堕天使の魔法陣(ステアーズ)~昨日の最弱は今日の最強~

二人乗り観覧車

文字の大きさ
16 / 20
覚醒

16.アイリスの異能

しおりを挟む


アイリスの魔法陣から立ち上る緑の光のカーテンが薄れていく頃、アイリスの手の甲に刻まれた魔法陣は戦闘前と形を変えていた。

「これ、エリアス、と、一緒!」

アイリスの頭の中に次いで魔法陣の知識が流れ込む。

「ほんとに、あったんだ、ね!」

喜色を欠片ながらも浮かべエリアスを見つめるアイリス。

「僕は故郷の村では嘘をつかない優しい子で通ってたんだからね。」

「うそ、、、、」

「ひどっ」

おどけたエリアスに対して辛辣な反応をするアイリス。
初戦闘も超えたことで身体的にも精神的にも少しの余裕が生まれていた。

「あっ、私の異能、がわかった、かも。」

さらーっと最重要な言葉を垂れ流していくアイリス。

「ふーん、って!早く教えてよ!」

お互いにこれで同じ魔法陣を持ち、互いの言葉を信じられる対等な関係になったと言ってもいい。ただ、アイリスの方は助けられたことへのお返しができていないという負い目は心に内包されているのだが。

「えーっとね、『次元障壁ディメンションストレージ』、だよ。」

どうやら防御系のスキルが現れたと見ればいいらしい。
単純に考えるのであればアイリスが前衛を担当して『貯憎』による矛と、今回手に入れた防御計っぽい異能を使用すればかなりの強さを発揮しそうである。

それに加えてエリアスが中衛または後衛から〈収束〉〈放出〉、魔導銃ソフィアを利用して攻撃すればここらの階層なら敵なしであることは想像に難くない。

「僕の異能はコストがかかって使いにくいから試しにくかったけどその異能ならここでも使えるかな?」

「たぶん、」

アイリスは少しおっかなびっくりしながらも自分の新たな力を試したくてうずうずしているようだ。それもそのはず、エリアスの力を見たあとでは自分の力への期待が高まるのも当然のことだ。それにこれはアイリスの手にした初めての強くなるための手札なのだから。

言葉で言われるよりも話で聞くよりも何より自分でその目で確かめたい気持ちは抑えられないのだ。

「じゃあやってみよっか。」

エリアスは年上のはずのアイリスがおやつを待つ子供のようなそんな表情を浮かべるのに思わず破顔しながらも告げる。

「でもまず魔法からにしてみたら?」

忘れていたがアイリスは魔法陣が効果を発揮し始めたので魔法が使えるはずである。エリアスが使うのは魔法もどきなのであれは違う。というかスキルの一部である。

「そっか、私魔法も、使えるように、なったんだ。」

忘れかけていた喜びを噛みしめる度にアイリスは涙を流しそうになる。そして感情の中にどうしても思い出したくもない記憶までも蘇ってくるため少しだけ顔を歪ませる。

アイリスが表情を歪ませているのは一瞬のことではあるがそれをエリアスは見逃さない。
けれど自分にできることなどたかがしれている。

だからだからと。

ただ黙って抱きしめる。

彼女の最悪を別に知っている訳では無いしわかったつもりになった気もない。だからこそ、それを彼女が乗り越えるまでにどれだけ小さなことであろうと、年下で頼りないかもしれないけれど彼女を守りたいと思ったゆえの行動だった。

「ありがとう、わたしはもう、大丈夫!」

だから心の脆さが見えた時に支えるのが自分の役割。
強がらせすぎないように自分が頼れる男になりたいなんて思ったりしてしまう。

「じゃあ、使ってみる、ね?」

そこには元通りの金髪碧眼の美女が佇んでいた。
どこまでも美しいその姿をもって。

アイリスは魔法など使ったことはないから我流だ。
エリアスに聞いてみても、

「こう、適当に魔力を込めれば出るような出ないような……」

全く頼りにならなかった。

そもそもエリアスの魔法発動の条件設定の部分に関しては〈収束〉で読み取った情報をスキルを使い構築して、魔力を流すことによって〈放出〉されるようにプログラムされたものであると言ってしまった方が簡単かもしれない。

だから自分の想像通りにやることが大切だとお母さんが言っていたというエリアスの言葉を信じてみることにした。

念じる。

全く発動しない。

やっぱり起こしたい場面を想像しなければならないようだ。

今度は街の人たちが使っていたのを見たエアカッター。

エリアスの使ったウインドエッジのの下級版の魔法。

幼い頃お母さんが見せてくれたその風の刃を記憶から引っ張り出す。

「エア、カッター」

伸ばしたアイリスの右手から小さなでも確かにそこから風の刃が飛び出していく。

魔法と共鳴するように刻まれた魔法陣が輝いている。しっかりと効力を発揮していた。

「できた、、、、」

確かに使えるとやはりちょっとした感動が生まれる。

「いいなーアイリスは。僕はまだ使えないからさ。」

感傷に浸ってまたよからぬ方向へ考えが進まないようにエリアスはおちゃらけた態度を取り続ける。

「僕は早く異能の方も見たいな?」

「たぶんコツは、つかめた?やって、みる。」

エリアスは異能だから何が起こるかわからないので一度離れた位置にスタンバイする。

「じゃあ、いくね?」

そう言ってアイリスが異能を発動した時、それは現れる。
特にエリアスが離れる意味は全くなかった。
けれどもアイリスを隠すようにそこには″異次元″が存在していた。

別に大して広い空間をおおっている訳では無いし綺麗な理由でもなかった。でもそこからエリアスは目を離せなかった。
目を離せないのはそれを発動するアイリスも同様であった。

そこに広がるのはこの世界かもしれないしこの世界ではないかもしれない。だが、自分たちの知らない未知や神秘を感じるものである。
そこに見えるのは簡単に言えばほぼ無であった。

闇。

それしか広がっていない。

人は闇だけが広がっていると返って何かを感じてしまう。
ただ確実に言えることは人の到達できない地点であることはエリアスにもアイリスにもわかった。
そんな異次元の障壁が目の前へと存在していた。

「アイリス、ちょっと検証してみていい?つらくない?」

驚き固まっていた自らの石化をいち早く解いたエリアスは未だにこっちへ戻ってきていなかったアイリスへと話しかける。

「う、うん。発動する、のに何も必要は、なさそう、だよ?」

それなら良かったとばかりに検証を始めようとするエリアス。

「この異能の名前は障壁って入ってるから防御系の異能だと僕は予想してるけどどう思う?」

「私も、そう思う。」

もしもの時に備えてしっかりとやることは説明しておく。

「今からそれに向かって魔法もどきを撃ってみてどうなるかを見ようと思うんだけど、もしなにか不具合が生じたら遠慮しないで言ってね。」

「うん、」

最初から大きい攻撃は負担が高いはずなのでさっきのアイリスの攻撃から読み取ったエアカッターを使用することにする。

「エアカッター」

エリアスの伸ばした右手部分に魔力が集中し、可視化されるほどの塊となった後に『次元障壁』へと向かって〈放出〉される。

エリアスの魔法陣は光らないし淡い翠の発光は怒らない。
それでもまた違った美しさを纏うエリアスだけにしか使えないであろう魔法は『次元障壁』へとぶち当たる、

と思われた時。

消えた・・・

言い直そう。吸い込まれた。

放った魔法があたった瞬間に消えたように見えた。しかし、魔力が霧散したわけではなくそこにはあるように思える。
しかし、こちらからはアクセス出来ない、いや、コントロール下を離れた魔法は自分の乗せたはずの思念のようなものさえもが乗っ取られたどこかへと飛ばされたような感覚を受ける。

少なくともあれは自分のコントロール下の魔法ではない。

驚き目の前で起こった事実に呆れてしまったエリアスはバカみたいに口を開けたままで目を見開いた状態で固まっていた。その美しい顔が台無しになっていることはご愛敬だ。

そんなエリアスの顔を見てアイリスは小さな笑を浮かべるとともに、二つの選択肢が頭を駆け巡っていた。

「ねえ、エリアス、?」

「アイリスどうしたの?」

間抜けヅラを一瞬のうちに元の顔に戻してアイリスに向き直って答えるエリアス。
相手が今のアイリスでなければ大爆笑間違いなしであっただろう顔芸の域に達していたことをここに添えて書いておく。

「エリアスの魔法、この異能の、異次元、に、閉じ込められてるらしい、よ?」

「んっ?」

「この異能は、相手の魔法を、異次元の倉庫、に飛ばして、無効化する魔法。」

なんだよそれと思うふたり。
エリアスはその驚愕的な防御性能に少し恐れさえ覚える。
そしてアイリスはその続きを知ってさらなる驚愕を。

「まだ、続きはある、」

エリアスは身構える。

「この、異能は異次元の、倉庫に入った魔法を、私のコントロールに置く、ことが出来る。または、この異能のコストとして、魔力に変換して、使うことが、出来る。」

ちょっと待とうか。そう思うエリアス。

エリアスの『等価交換』も有り得ないくらいの性能を誇っている。けれども、この異能は出来ることが多い。多すぎる気がする。
そこで一個重大な見落としに思い当たるエリアス。

「ねぇ、ちょっと殴ってみていい?」

「私も、やってほしい。」

エリアスは次元障壁へと向かい殴る。
魔法が異次元へと飛ばされたのだから自分まで異次元に飛ばされるのでは?という懸念があったがやらない事には始められない性能確認なので、そして自らの好奇心のためにも実行した。

ガツン

全能力強化中の状態であるエリアスの拳を難なくその壁は防いだ。というか少しもダメージが入っている様にさえ見えない。

ただ、少しアイリスが辛そうにしている。

「大丈夫、アイリス?」

「大丈夫。でも、この異能の、欠点わかった。」

「欠点?」

殴られた時にダメージを与えられた分だけ本体へと反動がいくとかそんなものだろうかなどと考えながらエリアスはアイリスの言葉を待つ。

「この異能は、コストが、大きい。エリアスの、異能と一緒。維持するのに、大量の魔力量、が必要。物理攻撃を受ける、と、更なる魔力が、必要。」

そういうことかと納得できる部分もある。

魔法完全防御の性能は破格だがそれでは強すぎる。上限がどこかは分からない現状ではなんとも言えない部分もあるが、コストとして多大な魔力の消費を賄うための魔力変換の機能とはよく出来た異能だと思う。

劣化しない防壁であり、削られる防壁である。この世界には確かに存在しない使い所と使い方を使い手に要求してくる面白い効果である。

「どれ位魔力吸い取られてくかわかる?」

「私の体感、だと、魔力変換がないと、10分持つか、持たないか……」

かなりに思いコストが課せられている。けれども正直言えば今の段階で使う可能性は薄いとも思っている。

「じゃあ基本は使用しない方向で行こうか。もし使う時は局所的に発生させて使うとかはどうかな?」

「うん、それが、いいと思う。」

そういう訳で進む方向は決まった。

「ちなみに次の階位に進むための条件って出たよね?」

「うん、500体の、討伐だって。」

同じだなと心の中で思って一息つくエリアス。
この魔法陣からはどんなぶっ壊れた試練が課されても文句が言えないし、やるしかないから安心感が大きい。

グギギギャャャャ

丁度いい。これからはアイリスに借りまくってもらって能力強化をしてもらおう。

「じゃあ倒しに行きますか。」

「うん。強く、なる。。。」

次の瞬間には獲物へ向けて爆進を始めた。





しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした

月神世一
ファンタジー
​「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」 ​ ​ブラック企業で過労死した日本人、カイト。 彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。 ​女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。 ​孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった! ​しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。 ​ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!? ​ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!? ​世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる! ​「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。 これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!

男が英雄でなければならない世界 〜男女比1:20の世界に来たけど簡単にはちやほやしてくれません〜

タナん
ファンタジー
 オタク気質な15歳の少年、原田湊は突然異世界に足を踏み入れる。  その世界は魔法があり、強大な獣が跋扈する男女比が1:20の男が少ないファンタジー世界。  モテない自分にもハーレムが作れると喜ぶ湊だが、弱肉強食のこの世界において、力で女に勝る男は大事にされる側などではなく、女を守り闘うものであった。  温室育ちの普通の日本人である湊がいきなり戦えるはずもなく、この世界の女に失望される。 それでも戦わなければならない。  それがこの世界における男だからだ。  湊は自らの考えの甘さに何度も傷つきながらも成長していく。  そしていつか湊は責任とは何かを知り、多くの命を背負う事になっていくのだった。 挿絵:夢路ぽに様 https://www.pixiv.net/users/14840570 ※注 「」「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜

沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。 数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。

異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。

お小遣い月3万
ファンタジー
 異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。  夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。  妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。  勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。  ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。  夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。  夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。  その子を大切に育てる。  女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。  2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。  だけど子どもはどんどんと強くなって行く。    大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

処理中です...