34 / 164
前編
勝負と賭け 2
しおりを挟む
サマンサは、ひどく落ち込んでいる。
昨日の自分の態度が最悪だったからだ。
動揺していたのは否めないが、あまりにも感情に支配され過ぎてしまった。
理屈にならないことを言い散らかし、彼を侮辱している。
気が重い。
どう謝ればいいのかわからないくらいに、気が重い。
とはいえ、詫びなければ、さらに気分はめり込んでいくだろう。
自分でも、自分の正当性を見つけられないのだから。
「私が彼に頼んだのは、破談の件だけ。その約束は果たしてもらったわ。私には支払えるものもない。なのに、また頼み事をしようとするなんてね……」
気兼ねなく振る舞えるからといって、なにを言っても許されるわけではない。
どこまでも甘えていいということにもならないのだ。
彼の能力をどう使うかは、彼の自由でもある。
サマンサの都合で利用しようとしたのは間違っていた。
詳細は訊いていないが、しばらくは、ここに留まるように言われている。
だが、彼が、この部屋に現れるかどうかは別の話だ。
サマンサは、ただ、ここにいればいい。
そして、衣食住は、彼なしでも賄われている。
「しばらく来なくてもしかたないわよね……」
大きく溜め息をついた。
不安で心の奥が、ざわざわする。
考えたくないのに、考えてしまうのだ。
昨日、本当には、なにに対して怒っていたのか。
容姿を変えることを拒否されたからか、それとも。
彼が、サマンサの言葉を否定しなかったからなのか。
それは「きみを愛していない」「きみを愛することもない」と言われたのと同じだった。
もし彼が「私は、今のきみを愛しているのだから、変わらなくていい」と言っていたら、違った反応をしたに違いない。
(だって……こんな私に口づけたがる人なんて……彼しかいなかったもの……)
彼は、今のままのサマンサであっても、女性的な魅力を感じてくれている。
口づけだけが根拠ではなかった。
彼の体がどう反応したかを、サマンサは知っている。
戸惑ったし、驚きもしたが、嬉しくもあった。
あの瞬間には、愛とは別種のものでもいいとさえ思ったほどだ。
けれど、やはり彼は正しい。
正しかった。
サマンサは、ティンザーの資質を捨てられずにいる。
どこかで愛を求めていた。
彼とベッドをともにしたとしても、愛されていないことに、いずれ苦しくなる。
しかも、長く続く関係ではないと、はなから、わかっているのだ。
絶対に破綻する。
傷つくだけ傷ついて、最後にはティモシーの時より酷いことになるだろう。
彼が踏み止まってくれたことに感謝すべきだった。
筋違いの怒りを爆発させるのではなく。
彼は、ティモシーとは違う。
ちゃんとサマンサに警告を与えた。
ベッドをともにしたい気持ちはあるが、それは愛ではない。
欲望と愛が別種だとの考えを、常に明確にしていたのだ。
わきまえていなかったのは自分ほうだと、サマンサは思う。
彼女が彼を愛しているのなら、彼からの愛を望むのはおかしなことではない。
だが、サマンサ自身、彼を愛しているかと問われると、はっきりした答えは返せそうになかった。
女性的な魅力を感じてくれた相手が現れて、浮かれているだけにも思える。
「甘え過ぎだったわ……」
「誰に甘え過ぎたのかな? ひょっとすると私かい?」
サマンサは、私室のソファに座っていた。
その両肩に、背後から手が乗せられている。
振り向かず、彼の手に自分の手を乗せた。
落ち着いた口調で、本心を口にする。
「そうよ。深く反省していたところなの。私ったら馬鹿みたいに騒いで、あなたを侮辱したわ。本当に、ごめんなさい」
「潔いね」
明るく言って、彼はサマンサの頬に軽く口づけた。
怒ってはいないようだ。
ソファを飛び越え、すとんっと隣に座ってくる。
昨日の口づけを思い出し、心臓が、どきりとした。
「昨日の件なのだが、きみが本当に望むのであれば手を貸そう」
「え……」
彼が手を伸ばし、サマンサの髪をすくい取る。
その髪を、じっと見つめている姿に、サマンサは見入っていた。
とたん、心臓が嫌な感じに波打ち出す。
さっきの「どきり」とは、正反対の鼓動だ。
彼の心境の変化を、一瞬で正確に理解していた。
自分の放った言葉を、彼女は覚えている。
サマンサは言った。
『私を愛せもしないくせに、私が愛を手にできる可能性も潰すのね』
つまり、彼は「サマンサを愛せない」のだ。
だから、愛を手にできる可能性を与えることで埋め合わせをしようとしている。
彼を愛しているかどうかもわからないのに、胸が、ずきずきと痛んでいた。
「どうだい? 本当に、きみは変わりたいのか?」
彼が視線をサマンサへと移す。
黒い瞳を見つめ返した。
その瞳は、昨日のように揺れてはいない。
(彼は結論したのだわ。私を愛せないって……この先も愛することはないと……)
彼に惹かれてはいる。
だが、愛の見込めない相手に、心をあずける気持ちにはなれなかった。
本来の意味で、彼の「特別な客人」になることはできるのだろうけれども。
「変わりたいわ」
彼が、サマンサの髪を手放す。
まるで自分まで放り出されたような気分になった。
それでも、これからずっと惨めな思いをしながら生きていきたくはない。
ティモシーがいることで支えられていた日々は、もう砕け散ったのだ。
ロズウェルド本国では、嘲笑と嘲りだけが、サマンサを待っている。
「いいだろう。きみに手を貸す」
感謝すべきなのに、なんとも言えない気分になった。
曖昧な感情が煩わしい。
変われることを素直に喜べばいいのだと、自分に言い聞かせる。
ともあれ、長く彼女を縛り付けていたものから解放されるのだ。
「ただし、きみの場合は、ほかの者たちほど簡単ではなくてね。体にかかる負担が大きく、寝込むことになる」
「熱病にかかったみたいに苦しんだこともあるのよ? つらくても我慢するわ」
「それだけではない。私がしくじれば、きみは命を落とす。その覚悟をしてもらわなければならないのだよ」
サマンサは、小さく笑った。
真剣に受け止めていないと感じたのかもしれない。
彼が眉を寄せている。
「あなたがしくじるなんて有り得ないでしょう?」
「わからないさ。なにしろ初めてのことなのでね。確実とは言い切れない」
「でも、勝算があるから、手を貸す気になったのじゃない? 私という存在自体は無価値ではなさそうだもの」
おそらく、五分五分程度であれば、彼は手を貸そうとはしなかったはずだ。
サマンサが死ぬのは、彼にとって望ましいことではない。
女性としてだとか、愛だとかには関係なく、彼の「駒」として残しておきたいと考えている。
だから、彼が手を貸すと言うには、それなりの勝算があるに違いないのだ。
彼が、ふっと表情を崩す。
2人の間に漂っていた緊張感が薄らいでいた。
今まで通り、気の置けない関係に戻る、ということなのだろう。
ただ、彼が、今までのようには、サマンサに誘いをかけて来なくなるとの予感はある。
便宜上の「特別な客人」に「特別な感情」はない。
それが、お互いに出した結論なのだ。
正しく関係を保つために、線引きをする。
サマンサも、そのほうが良かった。
傷つくとわかっていて、割れた貝殻の上を歩く気はない。
たとえ、その貝殻がどんなに美しくて魅力的でも。
「それで、私がすることはある?」
「きみは眠っていてくれればいい。目が覚めたら、しばらく唸るはめになるだろうから、その心の準備くらいだな」
どのくらい苦しむことになるかは、実際、やってみなければわからないことだ。
だが、精神的な苦痛より、分かり易い身体的な苦痛には耐えられる自信がある。
容姿を変えたいと、いくつもの方法を試したが、どれも楽ではなかった。
仮に、死ぬほどの苦痛が伴ったとしても、きっと死なない。
(彼のすることだもの。間違いはないわ。結果を見れば、破談だって、あっという間に成立させてしまったものね)
ひとつの結論が出たことで、やっと気分が少し晴れやかになる。
悪い結果ではない。
愛はともかく、サマンサはほしかったものを手に入れられるのだ。
昨日の自分の態度が最悪だったからだ。
動揺していたのは否めないが、あまりにも感情に支配され過ぎてしまった。
理屈にならないことを言い散らかし、彼を侮辱している。
気が重い。
どう謝ればいいのかわからないくらいに、気が重い。
とはいえ、詫びなければ、さらに気分はめり込んでいくだろう。
自分でも、自分の正当性を見つけられないのだから。
「私が彼に頼んだのは、破談の件だけ。その約束は果たしてもらったわ。私には支払えるものもない。なのに、また頼み事をしようとするなんてね……」
気兼ねなく振る舞えるからといって、なにを言っても許されるわけではない。
どこまでも甘えていいということにもならないのだ。
彼の能力をどう使うかは、彼の自由でもある。
サマンサの都合で利用しようとしたのは間違っていた。
詳細は訊いていないが、しばらくは、ここに留まるように言われている。
だが、彼が、この部屋に現れるかどうかは別の話だ。
サマンサは、ただ、ここにいればいい。
そして、衣食住は、彼なしでも賄われている。
「しばらく来なくてもしかたないわよね……」
大きく溜め息をついた。
不安で心の奥が、ざわざわする。
考えたくないのに、考えてしまうのだ。
昨日、本当には、なにに対して怒っていたのか。
容姿を変えることを拒否されたからか、それとも。
彼が、サマンサの言葉を否定しなかったからなのか。
それは「きみを愛していない」「きみを愛することもない」と言われたのと同じだった。
もし彼が「私は、今のきみを愛しているのだから、変わらなくていい」と言っていたら、違った反応をしたに違いない。
(だって……こんな私に口づけたがる人なんて……彼しかいなかったもの……)
彼は、今のままのサマンサであっても、女性的な魅力を感じてくれている。
口づけだけが根拠ではなかった。
彼の体がどう反応したかを、サマンサは知っている。
戸惑ったし、驚きもしたが、嬉しくもあった。
あの瞬間には、愛とは別種のものでもいいとさえ思ったほどだ。
けれど、やはり彼は正しい。
正しかった。
サマンサは、ティンザーの資質を捨てられずにいる。
どこかで愛を求めていた。
彼とベッドをともにしたとしても、愛されていないことに、いずれ苦しくなる。
しかも、長く続く関係ではないと、はなから、わかっているのだ。
絶対に破綻する。
傷つくだけ傷ついて、最後にはティモシーの時より酷いことになるだろう。
彼が踏み止まってくれたことに感謝すべきだった。
筋違いの怒りを爆発させるのではなく。
彼は、ティモシーとは違う。
ちゃんとサマンサに警告を与えた。
ベッドをともにしたい気持ちはあるが、それは愛ではない。
欲望と愛が別種だとの考えを、常に明確にしていたのだ。
わきまえていなかったのは自分ほうだと、サマンサは思う。
彼女が彼を愛しているのなら、彼からの愛を望むのはおかしなことではない。
だが、サマンサ自身、彼を愛しているかと問われると、はっきりした答えは返せそうになかった。
女性的な魅力を感じてくれた相手が現れて、浮かれているだけにも思える。
「甘え過ぎだったわ……」
「誰に甘え過ぎたのかな? ひょっとすると私かい?」
サマンサは、私室のソファに座っていた。
その両肩に、背後から手が乗せられている。
振り向かず、彼の手に自分の手を乗せた。
落ち着いた口調で、本心を口にする。
「そうよ。深く反省していたところなの。私ったら馬鹿みたいに騒いで、あなたを侮辱したわ。本当に、ごめんなさい」
「潔いね」
明るく言って、彼はサマンサの頬に軽く口づけた。
怒ってはいないようだ。
ソファを飛び越え、すとんっと隣に座ってくる。
昨日の口づけを思い出し、心臓が、どきりとした。
「昨日の件なのだが、きみが本当に望むのであれば手を貸そう」
「え……」
彼が手を伸ばし、サマンサの髪をすくい取る。
その髪を、じっと見つめている姿に、サマンサは見入っていた。
とたん、心臓が嫌な感じに波打ち出す。
さっきの「どきり」とは、正反対の鼓動だ。
彼の心境の変化を、一瞬で正確に理解していた。
自分の放った言葉を、彼女は覚えている。
サマンサは言った。
『私を愛せもしないくせに、私が愛を手にできる可能性も潰すのね』
つまり、彼は「サマンサを愛せない」のだ。
だから、愛を手にできる可能性を与えることで埋め合わせをしようとしている。
彼を愛しているかどうかもわからないのに、胸が、ずきずきと痛んでいた。
「どうだい? 本当に、きみは変わりたいのか?」
彼が視線をサマンサへと移す。
黒い瞳を見つめ返した。
その瞳は、昨日のように揺れてはいない。
(彼は結論したのだわ。私を愛せないって……この先も愛することはないと……)
彼に惹かれてはいる。
だが、愛の見込めない相手に、心をあずける気持ちにはなれなかった。
本来の意味で、彼の「特別な客人」になることはできるのだろうけれども。
「変わりたいわ」
彼が、サマンサの髪を手放す。
まるで自分まで放り出されたような気分になった。
それでも、これからずっと惨めな思いをしながら生きていきたくはない。
ティモシーがいることで支えられていた日々は、もう砕け散ったのだ。
ロズウェルド本国では、嘲笑と嘲りだけが、サマンサを待っている。
「いいだろう。きみに手を貸す」
感謝すべきなのに、なんとも言えない気分になった。
曖昧な感情が煩わしい。
変われることを素直に喜べばいいのだと、自分に言い聞かせる。
ともあれ、長く彼女を縛り付けていたものから解放されるのだ。
「ただし、きみの場合は、ほかの者たちほど簡単ではなくてね。体にかかる負担が大きく、寝込むことになる」
「熱病にかかったみたいに苦しんだこともあるのよ? つらくても我慢するわ」
「それだけではない。私がしくじれば、きみは命を落とす。その覚悟をしてもらわなければならないのだよ」
サマンサは、小さく笑った。
真剣に受け止めていないと感じたのかもしれない。
彼が眉を寄せている。
「あなたがしくじるなんて有り得ないでしょう?」
「わからないさ。なにしろ初めてのことなのでね。確実とは言い切れない」
「でも、勝算があるから、手を貸す気になったのじゃない? 私という存在自体は無価値ではなさそうだもの」
おそらく、五分五分程度であれば、彼は手を貸そうとはしなかったはずだ。
サマンサが死ぬのは、彼にとって望ましいことではない。
女性としてだとか、愛だとかには関係なく、彼の「駒」として残しておきたいと考えている。
だから、彼が手を貸すと言うには、それなりの勝算があるに違いないのだ。
彼が、ふっと表情を崩す。
2人の間に漂っていた緊張感が薄らいでいた。
今まで通り、気の置けない関係に戻る、ということなのだろう。
ただ、彼が、今までのようには、サマンサに誘いをかけて来なくなるとの予感はある。
便宜上の「特別な客人」に「特別な感情」はない。
それが、お互いに出した結論なのだ。
正しく関係を保つために、線引きをする。
サマンサも、そのほうが良かった。
傷つくとわかっていて、割れた貝殻の上を歩く気はない。
たとえ、その貝殻がどんなに美しくて魅力的でも。
「それで、私がすることはある?」
「きみは眠っていてくれればいい。目が覚めたら、しばらく唸るはめになるだろうから、その心の準備くらいだな」
どのくらい苦しむことになるかは、実際、やってみなければわからないことだ。
だが、精神的な苦痛より、分かり易い身体的な苦痛には耐えられる自信がある。
容姿を変えたいと、いくつもの方法を試したが、どれも楽ではなかった。
仮に、死ぬほどの苦痛が伴ったとしても、きっと死なない。
(彼のすることだもの。間違いはないわ。結果を見れば、破談だって、あっという間に成立させてしまったものね)
ひとつの結論が出たことで、やっと気分が少し晴れやかになる。
悪い結果ではない。
愛はともかく、サマンサはほしかったものを手に入れられるのだ。
0
あなたにおすすめの小説
有能女官の赴任先は辺境伯領
たぬきち25番
恋愛
お気に入り1000ありがとうございます!!
お礼SS追加決定のため終了取下げいたします。
皆様、お気に入り登録ありがとうございました。
現在、お礼SSの準備中です。少々お待ちください。
辺境伯領の当主が他界。代わりに領主になったのは元騎士団の隊長ギルベルト(26)
ずっと騎士団に在籍して領のことなど右も左もわからない。
そのため新しい辺境伯様は帳簿も書類も不備ばかり。しかも辺境伯領は王国の端なので修正も大変。
そこで仕事を終わらせるために、腕っぷしに定評のあるギリギリ貴族の男爵出身の女官ライラ(18)が辺境伯領に出向くことになった。
だがそこでライラを待っていたのは、元騎士とは思えないほどつかみどころのない辺境伯様と、前辺境伯夫妻の忘れ形見の3人のこどもたち(14歳男子、9歳男子、6歳女子)だった。
仕事のわからない辺境伯を助けながら、こどもたちの生活を助けたり、魔物を倒したり!?
そしていつしか、ライラと辺境伯やこどもたちとの関係が変わっていく……
※お待たせしました。
※他サイト様にも掲載中
王太子妃専属侍女の結婚事情
蒼あかり
恋愛
伯爵家の令嬢シンシアは、ラドフォード王国 王太子妃の専属侍女だ。
未だ婚約者のいない彼女のために、王太子と王太子妃の命で見合いをすることに。
相手は王太子の側近セドリック。
ところが、幼い見た目とは裏腹に令嬢らしからぬはっきりとした物言いのキツイ性格のシンシアは、それが元でお見合いをこじらせてしまうことに。
そんな二人の行く末は......。
☆恋愛色は薄めです。
☆完結、予約投稿済み。
新年一作目は頑張ってハッピーエンドにしてみました。
ふたりの喧嘩のような言い合いを楽しんでいただければと思います。
そこまで激しくはないですが、そういうのが苦手な方はご遠慮ください。
よろしくお願いいたします。
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
分厚いメガネを外した令嬢は美人?
しゃーりん
恋愛
極度の近視で分厚いメガネをかけている子爵令嬢のミーシャは家族から嫌われている。
学園にも行かせてもらえず、居場所がないミーシャは教会と孤児院に通うようになる。
そこで知り合ったおじいさんと仲良くなって、話をするのが楽しみになっていた。
しかし、おじいさんが急に来なくなって心配していたところにミーシャの縁談話がきた。
会えないまま嫁いだ先にいたのは病に倒れたおじいさんで…介護要員としての縁談だった?
この結婚をきっかけに、将来やりたいことを考え始める。
一人で寂しかったミーシャに、いつの間にか大切な人ができていくお話です。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
あなたが残した世界で
天海月
恋愛
「ロザリア様、あなたは俺が生涯をかけてお守りすると誓いましょう」王女であるロザリアに、そう約束した初恋の騎士アーロンは、ある事件の後、彼女との誓いを破り突然その姿を消してしまう。
八年後、生贄に選ばれてしまったロザリアは、最期に彼に一目会いたいとアーロンを探し、彼と再会を果たすが・・・。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる