11 / 44
第11話 初給料
しおりを挟む
ヒカリがROSEに入社してから一ヶ月ほど経ったある日。ヒカリが会社に出社すると、シホはすでに受付の席に座っていた。
「おはようごさいます!」
「おはよう!」
ヒカリはシホと朝の挨拶を交わして、更衣室で着替えを済ませた後、受付の席に座った。
「どう? この生活には慣れてきた?」
シホは優しい表情を浮かべながら聞いてきた。
「そうですね。ある程度は慣れてきたと思います。……でも、毎日お客さんと会話する時に、すごく気を遣うのが慣れない感じです。学校じゃ気を遣わなかったので」
ヒカリは後頭部に手を当て、少し苦笑いしながらそう言った。
「まぁ、それは社会人の大変なところの一つでもあるからね」
シホも少しだけ苦笑いしているようだ。それからヒカリは仕事の準備を始めた。すると、事務所の方で誰かが話している声が聞こえてきた。ヒカリは何を話しているのかが少し気になって、こっそり耳を澄ませる。
「なぁ、今日焼肉食いに行かねえか? 近くに美味い店ができたらしいぞ!」
この声はケンタだ。朝から焼肉の話をするなんて、よっぽど焼肉が好きなのだろう。
「行きたいところだが金がないから無理だ……」
今度はライアンの声。ライアンは焼肉を食べに行きたくてもお金がなくて行けない状態らしい。
「何言ってんだよ! 今日給料日じゃねえか!」
「あ。給料日か! それならたまには行くか!」
ケンタとライアンは焼肉を食べに行くことが決まったようだ。ただ、ヒカリが気になったのは、ケンタとライアンの予定よりも、今日が給料日だということ。
「シホさん、もしかして、今日って給料日なんですか?」
ヒカリはシホに問いかける。
「あ、そっか、給料日か。すっかり忘れてたよー!」
シホはうっかりしていたような口調でそう言った。
「私ももらえるんですか?」
ヒカリはシホに近づき期待しながら質問した。
「うん。もちろん!」
シホはニッコリと笑みを浮かべてうなずいた。
「やったー! 人生で初の給料だー! 楽しみー!」
ヒカリは給料がもらえることがわかり、すごく嬉しくなった。
「ふふ。嬉しいよね」
シホはヒカリの喜んでいる様子を見て嬉しそうに笑っていた。
「シホさんは、何か使う予定あるんですか?」
ヒカリはもっとシホに近づいて問いかける。
「え、私?……私は、貯金かな」
シホは急な質問だったからか、少し戸惑った様子で答えた。
「そうですねー。貯金もたしかに大事ですもんね! 私は何に使おうかなー!」
ヒカリは人生初の給料に心を弾ませていた。
仕事を終えたヒカリはシホと一緒に原付バイクで寮に向かっていた。赤信号で止まると、ヒカリは給料がいくら入ったのかを確認したくなって、慌ててシホに声をかける。
「シホさん! ちょっと、コンビニ寄っていいですか?」
ヒカリはシホに聞こえるように大きな声で言った。
「うん、いいよ!」
シホも後ろを振り返り大きな声で返事をした。その後、信号が青に変わり、最寄りのコンビニに向かって走り出す。
しばらくすると、コンビニに到着した。
「ちょっと待っててください! すぐ戻ってきます!」
ヒカリはシホを長い時間待たせてはいけないと思い、ひと声かけた後、すぐにコンビニに入った。それから急いでATMに駆け寄り、給料がいくら入ったのかを確認する。給料に対する期待の気持ちが高まり興奮する。
だが、給料の金額を見た途端、言葉が出なくなった。それは、ヒカリが思っていたよりも給料が少なかったからだ。これだけしかもらえないのかとガッカリする。そのままATMを離れ、コンビニを出てシホのもとへ向かう。
「どうしたの? 急に元気なくなって!」
シホは心配してくれている様子だった。しかし、まだヒカリは給料が少なかった事実を受け入れられなかったので、言葉が出なかった。
「ちょっと! ちょっと! どうしたのよー!」
シホはすごく心配したのか、ヒカリの肩を軽く揺らしながら焦った様子で話しかける。
「きゅっ……」
ヒカリはシホに話そうと頑張った。
「キュッ?」
シホは首をかしげながら聞き返す。
「……給料が三万円しか貰えなかったんですけどー!」
ヒカリは給料が少なくて悲しくなった気持ちをシホにぶつけた。
「はぁー。なんだそんなこと」
シホはほっとしたのか安心した様子だった。
「そんなことって言わないでくださいよー。私にとっては大事なことなんですよー」
ヒカリはうじうじしながら言う。
「朝と夜の食事代と寮費その他諸々引かれたら、使えるものはそんなものよー」
シホは落ち着いた様子で伝える。それでもヒカリはうじうじしたままだった。
「あのねー! 私だって、ヒカリちゃんとあんまり変わらないんだからね!」
シホはうじうじしたヒカリにしびれを切らしたのか、腰に手を当て力強く言った。
「……そうなんですか?」
ヒカリは弱々しい声で言う。
「そうよ! そんなもんよ!」
シホは力強く言った。ヒカリはシホの話を聞き少し心が落ち着いたが、まだ元気にはなれず黙ってしまった。
「ヒカリちゃん」
シホがヒカリの目を見て話しかける。
「……はい」
シホがすごく真剣な表情だったので、ヒカリは黙るのをやめてひと言返事をした。
「あなたが欲しいものはお金なの?」
シホはヒカリに問いかける。
「それは……」
ヒカリは考えたこともない質問だったので、即答できなかった。
「ヒカリちゃんも、私も、ROSEの皆も、それぞれがやりたいことをやるために、この会社に入ったんだから。……やりたいことをやれるなら会社なら、お金は自分のご褒美に十分なだけあれば、それでいいんじゃない?」
シホは優しい顔でそう言った。ヒカリはそのシホの言葉を聞いて大事なことに気がつく。
「……そうですね。私どうかしてました。……魔女になるための環境が私にはある! それだけで十分贅沢ですよね!」
ヒカリは首に付けている魔女玉を握りながら力強く言った。
「そうそう!」
シホは笑顔でうなずいた。
「それに、お金が無くても楽しむ方法なんて、いくらでもあるじゃない!」
シホはそう言ってスマートフォンの画面を見せてきた。そこには、『今日の夜、寮の食堂で卓球大会をやろう! ヒカリも誘ってぜひ参加してくれ!』というリンからのメッセージが表示されていた。
「ね!」
シホはヒカリの顔を見ながら笑顔で言った。
「ふふふ。大事なのはお金だけじゃありませんね!」
ヒカリも笑顔でそう言う。
「そういうこと! さぁ、帰るよー!」
「はーい!」
ヒカリはシホと一緒に原付バイクで寮に向けて走り出した。
「おはようごさいます!」
「おはよう!」
ヒカリはシホと朝の挨拶を交わして、更衣室で着替えを済ませた後、受付の席に座った。
「どう? この生活には慣れてきた?」
シホは優しい表情を浮かべながら聞いてきた。
「そうですね。ある程度は慣れてきたと思います。……でも、毎日お客さんと会話する時に、すごく気を遣うのが慣れない感じです。学校じゃ気を遣わなかったので」
ヒカリは後頭部に手を当て、少し苦笑いしながらそう言った。
「まぁ、それは社会人の大変なところの一つでもあるからね」
シホも少しだけ苦笑いしているようだ。それからヒカリは仕事の準備を始めた。すると、事務所の方で誰かが話している声が聞こえてきた。ヒカリは何を話しているのかが少し気になって、こっそり耳を澄ませる。
「なぁ、今日焼肉食いに行かねえか? 近くに美味い店ができたらしいぞ!」
この声はケンタだ。朝から焼肉の話をするなんて、よっぽど焼肉が好きなのだろう。
「行きたいところだが金がないから無理だ……」
今度はライアンの声。ライアンは焼肉を食べに行きたくてもお金がなくて行けない状態らしい。
「何言ってんだよ! 今日給料日じゃねえか!」
「あ。給料日か! それならたまには行くか!」
ケンタとライアンは焼肉を食べに行くことが決まったようだ。ただ、ヒカリが気になったのは、ケンタとライアンの予定よりも、今日が給料日だということ。
「シホさん、もしかして、今日って給料日なんですか?」
ヒカリはシホに問いかける。
「あ、そっか、給料日か。すっかり忘れてたよー!」
シホはうっかりしていたような口調でそう言った。
「私ももらえるんですか?」
ヒカリはシホに近づき期待しながら質問した。
「うん。もちろん!」
シホはニッコリと笑みを浮かべてうなずいた。
「やったー! 人生で初の給料だー! 楽しみー!」
ヒカリは給料がもらえることがわかり、すごく嬉しくなった。
「ふふ。嬉しいよね」
シホはヒカリの喜んでいる様子を見て嬉しそうに笑っていた。
「シホさんは、何か使う予定あるんですか?」
ヒカリはもっとシホに近づいて問いかける。
「え、私?……私は、貯金かな」
シホは急な質問だったからか、少し戸惑った様子で答えた。
「そうですねー。貯金もたしかに大事ですもんね! 私は何に使おうかなー!」
ヒカリは人生初の給料に心を弾ませていた。
仕事を終えたヒカリはシホと一緒に原付バイクで寮に向かっていた。赤信号で止まると、ヒカリは給料がいくら入ったのかを確認したくなって、慌ててシホに声をかける。
「シホさん! ちょっと、コンビニ寄っていいですか?」
ヒカリはシホに聞こえるように大きな声で言った。
「うん、いいよ!」
シホも後ろを振り返り大きな声で返事をした。その後、信号が青に変わり、最寄りのコンビニに向かって走り出す。
しばらくすると、コンビニに到着した。
「ちょっと待っててください! すぐ戻ってきます!」
ヒカリはシホを長い時間待たせてはいけないと思い、ひと声かけた後、すぐにコンビニに入った。それから急いでATMに駆け寄り、給料がいくら入ったのかを確認する。給料に対する期待の気持ちが高まり興奮する。
だが、給料の金額を見た途端、言葉が出なくなった。それは、ヒカリが思っていたよりも給料が少なかったからだ。これだけしかもらえないのかとガッカリする。そのままATMを離れ、コンビニを出てシホのもとへ向かう。
「どうしたの? 急に元気なくなって!」
シホは心配してくれている様子だった。しかし、まだヒカリは給料が少なかった事実を受け入れられなかったので、言葉が出なかった。
「ちょっと! ちょっと! どうしたのよー!」
シホはすごく心配したのか、ヒカリの肩を軽く揺らしながら焦った様子で話しかける。
「きゅっ……」
ヒカリはシホに話そうと頑張った。
「キュッ?」
シホは首をかしげながら聞き返す。
「……給料が三万円しか貰えなかったんですけどー!」
ヒカリは給料が少なくて悲しくなった気持ちをシホにぶつけた。
「はぁー。なんだそんなこと」
シホはほっとしたのか安心した様子だった。
「そんなことって言わないでくださいよー。私にとっては大事なことなんですよー」
ヒカリはうじうじしながら言う。
「朝と夜の食事代と寮費その他諸々引かれたら、使えるものはそんなものよー」
シホは落ち着いた様子で伝える。それでもヒカリはうじうじしたままだった。
「あのねー! 私だって、ヒカリちゃんとあんまり変わらないんだからね!」
シホはうじうじしたヒカリにしびれを切らしたのか、腰に手を当て力強く言った。
「……そうなんですか?」
ヒカリは弱々しい声で言う。
「そうよ! そんなもんよ!」
シホは力強く言った。ヒカリはシホの話を聞き少し心が落ち着いたが、まだ元気にはなれず黙ってしまった。
「ヒカリちゃん」
シホがヒカリの目を見て話しかける。
「……はい」
シホがすごく真剣な表情だったので、ヒカリは黙るのをやめてひと言返事をした。
「あなたが欲しいものはお金なの?」
シホはヒカリに問いかける。
「それは……」
ヒカリは考えたこともない質問だったので、即答できなかった。
「ヒカリちゃんも、私も、ROSEの皆も、それぞれがやりたいことをやるために、この会社に入ったんだから。……やりたいことをやれるなら会社なら、お金は自分のご褒美に十分なだけあれば、それでいいんじゃない?」
シホは優しい顔でそう言った。ヒカリはそのシホの言葉を聞いて大事なことに気がつく。
「……そうですね。私どうかしてました。……魔女になるための環境が私にはある! それだけで十分贅沢ですよね!」
ヒカリは首に付けている魔女玉を握りながら力強く言った。
「そうそう!」
シホは笑顔でうなずいた。
「それに、お金が無くても楽しむ方法なんて、いくらでもあるじゃない!」
シホはそう言ってスマートフォンの画面を見せてきた。そこには、『今日の夜、寮の食堂で卓球大会をやろう! ヒカリも誘ってぜひ参加してくれ!』というリンからのメッセージが表示されていた。
「ね!」
シホはヒカリの顔を見ながら笑顔で言った。
「ふふふ。大事なのはお金だけじゃありませんね!」
ヒカリも笑顔でそう言う。
「そういうこと! さぁ、帰るよー!」
「はーい!」
ヒカリはシホと一緒に原付バイクで寮に向けて走り出した。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】奇跡のおくすり~追放された薬師、実は王家の隠し子でした~
いっぺいちゃん
ファンタジー
薬草と静かな生活をこよなく愛する少女、レイナ=リーフィア。
地味で目立たぬ薬師だった彼女は、ある日貴族の陰謀で“冤罪”を着せられ、王都の冒険者ギルドを追放されてしまう。
「――もう、草とだけ暮らせればいい」
絶望の果てにたどり着いた辺境の村で、レイナはひっそりと薬を作り始める。だが、彼女の薬はどんな難病さえ癒す“奇跡の薬”だった。
やがて重病の王子を治したことで、彼女の正体が王家の“隠し子”だと判明し、王都からの使者が訪れる――
「あなたの薬に、国を救ってほしい」
導かれるように再び王都へと向かうレイナ。
医療改革を志し、“薬師局”を創設して仲間たちと共に奔走する日々が始まる。
薬草にしか心を開けなかった少女が、やがて王国の未来を変える――
これは、一人の“草オタク”薬師が紡ぐ、やさしくてまっすぐな奇跡の物語。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる