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第3話 ※男の子視点
しおりを挟む僕は天使。
ある女の子を生まれたときから見守ってる。
16年前、大天使様からお叱りをくらった僕はある村をぶらぶら歩いていた。
一本の大木の根元に、バスケットに入れられた赤子が置き去りになっているのを見つけた。
その子は珍しい栗毛の女の子だった。
僕はその子をレイチェルと呼び、バスケットをある家のドアの前に置きベルを鳴らした。
ドアから出てきたのは、子供がなかなか授からない夫婦で、その赤子を見て神様からの贈り物だと泣いて喜んだ。
それから僕は女の子の成長を見るため女の子の年齢と同じくらいになるよう自分の体を変えた。
そうして僕はその子と幼馴染になった。
レイチェルは僕によく懐いてくれた。
内気で人見知りな性格もあり、僕以外に友達はできなかった。
レイチェルは僕になんでも話してくれた。
時には嬉しかったこと、時にはいじめられていることなど包み隠さず教えてくれた。
そんなレイチェルのために僕は天使の力を使って、彼女の悩みを解決してあげた。
僕は満足だった。
あの日、レイチェルの16歳の誕生日、彼女は初めて僕に隠し事をした。そして彼女に彼氏ができた。
1週間経っても彼女は僕を求めなかった。
1ヶ月、半年が経っても同じだった。
僕は彼女の成長に関わらない方がいいかもしれない。
だから、彼女の周りの人の僕に関する記憶を全て消そう。そして彼女にはもう会わないでおこうと決めた。
彼女と会わなくなって半年経った頃、レイチェルの彼氏が浮気していることを知った。
彼女がこれを知ったら傷つくだろうな。
いつものように僕の力でどうにかしようか?
いや、彼女にはもう関わらない方が彼女のためだ。
これからはそっと影から彼女の幸せを願い、見守ろう——-
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