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第5章『悪魔の王様を探す事にした』
★無意識の奇襲と進まぬ睡眠
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「いざ探すって言ってもなぁ…めぼしい場所は大体見たしディオニスにもとりあえず探すのを手伝ってもらってるがな」
無意識の内に膝の上に乗せたダンタリオンのあごを撫でていると、ゴロゴロと猫のように喉を鳴らしながらユートが着ている貴族服に頭を擦り付ける
「いや待てよ…まだ行ったことが一度も無い国が二カ国程あるな…俺の身の上状行く事は無いと思ってたからな。頭の中からすっかり抜けてた」
ダンタリオンの口の前に手を伸ばすと、はむはむとユートの手を甘噛みした後にぺろぺろと噛んだ場所を舐め始める。その下はザラザラで若干のくすぐったさを感じる
「確か…《トート》と《アポロン》だったかな…」
「《トート》は国を挙げて魔術師の育成に着手してて…《アポロン》はヴィクトリアみたいな人間至上国家だったかな? やっぱりソロモンはどちらなにいるのかもな」
ユートの手はいつの間にかダンタリオンに着せた服をはだけさせて、愛撫を始めている。ダンタリオンの肌は紅潮し息が荒くなっていく。その目はトロンと力なくユートを見上げておりより一層の妖艶さを醸し出す
「う~ん…やっぱ行くしかないよな…確か俺が国家間を行き来するにはもう自由にはいかなくなったってカイトが言ってたな…さてどうするか…リンカ、何か良いアイデアは無いか?」
ダンタリオンは達したのかユートに力なく寄り掛かり全身の力が抜けていった。そこでユートは対面して座っていたリンカにどうすれば良いか尋ねる
「何か良いアイデアはないか…じゃないぞ旦那様!! いきなりこんな朝っぱらから何を始めているんだ!?」
リンカがため息プラス呆れ顔でユートに問い掛ける基、雑言を浴びせる
「ん? 何始めてるって何の……お前何やってんだ?」
ユートは膝の上に乗っているダンタリオンの額を指で弾く。その後膝から下ろして隣の席に座らせた
「あ~…リンカ、今のは俺は悪くない…ダンタリオンのスキルか何かで操られていたと言うのが正しい。俺はやりたくてやって訳では無いから心配するな」
「ダンタリオン、お前が何考えてるのか知らないがこういうのは二度とやらないでくれよ」
ユートが諭すように言うとダンタリオンは首を傾げ不思議そうな顔をする。どうやらダンタリオン自身も無意識に行っていたようである
「……まぁ良い、問題はそこじゃないからな。それでリンカはどっちに行けば良いと思う」
話を振られたリンカは少し考えたあと。深刻そうな顔になり切り出す
「旦那様。恐らくだが旦那様はそのどちらの国にも行けないと思うぞ。」
「国の大使として行く事も考えたがそれも出来ないんだ。なぜなら旦那様はまだその資格を得ていないからな」
ユートは言われた意味がわからず聞き返す。資格というのは貴族だと言うことではないのかと。
「いや、旦那様はまだ完全になった訳では無いんだ。だってまだこの街には名前が無いではないか。名前が無いと国からは何も権限を得られていないと同義になるからな」
国の名前や街の名前、それはユートが勝手に決めて良いものでは無い。神や女神達が訪れその名前を借りる事で国や街として認められるのだ
名前が無ければこの世界には五百を超える街や国と呼べる集落が存在するが…大抵の場合は名前がある大国《ユースティア》や《ヴィクトリア》先程話題に出た《アポロン》等に吸収される
「そう言われてもな…そういう奴等が来るかどうかなんて俺達が操れる訳じゃないしなぁ…」
そこまで言うと、何かを思い出したのかユートはハッとするが直ぐに顔をしかめてまた頭を唸らせるが。最後にはため息をついて渋々その策をとることにした
「リンカ、俺はもう一度寝てくるからその間にダンタリオンを風呂にでも入れてくれ…俺が寝ている間は誰も俺の寝室に入れないように頼む」
ユートは憂鬱な表情を浮べながら席を立ち寝室へと向かう。その後ろをダンタリオンがひょいひょいとついて行こうとするがリンカに襟足を掴んで大浴場へと引きずって行った
寝室へとやってきたユートはちょうど奴隷ちゃんがシーツを取り替えており眠るから退室するように頼んだ後、布団の中に潜り込み瞼を閉じる
「はぁぁ…出来れば…本っ当に出来れば一人を除いて出来れば彼奴らには会いたくないんだけどな…こうなったら仕方ないよなぁ……」
ユートは自分自身に《安らかに眠れ》を発動して深い深い眠りに陥っていく。眠る事で会うことが出来る奴らに会うために。
__________________________________
おまけ:支援絵紹介
貴族服ユート
着替え前ダンタリオン
無意識の内に膝の上に乗せたダンタリオンのあごを撫でていると、ゴロゴロと猫のように喉を鳴らしながらユートが着ている貴族服に頭を擦り付ける
「いや待てよ…まだ行ったことが一度も無い国が二カ国程あるな…俺の身の上状行く事は無いと思ってたからな。頭の中からすっかり抜けてた」
ダンタリオンの口の前に手を伸ばすと、はむはむとユートの手を甘噛みした後にぺろぺろと噛んだ場所を舐め始める。その下はザラザラで若干のくすぐったさを感じる
「確か…《トート》と《アポロン》だったかな…」
「《トート》は国を挙げて魔術師の育成に着手してて…《アポロン》はヴィクトリアみたいな人間至上国家だったかな? やっぱりソロモンはどちらなにいるのかもな」
ユートの手はいつの間にかダンタリオンに着せた服をはだけさせて、愛撫を始めている。ダンタリオンの肌は紅潮し息が荒くなっていく。その目はトロンと力なくユートを見上げておりより一層の妖艶さを醸し出す
「う~ん…やっぱ行くしかないよな…確か俺が国家間を行き来するにはもう自由にはいかなくなったってカイトが言ってたな…さてどうするか…リンカ、何か良いアイデアは無いか?」
ダンタリオンは達したのかユートに力なく寄り掛かり全身の力が抜けていった。そこでユートは対面して座っていたリンカにどうすれば良いか尋ねる
「何か良いアイデアはないか…じゃないぞ旦那様!! いきなりこんな朝っぱらから何を始めているんだ!?」
リンカがため息プラス呆れ顔でユートに問い掛ける基、雑言を浴びせる
「ん? 何始めてるって何の……お前何やってんだ?」
ユートは膝の上に乗っているダンタリオンの額を指で弾く。その後膝から下ろして隣の席に座らせた
「あ~…リンカ、今のは俺は悪くない…ダンタリオンのスキルか何かで操られていたと言うのが正しい。俺はやりたくてやって訳では無いから心配するな」
「ダンタリオン、お前が何考えてるのか知らないがこういうのは二度とやらないでくれよ」
ユートが諭すように言うとダンタリオンは首を傾げ不思議そうな顔をする。どうやらダンタリオン自身も無意識に行っていたようである
「……まぁ良い、問題はそこじゃないからな。それでリンカはどっちに行けば良いと思う」
話を振られたリンカは少し考えたあと。深刻そうな顔になり切り出す
「旦那様。恐らくだが旦那様はそのどちらの国にも行けないと思うぞ。」
「国の大使として行く事も考えたがそれも出来ないんだ。なぜなら旦那様はまだその資格を得ていないからな」
ユートは言われた意味がわからず聞き返す。資格というのは貴族だと言うことではないのかと。
「いや、旦那様はまだ完全になった訳では無いんだ。だってまだこの街には名前が無いではないか。名前が無いと国からは何も権限を得られていないと同義になるからな」
国の名前や街の名前、それはユートが勝手に決めて良いものでは無い。神や女神達が訪れその名前を借りる事で国や街として認められるのだ
名前が無ければこの世界には五百を超える街や国と呼べる集落が存在するが…大抵の場合は名前がある大国《ユースティア》や《ヴィクトリア》先程話題に出た《アポロン》等に吸収される
「そう言われてもな…そういう奴等が来るかどうかなんて俺達が操れる訳じゃないしなぁ…」
そこまで言うと、何かを思い出したのかユートはハッとするが直ぐに顔をしかめてまた頭を唸らせるが。最後にはため息をついて渋々その策をとることにした
「リンカ、俺はもう一度寝てくるからその間にダンタリオンを風呂にでも入れてくれ…俺が寝ている間は誰も俺の寝室に入れないように頼む」
ユートは憂鬱な表情を浮べながら席を立ち寝室へと向かう。その後ろをダンタリオンがひょいひょいとついて行こうとするがリンカに襟足を掴んで大浴場へと引きずって行った
寝室へとやってきたユートはちょうど奴隷ちゃんがシーツを取り替えており眠るから退室するように頼んだ後、布団の中に潜り込み瞼を閉じる
「はぁぁ…出来れば…本っ当に出来れば一人を除いて出来れば彼奴らには会いたくないんだけどな…こうなったら仕方ないよなぁ……」
ユートは自分自身に《安らかに眠れ》を発動して深い深い眠りに陥っていく。眠る事で会うことが出来る奴らに会うために。
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おまけ:支援絵紹介
貴族服ユート
着替え前ダンタリオン
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