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第一章 記憶
6話 向き合うべき力
しおりを挟む取り敢えずは解散となり、明日の朝に冒険者組合に集合だそうだ。
取り敢えず宿の確保が必要か。
睡眠は不要だが、夜中に街を徘徊する趣味は無い。
それに下手なりに武器みたいな物を持っていないとな。
ゲームだった頃の装備同様、短剣は腰に装備していたが、それ一本てのも。
防御力だって必要だろうし。
まあ鎧を担ぐ気にはならないが。
そもそも着方が分からない問題。
それに魔法についても気になる。
まあ色々とやりたい事はあるのだが、今一番必要な物は別にある。
金である。
冒険者登録に料金が発生しなかったのは幸いだが、宿も装備も魔法だって金がかかるだろう。
それで、いま持っている物を幾つか売ろうと考えている。
持ち物の確認だ。
短剣1本
フード付きパーカー1枚
Tシャツ1枚
ズボン1枚
トランクス型パンツ1枚
靴下1セット
スニーカー
皮のベルト1つ
いや、そもそも異世界にパーカーて。
まあ服装は好みなんでしょうがない。
ホントに何にも持ってないな。
どれも使えねーし。
売りたくも無いし。
はあ、じゃあどうするかな。
「あーもう。金出ろ!!」
チャリン。
え? マジ?
金属音がなった地面を見る。
金貨が一枚。
どうなっていやがるだぜ。
どっから出て来た?
手を見つめながらもう一枚出ろと命じる。
手のひらに金貨が一枚。
俺は有る可能性に気が付いた。
メニューを開く。
クソ、こんな事ならもっと早く確認しておけば良かった。
呼び出す情報は『拠点詳細』。
拠点レベル 100
貯蔵金貨 9999999999997
金貨製造速度 停止
拠点専用スキル 停止
スキルスロット 100
ユニット強化 停止
ネクストレベル 不明
ハイ、バグってまずねあざす。
まず拠点の最高レベルは10である。
貯蔵量の最高は1億のはずだ
ほとんどの能力が停止しているのはホンマに謎。
スキルスロット100とかゲームだったらそれだけで勝てるまである。
ネクストレベル不明って事は上昇する可能性もあるって事か?
うむ、解らん。
取り敢えずこの分だと金には困りそうにないな。
うーんこの金貨でレベルアップ出来るかやってみるか。
そういやプレイヤーデータの方のネクストレベルは消えてたな。
うむ、ちょっとわかんない。
金貨をどうやって消費するかも謎だしな。
それに拠点の位置も分からないな。
もしかしたら機能停止の原因は俺が拠点から離れ過ぎてるからかもしれん。
それにシアの言ってた事を整理するとプランターは悪神って事になる。
その溺愛を受けてる俺って実はやばいんじゃね?
いやいや、俺のプランターは奪う神であって悪い神じゃ無いし?
まあだとしてもステータスを見られない限りは大丈夫かな。
秘蔵する手段も講じておきたい所だ。
目的を再確認しよう。
第一に安全に生きていくこと。
加えて拠点の発見。
プランターの存在を調査、生存しているのなら接触を図りたい。
金の心配は無くなったと言っていいが、金貨が使用できるか不明だし、価値も分からない。
シアと冒険者をする事はメリットの面から考えて確定。
情報を集めながら各地旅するってとこか。
この街で生活基盤を整える。
加えて俺の能力でどれくらいの事が出来るかを検証。
出来ればこの世界でどれ程の強さなのかを知りたい。
後は魔法だな。
俺にも使用出来るのか、それとプランターに近づく意味でも知っておきたい情報だ。
当面の目的が決まった、目的の後は行動だな。
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