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第5章『悪魔の王様を探す事にした』
受付嬢の疲れとクソムシとウジムシ
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「ようこそ冒険者ギルドへ! クエスト依頼でしたらあちらの緑のカウンターに。冒険者登録でしたら私にお申し付けくださいませ」
緑のバンダナを付けた受付嬢の元気な声がガヤガヤと男達が酒を酌み交わし大笑いし騒ぎ合う。正に酒場の理想系とはこの事であり、人と人との繋がりの形と言えるだろう
ただ一つ欠点をあげるとするならば、その光景には一人も亜人種が存在ことだけだろう
「この街にあの例の男がいたという情報が入ったんでな。その事について聞きたいんだ」
受付に現れた男はこれみよがしに背に巨大なアックスを装備しており顔には無数の切り傷が刻まれている
「申し訳ございません。私共はそういった事はわかりかねますのでお引き取り下さい」
そんな男が目の前に現れば誰でも何かしらの恐れのアクションを起こすと思われるのだがしかし、流石に応対しているのは歴戦の戦士達を見送る受付嬢はマニュアル通りの応対をする
「てめぇ…俺があの轟鉄のレイザーと知ってそんな態度を見せるとはいい度胸だな」
レイザーはそう言って背に持ったバトルアックスを手に取りアックスの刃を受付嬢の首元に密着させ脅しを始める。
轟鉄のレイザーのバトルアックスは《海割り》と呼ばれ、その切れ味はモーゼの如く海を割るという伝説がある迷宮のS級ドロップアイテムである
そんな物を首に突きつけられればどんな英雄でも命乞いをする筈だが、受付嬢はレイザーに対するアクションは最早客に対するものではなくなり。
既に受付嬢の中ではレイザーは面倒な男である。面倒な男に対する態度は哀れみの目を向け鼻で笑う
「これだから男の応対はごめんなんですよ。警告しますよ、後3秒以内にギルドから立ち去らないと貴方を害虫として駆除します」
受付嬢は淡々とまるで原稿を読上げるように警告を済ませ手に三つの刃が付いた爪を装備する。
「何言ってんだおま………」
レイザーはその言葉を最後に顔を切り分けられ人間ハムが出来上がる。バトルアックスは重力に従いカウンターの上に落下しようとするが受付嬢は爪を装備していない片手で受け止める
「すみませ~ん。清掃の方お願いします」
その呼び声によってカウンターの一部が開きそこから三機のゴーレムが現れ肉片と血の清掃を始める。二機で肉片を処理し一機で床やカウンターに飛び散った血を吸い取っていく
「はぁ……すみません。休憩入りますのでお願いします」
もう一人の受付嬢に残りの業務を任せて受付嬢は緑のバンダナを解いてそのバンダナを髪ゴムの様に扱い後ろにまとめる。そうする事によって受付嬢は副ギルドマスターの顔に戻るのである
「フェーリ様、本日五件目の迷惑男がやってきましたので処理しました。こんなに多いと気が滅入りますよ」
ミルシィはギルドマスターの部屋に入るなりソファーに倒れ込みクッションに頭を押し付け心の内を叫ぶ様に報告する
その姿をベッドに横たわりながら聴いていたギルドマスターであるフェーリは欠伸をしながら起き上がりソファーに倒れるミルシィの横に座る
「しょうがないわよ~。彼も相当有名人になったみたいだしねぇ……その手の輩から狙われるのも多くなるのは必然ってやつだからぁ」
ぽぽぽと頭から何かが抜け落ちながらゆっくりと喋りながら膝をぽんぽんと叩くフェーリの言葉を聞いてミルシィはクッションから頭を離しフェーリの膝下に頭を乗せる
「それはまぁそうですが……ここに来たなんてのは相当前の事じゃないですか…効率良くそのままユートの本拠地に乗り込んで抹殺すれば早いです」
頭を撫でられながら頬を膨らませるミルシィの姿を二ヘラと笑いながら見るフェーリ
そんなほのぼのとした空気をぶち壊す様にギルドマスターの部屋の扉をどんどんと叩く音が聞こえてくる
『ギルドマスター!! お客様が来ておりますが……』
その程度の用事ならば慌てた様子で扉を叩く必要は無いと思うミルシィだがフェーリはすっと立ち上がり作業机にスタスタと歩いて入室の許可を出す
するとドタドタドタと扉が開いた途端に鎧を着た男達がフェーリまで道を作る。
その道の出発点にいる男はここヴィクトリアに住む者ならば誰でも知っている人物。否、知っていなければならない人物がいた
「あらぁトリスタン王ではございませんかぁ…こんな所にまでなんの御用でしょうかぁ?」
カツンカツンとブーツを鳴らしながら向かってくるトリスタンに対してニッコリと営業スマイルを向けるフェーリをジロジロと見て横にいるブルータスはフンっと鼻で笑う
「我が国のギルドマスターであるフェーリよ。確かお前等ギルドマスターには裏で繋がっているという情報を得た。よってここミズガルズにいる全マスターを呼び出すのだ」
「確か…名を…そぅ。《ギルド総会》とやらを開くのを国王として貴様に命ずる」
緑のバンダナを付けた受付嬢の元気な声がガヤガヤと男達が酒を酌み交わし大笑いし騒ぎ合う。正に酒場の理想系とはこの事であり、人と人との繋がりの形と言えるだろう
ただ一つ欠点をあげるとするならば、その光景には一人も亜人種が存在ことだけだろう
「この街にあの例の男がいたという情報が入ったんでな。その事について聞きたいんだ」
受付に現れた男はこれみよがしに背に巨大なアックスを装備しており顔には無数の切り傷が刻まれている
「申し訳ございません。私共はそういった事はわかりかねますのでお引き取り下さい」
そんな男が目の前に現れば誰でも何かしらの恐れのアクションを起こすと思われるのだがしかし、流石に応対しているのは歴戦の戦士達を見送る受付嬢はマニュアル通りの応対をする
「てめぇ…俺があの轟鉄のレイザーと知ってそんな態度を見せるとはいい度胸だな」
レイザーはそう言って背に持ったバトルアックスを手に取りアックスの刃を受付嬢の首元に密着させ脅しを始める。
轟鉄のレイザーのバトルアックスは《海割り》と呼ばれ、その切れ味はモーゼの如く海を割るという伝説がある迷宮のS級ドロップアイテムである
そんな物を首に突きつけられればどんな英雄でも命乞いをする筈だが、受付嬢はレイザーに対するアクションは最早客に対するものではなくなり。
既に受付嬢の中ではレイザーは面倒な男である。面倒な男に対する態度は哀れみの目を向け鼻で笑う
「これだから男の応対はごめんなんですよ。警告しますよ、後3秒以内にギルドから立ち去らないと貴方を害虫として駆除します」
受付嬢は淡々とまるで原稿を読上げるように警告を済ませ手に三つの刃が付いた爪を装備する。
「何言ってんだおま………」
レイザーはその言葉を最後に顔を切り分けられ人間ハムが出来上がる。バトルアックスは重力に従いカウンターの上に落下しようとするが受付嬢は爪を装備していない片手で受け止める
「すみませ~ん。清掃の方お願いします」
その呼び声によってカウンターの一部が開きそこから三機のゴーレムが現れ肉片と血の清掃を始める。二機で肉片を処理し一機で床やカウンターに飛び散った血を吸い取っていく
「はぁ……すみません。休憩入りますのでお願いします」
もう一人の受付嬢に残りの業務を任せて受付嬢は緑のバンダナを解いてそのバンダナを髪ゴムの様に扱い後ろにまとめる。そうする事によって受付嬢は副ギルドマスターの顔に戻るのである
「フェーリ様、本日五件目の迷惑男がやってきましたので処理しました。こんなに多いと気が滅入りますよ」
ミルシィはギルドマスターの部屋に入るなりソファーに倒れ込みクッションに頭を押し付け心の内を叫ぶ様に報告する
その姿をベッドに横たわりながら聴いていたギルドマスターであるフェーリは欠伸をしながら起き上がりソファーに倒れるミルシィの横に座る
「しょうがないわよ~。彼も相当有名人になったみたいだしねぇ……その手の輩から狙われるのも多くなるのは必然ってやつだからぁ」
ぽぽぽと頭から何かが抜け落ちながらゆっくりと喋りながら膝をぽんぽんと叩くフェーリの言葉を聞いてミルシィはクッションから頭を離しフェーリの膝下に頭を乗せる
「それはまぁそうですが……ここに来たなんてのは相当前の事じゃないですか…効率良くそのままユートの本拠地に乗り込んで抹殺すれば早いです」
頭を撫でられながら頬を膨らませるミルシィの姿を二ヘラと笑いながら見るフェーリ
そんなほのぼのとした空気をぶち壊す様にギルドマスターの部屋の扉をどんどんと叩く音が聞こえてくる
『ギルドマスター!! お客様が来ておりますが……』
その程度の用事ならば慌てた様子で扉を叩く必要は無いと思うミルシィだがフェーリはすっと立ち上がり作業机にスタスタと歩いて入室の許可を出す
するとドタドタドタと扉が開いた途端に鎧を着た男達がフェーリまで道を作る。
その道の出発点にいる男はここヴィクトリアに住む者ならば誰でも知っている人物。否、知っていなければならない人物がいた
「あらぁトリスタン王ではございませんかぁ…こんな所にまでなんの御用でしょうかぁ?」
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