏もなかなかよかったな。毎日聞ける其方が羨ましい。」
「……其方は何を暢気なことを言っているのだ? 一縷の望みが消えたのだぞ?」
「それはそうだが、パイルの歌をほめないこととは別の話だろ? 聖女の力はなくともあの者の歌には、人の心に訴える力があるな。それに、元々はパイルの存在なしに計画を勧めていただろう? もともとなかったものが、ハッキリとただ無くなっただけだ。今までどおり進めていけばいい話だ。」
「……確かにそうだが、実質1人の聖女がゼロになるのとならないのでは全く話が違ってくるだろう。」
「聖女はいなくなるが、聖女の力を持つものは管理下に入るのだ。その者に働かせるしかない。……母上にやらせるしかないのだ。」
この領には、聖女として活動できる者が1人しかいない。それが、イングランドの実の母親だ。前領主夫人であり、聖女を束ねる大聖女だ。
大聖女と言っても、権力を笠に他の聖女たちを支配下に置いいた愚か者だ。聖女の手本となるような存在として、大聖女と呼ばれているわけではない。
大聖女は、自身では瘴気の除去を行わず、領主夫人の権力を用いて他の聖女たちにのみ瘴気の除去を行わせた。それだけならば身勝手な馬鹿者でしかなかったが、あの愚か者は過剰なまでに聖女を酷使したのだ。そのように酷使して得られた魔石を、このミレッジナーベに還元するのではなく、隣の領地に送っていたのだ。愚か以外の何物でもない。
隣の領地に横流しする理由は、数代前に遡る。数代前に隣の大領地サウザンドブレイクから、領主の娘であり聖女でもある姫が嫁いできた。
しかし、ミレッジナーベに嫁いできたにも関わらず、その痴れ者は依然として大領地の姫であった。自分はあくまで、大領地の領主一族だと。ミレッジナーベのような小領地の領主一族とは格が違うのだと。プライドが高く小賢しい姫だったと一部の領主一族の間では語られている。
なぜ大領地の姫が小領地のミレッジナーベに嫁いできたのかというと、その実は厄介払いだった。この領地での聖女とは、瘴気を払う存在であり敬われる存在であった。
しかし、他の領地では、その身に瘴気を溜める聖女は、悪しき存在とされていた。瘴気を内に秘めているのは、汚らわしい魔獣と同じだと。
しかし、聖女がいなければ瘴気の除去はできず、魔石の確保もすることができない。悪しきものだと言いながらも、聖女の力に頼らざるを得ないという矛盾を抱えていた。そうして聖女は、利用されるだけの存在となっていたのだ。
領主一族でありながら聖女の力を持っていた痴れ者は、大領地にとっては厄介な存在でしかなかった。敬われるべき領主一族という身分を持ちながら、悪しき聖女の力も持っているという面倒な存在だった痴れ者を、嫁ぎ先という形で我々に押し付けたのだ。
一方で、このミレッジナーベは小領地ということで、昔から他の領地と距離を置いていた。それ故に、他の領地には見られない独特な文化や風土がみられる。そのうちの1つが、聖女の捉え方だ。ミレッジナーベでは、聖女は瘴気を除去する尊いものとして扱われている。
この違いを利用したのが、嫁いできた痴れ者だった。
領地を支える聖女を支配下に置ければ、このミレッジナーベを掌握でき、そうすれば統合という形で大領地に戻ることができるのではないかと。
支配する方法は、領主一族の身分と敬われる存在の聖女の力を使うというものだった。両方をもつ自分が、聖女を束ねる大聖女となることで、聖女たちをひいては領地を支配しようと考えたのだ。
この支配体制を構築するために、痴れ者は派閥の勢力拡大を図った。外とのかかわりをもたなかったミレッジナーベでは、派閥といっても大多数が領主派であり、反領主派は少数だった。痴れ者は、大領地から一緒に移り住んだ側近たちと反領主派を結びつけながら、自身の派閥の強化を行っていった。
しかし、大領地の姫とはいえ、元々の派閥間の力の差はそう簡単には覆すことはできなかった。ゆえに、支配体制を確立することはできずに、聖女たちを完全に掌握することもできなかった。
ただ、領主一族かつ聖女という立場は、やはり発言力が大きく、支配体制の構築という意味ではその種を確実に芽吹かせるものであった。
痴れ者亡き後、元通りのミレッジナーベに戻るかと思われたが、そうはいかなかった。理由はわからないが、代々の領主一族の中に必ず聖女が誕生するようになったのだ。たしかに、聖女の子は聖女の力を受け継ぎやすいと言われているが、必ず生まれるのはもはや何かの呪いのようだと思う。加えて、生まれた者は大領地の姫としての自覚を持っているのだ。ミレッジナーベで生まれた領主一族であるにもかかわらず、だ。
もはや、痴れ者の魂が転生しているようにしか思えない。以降、領主一族で聖女の力も持つものは、ミレッジナーベを手中に収めようと力を拡大していった。
当代の聖女は、イングランドの実の母親の愚か者だ。現在の派閥関係は、反領主派が少し上回っている状況だ。ということで、ミレッジナーベが衰退するのも時間の問題だ。
「情に厚い其方が、実の母親に瘴気を除去させると腹をくくっているのなら私からとやかく言うことはない。」
聖女による瘴気の除去とは、その実瘴魔石の内の瘴気を自身の体内に取り込むということだ。光の女神に捧げる舞を踊り、体内に瘴気を取り込むのだ。聖女の力をもったものは、通常の者よりも瘴気に耐性があり、瘴気を受け入れられる許容量も遥かに多い。
しかし、聖女といっても人であることに変わりはない。瘴気の受け入れにも限界があり、それを迎えると瘴気に蝕まれることになる。
愚か者が瘴気に侵されようが知ったことではないが、……その後が問題なのだ。
「だが、1人の聖女に除去させたところで魔石の量は限られる。加えて、続く聖女がいなければミレッジナーベの衰退は避けられない。……続く聖女として、其方の娘に白羽の矢が立つのも避けられないだろう。」
聖女の力を持つ愚か者がいなくなれば、世論は次の聖女へと期待と責任を押し付けるだろう。
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