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第2話
しおりを挟むはぁ。
とても良い1日だった。
放課後出会った彼がとても親切で、あの後お茶をして彼がルブと言う名前だということを知った。
話をしてみるととても誠実で、今年で18歳になるらしい。趣味も読書で、すっかり意気投合してしまった。
あまり人と話さない私にはとても刺激的だった。
この素敵な思い出を胸にしまっておこう…
———————————————-
週末。
気分転換に公園へ遊びにきた。
ベンチで本を読んでいると、私を呼ぶ声がした。
「レイチェル?」
「ルブ!奇遇ですね」
なんと。
彼とまた会えるなんて!
「ずっと貴女のことが頭から離れなくて。
よかったらまた会ってくれませんか?」
どうしよう、彼も同じこと思ってくれてた。
「もちろんです!」
それから私たちは何度も会い、お互いのことを話し、お付き合いをするようになった。
あの男の子とはあんなに毎日会っていたのに、最近は会わなくなった。
彼が私の家に来ることもなくなり、ルブと付き合い始めてからは男の子のことを忘れていることすらもあった。
男の子と会わなくなり1ヶ月が過ぎ、半年が過ぎた。
そして、ルブと付き合ってから半年が過ぎた。
ある日街を歩いていると、
「ルブ、あの娘とはどうなの?
まだ付き合ってるの?」
「まだ付き合ってるよ。
栗色の髪が珍しくて付き合ったけど、もう飽きてきたかな。もうそろそろ切ろうかと思ってる。」
ルブの声だ。
栗色の髪って私のこと…?
「ルブには他にも女がいるのにね。
優しい顔して酷いことするよね。」
ルブ、他にも彼女がいるの?
そんな時、ルブと目が合った——
「レイチェル、来てたの?
話し聞いてただろうけど、もういらないから。
どっかいってくれる?」
酷い!
あんなに優しくしておいて、全部違った。
私が好きになったルブは全部嘘だった。
あの男の子ならこんな酷いことはしないだろう。
いつも太陽のような優しい笑顔を向けてくれる彼。
そういえば、最近会っていない。
彼はどこにいるのだろう…
「ねぇ、パパ。
前に私に会いに来てた男の子、今どうしてるのかな?」
「お前に会いに来てた男の子なんていないだろう?
一体誰のことをいってるのだ?」
えっ…
「いつも裏庭に来てた男の子よ!」
パパが知らないはずないのに。
あんなに毎日のように会いに来てた彼を。
「何のことを言ってるんだ、レイチェル」
ママに聞いても反応は同じで。
誰ひとりあの男の子のことを覚えていなかった。
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