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第3章『双子の少女を救出する事にした』
火山の意味と新たな科学
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「……という訳で私は現在生きているのだ」
玲華の生存ルートの説明が終わった
即ち玲華はアルトによって異世界転移した事によって事なきを得たのだという
「あいつもたまには良い事するんだな」
ユートの中でのアルトの評価はほんの少しだけ上がる事になった
「優翔君…いやこの世界ではユート君ね、この後どうするの?」
玲華がそう聞くとユートは一旦国に戻って黒龍が死んだ事を報告しに行くと言う
「…ユート君…私の事は内緒にしておいてほしい」
玲華は深刻そうな顔つきになりユートを見つめる
「どうしてだ?」
ユートがそう聞くと玲華は少しの間黙りこみ口を開ける
「私…実は既に死んでるって事にしてるのよ」
玲華のその言葉にユートは口を開け呆然としている
「はぁ~…先生…一体何があったんですか?」
その言葉を聞いた玲華は涙ぐみながら事のあらましを話し始める
「実は…2週間前にパルテノン皇国って場所に足を運んだのよ」
「その国は元来鎖国をしている国で他国との関係の一切を断ち切っていたの…私はユースティア王国に頼まれてパルテノン皇国の鎖国を解除しに行ったのよ」
「少しだけ…ほんの二三日の間パルテノン皇国内を観光していたら…突然黒い服を来た人達に拉致されて…」
「あの黒い甲冑を着させられたの…」
玲華のその話を聞いた途端…ユートの顔は引きつっていたが
No.01とNo.02の反応はユートとはまったく違うものだった
「ねぇお姉さん、今パルテノン皇国って名前が出たけど…その国は何処にあるの?」
No.02は玲華の肩を掴み激しく揺らし答えを求める
「え…えぇ…とりあえず説明しにくいから一旦離してくれないかしら?」
玲華のその言葉に落ち着いたNo.02は手を離す
「ふぅ…この火山を越えた向こうには何があるか知ってる?」
「学園なんかでは広大な海が広がっていると言われているわ、実際にこの火山を避けながら火山の反対側に行こうとすると街の周りに展開されてる転移の魔法陣が反応して実際にはここから反対側の海に転移させられるからね」
「でもこの火山を越えてきた者には転移の魔法陣は反応しないでパルテノン皇国内に入る事が許されるの、魔法陣が反応しなくなる原因わかる?」
玲華のこの質問にNo.01とNo.02は頭を抱え悩み込む
「ユート君はわかった?」
玲華は眩いほどの笑みでユートに答えを聞く
「『衣服や髪に付着している火山灰の量』だろ?それくらいでなきゃ態々火山を越えさせる理由がない」
ユートがそう答えると玲華は激しく抱きつき頭を撫で回す
「大正解!流石私の唯一にして無二の愛弟子よ!」
玲華はユートを思いっきり甘やかす
「先生…くすぐったいから…もうやめ…」
ユートは慕っている先生からの愛情に頬を緩ませずにはいられなかった
「ハッ…ていう訳で私はこれからパルテノン皇国に戻るわ」
「一度引き受けた依頼は完璧にこなす…それが私よ」
玲華はユートを甘やかすのに我を忘れていたがすぐに意識を取り戻し話を戻す
「《申告》人間、私達もこの人間についていきましょう」
その発言にユートと玲華は首を傾げる
「お姉ちゃん、さっきまではお兄さん一人だったけど二人になったから名前で呼ぼ?」
No.02はNo.01の肩を叩き提案をする
「……《了承》ユート、私達もこのレイカという女性についていきましょう」
そう言われてユートはやっとNo.01が言っている事がわかった
「そう言えばあのクロガネはお前らはパルテノン皇国から連れてきたって言ってたもんな…」
確かにNo.01達の正体は気になるし、それにせっかく再開したレイカとまた別れるのは心苦しい…
だがこれ以上アルカ達を待たせるのも悪い…
「そうだ…あれを使えば…でも気付くか?」
ユートはそう呟くと無限収納から一つの黒いアイテムを取り出す
「ユート君…それって…ケータイ!?」
レイカはそのアイテムの名前を口にする
その通り、ユートが取り出したのは現代社会では誰もが持っていると言われている携帯電話である
「これは声のみを転送魔法によって届ける物だ…ただ受信する方にも同様の媒体が無いと転送されないからな…」
「とりあえず館の玄関のところに黒電話型の媒体を置いていったが…あいつらが受話器を取るかな…」
ユートが元いた世界ならば小さな子どもでも電話の使い方は知っているだろう
しかし…この世界は科学ではなく魔法が発展している世界…遠くに何かを伝える際には手紙か直接行く位しか手段がない
よって受話器をとるという行動を行えるかはわからないのだ
むしろ未知の物体に警戒して近づきすらしないだろう…
「まぁ…試さなきゃ何も始まらないしな…やってみるか…」
ユートは携帯内の電話帳アプリを開き館にある黒電話に電話をかけた
玲華の生存ルートの説明が終わった
即ち玲華はアルトによって異世界転移した事によって事なきを得たのだという
「あいつもたまには良い事するんだな」
ユートの中でのアルトの評価はほんの少しだけ上がる事になった
「優翔君…いやこの世界ではユート君ね、この後どうするの?」
玲華がそう聞くとユートは一旦国に戻って黒龍が死んだ事を報告しに行くと言う
「…ユート君…私の事は内緒にしておいてほしい」
玲華は深刻そうな顔つきになりユートを見つめる
「どうしてだ?」
ユートがそう聞くと玲華は少しの間黙りこみ口を開ける
「私…実は既に死んでるって事にしてるのよ」
玲華のその言葉にユートは口を開け呆然としている
「はぁ~…先生…一体何があったんですか?」
その言葉を聞いた玲華は涙ぐみながら事のあらましを話し始める
「実は…2週間前にパルテノン皇国って場所に足を運んだのよ」
「その国は元来鎖国をしている国で他国との関係の一切を断ち切っていたの…私はユースティア王国に頼まれてパルテノン皇国の鎖国を解除しに行ったのよ」
「少しだけ…ほんの二三日の間パルテノン皇国内を観光していたら…突然黒い服を来た人達に拉致されて…」
「あの黒い甲冑を着させられたの…」
玲華のその話を聞いた途端…ユートの顔は引きつっていたが
No.01とNo.02の反応はユートとはまったく違うものだった
「ねぇお姉さん、今パルテノン皇国って名前が出たけど…その国は何処にあるの?」
No.02は玲華の肩を掴み激しく揺らし答えを求める
「え…えぇ…とりあえず説明しにくいから一旦離してくれないかしら?」
玲華のその言葉に落ち着いたNo.02は手を離す
「ふぅ…この火山を越えた向こうには何があるか知ってる?」
「学園なんかでは広大な海が広がっていると言われているわ、実際にこの火山を避けながら火山の反対側に行こうとすると街の周りに展開されてる転移の魔法陣が反応して実際にはここから反対側の海に転移させられるからね」
「でもこの火山を越えてきた者には転移の魔法陣は反応しないでパルテノン皇国内に入る事が許されるの、魔法陣が反応しなくなる原因わかる?」
玲華のこの質問にNo.01とNo.02は頭を抱え悩み込む
「ユート君はわかった?」
玲華は眩いほどの笑みでユートに答えを聞く
「『衣服や髪に付着している火山灰の量』だろ?それくらいでなきゃ態々火山を越えさせる理由がない」
ユートがそう答えると玲華は激しく抱きつき頭を撫で回す
「大正解!流石私の唯一にして無二の愛弟子よ!」
玲華はユートを思いっきり甘やかす
「先生…くすぐったいから…もうやめ…」
ユートは慕っている先生からの愛情に頬を緩ませずにはいられなかった
「ハッ…ていう訳で私はこれからパルテノン皇国に戻るわ」
「一度引き受けた依頼は完璧にこなす…それが私よ」
玲華はユートを甘やかすのに我を忘れていたがすぐに意識を取り戻し話を戻す
「《申告》人間、私達もこの人間についていきましょう」
その発言にユートと玲華は首を傾げる
「お姉ちゃん、さっきまではお兄さん一人だったけど二人になったから名前で呼ぼ?」
No.02はNo.01の肩を叩き提案をする
「……《了承》ユート、私達もこのレイカという女性についていきましょう」
そう言われてユートはやっとNo.01が言っている事がわかった
「そう言えばあのクロガネはお前らはパルテノン皇国から連れてきたって言ってたもんな…」
確かにNo.01達の正体は気になるし、それにせっかく再開したレイカとまた別れるのは心苦しい…
だがこれ以上アルカ達を待たせるのも悪い…
「そうだ…あれを使えば…でも気付くか?」
ユートはそう呟くと無限収納から一つの黒いアイテムを取り出す
「ユート君…それって…ケータイ!?」
レイカはそのアイテムの名前を口にする
その通り、ユートが取り出したのは現代社会では誰もが持っていると言われている携帯電話である
「これは声のみを転送魔法によって届ける物だ…ただ受信する方にも同様の媒体が無いと転送されないからな…」
「とりあえず館の玄関のところに黒電話型の媒体を置いていったが…あいつらが受話器を取るかな…」
ユートが元いた世界ならば小さな子どもでも電話の使い方は知っているだろう
しかし…この世界は科学ではなく魔法が発展している世界…遠くに何かを伝える際には手紙か直接行く位しか手段がない
よって受話器をとるという行動を行えるかはわからないのだ
むしろ未知の物体に警戒して近づきすらしないだろう…
「まぁ…試さなきゃ何も始まらないしな…やってみるか…」
ユートは携帯内の電話帳アプリを開き館にある黒電話に電話をかけた
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