異世界転移した俺は異世界ライフを満喫する事にした

森崎駿

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第3章『双子の少女を救出する事にした』

カイトの同行と激しい爆音

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俺達は城に入ると小さな応接室に連れてかれた
中に入ると長いテーブルがあり、その向こう側にディオニスが座っていた

「ディオニス久しぶりだな、ていうかタイミング悪すぎだぜ」
お前からの手紙の性で朝飯食えなかったんだからな…

「そう気を悪くするなユートよ、それでは前置きは無しにしてさっそく本題といこう」
「今回ユートに行ってもらうクエストは★Ⅸクエストの黒龍ブラックドラゴンの討伐だ、だが本来このクエストはA級以上の5人パーティレベルの者達が向かってギリギリ勝てるレベルのクエストだ…」
「そこで我からの支援としてカイトを同行させよう」
カイトか…まぁ元はS級だし強さ的には申し分ないのかな

「それでは行くのだ冒険者ユート、そしてユースティア王国騎士団長カイト!」
ディオニスは立ち上がりマントを翻す

「ユースティア王国の為死力を尽くします」
カイトはディオニスに対し最大級の敬意の念を込めて跪く

「サクッと終わらせてくるよ」
俺はディオニスに対し手を振っておき部屋を出た



黒龍ブラックドラゴンがいる火山までは約二三日掛かりますので途中の村で休息を取りながら行きましょう」
御者はそう言うと馬を動かし馬車が発進する

「ユート…僕を巻き込まないでよ…」
カイトは馬車に乗り込んだ瞬間暗い顔をする

「さっきディオニスに向けてたキリッとした顔はどこいったんだよ」
俺はカイトを茶化す様にクスクスと笑う

「流石に僕だって不満を抱えるよ…でもそれを一々表に出すのは立場上問題だからね」
「そう言えばシオン先輩に会ったみたいだね、面白い人だったでしょ?」
随分と情報が早いんだな

「まぁ前まで同じパーティの一員だったからね、連絡網はあるさ」
そうだったのか…ん?シオンと同じパーティだったって事は…

「お前も四賢者の1人なのか?」
そんな話はアルカからも聞いてないんだけどな

「いやぁ違うよ、僕は先輩達のパーティには後から入ったからね」
「最初からパーティにいた四人が四賢者って呼ばれる様になったのさ、言うなれば僕は先輩達のお零れを貰ってS級になったみたいな物だからね」 
そこまで悲観しなくても良いと思うんだけどな

「僕の実力なんて四賢者の1人『迅雷の武神マスター・オブ・スピリット』の足元にも及ばないよ」
名前から察するに武術神バスによって転移した奴か…会えるなら会いたいものだ

「そいつの名前は聞いてるか?」

「名前…確か…こん…」
そこまで言った所で近くで激しい爆音と衝撃が馬車を襲う

「どうした!」
カイトは馬車の窓を蹴破り外に出る

「どうやら近くの村で大規模な爆発があった模様です」
御者は大慌てでカイトに状況を報告する
御者が指差した方から火煙が上がっている

「ユート!君も来てくれ!」
カイトは俺も行くように指示した後一目散に村に向かって走っていく

「言われなくてもそのつもりだよ」
俺は飛翔フライを使い空からその村へ向かう



「うわぁぁんママぁぁ…」
「誰か助けてくれぇ、足が挟まって動けないんだ」
「誰か早く来てくれ!娘が下敷きになってるんだ」
そこは正に地獄絵図であった

「とりあえず火を消そう、クローノ起きてくれ仕事だ」
俺は腰に下げていた懐中時計を取り出し『精霊対話フェアリータイム』でクローノを呼び出す

「ふぁ…おはようじゃ主様…これは妾の出番の様じゃな」
クローノは魔力を絞り込み雨雲を作り出し雨を降らせる

「これで火の威力も弱まるじゃろ…」
「滝などの威力が高い水属性魔法は逃げ遅れた人々に被害が及ぶ可能性が高い為使う事は出来ん!主様はそういった人々を避難させるのじゃ、妾はこれ以上火の手が回らぬ様抑え込んでおくのじゃ」
クローノは雨雲を量産させる
流石に精霊と言えど天候を変える魔法はMPを大量に使うらしい

「MPが切れたら言えよ補給してやるから、お前は完全にMPが切れたら一定時間時計に戻っちまうんだからな」
俺はこの場をクローノに任せ避難活動を始める

俺は音属性魔法で声を拡散させる
『逃げ遅れた奴らはゴーレムについて行け!火の粉が来ない安全な場所まで案内させる!』

俺はゴーレム錬成を使い四体のゴーレムを造り出す

パワータイプのゴーレムは瓦礫や倒れた木などを撤去させながら避難経路を確保する
スピードタイプのゴーレムは村中を駆け回り動けなくなった人を抱き抱え避難させる
ヘヴィタイプのゴーレムは崩れてきた家や倒れてきた木を受け止め怪我人をこれ以上増やさない様にする
ノーマルタイプのゴーレムは軽傷の人や動ける人達を安全な場所まで移動させる

「とりあえずこれで一安心か…所で…カイトは何処へ行った?さっきから全然見ないが」
俺がそう呟いた瞬間、村の中央で爆音が鳴り響きカイトが宙を舞っている

「何やってんだカイト!」
俺は飛んでいきカイトを受け止める

「あぁユートか…はは…やられちゃったや…あいつ強いよ」
カイトはそう言いながら指を指した所にいたのは飴を加えた小さな少年であった

「あれぇ~?また強い反応が現れたぞ?」
「まぁいっか…あいつも殺せば」
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