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2話
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彼の問いに再び頷く。十分に濡れそぼった私の女の部分は彼の指さえも欲しているようでキュンキュンしている。あとちょっとだ。あとちょっとで……!
「んんっ!! はぁぁ……!」
そして、彼の指が私のヴァギナの中に入ってくる。私の中がゴリゴリと削られるような感触と共に異物を押し出しそうとする運動。加えて性感帯への直接の快楽が私の全身に澄み渡っていく。
「凄い締め付けだぞ、茜」
「ぃゃぁ……」
快楽を与えている和弥と快楽を与えられている私の反応が如実に異なる。和弥は愉しそうに笑って、私は快楽を逃がす為に息を吐く。身体の中を直接触れられて私の中の何かが開発されるのが分かった。私の腰が彼からの快楽から逃れるために勝手に動く。
「痛かったら言ってくれよ?」
彼の心配する問いに何度も小さく頷く。直接返事をしようにも、私の奥を目指している彼の手から与えられる欲求に負けそうで、私は我慢することしか出来ない。目をぎゅっと瞑って快楽に必死に耐える。彼の手はもうすぐ私の最大の弱点へと到達するだろう。彼の手が進むごとに弱点部分が刺激されてだんだん気持ちよくなってくる。
「確かこの辺りだっ……」
「んあっっっ!!!!」
彼が何かを言い終わる前に彼の指が私の最大の弱点を抉った。そのせいで私は大きく嬌声を上げる。私は快楽に耐えようとするものの彼の指は愛撫を始める。優しく摩られたり、机を叩くときのようにトントンとされたり、押し込んで圧迫されたりだ。
強すぎないけれど、しっかりとした和弥の愛撫が私の中の何かを強制的に高めていく。普段の生活では出さない私の女としての嬌声がこの寝室に響き渡る。和弥は私を"女"にしていく。
「っん、っん、っあ……! っか、かずやぁ、それすき!」
「そっか、じゃあもっと続けるよ?」
「っうん! もっと! もっとシて!」
「茜は本当に可愛いなぁ」
「っひゃん!」
彼の言葉も私の中の何かを高めるスパイスだ。彼の言葉が耳を通して快楽に変わる。更に、和弥は私の右手と絡み合っていた左手を解き、私の右乳首を触り出す。再び嬌声を上げてしまう。
彼の言葉、私の右乳首と私のヴァギナへの愛撫。それぞれが濃厚に絡み合って、私の中の何かがさっきみたいに極限まで高まっていく。再び私の理性はどこかへ飛んでいってしまったようで、全身への気持ちよさを口から発する事しか出来ない。時間が経つにつれて一層高まっていく。
「っん、っん、っん、っん……! っあ、だめ! なにかきちゃう!」
私の中の高まりが急速に集まってくる。子供の頃、シャワーの先から水が出ないように押し潰してその勢いを止めて遊んだ時のように、私の中でも急激に勢いが増してきた。我慢したいけど、この勢いには勝てそうに無かった。
「っか、かずやぁ! っわ、わたしこわいよ、これ!!」
「そのままでも大丈夫だよ、茜」
「っん! っほ、ほんとう!?」
「ああ、俺がついてる」
急激に襲ってくるその勢いに耐えながらも私は和弥の顔を見る。何故か涙が溢れてきて視界が狭まっているけれど、彼は慈愛に溢れた瞳で私を見つめていた。和弥の言葉に安心した私はこの勢いに身を任せることにした。
「っあ! もうっ、だめっ! っでも! っすき! かずやぁ!」
「ああ、俺も……。だからイケ、茜!!」
彼のその嗜虐な側面が最後の鍵になった。
せき止められていた私の中の高まりが一気に放出される。快楽に耐えようとしていた身体の緊張が爆発して私の内部から襲った。私の身体を崩壊させようとするその勢いは私を大きく揺らす。爆弾が身体の中から爆発したみたいな、でもそれは凄く心地いい爆弾だ。でも、私の意識はこの爆弾のせいでどこかへ吹き飛ばされてしまった。
そんな快楽の勢いに身を委ねながらも私は大きく酸素を求めて喘ぐ。普段無意識にしていることでも、今回だけは意識して行なわないと出来なさそうだ。
「ぁぁ…………」
私の口から声にならない悲鳴が漏れてくる。何度も深呼吸することでやっと私の世界が戻ってきた。全身が今まで以上に怠い。でも気持ちが良くてまた味わいたいと思った。今は無理だけど。連続して味わうと死んでしまいそうだ。
「大丈夫?」
和弥は時間が経ってだんだんと落ち着いた私の背中をそっとたぐり寄せて私の身体を起こす。私の身体は生まれたての赤ちゃんみたいになっていてバランスを取れない。和弥はそんな私の背中を彼の前身で支えてくれた。私は安心して彼にもたれ掛かる。背中から伝わる彼の体温が心地よい。
「ほら」
「ん、ありがと」
彼はベッドの横の机からスポーツドリンクが入った500mlのペットボトルを私に手渡してくる。そのキャップはほとんど空けられていて、力が入らない私でも簡単に除けられる。私を労る和弥のそんな気遣いがとても嬉しい。
私はペットボトルの飲み口を自分の唇に付けた。そして、そのままペットボトルを傾ける。中の液体が私の口に流れてくる。私は抵抗なくその液体を飲んでいった。
全身に水分や塩分が澄み渡っていく。汗や体液を失い喉が渇くほど身体の水分が足りなくなっていた私にとって、これは恵みなのではないか。そこまで思わせる。私はあっという間に飲み干すと元気が戻った。
「ふぁー、助かった。それにしても和弥のそれ、随分苦しそうだね?」
さっきから私のお尻らへんをグイグイ押し上げている彼のペニスを指して、私は揶揄する。和弥は何も言わずに両腕を私の胸の方に伸ばして抱きしめてきた。私の右耳辺りに彼の唇が迫ってくる。そして、彼は口を開いた。
「俺、もう挿れたい……!」
「ぅん、私も挿れて欲しい……」
彼の素直な欲求に私の女の部分が再び疼く。休憩していくらか戻った理性が消失しそうで、また"女"にされてしまった。
私の了承を得た和弥は鼻息を荒くしながら後ろに倒れ込む。抱きしめられている私も和弥に守られながら後ろへと倒れた。
彼はベッドと私の間から器用に抜けだして起き上がった後に右手を机の方に伸ばしかける。けれど、顔だけは私を見て口を開いた。
「ゴム、付けた方が良い?」
「え? 私達にはもう必要ないでしょ?」
「……それもそっか」
私の返事を聞いて和弥は嬉しそうにはにかんだ。そして、私の足首を持って徐々に開脚させていく。私は一応抵抗する素振りを見せるけれど、そのまま彼に従った。私が足を開いたことで出来たスペースに彼は膝を突く。そして私のヴァギナの方へ右手を伸ばした。
クチュリ……。
再び私の下半身からそんな水を含んだ音が聞こえた。彼はそのまま私のヴァギナを優しく撫で、入り口周辺を触った後に手を離した。そして、彼は自分の親指と人差し指を擦り合わせ、私に見せつけてきた。
「ねえ、見て? 凄いよ」
「和弥の馬鹿ぁ!」
何をしているのかと思ったら、和弥は私の分泌物を伸ばしてその粘性を示す。私が興奮しているのが分かってしまうでは無いか。彼は私のヴァギナを触った手を口に含んで堪能した後に口を開いた。
「茜の味がする。美味しい」
「もう、何言ってんの!? 恥ずかしいんだから止めてよぉ!」
私を虐めるのが好きなことがよく分かる。……まあ、私もまんざらでは無いのだけど。直接肯定しちゃうと和弥は味を占めそうで恐い。だから、一応拒否する姿勢を見せておく。
私の抗議が届いたのか、和弥はその行為を止めた。そして、私の内股と彼の太ももが触れ合うくらいまで密着してくる。時折彼のペニスが私のヴァギナ周辺に当たり、その硬さが彼の興奮具合を表わしていた。
私と和弥の生唾を飲み込む音が響いた。これからの行為をお互いに楽しみにしている。2人の荒い息が響き、心臓もはち切れそうだ。
「挿れるよ?」
「ぅん。……はぁ……」
彼の問いに私は答える。すると、和弥はさらに密着してきた。ペニスの先端が入り口に触れる。思わず悩ましい声が出た。
「痛かったら言って」
彼の指示に私は頷く。それを見た和弥は少しはにかみ、ペニスを私のヴァギナに入るように調整する。亀頭と膣口が触れ合った。それによる快感が私を襲う。でも、これからの快楽は今以上になるはず。あとちょっとだ。あとちょっとで……!
そして、遂にその時は来た。私の腰を掴んだ和弥が腰を進めると、彼のペニスが私のヴァギナに入ってくる。指以上の太さに無理矢理こじ開けられて苦しいけれど、性感帯を刺激されたことによる快楽や和弥の精を貪りたい! 和弥の赤ちゃんを産みたい! 待ち望んでいたペニスを逃がさない! といった欲求が纏まっていく。
「っん! ……はぁぁ」
ゆっくりと挿入されることによる苦しさと快楽を逃すために深呼吸をしようとしても、彼のペニスは私の奥を目指して進む為逃げられない。それどころか益々快感は広がっていく。私の腰は意思とは反して勝手に動く。
「あ、かね……、そんな、に……、しめつけ……ないで…………」
情けない声で和弥はそう呟いた。何が起きたのかを確認するために逃れられない快感の中でやっとのこと和弥を見ると、彼の顔は苦しそうによがっている。どうやら私のヴァギナは彼のペニスをキュウキュウと締め付けていて、それが和弥にとってのウィークポイントになっているみたいだった。
「(そんなこと言われても……!)」
そう返事を返したいけれど、彼のペニスは私の中を抉るように奥へと目指している。その為、声にならないよがり声が漏れないように両手で自分の口を押さえる事しか出来ない。この手を離したら私の嬌声が響くことだろう。
「ぜんぶ……、はいったよ……」
荒い息を吐きながらそう呟いた和弥は肩で息をしていた。眉間に皺が寄るくらい我慢してその射精欲を抑えているみたいだ。ペニスを挿入する行為をしたことが無い私には和弥の感覚は分からないけれど、彼だってペニスを挿入される快感は分からないはず。でも、だからこそ男と女は別れているんだろう。結局の所、私は和弥とのセックスが好きだ。
和弥は身体を倒して私に密着してくる。お互いのお腹が触れて胸も触れる。私の乳首が彼の身体に潰されて、乳首からの快感も伝わってきた。
私達は再びキスをしてお互いの舌を絡める。それはもう性を貪るだけの獣のように。お互いがお互いを求めて自分の欲求と相手の欲求を満たそうとする。
息が苦しくなるほどその行為は続き、呼吸をするために唇を離した。私達は荒い息で酸素を求めて喘ぐ。和弥の瞳の中の私がくっきり見えるほど接近したまま和弥は口を開いた。和弥の瞳の中には1人の妖艶な女がいた。
「動くよ……?」
「ぅん、いっぱいシて?」
私の了承が彼の理性を壊してしまった様だ。和弥は身体を起こすと、両腕で私の腰を掴む。そして、彼は腰を動かし出す。私と彼の肌が当たった乾いた音も聞こえるようになった。
突いて、抜く。
突いて、突いて、抜く。
突いて、抜いて、抜く。
突いて、突いて、抜いて、突いて、抜く……。
彼のペニスによる私のヴァギナへの蹂躙が始まる。彼のペニスに最適化した私のヴァギナは、彼の行動に負け続ける。ヴァギナから伝わってくる享楽が私の脳や全身に届く。
「っあ! っあ! っん! っん! っああっ!」
彼によって私は強制的に嬌声を上げさせられる。私の全身は悦んでしまっている。彼のペニスが私の弱点を突いて摩って。私の中の高まりが再びこみ上げてくる。
「あかねっ! あかねっ! あかねっ! あかねっ!」
「かずやっ! かずやっ! かずやっ! かずやっ!」
私達はお互いの名前を呼び続ける。お互いを貪り尽くすために。
私は和弥が欲しい! だから……。もっと、もっともっともっと!
「ッひゃん! っあ! っそれ! 好き!!」
腰を動かしながら、和弥は両手で私のそれぞれの乳首を摘まむ。乳首からの悦楽も増えて、私の中の何かが更に高まっていく。
私の好きな彼の顔。この室内のあらゆる音。和弥の匂い。彼の舌の味。ヴァギナと乳首を中心とした全身に広がる快楽。
五感全てから伝わる色々な快楽が入り交じって私を襲う。私には耐え切れそうにない。我慢出来るラインを超えた。急激に私の中の何かがこみ上げてくる。
「っだめ! きちゃう! きちゃうからぁ!」
「イって! あかねっ!」
「あ。……ひゃぁん!?」
私の中の何かが再び破裂して、私の身体を襲う。全身が大きく震え、意識もどこかに飛んでいく感じがした。でも、その余韻を楽しむ前に和弥の声が聞えてくる。
「おれもでそう! だからっ!」
「っいまは! だめぇっ!?」
今までの気遣いはどこへいったのやら。私の中に射精したい、という欲求を満たすためだけに和弥は欲望のまま腰を振る。高まりを超えて敏感になった私の身体は抵抗することも出来ずにされるがままになった。むしろ、敏感な今の状態ではさっきまでよりも刺激が強すぎる。再び私の中の何かが大きく込み上がってきた。
「あかねっ! イクよ!」
「ぅん! きてっ! かずやっ!!」
私は与えられる全ての享楽に少しだけ我慢して彼に答える。そして……。
「でるっ!!」
「あ゛ぁ゛ん!?」
彼の限界と私の限界は同時に迎えた。私は大きく身体が痙攣して全ての五感が鋭敏になっている。そのおかげで和弥のペニスが私の中で勢いよく精を放っているのが分かった。何度も、何度も。私を孕ませたいとでも言いたげだ。
さっきまでとは打って変わって静寂が戻る。余震に浸る私達の荒々しい呼吸音が響くようになった。
高まりが爆発したことの疲労や和弥からの愛情、全身を襲う鋭敏な感覚……。それら全てが睡魔となって私を襲い、瞼が落ちてくる。抗うことは出来そうに無かった。抵抗しようとしたけれど、結局私はそのままその睡魔に身を委ねようとする。すると、和弥は口を開いた。
「あいしてるよ、あかね」
「ぅん、わたしも……。かずやぁ…………」
優しい彼の言葉が私を癒やす。そして、安心した私はそのまま意識を飛ばした……。
「んんっ!! はぁぁ……!」
そして、彼の指が私のヴァギナの中に入ってくる。私の中がゴリゴリと削られるような感触と共に異物を押し出しそうとする運動。加えて性感帯への直接の快楽が私の全身に澄み渡っていく。
「凄い締め付けだぞ、茜」
「ぃゃぁ……」
快楽を与えている和弥と快楽を与えられている私の反応が如実に異なる。和弥は愉しそうに笑って、私は快楽を逃がす為に息を吐く。身体の中を直接触れられて私の中の何かが開発されるのが分かった。私の腰が彼からの快楽から逃れるために勝手に動く。
「痛かったら言ってくれよ?」
彼の心配する問いに何度も小さく頷く。直接返事をしようにも、私の奥を目指している彼の手から与えられる欲求に負けそうで、私は我慢することしか出来ない。目をぎゅっと瞑って快楽に必死に耐える。彼の手はもうすぐ私の最大の弱点へと到達するだろう。彼の手が進むごとに弱点部分が刺激されてだんだん気持ちよくなってくる。
「確かこの辺りだっ……」
「んあっっっ!!!!」
彼が何かを言い終わる前に彼の指が私の最大の弱点を抉った。そのせいで私は大きく嬌声を上げる。私は快楽に耐えようとするものの彼の指は愛撫を始める。優しく摩られたり、机を叩くときのようにトントンとされたり、押し込んで圧迫されたりだ。
強すぎないけれど、しっかりとした和弥の愛撫が私の中の何かを強制的に高めていく。普段の生活では出さない私の女としての嬌声がこの寝室に響き渡る。和弥は私を"女"にしていく。
「っん、っん、っあ……! っか、かずやぁ、それすき!」
「そっか、じゃあもっと続けるよ?」
「っうん! もっと! もっとシて!」
「茜は本当に可愛いなぁ」
「っひゃん!」
彼の言葉も私の中の何かを高めるスパイスだ。彼の言葉が耳を通して快楽に変わる。更に、和弥は私の右手と絡み合っていた左手を解き、私の右乳首を触り出す。再び嬌声を上げてしまう。
彼の言葉、私の右乳首と私のヴァギナへの愛撫。それぞれが濃厚に絡み合って、私の中の何かがさっきみたいに極限まで高まっていく。再び私の理性はどこかへ飛んでいってしまったようで、全身への気持ちよさを口から発する事しか出来ない。時間が経つにつれて一層高まっていく。
「っん、っん、っん、っん……! っあ、だめ! なにかきちゃう!」
私の中の高まりが急速に集まってくる。子供の頃、シャワーの先から水が出ないように押し潰してその勢いを止めて遊んだ時のように、私の中でも急激に勢いが増してきた。我慢したいけど、この勢いには勝てそうに無かった。
「っか、かずやぁ! っわ、わたしこわいよ、これ!!」
「そのままでも大丈夫だよ、茜」
「っん! っほ、ほんとう!?」
「ああ、俺がついてる」
急激に襲ってくるその勢いに耐えながらも私は和弥の顔を見る。何故か涙が溢れてきて視界が狭まっているけれど、彼は慈愛に溢れた瞳で私を見つめていた。和弥の言葉に安心した私はこの勢いに身を任せることにした。
「っあ! もうっ、だめっ! っでも! っすき! かずやぁ!」
「ああ、俺も……。だからイケ、茜!!」
彼のその嗜虐な側面が最後の鍵になった。
せき止められていた私の中の高まりが一気に放出される。快楽に耐えようとしていた身体の緊張が爆発して私の内部から襲った。私の身体を崩壊させようとするその勢いは私を大きく揺らす。爆弾が身体の中から爆発したみたいな、でもそれは凄く心地いい爆弾だ。でも、私の意識はこの爆弾のせいでどこかへ吹き飛ばされてしまった。
そんな快楽の勢いに身を委ねながらも私は大きく酸素を求めて喘ぐ。普段無意識にしていることでも、今回だけは意識して行なわないと出来なさそうだ。
「ぁぁ…………」
私の口から声にならない悲鳴が漏れてくる。何度も深呼吸することでやっと私の世界が戻ってきた。全身が今まで以上に怠い。でも気持ちが良くてまた味わいたいと思った。今は無理だけど。連続して味わうと死んでしまいそうだ。
「大丈夫?」
和弥は時間が経ってだんだんと落ち着いた私の背中をそっとたぐり寄せて私の身体を起こす。私の身体は生まれたての赤ちゃんみたいになっていてバランスを取れない。和弥はそんな私の背中を彼の前身で支えてくれた。私は安心して彼にもたれ掛かる。背中から伝わる彼の体温が心地よい。
「ほら」
「ん、ありがと」
彼はベッドの横の机からスポーツドリンクが入った500mlのペットボトルを私に手渡してくる。そのキャップはほとんど空けられていて、力が入らない私でも簡単に除けられる。私を労る和弥のそんな気遣いがとても嬉しい。
私はペットボトルの飲み口を自分の唇に付けた。そして、そのままペットボトルを傾ける。中の液体が私の口に流れてくる。私は抵抗なくその液体を飲んでいった。
全身に水分や塩分が澄み渡っていく。汗や体液を失い喉が渇くほど身体の水分が足りなくなっていた私にとって、これは恵みなのではないか。そこまで思わせる。私はあっという間に飲み干すと元気が戻った。
「ふぁー、助かった。それにしても和弥のそれ、随分苦しそうだね?」
さっきから私のお尻らへんをグイグイ押し上げている彼のペニスを指して、私は揶揄する。和弥は何も言わずに両腕を私の胸の方に伸ばして抱きしめてきた。私の右耳辺りに彼の唇が迫ってくる。そして、彼は口を開いた。
「俺、もう挿れたい……!」
「ぅん、私も挿れて欲しい……」
彼の素直な欲求に私の女の部分が再び疼く。休憩していくらか戻った理性が消失しそうで、また"女"にされてしまった。
私の了承を得た和弥は鼻息を荒くしながら後ろに倒れ込む。抱きしめられている私も和弥に守られながら後ろへと倒れた。
彼はベッドと私の間から器用に抜けだして起き上がった後に右手を机の方に伸ばしかける。けれど、顔だけは私を見て口を開いた。
「ゴム、付けた方が良い?」
「え? 私達にはもう必要ないでしょ?」
「……それもそっか」
私の返事を聞いて和弥は嬉しそうにはにかんだ。そして、私の足首を持って徐々に開脚させていく。私は一応抵抗する素振りを見せるけれど、そのまま彼に従った。私が足を開いたことで出来たスペースに彼は膝を突く。そして私のヴァギナの方へ右手を伸ばした。
クチュリ……。
再び私の下半身からそんな水を含んだ音が聞こえた。彼はそのまま私のヴァギナを優しく撫で、入り口周辺を触った後に手を離した。そして、彼は自分の親指と人差し指を擦り合わせ、私に見せつけてきた。
「ねえ、見て? 凄いよ」
「和弥の馬鹿ぁ!」
何をしているのかと思ったら、和弥は私の分泌物を伸ばしてその粘性を示す。私が興奮しているのが分かってしまうでは無いか。彼は私のヴァギナを触った手を口に含んで堪能した後に口を開いた。
「茜の味がする。美味しい」
「もう、何言ってんの!? 恥ずかしいんだから止めてよぉ!」
私を虐めるのが好きなことがよく分かる。……まあ、私もまんざらでは無いのだけど。直接肯定しちゃうと和弥は味を占めそうで恐い。だから、一応拒否する姿勢を見せておく。
私の抗議が届いたのか、和弥はその行為を止めた。そして、私の内股と彼の太ももが触れ合うくらいまで密着してくる。時折彼のペニスが私のヴァギナ周辺に当たり、その硬さが彼の興奮具合を表わしていた。
私と和弥の生唾を飲み込む音が響いた。これからの行為をお互いに楽しみにしている。2人の荒い息が響き、心臓もはち切れそうだ。
「挿れるよ?」
「ぅん。……はぁ……」
彼の問いに私は答える。すると、和弥はさらに密着してきた。ペニスの先端が入り口に触れる。思わず悩ましい声が出た。
「痛かったら言って」
彼の指示に私は頷く。それを見た和弥は少しはにかみ、ペニスを私のヴァギナに入るように調整する。亀頭と膣口が触れ合った。それによる快感が私を襲う。でも、これからの快楽は今以上になるはず。あとちょっとだ。あとちょっとで……!
そして、遂にその時は来た。私の腰を掴んだ和弥が腰を進めると、彼のペニスが私のヴァギナに入ってくる。指以上の太さに無理矢理こじ開けられて苦しいけれど、性感帯を刺激されたことによる快楽や和弥の精を貪りたい! 和弥の赤ちゃんを産みたい! 待ち望んでいたペニスを逃がさない! といった欲求が纏まっていく。
「っん! ……はぁぁ」
ゆっくりと挿入されることによる苦しさと快楽を逃すために深呼吸をしようとしても、彼のペニスは私の奥を目指して進む為逃げられない。それどころか益々快感は広がっていく。私の腰は意思とは反して勝手に動く。
「あ、かね……、そんな、に……、しめつけ……ないで…………」
情けない声で和弥はそう呟いた。何が起きたのかを確認するために逃れられない快感の中でやっとのこと和弥を見ると、彼の顔は苦しそうによがっている。どうやら私のヴァギナは彼のペニスをキュウキュウと締め付けていて、それが和弥にとってのウィークポイントになっているみたいだった。
「(そんなこと言われても……!)」
そう返事を返したいけれど、彼のペニスは私の中を抉るように奥へと目指している。その為、声にならないよがり声が漏れないように両手で自分の口を押さえる事しか出来ない。この手を離したら私の嬌声が響くことだろう。
「ぜんぶ……、はいったよ……」
荒い息を吐きながらそう呟いた和弥は肩で息をしていた。眉間に皺が寄るくらい我慢してその射精欲を抑えているみたいだ。ペニスを挿入する行為をしたことが無い私には和弥の感覚は分からないけれど、彼だってペニスを挿入される快感は分からないはず。でも、だからこそ男と女は別れているんだろう。結局の所、私は和弥とのセックスが好きだ。
和弥は身体を倒して私に密着してくる。お互いのお腹が触れて胸も触れる。私の乳首が彼の身体に潰されて、乳首からの快感も伝わってきた。
私達は再びキスをしてお互いの舌を絡める。それはもう性を貪るだけの獣のように。お互いがお互いを求めて自分の欲求と相手の欲求を満たそうとする。
息が苦しくなるほどその行為は続き、呼吸をするために唇を離した。私達は荒い息で酸素を求めて喘ぐ。和弥の瞳の中の私がくっきり見えるほど接近したまま和弥は口を開いた。和弥の瞳の中には1人の妖艶な女がいた。
「動くよ……?」
「ぅん、いっぱいシて?」
私の了承が彼の理性を壊してしまった様だ。和弥は身体を起こすと、両腕で私の腰を掴む。そして、彼は腰を動かし出す。私と彼の肌が当たった乾いた音も聞こえるようになった。
突いて、抜く。
突いて、突いて、抜く。
突いて、抜いて、抜く。
突いて、突いて、抜いて、突いて、抜く……。
彼のペニスによる私のヴァギナへの蹂躙が始まる。彼のペニスに最適化した私のヴァギナは、彼の行動に負け続ける。ヴァギナから伝わってくる享楽が私の脳や全身に届く。
「っあ! っあ! っん! っん! っああっ!」
彼によって私は強制的に嬌声を上げさせられる。私の全身は悦んでしまっている。彼のペニスが私の弱点を突いて摩って。私の中の高まりが再びこみ上げてくる。
「あかねっ! あかねっ! あかねっ! あかねっ!」
「かずやっ! かずやっ! かずやっ! かずやっ!」
私達はお互いの名前を呼び続ける。お互いを貪り尽くすために。
私は和弥が欲しい! だから……。もっと、もっともっともっと!
「ッひゃん! っあ! っそれ! 好き!!」
腰を動かしながら、和弥は両手で私のそれぞれの乳首を摘まむ。乳首からの悦楽も増えて、私の中の何かが更に高まっていく。
私の好きな彼の顔。この室内のあらゆる音。和弥の匂い。彼の舌の味。ヴァギナと乳首を中心とした全身に広がる快楽。
五感全てから伝わる色々な快楽が入り交じって私を襲う。私には耐え切れそうにない。我慢出来るラインを超えた。急激に私の中の何かがこみ上げてくる。
「っだめ! きちゃう! きちゃうからぁ!」
「イって! あかねっ!」
「あ。……ひゃぁん!?」
私の中の何かが再び破裂して、私の身体を襲う。全身が大きく震え、意識もどこかに飛んでいく感じがした。でも、その余韻を楽しむ前に和弥の声が聞えてくる。
「おれもでそう! だからっ!」
「っいまは! だめぇっ!?」
今までの気遣いはどこへいったのやら。私の中に射精したい、という欲求を満たすためだけに和弥は欲望のまま腰を振る。高まりを超えて敏感になった私の身体は抵抗することも出来ずにされるがままになった。むしろ、敏感な今の状態ではさっきまでよりも刺激が強すぎる。再び私の中の何かが大きく込み上がってきた。
「あかねっ! イクよ!」
「ぅん! きてっ! かずやっ!!」
私は与えられる全ての享楽に少しだけ我慢して彼に答える。そして……。
「でるっ!!」
「あ゛ぁ゛ん!?」
彼の限界と私の限界は同時に迎えた。私は大きく身体が痙攣して全ての五感が鋭敏になっている。そのおかげで和弥のペニスが私の中で勢いよく精を放っているのが分かった。何度も、何度も。私を孕ませたいとでも言いたげだ。
さっきまでとは打って変わって静寂が戻る。余震に浸る私達の荒々しい呼吸音が響くようになった。
高まりが爆発したことの疲労や和弥からの愛情、全身を襲う鋭敏な感覚……。それら全てが睡魔となって私を襲い、瞼が落ちてくる。抗うことは出来そうに無かった。抵抗しようとしたけれど、結局私はそのままその睡魔に身を委ねようとする。すると、和弥は口を開いた。
「あいしてるよ、あかね」
「ぅん、わたしも……。かずやぁ…………」
優しい彼の言葉が私を癒やす。そして、安心した私はそのまま意識を飛ばした……。
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