5 / 21
第一章 記憶
5話 調子に乗る冒険者
しおりを挟む
「ようこそメイフォン。ここが冒険者の集う街エティスラよ」
「シアってそう言う様式美みたいな物の拘り強いの?」
「やっぱり変?」
「いや、俺と同類だなと思って」
「へえ。じゃあ今からの予定も決まってたりするの?」
「取り敢えず俺も冒険者になりたいかな。お金を稼ぐ手段の確保は必要だろ?」
「まあ確かに。ていうか今までどうしてたのよ?」
「まあ拾った物を売る生活、みたいな?」
「何で自分で疑問形なのよ」
「まあいいから、早く冒険者組合みたいなとこ行こうぜ。あるんだろ?」
「ええ、まあ付いて来なさい」
「お供致しますよ、お嬢様」
「置いてくわよ?」
「冗談だよ。感謝してる」
「解ればいいのよ」
ついた場所は町の中でもかなり大きい建物だった。
どうやら冒険者ってのはそこそこ大きな組織らしい。
中に入ると武装した奴が大量にいる。
俺には皆殺人鬼みたいなもんに見えるが、魔獣とかいう化け物と戦うに当たって装備は必須なのだろう。
掲示板に張り付けられた依頼の紙を見る限り、魔獣退治以外にも仕事は色々あるようだ。
「ほら登録はこっちよ」
呼ばれた場所に行くと役所の窓口を思い出すような配置の一角に案内される。
「リズちゃん、ただいま」
「シアさんおかえりなさいです!」
「悪いんだけど、コイツの登録してやってくれない?」
「えっと、この方は?」
「森で出会った変人よ。基本的に無害な奴だから安心していいわ」
「ちょ、酷いな。 改めまして、私はメイフォンと申します。リズさん、よろしくお願いしますね」
「はい。お願いします」
「今回は冒険者登録の為にお伺いいたしました。登録は私でも可能でしょうか?」
「ええ、条件は満たしていると思えますので可能だと思いますよ」
「では、よろしくお願い致します」
「ねえ、随分私の時と態度が違うじゃない」
「相手の対応が違うからだ」
「へえ、面白い事言うじゃない」
「あの、大丈夫ですか?」
「ええ、どうしましたか?」
「はい。この書類に必要事項をご記入下さい」
「解りました」
名前、年齢、クラスか。
メイフォン、18、戦士っと多分大丈夫だろう。
「書けました」
てか、文字も日本語でいいんだな。
危ない危ない。
「はい。オッケーですね。ではこちらが冒険者カードになります」
なんだ? 会員証みたいなもんか?
まあ取り敢えず貰って置く方針で。
「ありがとうございました」
「いえ、解らない事があれば何でも聞いて下さいね!」
「ええ、そうさせていただきます」
よし、この調子で生活基盤を整えて行こう。
「で、次はどうするのよ?」
「ああ、シアに言いたい事があったんだ」
「何よ」
「俺と、一緒にやらないか?」
「は、ひゃ?」
なんだよ「ひゃ」って。
てかクネクネすんなし。
「森に1人でいたって事は誰かと一緒に仕事をしてる訳じゃ無いんだろ? なら俺が仕事を手伝ってやるよ5:5でいいぜ?」
「あ、あ。いやそうか。そうよね。ていうか、だからなんで偉そうなのよ。私の方が先輩なのよ? 敬いなさいよ」
「敬ってくれる後輩が居なかったからって突っかかんなよ。」
「な、私だっているわよそれ位」
「ほう? だれが?」
「リズとか……」
「職員じゃねーか」
「うるさいわね。小さい事を気にするんじゃないの!」
「それで、答えを聞かせてくれよ。嫌なら俺は二度と言わない」
「しょうがないわね!!」
「友達がやっと出来たからってそんなに喜ぶなよ」
やはりボッチだったか。
自分がそうだとよく解る。
いや、確かに俺は向こうの世界でボッチ決め込んでたけど、こんなに行動力のあるやつだったか?
まあ身体がゲームキャラになった影響かな。
「喜んでないわよ」
「はいはい」
シアの顔がどんどん赤くなって行く。
あれ、やりすぎちゃった?
「七、三」
「え?」
「私が7であんたが3!!」
「え、いや、ちょ」
「なんか文句ある?」
「生言ってすんませんした」
「絶対許さない!!」
「シアってそう言う様式美みたいな物の拘り強いの?」
「やっぱり変?」
「いや、俺と同類だなと思って」
「へえ。じゃあ今からの予定も決まってたりするの?」
「取り敢えず俺も冒険者になりたいかな。お金を稼ぐ手段の確保は必要だろ?」
「まあ確かに。ていうか今までどうしてたのよ?」
「まあ拾った物を売る生活、みたいな?」
「何で自分で疑問形なのよ」
「まあいいから、早く冒険者組合みたいなとこ行こうぜ。あるんだろ?」
「ええ、まあ付いて来なさい」
「お供致しますよ、お嬢様」
「置いてくわよ?」
「冗談だよ。感謝してる」
「解ればいいのよ」
ついた場所は町の中でもかなり大きい建物だった。
どうやら冒険者ってのはそこそこ大きな組織らしい。
中に入ると武装した奴が大量にいる。
俺には皆殺人鬼みたいなもんに見えるが、魔獣とかいう化け物と戦うに当たって装備は必須なのだろう。
掲示板に張り付けられた依頼の紙を見る限り、魔獣退治以外にも仕事は色々あるようだ。
「ほら登録はこっちよ」
呼ばれた場所に行くと役所の窓口を思い出すような配置の一角に案内される。
「リズちゃん、ただいま」
「シアさんおかえりなさいです!」
「悪いんだけど、コイツの登録してやってくれない?」
「えっと、この方は?」
「森で出会った変人よ。基本的に無害な奴だから安心していいわ」
「ちょ、酷いな。 改めまして、私はメイフォンと申します。リズさん、よろしくお願いしますね」
「はい。お願いします」
「今回は冒険者登録の為にお伺いいたしました。登録は私でも可能でしょうか?」
「ええ、条件は満たしていると思えますので可能だと思いますよ」
「では、よろしくお願い致します」
「ねえ、随分私の時と態度が違うじゃない」
「相手の対応が違うからだ」
「へえ、面白い事言うじゃない」
「あの、大丈夫ですか?」
「ええ、どうしましたか?」
「はい。この書類に必要事項をご記入下さい」
「解りました」
名前、年齢、クラスか。
メイフォン、18、戦士っと多分大丈夫だろう。
「書けました」
てか、文字も日本語でいいんだな。
危ない危ない。
「はい。オッケーですね。ではこちらが冒険者カードになります」
なんだ? 会員証みたいなもんか?
まあ取り敢えず貰って置く方針で。
「ありがとうございました」
「いえ、解らない事があれば何でも聞いて下さいね!」
「ええ、そうさせていただきます」
よし、この調子で生活基盤を整えて行こう。
「で、次はどうするのよ?」
「ああ、シアに言いたい事があったんだ」
「何よ」
「俺と、一緒にやらないか?」
「は、ひゃ?」
なんだよ「ひゃ」って。
てかクネクネすんなし。
「森に1人でいたって事は誰かと一緒に仕事をしてる訳じゃ無いんだろ? なら俺が仕事を手伝ってやるよ5:5でいいぜ?」
「あ、あ。いやそうか。そうよね。ていうか、だからなんで偉そうなのよ。私の方が先輩なのよ? 敬いなさいよ」
「敬ってくれる後輩が居なかったからって突っかかんなよ。」
「な、私だっているわよそれ位」
「ほう? だれが?」
「リズとか……」
「職員じゃねーか」
「うるさいわね。小さい事を気にするんじゃないの!」
「それで、答えを聞かせてくれよ。嫌なら俺は二度と言わない」
「しょうがないわね!!」
「友達がやっと出来たからってそんなに喜ぶなよ」
やはりボッチだったか。
自分がそうだとよく解る。
いや、確かに俺は向こうの世界でボッチ決め込んでたけど、こんなに行動力のあるやつだったか?
まあ身体がゲームキャラになった影響かな。
「喜んでないわよ」
「はいはい」
シアの顔がどんどん赤くなって行く。
あれ、やりすぎちゃった?
「七、三」
「え?」
「私が7であんたが3!!」
「え、いや、ちょ」
「なんか文句ある?」
「生言ってすんませんした」
「絶対許さない!!」
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
聖女じゃない私の奇跡
あんど もあ
ファンタジー
田舎の農家に生まれた平民のクレアは、少しだけ聖魔法が使える。あくまでもほんの少し。
だが、その魔法で蝗害を防いだ事から「聖女ではないか」と王都から調査が来ることに。
「私は聖女じゃありません!」と言っても聞いてもらえず…。
異世界配信中。幼馴染みに捨てられた俺に、神々(視聴者)がコメントしてくるんだが。
葉月
ファンタジー
コルネ村で、幼なじみであり恋人でもあったユリアナと、ささやかな幸福を分かち合って生きていたロイド。
だがある日、ユリアナは女神の愛子として目覚め、国王の命により王都へと連れ去られる。
突然、日常を奪われ、運命に引き裂かれたロイドは、抗う術も持たぬまま、否応なく大きな流れへと呑み込まれていく。
これは、奪われたものを取り戻すため、そして理不尽な運命に抗おうとする、一人の少年の物語である。
ソロ冒険者のぶらり旅~悠々自適とは無縁な日々~
.
ファンタジー
今年から冒険者生活を開始した主人公で【ソロ】と言う適正のノア(15才)。
その適正の為、戦闘・日々の行動を基本的に1人で行わなければなりません。
そこで元上級冒険者の両親と猛特訓を行い、チート級の戦闘力と数々のスキルを持つ事になります。
『悠々自適にぶらり旅』
を目指す″つもり″の彼でしたが、開始早々から波乱に満ちた冒険者生活が待っていました。
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる