夢見るひつじ

葦野つめ(あみの)

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僕の彼女

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僕の彼女はかわいい。
少しキリッとした顔立ちをしているけど、すごく優しいし、僕のことを好きでいてくれる。
昨日なんて、僕のためにクッキーを焼いてくれた。
僕は彼女が大好きなんだ。

そんな僕には悩みがあるんだ。
僕は童貞で、彼女とはまだそういう関係になれていない。でも、明日の彼女の誕生日には、彼女とそういう関係になりたいって思ってる。プレゼントも用意したし、ホテルだって予約した。
僕だって興味がないわけではないし、緊張するけど早く彼女と繋がりたい。

今日は早く用事が済んだから、家に帰ってホテルに向かう準備をして彼女を迎えに行くんだ。彼女には予定より早く会えることは伝えてないから、びっくりさせちゃうかな?あー楽しみだな。早く会いたい。

ガチャ

「ただいま」

あれ、靴が置いてある。彼女が先に来てたのか。

「ん……」

「やだ……もう……」

「嫌がってないじゃん。ほら、早くしないと彼氏帰ってきちゃうよ?」

「大丈夫。今日は夕方くらいまで帰ってこないって言ってたから。」

「酷い彼女だなぁ。そんなんで大丈夫なの?笑」

「大丈夫大丈夫。あいつ鈍感だし、まだあいつとやったことすらないんだよね。笑 最近全然ご無沙汰だし、ね?早く続きしよ?」


え……?みきちゃん……?

僕は勇気を出してドアを開けた。

ガチャ

「え……」

そこには彼女と僕の親友がベッドの上で抱き合っていた。

「みきちゃん……?」

「き、桐島くん違うの!大介くんとは……あの、違うの!!」

「大介?……お前も何してるの……?」

「いや、お前の彼女が最近寂しいって言って誘ってきたからさ……」

「桐島くん、今日は遅くなるんじゃなかったの……?」

「早く用事が終わったから驚かそうと思って早めに帰ってきたんだよ。」

僕が早く帰ってきたことで、こんな光景を目にするなんて……
ていうか、彼女と親友がこんな関係だったなんて……僕はずっと2人に騙されてたんだ……

「鍵はポストに入れておいて。あと、もう連絡してこないでね。さよなら。」

僕は2人に背を向けて言い、外に出た。

これから何処に行こう。
あぁ、ホテルを予約してるんだった。
そこに行こう。


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