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第二章 側仕え編
2つの願い
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※ パイル視点
「我々は少し話すことがある。其方らは少し休んでいなさい。」
私の状態を確認した神官長が一つ頷くと、イングランド様はそういって大人たちと部屋の隅へと移動した。
「……パイル、本当に大丈夫なのか?」
「心配してくれてありがとう、ウィル。……だけどごめん、私のことよりもみんなの状態を確認してくれないかな? お願い、ウィル。」
私がそういうと、ウィルは皆の方へと視線を向けた後、悔しそうに奥歯をガリッと噛みしめながらも頷いてくれた。
ウィルは丁寧に私を壁際に運んだ後に、みんなの状態を確認しに行ってくれた。
ここから見ている限りでは、見える部分の黒い痣は皆の身体から無くなっているように見える。
だけど、痣が無くなっただけで身体に何らかのダメージが残っているかもしれない。
……どうか、どうかみんなが無事でありますように。
うん?
話している内容はわからないけど、貴族サイドがもめているみたいだ。
まあ内容は、私の今後に関することかな。
私が行ったことが、貴重なことであることはわかっているつもりだ。貴族に囲われるか、それとも貴族になるのかはわからないけど、今後の私の人生は全く違うものになるだろう。
先のことについて色々考えている間に、ウィルが私の所へと戻ってきた。
「確認したが、全員熱も下がって、呼吸も安定している。俺が見る限りでは、大丈夫のように見える。」
「本当!? よかった……。ウィルもなんともないの?」
「ああ。」
本当によかった。間に合って、本当によかった。
安心したからか一気に全身の力が抜けてしまった。
ふーーー。
歌を歌ってこんなに疲れたのは、初ライブを行った時以来だ。単純に身体的な疲労だけではなく、神官長が言っていたとおり魔力的何かも相まってかなり疲れているのだろう。
神官長の口ぶりからすると、これから魔力的何かを扱う練習とかもさせられるのかもしれないな。
「パイル、お前は……。」
「うん?」
私の名前を呼んだウィルは、続きをなかなか口にせずに下を向いている。
先程から何か言いたげではあったけど、心当たりがないわけではない。
聖女の力のことや貴族のこととか、歌のこととか……。
「……お前は、遠くに行ってしまうのか?」
「遠くに? ……そうだね、ある意味では遠くに行くのかもしれないね。」
孤児とは身分の差が天地のほどもある貴族の、その関係者になってしまうだろう。
物理的な距離はそれ程離れていなくても、会うことも口を利くことすらもできなくなってしまう、そういう意味で遠くに行ってしまうだろう。
「お前がやらなければいけないことなのか?」
「詳しくはまだよくわかっていないけど……そうだね。私しかできないこと、なのかもしれない。」
「……そうか。」
私は前世の知識を持っている転生者だ。
この世界に来たのは、私にしかできない何かがあるからなのもしれない。だから……。
「お前がやりたくないというなら、俺がお前を逃がす。」
「……え?」
「俺はお前に人生を変えてもらった。だけど、遠くに行ってしまえば……あれだ、借りを返す機会がなくなってしまう。だから、どうしてもやりたくないというのならお前を逃がすことで、借りを返す。」
冗談だよね? なんて、軽口をたたけないほど、ウィルの目は真剣そのものだった。
ウィルは私のことを本当に助けようとしてくれている。もう何年も前のあの時のことを大切にしてくれているんだ。
「ありがとう、ウィル。やっぱり、ウィルは優しいね。」
「そ、そんなんじゃねーよ! 俺はただ、貸しをつくったまま遠くに行かれるのは御免だと思っただけだ。」
「うふふふふふ。……だけど、大丈夫だよ。私は私の意思で、自分にしかできないことをしに行くよ。」
「……1人でか? 昔からお前のことを知っている孤児院のやつらが近くにいなくなるかもしれないんだぞ!」
「……そうだね。それはとても寂しいことだけど、代わりにみんなを守る力を得られるかもしれない。だから私は、たとえ1人でもがんばってみんなを守るよ。それに、私の夢も」
「パイル。」
すると、私たちの会話を遮るように、私の名前が呼ばれた。
どうやら、貴族サイドの結論が出たようだ。
私は返事をした後、ウィルの力も借りてゆっくりと立ち上がった。
「我が領を含め、この国では聖女不足が問題となっている。我が領においては、私の母上を除き、聖女は1人も存在していない。この様な状況の中で現れた其方のような強い聖女の力を持った者を、私たちは放っておくことができない。そのことをまず理解してほしい。」
イングランド様は、私に言い聞かせるように真剣な表情でそう言った。
私は孤児だ。領主のイングランド様に聖女として一生奉公しろと命じられれば、従うしかないのだ。
私は、イングランド様の目を見てしっかりと頷いた。
「其方に聖女の力があるとわかった時、私は其方を下級又は中級貴族の養女としようと考えていた。だが、これだけの力がある者を低い地位においておけば、様々な危険にさらされるだろう。其方にとっても、我が領にとっても大きな痛手となる。ゆえに、我々は其方を領主一族として迎えることとする。上級貴族の娘として洗礼式を受けたのちに、私の養女となってもらいたい。」
「……え?」
領主の養女……? この領のトップであるイングランド様の養女となるということはつまり……貴族の皆さんに仰がれる立場になるということ?
貴族になることは覚悟していたけど、まさか最も上位の領主一族になるなんて……。
「わ、私がイングランド様の養女になるのですか? それはあまりにも恐れ多いというか力不足のような気がいたしますが……。」
「普通ならそうだろうな。」
私の消極的な答えを、神官長がバッサリと切り捨てた。
イングランド様はともかく、神官長も賛成していることに驚きだ。神官長は私の貴族入りにも否定的だと思っていたけど……。
「優先するべきは、強い力を持った其方の安全だ。領主一族になれば、優秀な側近を付けられる。城に住むことができる。領の中で、これほど安全なものはないだろう。」
な、なるほど……。
孤児が領主一族になる云々よりも、聖女としての私を守りながら長く使っていきたいということかな。ある意味で、合理的な神官長らしい考えかもしれない。
「だが、これは命令ではない。領主一族になるということは、貴族として最上位の教養や知識、礼儀を身につけなければならない。其方の人生のほとんどの自由を奪うことになるだろう。……私は、其方のような子供に聖女という大役を一身に背負わせるのは酷だと思っている。しかし領主として、領のことを一番に考えねばならない。そこで、其方とは協力関係を築きたい。主従の関係ではなく、其方の意思で聖女になってもらいたいと考えている。」
私はイングランド様の言葉に、思わず目を見開いてしまった。領の利益を考えつつ、私にも配慮してくれるといているのだ。
命令されて終わりだと思っていたけど、これ以上ない譲歩をしてくれている。
「私たちが其方の自由を奪うことを代償に、其方の望みを2つかなえよう。もちろん、私たちができる範囲でとなるがな。聖女と領主の養女の2つの役割を負ってもらう分だ。……さあ、其方の返事を聞かせてくれ。」
「我々は少し話すことがある。其方らは少し休んでいなさい。」
私の状態を確認した神官長が一つ頷くと、イングランド様はそういって大人たちと部屋の隅へと移動した。
「……パイル、本当に大丈夫なのか?」
「心配してくれてありがとう、ウィル。……だけどごめん、私のことよりもみんなの状態を確認してくれないかな? お願い、ウィル。」
私がそういうと、ウィルは皆の方へと視線を向けた後、悔しそうに奥歯をガリッと噛みしめながらも頷いてくれた。
ウィルは丁寧に私を壁際に運んだ後に、みんなの状態を確認しに行ってくれた。
ここから見ている限りでは、見える部分の黒い痣は皆の身体から無くなっているように見える。
だけど、痣が無くなっただけで身体に何らかのダメージが残っているかもしれない。
……どうか、どうかみんなが無事でありますように。
うん?
話している内容はわからないけど、貴族サイドがもめているみたいだ。
まあ内容は、私の今後に関することかな。
私が行ったことが、貴重なことであることはわかっているつもりだ。貴族に囲われるか、それとも貴族になるのかはわからないけど、今後の私の人生は全く違うものになるだろう。
先のことについて色々考えている間に、ウィルが私の所へと戻ってきた。
「確認したが、全員熱も下がって、呼吸も安定している。俺が見る限りでは、大丈夫のように見える。」
「本当!? よかった……。ウィルもなんともないの?」
「ああ。」
本当によかった。間に合って、本当によかった。
安心したからか一気に全身の力が抜けてしまった。
ふーーー。
歌を歌ってこんなに疲れたのは、初ライブを行った時以来だ。単純に身体的な疲労だけではなく、神官長が言っていたとおり魔力的何かも相まってかなり疲れているのだろう。
神官長の口ぶりからすると、これから魔力的何かを扱う練習とかもさせられるのかもしれないな。
「パイル、お前は……。」
「うん?」
私の名前を呼んだウィルは、続きをなかなか口にせずに下を向いている。
先程から何か言いたげではあったけど、心当たりがないわけではない。
聖女の力のことや貴族のこととか、歌のこととか……。
「……お前は、遠くに行ってしまうのか?」
「遠くに? ……そうだね、ある意味では遠くに行くのかもしれないね。」
孤児とは身分の差が天地のほどもある貴族の、その関係者になってしまうだろう。
物理的な距離はそれ程離れていなくても、会うことも口を利くことすらもできなくなってしまう、そういう意味で遠くに行ってしまうだろう。
「お前がやらなければいけないことなのか?」
「詳しくはまだよくわかっていないけど……そうだね。私しかできないこと、なのかもしれない。」
「……そうか。」
私は前世の知識を持っている転生者だ。
この世界に来たのは、私にしかできない何かがあるからなのもしれない。だから……。
「お前がやりたくないというなら、俺がお前を逃がす。」
「……え?」
「俺はお前に人生を変えてもらった。だけど、遠くに行ってしまえば……あれだ、借りを返す機会がなくなってしまう。だから、どうしてもやりたくないというのならお前を逃がすことで、借りを返す。」
冗談だよね? なんて、軽口をたたけないほど、ウィルの目は真剣そのものだった。
ウィルは私のことを本当に助けようとしてくれている。もう何年も前のあの時のことを大切にしてくれているんだ。
「ありがとう、ウィル。やっぱり、ウィルは優しいね。」
「そ、そんなんじゃねーよ! 俺はただ、貸しをつくったまま遠くに行かれるのは御免だと思っただけだ。」
「うふふふふふ。……だけど、大丈夫だよ。私は私の意思で、自分にしかできないことをしに行くよ。」
「……1人でか? 昔からお前のことを知っている孤児院のやつらが近くにいなくなるかもしれないんだぞ!」
「……そうだね。それはとても寂しいことだけど、代わりにみんなを守る力を得られるかもしれない。だから私は、たとえ1人でもがんばってみんなを守るよ。それに、私の夢も」
「パイル。」
すると、私たちの会話を遮るように、私の名前が呼ばれた。
どうやら、貴族サイドの結論が出たようだ。
私は返事をした後、ウィルの力も借りてゆっくりと立ち上がった。
「我が領を含め、この国では聖女不足が問題となっている。我が領においては、私の母上を除き、聖女は1人も存在していない。この様な状況の中で現れた其方のような強い聖女の力を持った者を、私たちは放っておくことができない。そのことをまず理解してほしい。」
イングランド様は、私に言い聞かせるように真剣な表情でそう言った。
私は孤児だ。領主のイングランド様に聖女として一生奉公しろと命じられれば、従うしかないのだ。
私は、イングランド様の目を見てしっかりと頷いた。
「其方に聖女の力があるとわかった時、私は其方を下級又は中級貴族の養女としようと考えていた。だが、これだけの力がある者を低い地位においておけば、様々な危険にさらされるだろう。其方にとっても、我が領にとっても大きな痛手となる。ゆえに、我々は其方を領主一族として迎えることとする。上級貴族の娘として洗礼式を受けたのちに、私の養女となってもらいたい。」
「……え?」
領主の養女……? この領のトップであるイングランド様の養女となるということはつまり……貴族の皆さんに仰がれる立場になるということ?
貴族になることは覚悟していたけど、まさか最も上位の領主一族になるなんて……。
「わ、私がイングランド様の養女になるのですか? それはあまりにも恐れ多いというか力不足のような気がいたしますが……。」
「普通ならそうだろうな。」
私の消極的な答えを、神官長がバッサリと切り捨てた。
イングランド様はともかく、神官長も賛成していることに驚きだ。神官長は私の貴族入りにも否定的だと思っていたけど……。
「優先するべきは、強い力を持った其方の安全だ。領主一族になれば、優秀な側近を付けられる。城に住むことができる。領の中で、これほど安全なものはないだろう。」
な、なるほど……。
孤児が領主一族になる云々よりも、聖女としての私を守りながら長く使っていきたいということかな。ある意味で、合理的な神官長らしい考えかもしれない。
「だが、これは命令ではない。領主一族になるということは、貴族として最上位の教養や知識、礼儀を身につけなければならない。其方の人生のほとんどの自由を奪うことになるだろう。……私は、其方のような子供に聖女という大役を一身に背負わせるのは酷だと思っている。しかし領主として、領のことを一番に考えねばならない。そこで、其方とは協力関係を築きたい。主従の関係ではなく、其方の意思で聖女になってもらいたいと考えている。」
私はイングランド様の言葉に、思わず目を見開いてしまった。領の利益を考えつつ、私にも配慮してくれるといているのだ。
命令されて終わりだと思っていたけど、これ以上ない譲歩をしてくれている。
「私たちが其方の自由を奪うことを代償に、其方の望みを2つかなえよう。もちろん、私たちができる範囲でとなるがな。聖女と領主の養女の2つの役割を負ってもらう分だ。……さあ、其方の返事を聞かせてくれ。」
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