疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!

ミミリン

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問題発生 2

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私はデリス。



元々、貴族のお嬢様付きのメイドだった。

貴族といえど、厄介者と扱われている。

貴族のマナーなんてかけらもないようなお嬢様だ。

見てくれは醜い豚。悪趣味な身なりでおまけに臭う。

直接メイドの私に攻撃することはないが時々金切り声で泣き喚くから対応がめんどくさい。メソメソして辛気臭い豚。

兄のケントぼっちゃまがあの豚によくちょっかいを出しているのを見る。

同じ父親、母親から生まれったてのにすごい扱いをする。

でも、産まれた時から贅沢させてもらっている身分は同じ女として見ていて腹が立つ。
ケントぼっちゃまがあの豚を懲らしめているのを見るのはまあまあ楽しい。
だからぼっちゃまにも何も言わない。むしろもっと痛め付けてもいいじゃないの?とも思う。

そして、口止め料もあるのだろう。給料はなかなかに良いからやめる気もない。



あの豚、リリアが家庭教師をつけ、メイドを変えてから約半年。

そろそろ修道院に行く時期だ。
ずっと屋敷にこもっている。お世話は新しいメイドがしているらしいから私は特にすることはない。

給料も保障されている。でも豚リリアがこの屋敷を出て行ったらどうしようか…。

まあ、豚リリアも修道院に行ってからしばらくはこの暮らし程度の支援はもらえるとメイド仲間に教えてもらった。

あの場所は住み心地は悪いだろうが更に給料はずんでくれるのならついて行ってあげても良いかなとも思う。

それらしいことをケントぼっちゃまからも言われていた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーー


今日、ケントぼっちゃまから呼び出された。

修道院についてく時のお給料の話かと思って行ったが違った。


「デリス、リリアがずっと屋敷にこもっている。
中の様子がよく分からない。
君が今までのリリアと変わらないと言っていたが、それなら根を上げて家庭教師を解雇しているはずだ。

しかし、家庭教師も住み込みで雇われたままだ。メイドはみすぼらしい中年女性だし。
一体離れの屋敷はどうなっているんだ?」


やばい。全然様子を見に行ってない。部屋でゴロゴロしてた。

「そうですわね。今日も様子を見にいく予定でございます。必ず報告に伺います。」

「様子を見に行くだけではダメだ。リリアをどんな形でも良い。必ず屋敷の外に出させろ。
それができれば、特大の臨時ボーナスをやろう。」

「え?特大の臨時ボーナス?!?」

「そうだ。どんな手を使ってでもリリアを外に出せ。多少リリアに怪我をさせても仕方がない。わかったね、デリス。」

「分かりました!すぐ行って参ります!」

デリスはケントに頭を下げ、すぐ部屋を出ていった。


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