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第5章『悪魔の王様を探す事にした』
感動の頂きと変幻自在のダンタリオン
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「ユート様、この方は上司のがみじんって人からの使いだって言ってるっすよ」
「何でも…我等が王を半年経っても報告すらされていない…これは由々しき事態だ、だから監視の意味も込めてこの者を送る…だそうっすよ」
要はこの痴少女はソロモンを探すのをすっかり忘れていたユートに送られた監視役……それを聞いたユートはあぁそう言えばと言った表情を浮かべ明日の方を見つめ頬をかく
「ユート様? どうするっすか? とりあえず寒そうなので家の中に入れた方が良いと思うんすけど……と言うよりも家の中に入れないと誰かが通りかかった時更にユート様の立場は悪くなると思うっすよ」
ドーラがそう言った瞬間、痴少女はヘクチッと可愛らしいクシャミをしながら鼻水をすする
ドーラにおぶってもらい連れていく事にした、ユートは先に戻りリンカ達に暖かそうな服とあったかい食事を用意してもらう様に言いに行った
ドーラが家に着くと、そこでは既にリンカとレイカが毛布と服を用意して待っていた
服はユートが《錬成士》でユラの着なくなった服を錬成した為サイズはもちろんの事、服の原子はそのままなので錬成前に戻る事はない
「旦那様、また新しい女とは…しかもまた幼気な少女だはないか…まったく…旦那様は浮気症で困ったものだ」
「ユート君は浮気症なんじゃなくて、浮気難病だからそれは間違ってるわね、まぁそれはそれとして服を着てないのはこの寒空の中可哀想だからね」
二人は手慣れた手つきで痴少女から可愛い少女へとグレードアップさせ、更にレイカはドーラから少女を貰い転移を使ったと思わせる様な程の速さで卓につかせる
「君はここに座ってて、これからあったかいコーンスープ持ってくるからね」
「それからユート君がこれを君にって、口頭で話すのは苦手みたいだからってね」
レイカがそう言って差し出したのはまだ真っ白なスケッチブックと十二色のクレヨン。要は筆談ならば念話での頭に響く声もユート達には聞けない言葉での会話も必要ないのだと言う
ユート達が使っている言語とそもそもが違うのだから筆談でも関係ないんじゃないか、その点も抜かりはないらしい
ユートの家の中にはユート自身が三日掛けて作った超高度な結界…その内容は以下の四つである
・言語の統一化
但しこれはあくまでその言葉を同時翻訳しているため、痴少女からすればユート達が自分の言語を使っている状態になるので、使ったらアウトの言語に対してはスイッチが自動で切れる様になっている
・魔力の自動制御
ニュクスで起こしてしまった暴走と同じ事が起きない為にこの家の中でユートの魔力は普通の冒険者よりも少し優れた程度の物にまで下がる。仮に暴走してもこの結界はユート個人を登録している為他の人は問題なく抵抗可能
・外敵排除の呪
これはユート及びその家族と親しい仲にある人以外が、害意や敵意殺意憎悪劣悪等の感情を持って家の敷地に入ってきた者はこの世からいなかったことにする呪いである
・癒しの加護
この家の中にいれば大した事ない擦り傷や痣などは数分もすればじわじわと回復し、常にリラクゼーション効果をもたらすという言わばアロマの様な結界の能力
《言語の統一化》により筆談ならばユート達と会話する事が可能なのだ
結界を貼るのが難しかった理由は《呪い》と《加護》を織り交ぜて造る結界はどの文献を漁っても無かったため自己流で陣を組み込む必要があったからだ
「お待たせ、熱いからゆっくり食べてね」
痴少女はスプーンを持ち1口啜る、すると突然少女の前髪がふわりとめくれ上がりキラキラと煌めく宝石の様な目が一瞬だけ顕となり涙をポロポロと流し始める
対面する形で座っているユートの事など気にも止めずにスープを口に放り込む
そして、全部食べ終えたあと少女はスケッチブックとクレヨンを持ち必死に文字を書き進めていく。
五分程度が経過したあと、スケッチブックが真っ黒になる位に感想と感謝の言葉を書いた紙を破りレイカに差し出す
「作ったのは私では無い、だが厨房にいる人にこの紙を届けてくるからその間にユート君と話を済ませておきなさい」
レイカはそう言い残してスタスタと厨房へと歩いていった
「それでさ、お前の名前は何か教えてくれるとありがたいんだが」
「ソロモンの悪魔ならとりあえず網羅してるからな」
ユートがそう言うと、少女は先程の感想によってどんぐりサイズまで小さくなったクレヨンで自分の名前を書き上げていく
〔私ノ名前ハ《ダンタリオン》、コノ姿ハ借リ物、以前ヘルヘイムニ迷イ込ンダ女ノ子ノ遺体ヲ模シタダケ〕
《ダンタリオン》
序列的には下から二番目という結構下っ端とも言えなくもないのかもしれないが、彼…いや彼女は幾多の顔を持つと言われており、その能力は《変化》である
変化自体はこの世界に《変化魔法》がある為なんら珍しくもないのだが、その変化した後が肝心なのだ
ダンタリオンの変化は、《身長》《体重》《匂い》《その者の記憶》《その者の癖》等も…要するにその変化したモノ自体に成れるのだ
〔私ハ貴方ニ仕エロ、ト《ガミジン》ニ放リ出サレタ〕
「何でも…我等が王を半年経っても報告すらされていない…これは由々しき事態だ、だから監視の意味も込めてこの者を送る…だそうっすよ」
要はこの痴少女はソロモンを探すのをすっかり忘れていたユートに送られた監視役……それを聞いたユートはあぁそう言えばと言った表情を浮かべ明日の方を見つめ頬をかく
「ユート様? どうするっすか? とりあえず寒そうなので家の中に入れた方が良いと思うんすけど……と言うよりも家の中に入れないと誰かが通りかかった時更にユート様の立場は悪くなると思うっすよ」
ドーラがそう言った瞬間、痴少女はヘクチッと可愛らしいクシャミをしながら鼻水をすする
ドーラにおぶってもらい連れていく事にした、ユートは先に戻りリンカ達に暖かそうな服とあったかい食事を用意してもらう様に言いに行った
ドーラが家に着くと、そこでは既にリンカとレイカが毛布と服を用意して待っていた
服はユートが《錬成士》でユラの着なくなった服を錬成した為サイズはもちろんの事、服の原子はそのままなので錬成前に戻る事はない
「旦那様、また新しい女とは…しかもまた幼気な少女だはないか…まったく…旦那様は浮気症で困ったものだ」
「ユート君は浮気症なんじゃなくて、浮気難病だからそれは間違ってるわね、まぁそれはそれとして服を着てないのはこの寒空の中可哀想だからね」
二人は手慣れた手つきで痴少女から可愛い少女へとグレードアップさせ、更にレイカはドーラから少女を貰い転移を使ったと思わせる様な程の速さで卓につかせる
「君はここに座ってて、これからあったかいコーンスープ持ってくるからね」
「それからユート君がこれを君にって、口頭で話すのは苦手みたいだからってね」
レイカがそう言って差し出したのはまだ真っ白なスケッチブックと十二色のクレヨン。要は筆談ならば念話での頭に響く声もユート達には聞けない言葉での会話も必要ないのだと言う
ユート達が使っている言語とそもそもが違うのだから筆談でも関係ないんじゃないか、その点も抜かりはないらしい
ユートの家の中にはユート自身が三日掛けて作った超高度な結界…その内容は以下の四つである
・言語の統一化
但しこれはあくまでその言葉を同時翻訳しているため、痴少女からすればユート達が自分の言語を使っている状態になるので、使ったらアウトの言語に対してはスイッチが自動で切れる様になっている
・魔力の自動制御
ニュクスで起こしてしまった暴走と同じ事が起きない為にこの家の中でユートの魔力は普通の冒険者よりも少し優れた程度の物にまで下がる。仮に暴走してもこの結界はユート個人を登録している為他の人は問題なく抵抗可能
・外敵排除の呪
これはユート及びその家族と親しい仲にある人以外が、害意や敵意殺意憎悪劣悪等の感情を持って家の敷地に入ってきた者はこの世からいなかったことにする呪いである
・癒しの加護
この家の中にいれば大した事ない擦り傷や痣などは数分もすればじわじわと回復し、常にリラクゼーション効果をもたらすという言わばアロマの様な結界の能力
《言語の統一化》により筆談ならばユート達と会話する事が可能なのだ
結界を貼るのが難しかった理由は《呪い》と《加護》を織り交ぜて造る結界はどの文献を漁っても無かったため自己流で陣を組み込む必要があったからだ
「お待たせ、熱いからゆっくり食べてね」
痴少女はスプーンを持ち1口啜る、すると突然少女の前髪がふわりとめくれ上がりキラキラと煌めく宝石の様な目が一瞬だけ顕となり涙をポロポロと流し始める
対面する形で座っているユートの事など気にも止めずにスープを口に放り込む
そして、全部食べ終えたあと少女はスケッチブックとクレヨンを持ち必死に文字を書き進めていく。
五分程度が経過したあと、スケッチブックが真っ黒になる位に感想と感謝の言葉を書いた紙を破りレイカに差し出す
「作ったのは私では無い、だが厨房にいる人にこの紙を届けてくるからその間にユート君と話を済ませておきなさい」
レイカはそう言い残してスタスタと厨房へと歩いていった
「それでさ、お前の名前は何か教えてくれるとありがたいんだが」
「ソロモンの悪魔ならとりあえず網羅してるからな」
ユートがそう言うと、少女は先程の感想によってどんぐりサイズまで小さくなったクレヨンで自分の名前を書き上げていく
〔私ノ名前ハ《ダンタリオン》、コノ姿ハ借リ物、以前ヘルヘイムニ迷イ込ンダ女ノ子ノ遺体ヲ模シタダケ〕
《ダンタリオン》
序列的には下から二番目という結構下っ端とも言えなくもないのかもしれないが、彼…いや彼女は幾多の顔を持つと言われており、その能力は《変化》である
変化自体はこの世界に《変化魔法》がある為なんら珍しくもないのだが、その変化した後が肝心なのだ
ダンタリオンの変化は、《身長》《体重》《匂い》《その者の記憶》《その者の癖》等も…要するにその変化したモノ自体に成れるのだ
〔私ハ貴方ニ仕エロ、ト《ガミジン》ニ放リ出サレタ〕
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