プールサイド

なお

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追熟

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「キスしていい……?」

野原君から、興奮が伝わってくる。
顔を近づけて、ちっちゃな声で尋ねられて

うん

また頷いたら、ふわっと乾いた唇が当たった。

唇が離れたら、野原君は自分の唇を軽く舐めてた。

乾いてたから無意識にしたのかもしれない…

色気が……すごくて、草食なイメージだったのに、なんか…

「拓海君、もう一回…しよ」

「ん……」

ちゅ…

顔を傾けて、下唇を軽くはむっとされたり、お返ししたりする。

外なのにいいのかな…

野原君はこんなの、嫌いじゃないかな?

でも止まらない。やめたくない…

野原君のズボンを見てみると、硬くふくらんでるように見えて、もっとドキドキしてきた。

「やばい。オレ、止まんない…」

「私も…」

「やばいまじで。続けてたら」

って、野原君離れちゃうし。
やめちゃうの?ウソでしょ。

「いいよ、私、続けても…」

「でも……こんなとこで嫌じゃん」

「じゃあ、どこなら…」

「波多野って……エロいんだね…」

え…。

野原君は、弱り顔で口元に手を当てて言った。

エロいって言われちゃった。

でも、そうだよね。
やだよね、こんな触られたがる女なんて。

でも、顔から火が出るほど恥ずかしい…

「ゴメンね、やだよね…。私エッチなことばっかり言ってるよね」

「あ、違う、嫌ってわけじゃなくて……」

野原君の顔も真っ赤。

嫌じゃないなら…

野原君の手を握って、膝に乗せた。

きれいな指が、私のスカートの上にある。

「……だから、こんなところじゃ……」

野原君は困り果てながら、私から顔を隠すようにうつむいてる。

残った左手で、ズボンのふくらみを隠すようにして。

「私、エロいこと考えてるよ…。ごめんね…」

「……ちょっと、ねぇ、そんなの言われたら、オレはどうすればいいの……」

って、野原君は、困りながら笑いだして。

ちょっと沈黙になって、さっきより真剣な顔で、見つめ合う。
で、野原君が提案してくれた。

「……カラオケ…行く?」

頷いて、立ち上がっても繋いだ手は離れない。

前、一緒に来たカラオケ。
今度は携帯忘れちゃだめだねって話しながら、部屋に入った。

メロンソーダとジンジャーエールを頼む。
炭酸がふたつ並んで、店員さんが部屋から出てった。

歌本見る野原君に、尋ねてみる。

「カラオケって、カメラとかあるかな」

「あるんじゃない」

「何もできないね…」

「………これぐらいなら」

私の人差し指を、野原君が握る。

ひんやりした野原君の指先は、女の子みたいにきれい。

「拓海君、きれいな指だね」

「指か…褒められてる感じしない」

「なんで?すごくいいのに…」

野原君は、繋いでた私の手も一緒に、パーカーの中に隠してしまった。

腕がぴったりくっついている。
服を着てても、野原君の体温は伝わってきてた。

カラオケ独特の部屋の匂い。
壁と野原君に挟まれて座っている。

二人掛けの合皮のソファは、汗ばむ膝裏に張り付くような感じがした。

パーカーの中で繋いでる手は誰にも見えない。
繋いでる本人達にも。

野原君は、手を少し緩めて、着ていたパーカーのジッパーを下げた。

「…暑い。脱ぐ」

狭苦しそうにしながら、脱いでしまった。

たしかに暑い。

私が一人で興奮してるからかなって思ってた…
野原君も同じだったんだ。

「手も汗ばんでる。ごめん」

「いいよ。私だって同じだよ」

野原君の着てたパーカーが、無造作に私の膝に掛かる。

いい匂いがした。

「野原君、いい匂い……」

「そうかな。汗臭くない?」

「全然。私の方が……」

がばっと顔を上げたら、野原君は恥ずかしそうな顔をした。

あー…

なんて可愛いんだろ。

野原君の両手を握って少し引っ張った。
顔がちょっと近づくけど、触れ合わないで離れてしまう。

触れたい。

もっと、ふたりで。

キスして、って言わなきゃ伝わらないのかな。

もう一回引っ張ってみたら、野原君が壁に手をついた。






その後、ちゃんとキスしてくれた。

端に押しやられて、体を動かせる自由もない。

少しだけ開かれた唇の隙間から、柔らかな舌が遠慮がちに入ってくる。

その舌にそっと応えると野原君は熱い吐息を漏らした。

「……やばい」

って、少し離れようとする。
欲情することに罪悪感を抱いてるように、私には見える。

じれったくて、コウキとは違ってて、何も進まない。

「して。ねえ、拓海君……」

細く長い指先にキスをして、スカートの中へ導いた。
困ってる顔が見ていられなくて、目を伏せながら。

「………」

ピンクのショーツの上で、野原君の指が動いた。
するすると弧を描いたり、ぷにぷにと恥肉を押したり。すべてパンティー越しに。

こんな姿、カラオケのスタッフから見えてるのかな。
でも、とまらない。

野原君の息遣いと肌の熱さに、内側からとろけ出してしまいそうだった。

「やわらかいなあ……」

野原君が、恥丘を摩りながら呟いた。
核心には触れていないのに、ひどく興奮した。

野原君の中指が、硬くしこった核を擦った。

パンティーの上からだけど、びくっと感じてしまった。

「あっ…痛かった?ごめん…」

野原君はさっと手を引っ込めてしまう。
違う、とその手首をつかまえた。

「違うから、痛くないからもっとして……」

「も、もっとって……いいの、本当に?」

「いいの……あっ、うんっ…」

絶妙なタッチで核心を擦られる。
暫く悶えていたら、野原君は汗ばんだ前髪を撫でながら見下ろしていた。

「下着が……湿ってる」

「うんっ…ごめん……」

「気持ちいいんだよね?」

うん…と頷いたら、野原君はちょっと嬉しそうに笑った。

ああもう、そんな顔されたら…

「拓海君…っ」

「わっ」

「好き…っ」

首に腕を絡めて抱きしめた。
野原君はバランスを崩しながら、私の上に密着する。

これだけ接近して、まだがっつかない?
こんなに興奮してる私がおかしい?

息をすると野原君の匂いがする。

「……波多野……はあはあしてる」

「ごめん…」

「ううん、かわいーなって……俺…」

ショーツの上でもぞっと野原君の手が動く。

「触るね…」

見つめ合いながら、野原君の指が直接私の中に触れた。
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