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第19話 「はじまり 3」
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在過としては、どうして勝手に先輩のアカウント削除し、ここまで身勝手な事を言えるのだろうか? そんな理解できない行動や言動に苛立ってしまう。また、勝手にメールをした件やゲームソフトの件もあり、在過は怒りを抑えることができなくなってしまっていた。
神鳴が、嫉妬深い性格は理解している。ちょっとしたことで泣いたり、他の女の子に関わることは、神鳴を泣かせてしまう。神鳴と付き合い始めてからは、神鳴を最優先として行動していた。
――なのに。
――どうして、神鳴は理解してくれないのか?
学友や職場の女性と話をすること自体は、前回のメールで泣き出してしまった件から、女性とのプライベートなやり取りは控えていた。メールの回数も減らし、通話することもなくなっていた。
好きな人が、別の異性と関わることが嫌なこと自体は理解できるし、神鳴の訴えを聞いている在過として、最大限のことをしている自覚があった。
また、神鳴は一日の大半をSNSやゲームで費やしており、在過はその相手が男性と言う事も知っている。ゲームに関して言えば、ボイスチャットを利用して日替わりで別の男性と遊んでいることも知っている。
SNSに関しても、ネット上の友人とは言え、男性とのやり取りをしている画面を見せてくることもあった。在過とて、異性との楽しそうなやり取りを見れば、嫉妬しないわけじゃない。
だからこそ、思ってしまう。女の子とやり取りが嫌だ、女の子が出てくるゲームは嫌だと言うならば、なぜ自分は男性との友人や男性が出てくるゲームを、今まで通りやっているのかと。言葉にはしなかったが、複数人から責め立てられていた在過のストレス値も限界であった。
神鳴はすでに泣いており、彼女も自分の意見を述べている。しかし、その意見は到底受け入れられるものではなかった。
――人は、簡単に感情や性格のコントロールはできない。
「消せるわけないだろ? 職場の人や学友だっているんだぞ? しかも、最悪なことに恩人を消しやがって。どうしてくれるんだよ!」
もし、消す前に相談してくれていたのなら? 頻繁に連絡する人物ではないのだから、なにか対策が出来たかもしれない。なぜ、相談もしないで、勝手に他人の交友関係を消すことができるのか?
消えてしまい、どうすることもできず、状況は変わらない。怒っても、悲しんでも、その結果は変わる事のない事実なのだが、在過は怒りの感情を抑えることができず、その感情の矛先を神鳴にぶつけてしまう。
怒っても、言っても、やってしまったものは、どうすることもできない。でも、納得ができない。ましてや、彼女は消したことに対して悪いと思っていない。それが何よりも、在過にとって許せないことだった。
今の現状も、神鳴の家族や友人が見れば、泣いている神鳴が被害者だと言うだろう。
在過は考えてしまう。被害者は僕のはずなのに、どうして神鳴は被害者ずらするのか?
――そう、彼女は言うのだ。
「神鳴には関係ないもん。在君は、神鳴だけでいいの! 最初に携帯みた時から、ずっとずっと我慢してきたんだから!」
――僕は、悪くないはずだ。どうして責められなければいけない?
――僕は、こんなにも我慢をして君を優先しているのに。
――我慢をしている? 君の望み通りになっているじゃないか?
お互い我慢をしている。だが、お互いの我慢と言う認識にズレが生じる喧嘩。解決策は簡単だったのに、解決できない問題へ大きくしてしまう。
怒りは冷静さを犠牲に、闇を増大させる。
放った言葉は、相手を拘束し絞めつける。
在過は、気づかない。神鳴の為に頑張っていると言う自己満足が、自分自身を苦しめ、解消できないほどストレスを抱えることに。
「わかったよ! そんなにお望みなら、全部消せばいいんだろ? 」
神鳴が、嫉妬深い性格は理解している。ちょっとしたことで泣いたり、他の女の子に関わることは、神鳴を泣かせてしまう。神鳴と付き合い始めてからは、神鳴を最優先として行動していた。
――なのに。
――どうして、神鳴は理解してくれないのか?
学友や職場の女性と話をすること自体は、前回のメールで泣き出してしまった件から、女性とのプライベートなやり取りは控えていた。メールの回数も減らし、通話することもなくなっていた。
好きな人が、別の異性と関わることが嫌なこと自体は理解できるし、神鳴の訴えを聞いている在過として、最大限のことをしている自覚があった。
また、神鳴は一日の大半をSNSやゲームで費やしており、在過はその相手が男性と言う事も知っている。ゲームに関して言えば、ボイスチャットを利用して日替わりで別の男性と遊んでいることも知っている。
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だからこそ、思ってしまう。女の子とやり取りが嫌だ、女の子が出てくるゲームは嫌だと言うならば、なぜ自分は男性との友人や男性が出てくるゲームを、今まで通りやっているのかと。言葉にはしなかったが、複数人から責め立てられていた在過のストレス値も限界であった。
神鳴はすでに泣いており、彼女も自分の意見を述べている。しかし、その意見は到底受け入れられるものではなかった。
――人は、簡単に感情や性格のコントロールはできない。
「消せるわけないだろ? 職場の人や学友だっているんだぞ? しかも、最悪なことに恩人を消しやがって。どうしてくれるんだよ!」
もし、消す前に相談してくれていたのなら? 頻繁に連絡する人物ではないのだから、なにか対策が出来たかもしれない。なぜ、相談もしないで、勝手に他人の交友関係を消すことができるのか?
消えてしまい、どうすることもできず、状況は変わらない。怒っても、悲しんでも、その結果は変わる事のない事実なのだが、在過は怒りの感情を抑えることができず、その感情の矛先を神鳴にぶつけてしまう。
怒っても、言っても、やってしまったものは、どうすることもできない。でも、納得ができない。ましてや、彼女は消したことに対して悪いと思っていない。それが何よりも、在過にとって許せないことだった。
今の現状も、神鳴の家族や友人が見れば、泣いている神鳴が被害者だと言うだろう。
在過は考えてしまう。被害者は僕のはずなのに、どうして神鳴は被害者ずらするのか?
――そう、彼女は言うのだ。
「神鳴には関係ないもん。在君は、神鳴だけでいいの! 最初に携帯みた時から、ずっとずっと我慢してきたんだから!」
――僕は、悪くないはずだ。どうして責められなければいけない?
――僕は、こんなにも我慢をして君を優先しているのに。
――我慢をしている? 君の望み通りになっているじゃないか?
お互い我慢をしている。だが、お互いの我慢と言う認識にズレが生じる喧嘩。解決策は簡単だったのに、解決できない問題へ大きくしてしまう。
怒りは冷静さを犠牲に、闇を増大させる。
放った言葉は、相手を拘束し絞めつける。
在過は、気づかない。神鳴の為に頑張っていると言う自己満足が、自分自身を苦しめ、解消できないほどストレスを抱えることに。
「わかったよ! そんなにお望みなら、全部消せばいいんだろ? 」
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