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変革の朝
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「皆の者、よく聞け」
「「「!?!?」」」
名古屋駅にいた全員が周りをキョロキョロした。
「我は創造神と呼ばれている存在だ。今はお前らの頭の中に直接語りかけている」
周りを見回したあとはぎょっとした顔になる。皆感情豊かなようだ。
「お前達は罪を犯しすぎた。我が作った大地を化学の力で焼き殺した。我が作った人類が殺しあった。我が作った海を様々なゴミで埋めた。そして緑豊かな我が星、地球を汚しすぎた」
ここまで言い終わると誰も反応するものはいなかった。実際におもいあたるものが多いのだろう。日本に落とされた原爆。2度に渡る世界大戦。そして海に多量に放棄されたプラスチックゴミ。要因は多すぎた。
「無駄な生き物を作ったと我は後悔している。我の力を使えば直ぐにこの星を元の"空"の状態にすることも出来る。しかしそれでは意味は無い。だからお前達には試練を貸すことにした。ファンタジーのダンジョンを建設する。若者たちならわかるだろう。ゴブリンとかオークとかのものだ。あいつらはダンジョンの中にいるが定期的に捌かないと外に出てきて都市を襲う。こいつらはある程度のレベルは皆で協力すれば倒せるレベルだ。よっぽど強い魔物はダンジョンの外には出ない。あと自国のダンジョンの最上階全てを制覇したものにはなんでも願いを叶え、そしてダンジョンを無くそう。人間の存在価値を我に示せ」
「最後に大切なことがひとつ。まず魔物達に銃火器、科学の物質などは効果がないようにした。さすがにそれでは人間は勝てないだろう。だから救済措置として全てのものにレベルとスキルを与えることにした…」
まとめると
ダンジョンが出現する。
魔物を倒さないと街に溢れる。
銃などは効果が無い。
レベルとスキルが与えられる。
レベルの差が1などの場合は自身の身体能力で勝ることもあるが、10もの差が開くと、プロボクシング選手でも勝てなくなるらしい。
レベルが5毎にスキルがランダムに付与されるそうだ。
スキルは
ノーマル
レア
エクストラ
ユニーク
の階位に別れているらしい。剣の扱いが他者より上手くなるのは剣術。かなり上手くなるのが剣技。とても上手くなるのが剣豪。勝るものがないぐらいは剣聖。といったふうにノーマルから上がっていくらしい。
まとめるとこんなものだった。
「我からの話は以上。質問は受けつけない。明日になれば本当の話かどうかはわかるだろう」
そう言い残して彼の声は聞こえなくなった。そうして平穏が訪れたが、名古屋の街の活気が戻るには幾許かの時間が必要だった。
「嘘だろ…」
そんな中徹も名古屋駅にいた。自分が通うN大学に向かっていたのだ。その途中で脳内に声が聞こえてきた。彼は確信していた。昨日の謎の声の正体が。何故自分に昨日あんな問いかけがあったのかは分からない。もしかしたら俺は選ばれた人間なのかもしれない。等とふざけたことを考える余裕もなかった。
しかし確かに胸の中は昂っていた。これまで感じたことがないほどに。僅かな動揺、少しばかりの危機感、それらの気持ちを全て押さえ込んで好奇心が勝っていた。
元々神谷徹という人間は所謂天才と呼ばれる存在だった。スポーツにかけても、勉強においても努力せずにある程度上手くできていたのだ。
そうして大学受験にもちゃんと勉強せずに家の近くのN大学にしたのだ。そうした出来事から彼の「楽しみ」を奪っていった。何かを成した達成感。そういったものが感じることが出来なかった。そのせいで少しばかり歪んでしまったのかもしれない。
「まずは準備をしないとな」
彼は柄にもなく"準備"と言った。それはどういうことか。警戒しているのだ。今まで何をやってきても上手く出来ていた者が。"神"と言う存在を。
やつは魔物といった。ファンタジーで言うところのゴブリンやオークとも言った。ならもしかしたら伝説となっているヒュドラなどの存在も出てくるかもしれない。もしかしたらそれを討伐したヘラクレスもでてくるかもしれない。そういった連鎖的な思考は留まるところを知らない。ここまでに至った者の好奇心を抑えることは不可能だろう。
そうして彼は名古屋駅の中に入っていった。
****
「まずは食料品を買い占めないと。暮らしのために株で稼いだ金額を使う時が来たか。そのあとはホームセンターだな。神話のヤツらを相手にするには確実に物足りないが武器は少なからずいるだろ。レベル制、スキル制ってことはステータスなるものが存在するようになるはずだ。あいつはレベル5毎にスキルがランダムで選ばれると言っていた。なら初めのスキルはもしかしたらランダムではないのかもしれない。そうなるとどこからそのスキルが選ばれるかになるが、ファンタジーの世界から鑑みて見ると自分の特技、行動などに当てはまるように思える。まずそこからもう一度把握することからが大切だ。高校などでは剣道をしていたから特技、行動ともに剣道と思える。ほぼ最初のスキルは剣の道になっていると考えてもいいだろう。そうなると少なからず魔物に対抗スキルになっているわけだ。なら武器として可能なものは敵を切り刻むことが出来るものになる。ホームセンターでは剣なんて売っていないからとりあえずはナイフを短剣と見立てて使うことが正しいのだろう…おっと考えすぎたな。まずは食料品だ」
おれは天才かもしれない。そう思ったのは小学校の頃からだった。テストでは絶対100点だったし、サッカーを習っていなくてもクラスで1番うまかった。小学校の頃だったかもしれないがな。
でも中学で変わったんだ。予想から確信に。中学のテストでは満点を取る者が俺以外に現れなくなった。野球ではメンバー不足で助っ人で大会に出たが、県で最優秀選手に選ばれたりもした。
高校ではさらに酷かった。家から近い高校に通ったがいつもの様にテストで満点をとるとカンニングに疑われたのだ。これからは少し点数を抑えておこうと思った。当然部活動もだ。県大会の決勝ではわざと負けた。近畿大会の全国決めでもわざと負けた。そうしてある程度優秀な生徒を偽ってきた。
でもそれももう終わりだ。これからは「世界」が変わる。俺はそう確信していた。力をつけ、レベルを上げなければ生きていけない世界になるだろうと。
「空が綺麗だな…」
こんなふうに思ったことはいつぶりだろう。最近の空は灰色にしか感じなかった。空ってのはこんなに綺麗だったんだな。
そんなことを考えながら彼は歩みを進めて行った。
それがいずれ日本のランカーになる男の始まりの日でもあった。
「「「!?!?」」」
名古屋駅にいた全員が周りをキョロキョロした。
「我は創造神と呼ばれている存在だ。今はお前らの頭の中に直接語りかけている」
周りを見回したあとはぎょっとした顔になる。皆感情豊かなようだ。
「お前達は罪を犯しすぎた。我が作った大地を化学の力で焼き殺した。我が作った人類が殺しあった。我が作った海を様々なゴミで埋めた。そして緑豊かな我が星、地球を汚しすぎた」
ここまで言い終わると誰も反応するものはいなかった。実際におもいあたるものが多いのだろう。日本に落とされた原爆。2度に渡る世界大戦。そして海に多量に放棄されたプラスチックゴミ。要因は多すぎた。
「無駄な生き物を作ったと我は後悔している。我の力を使えば直ぐにこの星を元の"空"の状態にすることも出来る。しかしそれでは意味は無い。だからお前達には試練を貸すことにした。ファンタジーのダンジョンを建設する。若者たちならわかるだろう。ゴブリンとかオークとかのものだ。あいつらはダンジョンの中にいるが定期的に捌かないと外に出てきて都市を襲う。こいつらはある程度のレベルは皆で協力すれば倒せるレベルだ。よっぽど強い魔物はダンジョンの外には出ない。あと自国のダンジョンの最上階全てを制覇したものにはなんでも願いを叶え、そしてダンジョンを無くそう。人間の存在価値を我に示せ」
「最後に大切なことがひとつ。まず魔物達に銃火器、科学の物質などは効果がないようにした。さすがにそれでは人間は勝てないだろう。だから救済措置として全てのものにレベルとスキルを与えることにした…」
まとめると
ダンジョンが出現する。
魔物を倒さないと街に溢れる。
銃などは効果が無い。
レベルとスキルが与えられる。
レベルの差が1などの場合は自身の身体能力で勝ることもあるが、10もの差が開くと、プロボクシング選手でも勝てなくなるらしい。
レベルが5毎にスキルがランダムに付与されるそうだ。
スキルは
ノーマル
レア
エクストラ
ユニーク
の階位に別れているらしい。剣の扱いが他者より上手くなるのは剣術。かなり上手くなるのが剣技。とても上手くなるのが剣豪。勝るものがないぐらいは剣聖。といったふうにノーマルから上がっていくらしい。
まとめるとこんなものだった。
「我からの話は以上。質問は受けつけない。明日になれば本当の話かどうかはわかるだろう」
そう言い残して彼の声は聞こえなくなった。そうして平穏が訪れたが、名古屋の街の活気が戻るには幾許かの時間が必要だった。
「嘘だろ…」
そんな中徹も名古屋駅にいた。自分が通うN大学に向かっていたのだ。その途中で脳内に声が聞こえてきた。彼は確信していた。昨日の謎の声の正体が。何故自分に昨日あんな問いかけがあったのかは分からない。もしかしたら俺は選ばれた人間なのかもしれない。等とふざけたことを考える余裕もなかった。
しかし確かに胸の中は昂っていた。これまで感じたことがないほどに。僅かな動揺、少しばかりの危機感、それらの気持ちを全て押さえ込んで好奇心が勝っていた。
元々神谷徹という人間は所謂天才と呼ばれる存在だった。スポーツにかけても、勉強においても努力せずにある程度上手くできていたのだ。
そうして大学受験にもちゃんと勉強せずに家の近くのN大学にしたのだ。そうした出来事から彼の「楽しみ」を奪っていった。何かを成した達成感。そういったものが感じることが出来なかった。そのせいで少しばかり歪んでしまったのかもしれない。
「まずは準備をしないとな」
彼は柄にもなく"準備"と言った。それはどういうことか。警戒しているのだ。今まで何をやってきても上手く出来ていた者が。"神"と言う存在を。
やつは魔物といった。ファンタジーで言うところのゴブリンやオークとも言った。ならもしかしたら伝説となっているヒュドラなどの存在も出てくるかもしれない。もしかしたらそれを討伐したヘラクレスもでてくるかもしれない。そういった連鎖的な思考は留まるところを知らない。ここまでに至った者の好奇心を抑えることは不可能だろう。
そうして彼は名古屋駅の中に入っていった。
****
「まずは食料品を買い占めないと。暮らしのために株で稼いだ金額を使う時が来たか。そのあとはホームセンターだな。神話のヤツらを相手にするには確実に物足りないが武器は少なからずいるだろ。レベル制、スキル制ってことはステータスなるものが存在するようになるはずだ。あいつはレベル5毎にスキルがランダムで選ばれると言っていた。なら初めのスキルはもしかしたらランダムではないのかもしれない。そうなるとどこからそのスキルが選ばれるかになるが、ファンタジーの世界から鑑みて見ると自分の特技、行動などに当てはまるように思える。まずそこからもう一度把握することからが大切だ。高校などでは剣道をしていたから特技、行動ともに剣道と思える。ほぼ最初のスキルは剣の道になっていると考えてもいいだろう。そうなると少なからず魔物に対抗スキルになっているわけだ。なら武器として可能なものは敵を切り刻むことが出来るものになる。ホームセンターでは剣なんて売っていないからとりあえずはナイフを短剣と見立てて使うことが正しいのだろう…おっと考えすぎたな。まずは食料品だ」
おれは天才かもしれない。そう思ったのは小学校の頃からだった。テストでは絶対100点だったし、サッカーを習っていなくてもクラスで1番うまかった。小学校の頃だったかもしれないがな。
でも中学で変わったんだ。予想から確信に。中学のテストでは満点を取る者が俺以外に現れなくなった。野球ではメンバー不足で助っ人で大会に出たが、県で最優秀選手に選ばれたりもした。
高校ではさらに酷かった。家から近い高校に通ったがいつもの様にテストで満点をとるとカンニングに疑われたのだ。これからは少し点数を抑えておこうと思った。当然部活動もだ。県大会の決勝ではわざと負けた。近畿大会の全国決めでもわざと負けた。そうしてある程度優秀な生徒を偽ってきた。
でもそれももう終わりだ。これからは「世界」が変わる。俺はそう確信していた。力をつけ、レベルを上げなければ生きていけない世界になるだろうと。
「空が綺麗だな…」
こんなふうに思ったことはいつぶりだろう。最近の空は灰色にしか感じなかった。空ってのはこんなに綺麗だったんだな。
そんなことを考えながら彼は歩みを進めて行った。
それがいずれ日本のランカーになる男の始まりの日でもあった。
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