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最終章 黒い羽と青のそら
理想の男 4
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彼は、クィンシーの言葉に、耳を傾けてはいなかった。
どうでもよかったからだ。
レティシアの泣き腫らした赤い目だけが、心にある。
彼女を安心させるため、あえて軽口を叩いた。
だが、ユージーンの死の間際といった姿に、レティシアが、ひどい恐怖を感じたのは、わかっている。
様々な理由で、人は死ぬ。
とはいえ、死ぬのと、殺されるのとでは、掛かる衝撃は違うのだ。
それを、レティシアに与えたクィンシーを、彼は許さない。
たとえクィンシーが常軌を逸していようが、どれほど兄の死を嘆いていようが、彼の心には響かなかった。
クィンシーの、人ならざる者、との言葉は正しい、と思うけれど。
「お前がぁ、にぃさんを殺したんでしょう……っ……?」
「それが、どうかしたかね?」
「にぃさんは、お前と同じになりたかっただけなのに……っ……」
「なる必要もないし、なられても困るじゃあないか」
彼は、軽く肩をすくめてみせる。
サイラスは、そもそも間違っていた。
彼と同じになど、なれるはずがない。
それは、サイラスが「人」であったからだ。
魔術というものに憑りつかれ、もっと力をと、欲を持っていた。
人とは、多かれ少なかれ、そうした欲を持つ生き物だ。
もし、サイラスが、本気で「彼と同じ」になりたかったのなら、まず、その欲を捨てるところから始めなければならなかった。
が、サイラスには、できなかったのだ。
(彼は、最期の最期まで、人だった)
サイラスは、最期にユージーンを呼んでいる。
利用し尽くすだけして、捨てた育ての子。
愛していたのでも、大事にしていたのでもないはずだ。
己の目的のための駒であり、操り人形。
にもかかわらず、サイラスの砕け散った心の欠片、そこに残されていたのはユージーンだった。
サイラス自身、わかってはいなかったのだろう。
歪んだ心の奥底にある「人」としての部分に。
(手をかければかけるだけ情が移る。人とは、そういうものだ。自覚があろうと、なかろうとね)
目的のためとしながら、サイラスは20年もユージーンと一緒にいた。
己の思うようになるユージーンは、さぞ可愛かったに違いない。
ところが、ユージーンがレティシアに恋をして、思うようにならなくなった。
そこで、初めて、サイラスは「思う通りにしよう」としたのだ。
それまでのやりかたを変え、夢見の術を使ってまで、ある意味、ユージーンを、取り戻そうとしている。
(子離れできないというのも、誤算だっただろうさ)
ほんの少し、自嘲じみた気持ちが湧いた。
レティシアの愛情に縋っている自分も、似たようなものに思えたからだ。
人ならざる者の自分が、孫娘に縋るなど、愚かに過ぎる。
「それにしても、きみは、ずいぶんと見苦しい」
彼は、今までになく冷淡な瞳に、クィンシーを映していた。
クィンシーは、類稀な美貌の持ち主だとは言える。
額や口を切り、血を流していても、表面上の美しさは、損なわれていない。
とはいえ、彼の言う「見苦しい」とは、外見を指してはいなかった。
「きみなど、ただの書庫であり、貯蔵庫に過ぎないのだよ」
クィンシーの瞳は、怒りと狂気で濁っている。
まともに、言葉も通じていないだろう。
クィンシーに対しては、試す必要もなかった。
ここのところ、レティシアをなるべく傷つけたくなくて、相手に選択肢を与えてきたのだけれど。
「ボクは、にぃさんから力をもらったんだよぅ。にぃさんは、ボクに代わりをしてほしくて……」
「よしてくれ。きみごとき、誰の代わりにもなれやしないさ」
クィンシーは、サイラスが利用した「その他大勢」と同じだ。
おそらく、いつでも切り捨てられるように「備え」もしてあったに違いない。
ユージーンの動きが予測不可能で、しかも、早かったがために、その備えが効かなかった。
クィンシーの持つ力は、その結果でしかないのだ。
「きみの兄は、用心深く、用意周到で、なにより、芸の細かい男だった」
失敗することにさえ、常に備えていたほどだった。
選べる道が1本しかなくても、選択肢が多ければ、それだけ選ぶ幅はできる。
現実に、彼は、幾度となく、サイラスに腹を立てさせられていた。
刻印の術は、まさに、彼に「見境い」をなくさせもしたのだ。
クィンシーでは、到底、そこまでには至らない。
クィンシーに対して、彼は、ただ、許さない、と思っているだけだった。
「ジーク」
「あいよ」
ジークは、すっかり元の力を取り戻している。
いつも通り、彼の横に立っていた。
「ずいぶんと、大食いをしていたようじゃないか」
「オレは食い意地が張ってるんでね」
溜めていた魔力を、ジークは、あらかた使ってしまっていたようだ。
彼は、ここに来てから、ジークに魔力分配を行っている。
十分な量になっても、ジークの魔力は減り続けていた。
まるで「もっと寄越せ」と言わんばかりに、だ。
きっとストックしているのだろうと思い、彼も分配し続けている。
「そ、そいつ……そいつは……なぜ……どうしてだよう……っ……」
クィンシーが、大声を張り上げる。
ジークは、嫌そうに顔をしかめた。
「うるせえし、面倒くせーな」
クィンシーから、幾本もの光の矢が飛んでくる。
炎や、剣も、次々と現れた。
ジークは、肩をコキコキと鳴らしている。
「身動き取れなくってサ。体が固くなっちまったぜ」
クィンシーの攻撃は、何ひとつ、2人には当たらない。
彼は彼で、ジークはジークで防いでいる。
そもそも刻印の術がなければ、ジーク1人で十分だったのだ。
「そういや、なんで、こいつ、魔力感知に引っ掛かんねーの?」
「彼の魔力ではないからだよ」
「けど、魔術は使えてるじゃねーか」
見ろよ、というふうに、ジークが、クィンシーに顔を向ける。
クィンシーは、様々な攻撃魔術を、飽きもせず、放っていた。
サイラスが、属性を持たない魔術師だったからかもしれない。
クィンシーも属性の別なしに、攻撃をしてくる。
「魔力があれば、魔術は使えるさ」
ジークが、首をかしげた。
魔力はあるのに、魔力感知に引っ掛からない理由。
「ああ! そういうことかよ」
「そういうことだね」
この国のほとんどの者は、器を持っている。
クィンシーも、当然に持っているはずだ。
そこに、長い時間をかけ、サイラスは、自分の魔力を蓄積していた。
言うなれば、短く切った糸を、クィンシーの器に入れておいた、ということ。
釣引でも使えば取り出せると思っていたに違いない。
釣引は、人の器から魔力を引き出し、自分の器に入れる。
が、本来は、引き出すだけで、自分の魔力に変換はできない。
さりとて、クィンシーの中にある魔力は、元々、サイラスのものだ。
変換などする必要はなかった。
サイラスは、遺滓から、その発想に至ったのかもしれない。
ただし、決定的に違うことがある。
遺滓は、魔力持ちが死んだ際に残るものなのだ。
クィンシーは、魔力顕現していない。
つまり、魔術師ではないため、釣引で引っ張れるはずがなかった。
魔力感知に引っ掛からないのも、同じ理由だ。
とはいえ、魔力が身の内にある以上、それを使うことはできる。
正しく動作しさえすれば、魔術の発動は可能だった。
「つまんねー奴」
魔力感知に掛からなかった理由がわかったからか、ジークは、つまらなさそうにクィンシーを見ている。
彼と同じく、クィンシーのことなど、どうでもいいと思っているのだ。
「ここは、直しておかないといけないね」
彼は、城全体に、魔力を張り巡らせていた。
扉を吹き飛ばしても城が崩れないように、すべての梁を支えている。
さりとて、ずっと続けることはできない。
ここに住む気はないのだから。
「わりと面倒くさい」
ジークは、クィンシーに、声をかける気はないらしい。
両手を交差させてから、円を描く。
音もなく、壁がせり出して来た。
その場にある材質と同じもので容器を造る「盤槽」という魔術だ。
彼と、ジークは、扉のあった場所まで下がる。
クィンシーのいる空間だけを残し、壁が押し迫っていた。
「ボクを、殺すのじゃなかったのかよう! こんなところ……っ……」
彼は、クィンシーを冷たく見つめる。
そして、室内を、彼の魔力で満たした。
否応なく、クィンシーの体には、その魔力が取り込まれることになる。
「ここは、きみのための生け簀だ」
サイラスの残した魔力が尽きても、クィンシーの器には、必要な分だけ彼の魔力が、常に降り積もるのだ。
レスターの時には遺滓を使ったが、ここには遺滓がないため、代わりに彼の魔力を使った。
「きみは、どこにも行けやしない。もちろん、兄のところにも、だ」
「いや……っ……にぃさん! にぃさんのところに行かせてよう……っ!」
悲鳴にも、彼は、指1本、動かさない。
どうでもいい相手ではあったものの、サイラスには、それなりの敬意を示してはいたのだ。
クィンシーに、その価値はなかった。
「帰ろうぜ。アンタの孫娘が、待ってる」
先に言われ、彼は苦笑いをもらす。
2人が背を向けたとたん、どこからともなく扉が戻り、バタンと閉まった。
どうでもよかったからだ。
レティシアの泣き腫らした赤い目だけが、心にある。
彼女を安心させるため、あえて軽口を叩いた。
だが、ユージーンの死の間際といった姿に、レティシアが、ひどい恐怖を感じたのは、わかっている。
様々な理由で、人は死ぬ。
とはいえ、死ぬのと、殺されるのとでは、掛かる衝撃は違うのだ。
それを、レティシアに与えたクィンシーを、彼は許さない。
たとえクィンシーが常軌を逸していようが、どれほど兄の死を嘆いていようが、彼の心には響かなかった。
クィンシーの、人ならざる者、との言葉は正しい、と思うけれど。
「お前がぁ、にぃさんを殺したんでしょう……っ……?」
「それが、どうかしたかね?」
「にぃさんは、お前と同じになりたかっただけなのに……っ……」
「なる必要もないし、なられても困るじゃあないか」
彼は、軽く肩をすくめてみせる。
サイラスは、そもそも間違っていた。
彼と同じになど、なれるはずがない。
それは、サイラスが「人」であったからだ。
魔術というものに憑りつかれ、もっと力をと、欲を持っていた。
人とは、多かれ少なかれ、そうした欲を持つ生き物だ。
もし、サイラスが、本気で「彼と同じ」になりたかったのなら、まず、その欲を捨てるところから始めなければならなかった。
が、サイラスには、できなかったのだ。
(彼は、最期の最期まで、人だった)
サイラスは、最期にユージーンを呼んでいる。
利用し尽くすだけして、捨てた育ての子。
愛していたのでも、大事にしていたのでもないはずだ。
己の目的のための駒であり、操り人形。
にもかかわらず、サイラスの砕け散った心の欠片、そこに残されていたのはユージーンだった。
サイラス自身、わかってはいなかったのだろう。
歪んだ心の奥底にある「人」としての部分に。
(手をかければかけるだけ情が移る。人とは、そういうものだ。自覚があろうと、なかろうとね)
目的のためとしながら、サイラスは20年もユージーンと一緒にいた。
己の思うようになるユージーンは、さぞ可愛かったに違いない。
ところが、ユージーンがレティシアに恋をして、思うようにならなくなった。
そこで、初めて、サイラスは「思う通りにしよう」としたのだ。
それまでのやりかたを変え、夢見の術を使ってまで、ある意味、ユージーンを、取り戻そうとしている。
(子離れできないというのも、誤算だっただろうさ)
ほんの少し、自嘲じみた気持ちが湧いた。
レティシアの愛情に縋っている自分も、似たようなものに思えたからだ。
人ならざる者の自分が、孫娘に縋るなど、愚かに過ぎる。
「それにしても、きみは、ずいぶんと見苦しい」
彼は、今までになく冷淡な瞳に、クィンシーを映していた。
クィンシーは、類稀な美貌の持ち主だとは言える。
額や口を切り、血を流していても、表面上の美しさは、損なわれていない。
とはいえ、彼の言う「見苦しい」とは、外見を指してはいなかった。
「きみなど、ただの書庫であり、貯蔵庫に過ぎないのだよ」
クィンシーの瞳は、怒りと狂気で濁っている。
まともに、言葉も通じていないだろう。
クィンシーに対しては、試す必要もなかった。
ここのところ、レティシアをなるべく傷つけたくなくて、相手に選択肢を与えてきたのだけれど。
「ボクは、にぃさんから力をもらったんだよぅ。にぃさんは、ボクに代わりをしてほしくて……」
「よしてくれ。きみごとき、誰の代わりにもなれやしないさ」
クィンシーは、サイラスが利用した「その他大勢」と同じだ。
おそらく、いつでも切り捨てられるように「備え」もしてあったに違いない。
ユージーンの動きが予測不可能で、しかも、早かったがために、その備えが効かなかった。
クィンシーの持つ力は、その結果でしかないのだ。
「きみの兄は、用心深く、用意周到で、なにより、芸の細かい男だった」
失敗することにさえ、常に備えていたほどだった。
選べる道が1本しかなくても、選択肢が多ければ、それだけ選ぶ幅はできる。
現実に、彼は、幾度となく、サイラスに腹を立てさせられていた。
刻印の術は、まさに、彼に「見境い」をなくさせもしたのだ。
クィンシーでは、到底、そこまでには至らない。
クィンシーに対して、彼は、ただ、許さない、と思っているだけだった。
「ジーク」
「あいよ」
ジークは、すっかり元の力を取り戻している。
いつも通り、彼の横に立っていた。
「ずいぶんと、大食いをしていたようじゃないか」
「オレは食い意地が張ってるんでね」
溜めていた魔力を、ジークは、あらかた使ってしまっていたようだ。
彼は、ここに来てから、ジークに魔力分配を行っている。
十分な量になっても、ジークの魔力は減り続けていた。
まるで「もっと寄越せ」と言わんばかりに、だ。
きっとストックしているのだろうと思い、彼も分配し続けている。
「そ、そいつ……そいつは……なぜ……どうしてだよう……っ……」
クィンシーが、大声を張り上げる。
ジークは、嫌そうに顔をしかめた。
「うるせえし、面倒くせーな」
クィンシーから、幾本もの光の矢が飛んでくる。
炎や、剣も、次々と現れた。
ジークは、肩をコキコキと鳴らしている。
「身動き取れなくってサ。体が固くなっちまったぜ」
クィンシーの攻撃は、何ひとつ、2人には当たらない。
彼は彼で、ジークはジークで防いでいる。
そもそも刻印の術がなければ、ジーク1人で十分だったのだ。
「そういや、なんで、こいつ、魔力感知に引っ掛かんねーの?」
「彼の魔力ではないからだよ」
「けど、魔術は使えてるじゃねーか」
見ろよ、というふうに、ジークが、クィンシーに顔を向ける。
クィンシーは、様々な攻撃魔術を、飽きもせず、放っていた。
サイラスが、属性を持たない魔術師だったからかもしれない。
クィンシーも属性の別なしに、攻撃をしてくる。
「魔力があれば、魔術は使えるさ」
ジークが、首をかしげた。
魔力はあるのに、魔力感知に引っ掛からない理由。
「ああ! そういうことかよ」
「そういうことだね」
この国のほとんどの者は、器を持っている。
クィンシーも、当然に持っているはずだ。
そこに、長い時間をかけ、サイラスは、自分の魔力を蓄積していた。
言うなれば、短く切った糸を、クィンシーの器に入れておいた、ということ。
釣引でも使えば取り出せると思っていたに違いない。
釣引は、人の器から魔力を引き出し、自分の器に入れる。
が、本来は、引き出すだけで、自分の魔力に変換はできない。
さりとて、クィンシーの中にある魔力は、元々、サイラスのものだ。
変換などする必要はなかった。
サイラスは、遺滓から、その発想に至ったのかもしれない。
ただし、決定的に違うことがある。
遺滓は、魔力持ちが死んだ際に残るものなのだ。
クィンシーは、魔力顕現していない。
つまり、魔術師ではないため、釣引で引っ張れるはずがなかった。
魔力感知に引っ掛からないのも、同じ理由だ。
とはいえ、魔力が身の内にある以上、それを使うことはできる。
正しく動作しさえすれば、魔術の発動は可能だった。
「つまんねー奴」
魔力感知に掛からなかった理由がわかったからか、ジークは、つまらなさそうにクィンシーを見ている。
彼と同じく、クィンシーのことなど、どうでもいいと思っているのだ。
「ここは、直しておかないといけないね」
彼は、城全体に、魔力を張り巡らせていた。
扉を吹き飛ばしても城が崩れないように、すべての梁を支えている。
さりとて、ずっと続けることはできない。
ここに住む気はないのだから。
「わりと面倒くさい」
ジークは、クィンシーに、声をかける気はないらしい。
両手を交差させてから、円を描く。
音もなく、壁がせり出して来た。
その場にある材質と同じもので容器を造る「盤槽」という魔術だ。
彼と、ジークは、扉のあった場所まで下がる。
クィンシーのいる空間だけを残し、壁が押し迫っていた。
「ボクを、殺すのじゃなかったのかよう! こんなところ……っ……」
彼は、クィンシーを冷たく見つめる。
そして、室内を、彼の魔力で満たした。
否応なく、クィンシーの体には、その魔力が取り込まれることになる。
「ここは、きみのための生け簀だ」
サイラスの残した魔力が尽きても、クィンシーの器には、必要な分だけ彼の魔力が、常に降り積もるのだ。
レスターの時には遺滓を使ったが、ここには遺滓がないため、代わりに彼の魔力を使った。
「きみは、どこにも行けやしない。もちろん、兄のところにも、だ」
「いや……っ……にぃさん! にぃさんのところに行かせてよう……っ!」
悲鳴にも、彼は、指1本、動かさない。
どうでもいい相手ではあったものの、サイラスには、それなりの敬意を示してはいたのだ。
クィンシーに、その価値はなかった。
「帰ろうぜ。アンタの孫娘が、待ってる」
先に言われ、彼は苦笑いをもらす。
2人が背を向けたとたん、どこからともなく扉が戻り、バタンと閉まった。
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