11 / 80
前編
外出と帰宅と 3
しおりを挟む
ムスタファは、自分も金色の瞳だったら良かったのに、と思う。
そう思いながら、伯爵と隣にいるファニーを見つめていた。
ムスタファの髪色は暗灰色で、瞳の色は黒。
気に入っていなくもないが、ナタリーの金にも似た琥珀の色が羨ましくはある。
ムスタファは、カーリーから伸びた最初の「枝」なのだ。
時期によって、枝も様々に外見が異なる。
伯爵の命令に従うということ以外、性質も思考もそれぞれ。
(何度、姿が変わっても髪と目の色は変わらんな)
体格や性別が変わることはあるのだから、いつか瞳の色も変わるのではないか。
ムスタファは、ほんのちょっぴり期待している。
伯爵の闇から生じたためか、その姿に近づきたいとの思いがあった。
(ムスタファ、ファルコ。使用人は、お前たちが始末しなさい)
(わかった)
(牧場に来たこいつら入れて21匹か?)
(違うぞ、ファルコ。16匹だ)
(ムスタファが正しい。リーストンを殺した者どもが、我らにとって、なんの関りがあると?)
(ああ、そうか。“あっち”はいいのか)
伯爵は「1部の者を除き、使用人は懲罰対象から外す」と言った。
それは、ファニーの父ジャスパーを殺した者は対象者だということを意味する。
だが、同様に男爵の指示でリーストン卿を殺した者は含まれていない。
オリヴィアは、彼らにとって無意味な存在だからだ。
ファルコは、ムスタファの次に古い「枝」だが、大雑把なところがある。
ミナイたち「葉」から吸収した情報の選別が下手で、似通ったものをひと括りにしてしまう。
行動を起こすことがない状況なら見過ごしにできても、実際に動くとなれば、些細な食い違いでも見逃すことはできない。
(ちゃんと判別はついているんだろうな、ファルコ?)
(当たり前だ。ジャスパーとリーストンじゃ価値が違うだろ)
(それならいい)
あとは、リーストンの娘がどうするか、だ。
男爵家を切り捨てるなら、それで肯。
男爵家に残るなら、カーリーが始末をつける。
いずれにせよ、カーズデン男爵家粛清の決定は覆らない。
(これで少しは気が晴れるってもんだ)
(まぁな)
枝葉は繋がっているので「内緒話」はできないのだ。
ナタリーがミナイとしていた会話も聞こえていた。
『ファニー様に危害を加える者たちなんて皆殺しになればいい』
誰もが、そう思っている。
全員が、伯爵の命を待っていた。
「カーリー」
伯爵の声に、いつ来たのか、カーリーがオリヴィアに歩み寄る。
左手には鞘におさめられた剣を握っていた。
オリヴィアの正面に立ったカーリーが、それを両手で差し出す。
「さて、どうする?」
オリヴィアの赤い髪は、どうやら自前のもののようだ。
数年前から貴族の間では、見目の整った奴隷の髪を、奇抜な色に染めて連れ歩くのが流行っている。
中には高値で売買される者もいるため、資産のひとつとして価値を高める必要もあるらしい。
「オ、オリヴィア……! き、騎士団ともども受け入れてやった恩を……っ」
カーズデン男爵は、つくづくと頭の悪い男だ。
自分の発した言葉が、オリヴィアに決断させることになるとは気づいていない。
案の定、オリヴィアの青い瞳に強い意志の光が宿る。
(あれじゃ、あの娘の父親を殺したのが誰なのか思い出させるだけじゃないか)
(頭が悪いんだろう。ファルコ、人は俺たちのように長生きはしない)
人の一生は短く、他者の持つ知識や情報を、自分のものとして蓄積することができない。
彼らのように感覚の共有もできないため、今いる己の世界だけが、すべてだと思い込んでいる者は多いのだ。
もちろん、それでも学ぼうとする者はいるが、カーズデン男爵は学ばなかった。
学んでいれば、キルテスの領地に欲を出したりはしなかったはずだ。
オリヴィアが両手で、カーリーから剣を受け取る。
その姿を見て、ムスタファは、ふっと息を吐いた。
手足を縛られ、床に転がりつつも体を動かしていた男3人が大人しくなる。
意識を失ったからだ。
「では、私たちは失礼しましょう」
「あ、あの……いいんですか?」
「あとはリーストン卿に任せるのが筋ですよ」
伯爵が、ファニーに向かって微笑んでいる。
少しの間のあと、ファニーもうなずいた。
彼女は、ちらっとオリヴィアに視線を投げたが、オリヴィアはカーズデン男爵から目を離さずにいる。
オリヴィアの決断を感じたのだろう、ファニーが伯爵に視線を戻した。
3人の男が息絶えていることには、気づいていないようだ。
そのほうがいい、と思う。
(ムスタファ、ずるいぞ)
(この3人は、ファニー様にさわった。どうしても俺がやりたくてな)
(そんなの、俺だって同じだ)
(静かに片付けるのは、俺のほうが上手い)
ムスタファには、対象の周囲の二酸化炭素濃度を急激に高める能力がある。
対して、ファルコは酸素だ。
命を奪うには「コツ」が必要だし、どちらかと言えば苦しめる力だと言えた。
しかも、騒がしくなる可能性が高い。
「さぁ、帰りましょう、ファニー」
伯爵とファニーが玄関扉から出て行く。
その向こうには、伯爵邸の客間が見えていた。
(残りの13人は2人で始末しなさい。リーストンの娘は、私が見張ります)
カーリーもそうだが、枝葉の誰もオリヴィアを信用などしていない。
カーズデン男爵家の粛清をやり終えられるのかも疑っている。
盗賊すらも少ない平和な世だ。
ましてや、ほとんど人の寄りつかないキルテス伯爵領では、剣を振るう必要はなかった。
騎士の叙任を受けていても、人を斬り殺すことなく生きている。
オリヴィアは人であり、ムスタファたちとは別種の生き物だ。
彼らが従う伯爵も人ではあるが、感覚を共有しているので、思考は同調する。
とはいえ、根源的なところを理解しているわけではない。
人は人を殺すのを躊躇ったり、罪悪感をいだいたりするが、彼らは違った。
闇夜の森では、ファニーを刺すであろう虫を躊躇いなく殺す。
それと同じだ。
伯爵の命令がなかったので、闇夜の森以外では「配慮」できずにいたが、彼らにとっては、人も虫もたいした違いはない。
(ファニー様が気にかけているってこと以外、伯爵様にも意味はないようだな)
(リーストンなんて俺たちほどには役に立たないって、知ってるからだろ)
リーストンがいないよりは、いたほうがマシではあった。
だとしても、リーストンは伯爵が配した者ではないのだ。
所詮は、よそ者だと思っているのは、ファルコだけではない。
(あの女は、自ら男爵家の養女になった。今度も好きにするがいいさ)
ムスタファの思考に呼応して、ほかの枝葉も小さくざわめいた。
そう思いながら、伯爵と隣にいるファニーを見つめていた。
ムスタファの髪色は暗灰色で、瞳の色は黒。
気に入っていなくもないが、ナタリーの金にも似た琥珀の色が羨ましくはある。
ムスタファは、カーリーから伸びた最初の「枝」なのだ。
時期によって、枝も様々に外見が異なる。
伯爵の命令に従うということ以外、性質も思考もそれぞれ。
(何度、姿が変わっても髪と目の色は変わらんな)
体格や性別が変わることはあるのだから、いつか瞳の色も変わるのではないか。
ムスタファは、ほんのちょっぴり期待している。
伯爵の闇から生じたためか、その姿に近づきたいとの思いがあった。
(ムスタファ、ファルコ。使用人は、お前たちが始末しなさい)
(わかった)
(牧場に来たこいつら入れて21匹か?)
(違うぞ、ファルコ。16匹だ)
(ムスタファが正しい。リーストンを殺した者どもが、我らにとって、なんの関りがあると?)
(ああ、そうか。“あっち”はいいのか)
伯爵は「1部の者を除き、使用人は懲罰対象から外す」と言った。
それは、ファニーの父ジャスパーを殺した者は対象者だということを意味する。
だが、同様に男爵の指示でリーストン卿を殺した者は含まれていない。
オリヴィアは、彼らにとって無意味な存在だからだ。
ファルコは、ムスタファの次に古い「枝」だが、大雑把なところがある。
ミナイたち「葉」から吸収した情報の選別が下手で、似通ったものをひと括りにしてしまう。
行動を起こすことがない状況なら見過ごしにできても、実際に動くとなれば、些細な食い違いでも見逃すことはできない。
(ちゃんと判別はついているんだろうな、ファルコ?)
(当たり前だ。ジャスパーとリーストンじゃ価値が違うだろ)
(それならいい)
あとは、リーストンの娘がどうするか、だ。
男爵家を切り捨てるなら、それで肯。
男爵家に残るなら、カーリーが始末をつける。
いずれにせよ、カーズデン男爵家粛清の決定は覆らない。
(これで少しは気が晴れるってもんだ)
(まぁな)
枝葉は繋がっているので「内緒話」はできないのだ。
ナタリーがミナイとしていた会話も聞こえていた。
『ファニー様に危害を加える者たちなんて皆殺しになればいい』
誰もが、そう思っている。
全員が、伯爵の命を待っていた。
「カーリー」
伯爵の声に、いつ来たのか、カーリーがオリヴィアに歩み寄る。
左手には鞘におさめられた剣を握っていた。
オリヴィアの正面に立ったカーリーが、それを両手で差し出す。
「さて、どうする?」
オリヴィアの赤い髪は、どうやら自前のもののようだ。
数年前から貴族の間では、見目の整った奴隷の髪を、奇抜な色に染めて連れ歩くのが流行っている。
中には高値で売買される者もいるため、資産のひとつとして価値を高める必要もあるらしい。
「オ、オリヴィア……! き、騎士団ともども受け入れてやった恩を……っ」
カーズデン男爵は、つくづくと頭の悪い男だ。
自分の発した言葉が、オリヴィアに決断させることになるとは気づいていない。
案の定、オリヴィアの青い瞳に強い意志の光が宿る。
(あれじゃ、あの娘の父親を殺したのが誰なのか思い出させるだけじゃないか)
(頭が悪いんだろう。ファルコ、人は俺たちのように長生きはしない)
人の一生は短く、他者の持つ知識や情報を、自分のものとして蓄積することができない。
彼らのように感覚の共有もできないため、今いる己の世界だけが、すべてだと思い込んでいる者は多いのだ。
もちろん、それでも学ぼうとする者はいるが、カーズデン男爵は学ばなかった。
学んでいれば、キルテスの領地に欲を出したりはしなかったはずだ。
オリヴィアが両手で、カーリーから剣を受け取る。
その姿を見て、ムスタファは、ふっと息を吐いた。
手足を縛られ、床に転がりつつも体を動かしていた男3人が大人しくなる。
意識を失ったからだ。
「では、私たちは失礼しましょう」
「あ、あの……いいんですか?」
「あとはリーストン卿に任せるのが筋ですよ」
伯爵が、ファニーに向かって微笑んでいる。
少しの間のあと、ファニーもうなずいた。
彼女は、ちらっとオリヴィアに視線を投げたが、オリヴィアはカーズデン男爵から目を離さずにいる。
オリヴィアの決断を感じたのだろう、ファニーが伯爵に視線を戻した。
3人の男が息絶えていることには、気づいていないようだ。
そのほうがいい、と思う。
(ムスタファ、ずるいぞ)
(この3人は、ファニー様にさわった。どうしても俺がやりたくてな)
(そんなの、俺だって同じだ)
(静かに片付けるのは、俺のほうが上手い)
ムスタファには、対象の周囲の二酸化炭素濃度を急激に高める能力がある。
対して、ファルコは酸素だ。
命を奪うには「コツ」が必要だし、どちらかと言えば苦しめる力だと言えた。
しかも、騒がしくなる可能性が高い。
「さぁ、帰りましょう、ファニー」
伯爵とファニーが玄関扉から出て行く。
その向こうには、伯爵邸の客間が見えていた。
(残りの13人は2人で始末しなさい。リーストンの娘は、私が見張ります)
カーリーもそうだが、枝葉の誰もオリヴィアを信用などしていない。
カーズデン男爵家の粛清をやり終えられるのかも疑っている。
盗賊すらも少ない平和な世だ。
ましてや、ほとんど人の寄りつかないキルテス伯爵領では、剣を振るう必要はなかった。
騎士の叙任を受けていても、人を斬り殺すことなく生きている。
オリヴィアは人であり、ムスタファたちとは別種の生き物だ。
彼らが従う伯爵も人ではあるが、感覚を共有しているので、思考は同調する。
とはいえ、根源的なところを理解しているわけではない。
人は人を殺すのを躊躇ったり、罪悪感をいだいたりするが、彼らは違った。
闇夜の森では、ファニーを刺すであろう虫を躊躇いなく殺す。
それと同じだ。
伯爵の命令がなかったので、闇夜の森以外では「配慮」できずにいたが、彼らにとっては、人も虫もたいした違いはない。
(ファニー様が気にかけているってこと以外、伯爵様にも意味はないようだな)
(リーストンなんて俺たちほどには役に立たないって、知ってるからだろ)
リーストンがいないよりは、いたほうがマシではあった。
だとしても、リーストンは伯爵が配した者ではないのだ。
所詮は、よそ者だと思っているのは、ファルコだけではない。
(あの女は、自ら男爵家の養女になった。今度も好きにするがいいさ)
ムスタファの思考に呼応して、ほかの枝葉も小さくざわめいた。
0
あなたにおすすめの小説
図書館の堕天司書 ―私達も図書館から禁帯出です―
ふわふわ
恋愛
有能司書レリアンは、蔵書管理ログ不整合の責任を押し付けられ、王太子の判断で解任されてしまう。
だがその不祥事の原因は、無能な同僚テラシーの入力ミスだった。
解任されたレリアンが向かったのは、誰も使っていない最下層。
そこに山積みになっていた禁帯出蔵書を、一冊ずつ、ただ静かに確認し始める。
――それだけだった。
だが、図書館の安定率は上昇する。
揺れは消え、事故はなくなり、百年ぶりの大拡張すら収束する。
やがて図書館は彼女を“常駐司書”として自動登録。
王太子が気づいたときには、
図書館はすでに「彼女を基準に」最適化されていた。
これは、追放でも復讐でもない。
有能な現場が、静かに世界の基準になる物語。
《常駐司書:最適》
---
もしアルファポリス向けにもう少し分かりやすくするなら、やや説明を足したバージョンも作れます。
煽り強めにしますか?
それとも今の静かな完成形で行きますか?
【完結】王宮内は安定したらしいので、第二王子と国内の視察に行ってきます!(呼ばれたみたいなので、異世界でも生きてみます。の続編です)
まりぃべる
恋愛
異世界に呼ばれた佐川マリア。マリア・サガワとしてこの世界で生きて行く事に決め、第二王子殿下のルークウェスト=ヴァン=ケルンベルトと一緒に、この国をより良くしていきます!って、実際は2人で旅行がしたかっただけ?
呼ばれたみたいなので、異世界でも生きてみます。の続編です。
長くなりましたので、前作の続きでは無く新しくしました。前作でしおりを挟んでくれた方ありがとうございました。
読んでなくても分かるようにしております。けれど、分かりにくかったらすみません。
前作も読んで下さると嬉しいです。
まだまだ未熟なので、稚拙ではありますが、読んでいただけると嬉しいです。
☆前作で読者様よりご指摘が有りましたのでこちらにも記載しておきます。
主人公の年齢は設定としてありますが、読者様が主人公になれたらな(もしくは好きな年齢に当てはめて読めたら)という思いを込めて敢えて年齢を記載していません。
あなたの側にいられたら、それだけで
椎名さえら
恋愛
目を覚ましたとき、すべての記憶が失われていた。
私の名前は、どうやらアデルと言うらしい。
傍らにいた男性はエリオットと名乗り、甲斐甲斐しく面倒をみてくれる。
彼は一体誰?
そして私は……?
アデルの記憶が戻るとき、すべての真実がわかる。
_____________________________
私らしい作品になっているかと思います。
ご都合主義ですが、雰囲気を楽しんでいただければ嬉しいです。
※私の商業2周年記念にネップリで配布した短編小説になります
※表紙イラストは 由乃嶋 眞亊先生に有償依頼いたしました(投稿の許可を得ています)
何もしない公爵夫人ですが、なぜか屋敷がうまく回っています
鷹 綾
恋愛
辺境公爵カーネル・クリスの妻となったフィレ・バーナード。
けれど彼女は、屋敷を仕切ることも、改革を行うことも、声高に意見を述べることもしなかった。
指示を出さない。
判断を奪わない。
必要以上に関わらない。
「何もしない夫人」として、ただ静かにそこにいるだけ。
それなのに――
いつの間にか屋敷は落ち着き、
使用人たちは迷わなくなり、
人は出入りし、戻り、また進んでいくようになる。
誰かに依存しない。
誰かを支配しない。
それでも確かに“安心できる場所”は、彼女の周りに残っていた。
必要とされなくてもいい。
役に立たなくてもいい。
それでも、ここにいていい。
これは、
「何もしない」ことで壊れなかった関係と、
「奪わない」ことで続いていった日常を描く、
静かでやさしい結婚生活の物語。
さようならの定型文~身勝手なあなたへ
宵森みなと
恋愛
「好きな女がいる。君とは“白い結婚”を——」
――それは、夢にまで見た結婚式の初夜。
額に誓いのキスを受けた“その夜”、彼はそう言った。
涙すら出なかった。
なぜなら私は、その直前に“前世の記憶”を思い出したから。
……よりによって、元・男の人生を。
夫には白い結婚宣言、恋も砕け、初夜で絶望と救済で、目覚めたのは皮肉にも、“現実”と“前世”の自分だった。
「さようなら」
だって、もう誰かに振り回されるなんて嫌。
慰謝料もらって悠々自適なシングルライフ。
別居、自立して、左団扇の人生送ってみせますわ。
だけど元・夫も、従兄も、世間も――私を放ってはくれないみたい?
「……何それ、私の人生、まだ波乱あるの?」
はい、あります。盛りだくさんで。
元・男、今・女。
“白い結婚からの離縁”から始まる、人生劇場ここに開幕。
-----『白い結婚の行方』シリーズ -----
『白い結婚の行方』の物語が始まる、前のお話です。
理想の男性(ヒト)は、お祖父さま
たつみ
恋愛
月代結奈は、ある日突然、見知らぬ場所に立っていた。
そこで行われていたのは「正妃選びの儀」正妃に側室?
王太子はまったく好みじゃない。
彼女は「これは夢だ」と思い、とっとと「正妃」を辞退してその場から去る。
彼女が思いこんだ「夢設定」の流れの中、帰った屋敷は超アウェイ。
そんな中、現れたまさしく「理想の男性」なんと、それは彼女のお祖父さまだった!
彼女を正妃にするのを諦めない王太子と側近魔術師サイラスの企み。
そんな2人から彼女守ろうとする理想の男性、お祖父さま。
恋愛よりも家族愛を優先する彼女の日常に否応なく訪れる試練。
この世界で彼女がくだす決断と、肝心な恋愛の結末は?
◇◇◇◇◇設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
R-Kingdom_1
他サイトでも掲載しています。
君は妾の子だから、次男がちょうどいい〜long version
月山 歩
恋愛
侯爵家のマリアは婚約中だが、彼は王都に住み、彼女は片田舎で遠いため会ったことはなかった。でもある時、マリアは妾の子であると知られる。そんな娘は大事な子息とは結婚させられないと、病気療養中の次男との婚約に一方的に変えさせられる。そして次の日には、迎えの馬車がやって来た。
*こちらは元の小説の途中に、エピソードを追加したものです。
文字数が倍になっています。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる