【完結】婚約者には必ずオマケの義姉がついてくる

春野オカリナ

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 私はその日の夜、父に相談いましました。



 「お父様は、今ご在宅かしら」



 「はい、執務室にいらっしゃいます」



 「ありがとう。レオ」



 レオは私の専属執事です。



 「お父様、少し宜しいでしょうか。お話があるのですが」



 執務室に入ると父がいつもの様に大きな椅子に腰掛けています。



 「どうした、フローレン」



 「婚約者のリュート様がおかしな事を言い出しましたの」
 

 「何をだ!」



 「はい、何でも義姉と一緒に婿に来ると言い出しまして」



 「はあ?阿保なのか」



 「ですよね。私もそう思います。だから婚約を解消したいのですが」



 「常々、馬鹿でのろまでろくでもない男だとは思っていたが、まさかここまでとは、安心しなさい。婚約を取り消す」



 「ありがとうございます」



 「新しい婚約者だが、レオはどうだ」
 

 「えっ、レオですか」  


 
 「ああ、思いあっているのだろう。知っている」



 「はい、でも、宜しいのでしょうか」



 「大丈夫だ。彼ならお前を幸せにしてくれる」



 「ありがとうございます」



 「では下がりなさい」



 「はい、失礼します」 


 私は有頂天になりながら、父の執務室を後にしました。



 「レオ、レオ」



 「お嬢様、はしたないですよ、そんな大声で」



 「だって、父からお許しが出たの。貴方と結婚出来るのよ」



 私ははしゃいでレオにそう伝えると



 「本当ですか。旦那様がお許しになったんですか」
 

 「ええ、そうよ」 



 「ああ、これで貴女を誰にも奪われなくても良くなった」



 私二人は、抱き合って歓んだ。



 「でも、お嬢様には婚約者がいるでしょう」



 「婚約を解消する事になったの」



 「また、どうして」



 「ふふふ、今から話すわ」



 そう言って、レオの手を握りながら、庭に出ました。



 ガゼボに着くと、お茶の用意がされています。



 「夕食まで時間があるから、ここで話しましょう」



 「では、お気に入りの紅茶をお入れしましょう」



 そう言って、レオは私の大好きなアールグレイを入れてくれました。
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