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第3章『双子の少女を救出する事にした』
ユートの忘れ物とクローノの不安
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転移した先は薄暗く正に大きな組織の本部みたいな感じの場所であった
「《命令》No.02は私と共にマスターの元へ、人間達は目の前に見える道を道なりに真っ直ぐ進んでください」
「《警告》もし途中で寄り道などをした場合は防衛システムに則り始末し…拘束します」
No.01はそうユート達に伝えた後、No.02を引き連れて隠し扉の様な物から消えていった
「どうするユート、素直に真っ直ぐ行くかい?」
カイトはユートにどうするか意見を聞く、カイトとしては余計な事をしないで素直に相手の命令に従っておきたいがユートが寄り道して行こうと言った場合はそれについて行こうと思っていたのだ
「いや…今はとりあえず相手側の指示を聞こう、下手に抵抗しても時間の無駄だ、なぁクローノ」
ユートは腰の懐中電灯に話し掛けるが返事は無い
それも当然である、その中にクローノはいないのだから
「やべぇ…クローノ置いてきちまった…」
クローノに火の消化を頼んでいたのをすっかり忘れていた
ユートはどうしようと数秒考えたが…
「まぁ…クローノなら大丈夫か」
ユートは考えるのをやめた
「それじゃあ行きますか…鬼が出るか蛇が出るかだな」
ユートとカイトはNo.01の指示通り真っ直ぐ進む事にした
ークローノ視点ー
「ふぅ~…やっと火が消えたのじゃ、まったく…こんな事をしでかした大バカ者は粛清しないといけないのぅ」
クローノは村の火を全て消し終えユートの元へ戻ろうと村中を飛び回るが…ユートの姿は何処にもいなかった
「主様がいないのじゃ…先に馬車に戻ったのかのぅ?」
そう思ったクローノは村の外に停めてある馬車を見に行くが周りに村人達が群がってるだけで肝心のユートの姿が見えなかった
「御者よ、妾の主様を見なかったかのぅ」
クローノは何処にいるか検討が付かなかった為御者に聞くことにした
「主様…あぁユート様とカイト様の事ですか、いえ、まだこの近くには来ていないですぞ?」
クローノは全身から汗が流れ出てくる
そう言えばさっきからユートの魔力が感知できない
ユートは敵にやられてしまったのではないか…
そう考える内にどんどん顔は青ざめていき吐き気が催してくる
「御者!今すぐユースティア王国に戻るのじゃ!」
クローノは最悪な事を考えていく内に一つの結論に出た
「この事を…主様の伴侶達に伝えなければ…」
クローノはすぐに馬車を出発させる様に言うが御者は無理だと言う
「私の王命は冒険者ユート様とカイト様を安全に火山までお連れすること…ここに置いていくなど到底できませぬ…それに仮にカイト様がいなくなったとしたらこの村人達を置いていくなどカイト様が後から知ればお怒りになります」
御者の言い分も平常時のクローノならばちゃんと聞き入れる事も出来ただろうが…今のクローノにはその様な判断は不可能であった
「黙るのじゃ!この役立たずめ!妾一人でユースティアに戻るのじゃ!貴様はここで来ぬ主様を一生待っているがよい!」
クローノはユースティアの方角へクローノが保てる全力で全速なスピードで飛んでいった
「《命令》No.02は私と共にマスターの元へ、人間達は目の前に見える道を道なりに真っ直ぐ進んでください」
「《警告》もし途中で寄り道などをした場合は防衛システムに則り始末し…拘束します」
No.01はそうユート達に伝えた後、No.02を引き連れて隠し扉の様な物から消えていった
「どうするユート、素直に真っ直ぐ行くかい?」
カイトはユートにどうするか意見を聞く、カイトとしては余計な事をしないで素直に相手の命令に従っておきたいがユートが寄り道して行こうと言った場合はそれについて行こうと思っていたのだ
「いや…今はとりあえず相手側の指示を聞こう、下手に抵抗しても時間の無駄だ、なぁクローノ」
ユートは腰の懐中電灯に話し掛けるが返事は無い
それも当然である、その中にクローノはいないのだから
「やべぇ…クローノ置いてきちまった…」
クローノに火の消化を頼んでいたのをすっかり忘れていた
ユートはどうしようと数秒考えたが…
「まぁ…クローノなら大丈夫か」
ユートは考えるのをやめた
「それじゃあ行きますか…鬼が出るか蛇が出るかだな」
ユートとカイトはNo.01の指示通り真っ直ぐ進む事にした
ークローノ視点ー
「ふぅ~…やっと火が消えたのじゃ、まったく…こんな事をしでかした大バカ者は粛清しないといけないのぅ」
クローノは村の火を全て消し終えユートの元へ戻ろうと村中を飛び回るが…ユートの姿は何処にもいなかった
「主様がいないのじゃ…先に馬車に戻ったのかのぅ?」
そう思ったクローノは村の外に停めてある馬車を見に行くが周りに村人達が群がってるだけで肝心のユートの姿が見えなかった
「御者よ、妾の主様を見なかったかのぅ」
クローノは何処にいるか検討が付かなかった為御者に聞くことにした
「主様…あぁユート様とカイト様の事ですか、いえ、まだこの近くには来ていないですぞ?」
クローノは全身から汗が流れ出てくる
そう言えばさっきからユートの魔力が感知できない
ユートは敵にやられてしまったのではないか…
そう考える内にどんどん顔は青ざめていき吐き気が催してくる
「御者!今すぐユースティア王国に戻るのじゃ!」
クローノは最悪な事を考えていく内に一つの結論に出た
「この事を…主様の伴侶達に伝えなければ…」
クローノはすぐに馬車を出発させる様に言うが御者は無理だと言う
「私の王命は冒険者ユート様とカイト様を安全に火山までお連れすること…ここに置いていくなど到底できませぬ…それに仮にカイト様がいなくなったとしたらこの村人達を置いていくなどカイト様が後から知ればお怒りになります」
御者の言い分も平常時のクローノならばちゃんと聞き入れる事も出来ただろうが…今のクローノにはその様な判断は不可能であった
「黙るのじゃ!この役立たずめ!妾一人でユースティアに戻るのじゃ!貴様はここで来ぬ主様を一生待っているがよい!」
クローノはユースティアの方角へクローノが保てる全力で全速なスピードで飛んでいった
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