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学園で
俺、頑張る
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あれから数日が経ったけど、俺、すごく迷惑してることがあるんだよね。
サラサラだかサラリエルだかなんだか知らないけどさ、その人の取り巻きたちによるイタズラ?いじめ?を受けるようになってさ、大変。
まー、リアンが全部何とかしてるんだけど。
ほんと、こんなことして何になるんだろう。俺がレオ様の婚約者なのは変わらない事実だし、……………う、自惚れていいなら、あ、あぃ、愛されてるし。
自分で言っていて恥ずかしい。
そういう訳だからさっさと諦めて欲しいのに。全然諦める気配がない。はぁ。
「はぁ。」
「アカネ様?どうなさいましたか?」
「ん?んー、あいつらの陰湿ないじめ?が、めんどくさくて。」
「あー、あの方たちは、本当に諦めが悪いですね。アカネ様は、レオンの婚約者であり、溺愛されているというのに。この事がレオンに知られたら、どうなるのか知らないのですかね。」
「まー、あの人たちは、サラサラ?サラリエル?の取り巻きの人達でしょ?黒幕がいそうではあるけどね。」
「はい。迷惑極まりないです。私の方でも証拠を掴むべく動いておりますので、もうしばらくお待ちください。必ずや、奴らに痛い目を合わせてやります。」
「あ、はは、ほ、程々にね。」
リアンは本当に痛い目に合わせそう。可哀想に。
「ねー、いつまでレオンハルト様に付きまとってるの?僕達知ってるんだよ。レオンハルト様が迷惑してるの。」
「見苦しいんだよ。自分が愛されてないからって。だいたい、なんでお前みたいなブスがレオンハルト様の婚約者になれるんだよ。」
「ねー。本当だったら、容姿端麗、成績優秀なサラリル様がふさわしいのに。なんでこんなブスが。」
……………………………やられました。リアンがいない隙を狙われて、また詰め寄られています。めんどくさい。
「あのー、俺、もう帰っていいですか?帰りたいんですけど。」
「はぁ?!お前にそんな権利はないんだけど?」
「調子に乗らないでくれる?」
「サラリル様の気持ち考えてくれない?お前のせいでサラリル様がお悩みになっているんだよ!?心が病んでしまったら、どうするんだよ!!」
えーー、それ、俺関係なくない??気の所為?
…………………俺さ、思ったんだけどさ、そんなにすごい人なら今レオ様の婚約者になってない?だから、その、サラサラ?サラリル?様には、レオ様の求める魅力とかがなかったんじゃない?
まぁ、単に何か問題があったのかもしれないけど…………。
「皆さん、そのくらいにしておいてあげてください。そんなレオ様に付きまとっている、寄生虫のような方に皆さんが構う必要はありませんよ。」
「さ、サラリル様?!ど、どうしてこちらに??」
「いえ、皆さんがこのような下賎な方の相手をまたしていると聞いて。心配で。」
「さ、サラリル様、なんとお優しい。」
「やはり、レオンハルト様にふさわしいのはサラリル様しかいない!!」
「ふふ、ありがとうございます。」
……………………なんか、彼らだけで話が纏まっているんだけど、俺いらなくない?帰っていい?
「はぁ。」
「なに、その態度。」
「侯爵令息であるサラリル様を前に、平民風情が!!」
「皆さん、落ち着いて。ねぇ、あなた、勝負しません?今度の体育祭で。」
「勝負?」
「そう。僕も借り物競争に出るの。だから、あなたと僕でどちらが先にゴールできるのか勝負しません?そうしたら、あなたもレオンハルト様の事を諦められるでしょ?」
「あ、諦めるって?」
「体育祭であなたの無様な姿を見れば、いくらお優しいレオンハルト様でも、幻滅して、婚約を解消するでしょう。」
「は、はは。」
何言ってるんだろう。理解出来ない。
「まあ、1回で決めるのは可哀想なので、あなたのお仲間?あの生意気の子は他の競技にも出るみたいだし、チーム戦でいいてすよ。ちょうどいいことに、借り物競争は1番最後ですしね。」
「…………………あなたが勝ったら、俺はレオンハルト様の婚約者を辞めればいいんですか?」
「んー、そうですね。辞めると言うよりは、僕に譲って、あの生意気な子と一緒に学園も辞めてくれません?」
「は、はぁ?!」
なんで、そこまでになる?俺はともかくリアンは関係ないだろ?!
「どうせ、僕たちが勝つんですよ。心の準備をしておいて下さいね。誰が僕たちのチームだとか、詳しい内容は、あとで教えますから。」
後でって、相手がルールを決めるって事は、俺に不利になる可能性が高い。でも、今の俺には打開する方法がない。
「じゃ、頑張ってくださいね。ふふふ。」
「サラリル様、お手伝い致します!!」
「頑張りましょう!!」
「ふふ、ありがとう。」
……………………なんなんだよ、あの人たち。俺、勝負をするなんて一言も言ってないのに、勝手に色々決めてきた。
リアンも巻き込んじゃった。レオ様にも迷惑かけるなー。
絶対に負けない。俺だって、レオ様のこと、す、好き、だもの。………………や、やっぱり恥ずかしぃな。ううう。
俺、頑張ります。
サラサラだかサラリエルだかなんだか知らないけどさ、その人の取り巻きたちによるイタズラ?いじめ?を受けるようになってさ、大変。
まー、リアンが全部何とかしてるんだけど。
ほんと、こんなことして何になるんだろう。俺がレオ様の婚約者なのは変わらない事実だし、……………う、自惚れていいなら、あ、あぃ、愛されてるし。
自分で言っていて恥ずかしい。
そういう訳だからさっさと諦めて欲しいのに。全然諦める気配がない。はぁ。
「はぁ。」
「アカネ様?どうなさいましたか?」
「ん?んー、あいつらの陰湿ないじめ?が、めんどくさくて。」
「あー、あの方たちは、本当に諦めが悪いですね。アカネ様は、レオンの婚約者であり、溺愛されているというのに。この事がレオンに知られたら、どうなるのか知らないのですかね。」
「まー、あの人たちは、サラサラ?サラリエル?の取り巻きの人達でしょ?黒幕がいそうではあるけどね。」
「はい。迷惑極まりないです。私の方でも証拠を掴むべく動いておりますので、もうしばらくお待ちください。必ずや、奴らに痛い目を合わせてやります。」
「あ、はは、ほ、程々にね。」
リアンは本当に痛い目に合わせそう。可哀想に。
「ねー、いつまでレオンハルト様に付きまとってるの?僕達知ってるんだよ。レオンハルト様が迷惑してるの。」
「見苦しいんだよ。自分が愛されてないからって。だいたい、なんでお前みたいなブスがレオンハルト様の婚約者になれるんだよ。」
「ねー。本当だったら、容姿端麗、成績優秀なサラリル様がふさわしいのに。なんでこんなブスが。」
……………………………やられました。リアンがいない隙を狙われて、また詰め寄られています。めんどくさい。
「あのー、俺、もう帰っていいですか?帰りたいんですけど。」
「はぁ?!お前にそんな権利はないんだけど?」
「調子に乗らないでくれる?」
「サラリル様の気持ち考えてくれない?お前のせいでサラリル様がお悩みになっているんだよ!?心が病んでしまったら、どうするんだよ!!」
えーー、それ、俺関係なくない??気の所為?
…………………俺さ、思ったんだけどさ、そんなにすごい人なら今レオ様の婚約者になってない?だから、その、サラサラ?サラリル?様には、レオ様の求める魅力とかがなかったんじゃない?
まぁ、単に何か問題があったのかもしれないけど…………。
「皆さん、そのくらいにしておいてあげてください。そんなレオ様に付きまとっている、寄生虫のような方に皆さんが構う必要はありませんよ。」
「さ、サラリル様?!ど、どうしてこちらに??」
「いえ、皆さんがこのような下賎な方の相手をまたしていると聞いて。心配で。」
「さ、サラリル様、なんとお優しい。」
「やはり、レオンハルト様にふさわしいのはサラリル様しかいない!!」
「ふふ、ありがとうございます。」
……………………なんか、彼らだけで話が纏まっているんだけど、俺いらなくない?帰っていい?
「はぁ。」
「なに、その態度。」
「侯爵令息であるサラリル様を前に、平民風情が!!」
「皆さん、落ち着いて。ねぇ、あなた、勝負しません?今度の体育祭で。」
「勝負?」
「そう。僕も借り物競争に出るの。だから、あなたと僕でどちらが先にゴールできるのか勝負しません?そうしたら、あなたもレオンハルト様の事を諦められるでしょ?」
「あ、諦めるって?」
「体育祭であなたの無様な姿を見れば、いくらお優しいレオンハルト様でも、幻滅して、婚約を解消するでしょう。」
「は、はは。」
何言ってるんだろう。理解出来ない。
「まあ、1回で決めるのは可哀想なので、あなたのお仲間?あの生意気の子は他の競技にも出るみたいだし、チーム戦でいいてすよ。ちょうどいいことに、借り物競争は1番最後ですしね。」
「…………………あなたが勝ったら、俺はレオンハルト様の婚約者を辞めればいいんですか?」
「んー、そうですね。辞めると言うよりは、僕に譲って、あの生意気な子と一緒に学園も辞めてくれません?」
「は、はぁ?!」
なんで、そこまでになる?俺はともかくリアンは関係ないだろ?!
「どうせ、僕たちが勝つんですよ。心の準備をしておいて下さいね。誰が僕たちのチームだとか、詳しい内容は、あとで教えますから。」
後でって、相手がルールを決めるって事は、俺に不利になる可能性が高い。でも、今の俺には打開する方法がない。
「じゃ、頑張ってくださいね。ふふふ。」
「サラリル様、お手伝い致します!!」
「頑張りましょう!!」
「ふふ、ありがとう。」
……………………なんなんだよ、あの人たち。俺、勝負をするなんて一言も言ってないのに、勝手に色々決めてきた。
リアンも巻き込んじゃった。レオ様にも迷惑かけるなー。
絶対に負けない。俺だって、レオ様のこと、す、好き、だもの。………………や、やっぱり恥ずかしぃな。ううう。
俺、頑張ります。
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