35 / 80
前編
率直と婉曲と 3
しおりを挟む
伯爵は、悩んでいる。
眉根を寄せ、肘掛けイスに深く背をあずけ、肘置きに頬杖をついて悩んでいる。
いつ「ディナー」に、ファニーを誘おうか。
このところ、雨の日が増えていた。
ファニーは、牧場に出られずにいる。
羊も、いくつかの羊舎にこもりっ放しだ。
餌や水やりという仕事はあるにしても、手伝いに行かせている「葉」がいるので、さほど時間はかからないだろう。
こういう時にこそ、ファニーを屋敷に「お招き」したい。
そうは思うのだが、なかなか誘えずにいる。
上手い誘い文句が思いつかないのだ。
ファニーは慎ましい暮らしを好む。
贅沢なディナーよりピクニックに喜ぶ女性なのだ。
───彼女を恐縮させるのでは、意味がない。
屋敷に泊まった日も、彼女は恐縮していた。
またしても、朝食も取らずに、さっさと帰ってしまったほどだ。
せめて見送ろうとしたのに「見送りなんて恐れ多い」と、キッパリ断られている。
ファニーは笑顔だったが、伯爵は落胆のあまり涙目になりかけた。
無様な姿を見せまいという意思の力で持ち堪えたものの、伯爵は迷走している。
少しずつ距離を縮めると言ったが、少しも縮まる様子がない。
原因も曖昧だった。
ファニーは率直で正直なのに、掴みどころのない女性でもある。
少し近づけたと思いきや、次の日には壁ができているといったふうなのだ。
───恐れ多い、か。それが、ファニーと私との壁になっているのだろうか。
自分とファニーは婚約関係にあり、合意が取れていると、互いに承知していた。
なのに、彼女は恐縮したり、たびたび「恐れ多い」と口にしたりする。
伯爵は、内心、もっと甘えたり頼ったりしてほしいと思っていた。
伯爵に迷惑をかけまいとする行動は微笑ましいものではあるが、距離を置かれているようで寂しくもある。
───私たちの歩みは、羊どころか牛より遅い。
距離を縮めたいのに、近づく方法がわからない。
伯爵の重ねた年月の中には、親密になった女性の姿はないのだ。
自ら口説いたこともなかった。
「伯爵様、5日前のことは、ディエゴが収拾をつけたとのことにございます」
とりあえず、ディナーの件は、いったん保留とする。
頬杖をついたまま、右斜め前に立つカーリーに視線だけを向けた。
「5日前? ああ、リーストンのことか」
オリヴィア・リーストンがファニーの元を訪れ、ヴァルガー侯爵令嬢とディエゴをなんとかしろと言ってきたらしい。
すぐに駆け付けようとして、伯爵は考え直している。
ファニーの気持ちを尊重すべきだと思ったからだ。
「私に迷惑をかけないよう、彼女は自らで対処しようとしていた。実際、彼女は上手く、リーストンを追いはらっている」
「仰る通りにございます。意識していたかはともかく、あの女、伯爵様が出て来られるのを期待して、ファニー様を困らせていたのかもしれません」
カーリーは、オリヴィア・リーストンの「値」を下げた。
リーストンの娘という言いかたから「あの女」に変わっている。
伯爵は会ったことがないが、オリヴィアの父クライブ・リーストンに対しては、わずかながら高値をつけていたのだろう。
「人は血統だけで語れるものではない。枝葉にも独自の個性はあるが、お前の認識外にあるのは落ち葉だけだ。その落ち葉とて葉を介して繋がっている。しかし、カーリー。人の繋がりは血ではなく、感情が優先されることも多い」
「ヴァルガーが娘より妻との思い出を選んだように、でございましょうか?」
「そうだ。同様にクライブ・リーストンが、伯爵領を忠実に守り続けていたとしても、娘も同じように育つとは限らん」
伯爵は、フッと笑う。
なかなかに面白いやり口だと思ったのだ。
「昔は騎士になるのに資格など必要なかった」
家族を殺された者、家族を守りたい者、それしか金を稼ぐ手立てのない者、功績を上げて名を残したいと考える者。
各々の理由によって騎士になったのだ。
能力のない者は死んでいく。
それが戦場に立つ「騎士」だった。
もちろん戦力強化のために訓練はしたが、「騎士学校」なんていうご立派なものではない。
「騎士学校は首都にしかないしな」
「領地を離れ、10年も暮らせば首都に染まりましょう」
「幼い間に首都に呼び寄せ、自分たちに都合の良い教育をする。そして、大半の騎士が、領地ではなく、国すなわち皇家に忠誠を誓うようになる。臆病なスラノの考えそうなことだ。しかし、着想は面白い」
「そうでしょうか? 視野が狭過ぎるのでは?」
「そこがスラノの限界なのさ」
臆病だから視野が狭くなる。
視野が狭くなるから、もっと臆病になる。
悪循環がスラノを最期まで苦しめたに違いない。
『自分だって、いつか誰かに裏切られるかもしれない。信じられる相手なんてできっこありません』
ファニーの言葉を思い出した。
誰のことも信じられず、1人で怯えながらスラノは死んだ。
「憐れだな」
自分を裏切った同郷の友人であったはずの男を、伯爵はそう評する。
裏切り者のスラノ・モディリヤは、もういない。
そして、伯爵は「裏切られた者」でいる必要がなくなった。
「私は独りではない」
「仰る通りにございます、伯爵様」
ファニーがいる。
加えて、人ではなくとも、カーリーを始め、枝葉がいる。
───スラノ、私は、今、女性の口説き方で悩んでいるのだぞ。国や戦場とは関りのない悩みをかかえている。
カーリーにもたらされた情報により、スラノの死が惨めなものだったのは知っていた。
だが、優越感や満足感はない。
ただ「憐れだ」と感じる。
「とはいえ、皇宮辺りに、スラノの魂が臆病風を吹かせ回っているのだろう?」
「さようにございます」
「ならば、ここいらでカタをつけてやるのも悪くはない。まぁ、向こうから仕掛けてくれば、だがな」
「いつでも、なんなりと」
「正直、私にとって、今はそれどころではない」
「ファニー様のことにございますね」
カーリーに、重々しくうなずいてみせた。
皇宮のことなど、これから先の人生において邪魔なだけだ。
ファニーと穏やかな生活をおくるほうが、よほど重要だった。
そのためにも、まずファニーを、どう誘うか。
親しくなり、距離を縮め、求婚をし、応じてもらえたら婚姻をして。
その道のりは、果てしなく遠い。
半島の南端から見えるゼビロスの大陸に辿り着くよりも困難な気がした。
眉根を寄せ、肘掛けイスに深く背をあずけ、肘置きに頬杖をついて悩んでいる。
いつ「ディナー」に、ファニーを誘おうか。
このところ、雨の日が増えていた。
ファニーは、牧場に出られずにいる。
羊も、いくつかの羊舎にこもりっ放しだ。
餌や水やりという仕事はあるにしても、手伝いに行かせている「葉」がいるので、さほど時間はかからないだろう。
こういう時にこそ、ファニーを屋敷に「お招き」したい。
そうは思うのだが、なかなか誘えずにいる。
上手い誘い文句が思いつかないのだ。
ファニーは慎ましい暮らしを好む。
贅沢なディナーよりピクニックに喜ぶ女性なのだ。
───彼女を恐縮させるのでは、意味がない。
屋敷に泊まった日も、彼女は恐縮していた。
またしても、朝食も取らずに、さっさと帰ってしまったほどだ。
せめて見送ろうとしたのに「見送りなんて恐れ多い」と、キッパリ断られている。
ファニーは笑顔だったが、伯爵は落胆のあまり涙目になりかけた。
無様な姿を見せまいという意思の力で持ち堪えたものの、伯爵は迷走している。
少しずつ距離を縮めると言ったが、少しも縮まる様子がない。
原因も曖昧だった。
ファニーは率直で正直なのに、掴みどころのない女性でもある。
少し近づけたと思いきや、次の日には壁ができているといったふうなのだ。
───恐れ多い、か。それが、ファニーと私との壁になっているのだろうか。
自分とファニーは婚約関係にあり、合意が取れていると、互いに承知していた。
なのに、彼女は恐縮したり、たびたび「恐れ多い」と口にしたりする。
伯爵は、内心、もっと甘えたり頼ったりしてほしいと思っていた。
伯爵に迷惑をかけまいとする行動は微笑ましいものではあるが、距離を置かれているようで寂しくもある。
───私たちの歩みは、羊どころか牛より遅い。
距離を縮めたいのに、近づく方法がわからない。
伯爵の重ねた年月の中には、親密になった女性の姿はないのだ。
自ら口説いたこともなかった。
「伯爵様、5日前のことは、ディエゴが収拾をつけたとのことにございます」
とりあえず、ディナーの件は、いったん保留とする。
頬杖をついたまま、右斜め前に立つカーリーに視線だけを向けた。
「5日前? ああ、リーストンのことか」
オリヴィア・リーストンがファニーの元を訪れ、ヴァルガー侯爵令嬢とディエゴをなんとかしろと言ってきたらしい。
すぐに駆け付けようとして、伯爵は考え直している。
ファニーの気持ちを尊重すべきだと思ったからだ。
「私に迷惑をかけないよう、彼女は自らで対処しようとしていた。実際、彼女は上手く、リーストンを追いはらっている」
「仰る通りにございます。意識していたかはともかく、あの女、伯爵様が出て来られるのを期待して、ファニー様を困らせていたのかもしれません」
カーリーは、オリヴィア・リーストンの「値」を下げた。
リーストンの娘という言いかたから「あの女」に変わっている。
伯爵は会ったことがないが、オリヴィアの父クライブ・リーストンに対しては、わずかながら高値をつけていたのだろう。
「人は血統だけで語れるものではない。枝葉にも独自の個性はあるが、お前の認識外にあるのは落ち葉だけだ。その落ち葉とて葉を介して繋がっている。しかし、カーリー。人の繋がりは血ではなく、感情が優先されることも多い」
「ヴァルガーが娘より妻との思い出を選んだように、でございましょうか?」
「そうだ。同様にクライブ・リーストンが、伯爵領を忠実に守り続けていたとしても、娘も同じように育つとは限らん」
伯爵は、フッと笑う。
なかなかに面白いやり口だと思ったのだ。
「昔は騎士になるのに資格など必要なかった」
家族を殺された者、家族を守りたい者、それしか金を稼ぐ手立てのない者、功績を上げて名を残したいと考える者。
各々の理由によって騎士になったのだ。
能力のない者は死んでいく。
それが戦場に立つ「騎士」だった。
もちろん戦力強化のために訓練はしたが、「騎士学校」なんていうご立派なものではない。
「騎士学校は首都にしかないしな」
「領地を離れ、10年も暮らせば首都に染まりましょう」
「幼い間に首都に呼び寄せ、自分たちに都合の良い教育をする。そして、大半の騎士が、領地ではなく、国すなわち皇家に忠誠を誓うようになる。臆病なスラノの考えそうなことだ。しかし、着想は面白い」
「そうでしょうか? 視野が狭過ぎるのでは?」
「そこがスラノの限界なのさ」
臆病だから視野が狭くなる。
視野が狭くなるから、もっと臆病になる。
悪循環がスラノを最期まで苦しめたに違いない。
『自分だって、いつか誰かに裏切られるかもしれない。信じられる相手なんてできっこありません』
ファニーの言葉を思い出した。
誰のことも信じられず、1人で怯えながらスラノは死んだ。
「憐れだな」
自分を裏切った同郷の友人であったはずの男を、伯爵はそう評する。
裏切り者のスラノ・モディリヤは、もういない。
そして、伯爵は「裏切られた者」でいる必要がなくなった。
「私は独りではない」
「仰る通りにございます、伯爵様」
ファニーがいる。
加えて、人ではなくとも、カーリーを始め、枝葉がいる。
───スラノ、私は、今、女性の口説き方で悩んでいるのだぞ。国や戦場とは関りのない悩みをかかえている。
カーリーにもたらされた情報により、スラノの死が惨めなものだったのは知っていた。
だが、優越感や満足感はない。
ただ「憐れだ」と感じる。
「とはいえ、皇宮辺りに、スラノの魂が臆病風を吹かせ回っているのだろう?」
「さようにございます」
「ならば、ここいらでカタをつけてやるのも悪くはない。まぁ、向こうから仕掛けてくれば、だがな」
「いつでも、なんなりと」
「正直、私にとって、今はそれどころではない」
「ファニー様のことにございますね」
カーリーに、重々しくうなずいてみせた。
皇宮のことなど、これから先の人生において邪魔なだけだ。
ファニーと穏やかな生活をおくるほうが、よほど重要だった。
そのためにも、まずファニーを、どう誘うか。
親しくなり、距離を縮め、求婚をし、応じてもらえたら婚姻をして。
その道のりは、果てしなく遠い。
半島の南端から見えるゼビロスの大陸に辿り着くよりも困難な気がした。
0
あなたにおすすめの小説
図書館の堕天司書 ―私達も図書館から禁帯出です―
ふわふわ
恋愛
有能司書レリアンは、蔵書管理ログ不整合の責任を押し付けられ、王太子の判断で解任されてしまう。
だがその不祥事の原因は、無能な同僚テラシーの入力ミスだった。
解任されたレリアンが向かったのは、誰も使っていない最下層。
そこに山積みになっていた禁帯出蔵書を、一冊ずつ、ただ静かに確認し始める。
――それだけだった。
だが、図書館の安定率は上昇する。
揺れは消え、事故はなくなり、百年ぶりの大拡張すら収束する。
やがて図書館は彼女を“常駐司書”として自動登録。
王太子が気づいたときには、
図書館はすでに「彼女を基準に」最適化されていた。
これは、追放でも復讐でもない。
有能な現場が、静かに世界の基準になる物語。
《常駐司書:最適》
---
もしアルファポリス向けにもう少し分かりやすくするなら、やや説明を足したバージョンも作れます。
煽り強めにしますか?
それとも今の静かな完成形で行きますか?
【完結】王宮内は安定したらしいので、第二王子と国内の視察に行ってきます!(呼ばれたみたいなので、異世界でも生きてみます。の続編です)
まりぃべる
恋愛
異世界に呼ばれた佐川マリア。マリア・サガワとしてこの世界で生きて行く事に決め、第二王子殿下のルークウェスト=ヴァン=ケルンベルトと一緒に、この国をより良くしていきます!って、実際は2人で旅行がしたかっただけ?
呼ばれたみたいなので、異世界でも生きてみます。の続編です。
長くなりましたので、前作の続きでは無く新しくしました。前作でしおりを挟んでくれた方ありがとうございました。
読んでなくても分かるようにしております。けれど、分かりにくかったらすみません。
前作も読んで下さると嬉しいです。
まだまだ未熟なので、稚拙ではありますが、読んでいただけると嬉しいです。
☆前作で読者様よりご指摘が有りましたのでこちらにも記載しておきます。
主人公の年齢は設定としてありますが、読者様が主人公になれたらな(もしくは好きな年齢に当てはめて読めたら)という思いを込めて敢えて年齢を記載していません。
あなたの側にいられたら、それだけで
椎名さえら
恋愛
目を覚ましたとき、すべての記憶が失われていた。
私の名前は、どうやらアデルと言うらしい。
傍らにいた男性はエリオットと名乗り、甲斐甲斐しく面倒をみてくれる。
彼は一体誰?
そして私は……?
アデルの記憶が戻るとき、すべての真実がわかる。
_____________________________
私らしい作品になっているかと思います。
ご都合主義ですが、雰囲気を楽しんでいただければ嬉しいです。
※私の商業2周年記念にネップリで配布した短編小説になります
※表紙イラストは 由乃嶋 眞亊先生に有償依頼いたしました(投稿の許可を得ています)
何もしない公爵夫人ですが、なぜか屋敷がうまく回っています
鷹 綾
恋愛
辺境公爵カーネル・クリスの妻となったフィレ・バーナード。
けれど彼女は、屋敷を仕切ることも、改革を行うことも、声高に意見を述べることもしなかった。
指示を出さない。
判断を奪わない。
必要以上に関わらない。
「何もしない夫人」として、ただ静かにそこにいるだけ。
それなのに――
いつの間にか屋敷は落ち着き、
使用人たちは迷わなくなり、
人は出入りし、戻り、また進んでいくようになる。
誰かに依存しない。
誰かを支配しない。
それでも確かに“安心できる場所”は、彼女の周りに残っていた。
必要とされなくてもいい。
役に立たなくてもいい。
それでも、ここにいていい。
これは、
「何もしない」ことで壊れなかった関係と、
「奪わない」ことで続いていった日常を描く、
静かでやさしい結婚生活の物語。
さようならの定型文~身勝手なあなたへ
宵森みなと
恋愛
「好きな女がいる。君とは“白い結婚”を——」
――それは、夢にまで見た結婚式の初夜。
額に誓いのキスを受けた“その夜”、彼はそう言った。
涙すら出なかった。
なぜなら私は、その直前に“前世の記憶”を思い出したから。
……よりによって、元・男の人生を。
夫には白い結婚宣言、恋も砕け、初夜で絶望と救済で、目覚めたのは皮肉にも、“現実”と“前世”の自分だった。
「さようなら」
だって、もう誰かに振り回されるなんて嫌。
慰謝料もらって悠々自適なシングルライフ。
別居、自立して、左団扇の人生送ってみせますわ。
だけど元・夫も、従兄も、世間も――私を放ってはくれないみたい?
「……何それ、私の人生、まだ波乱あるの?」
はい、あります。盛りだくさんで。
元・男、今・女。
“白い結婚からの離縁”から始まる、人生劇場ここに開幕。
-----『白い結婚の行方』シリーズ -----
『白い結婚の行方』の物語が始まる、前のお話です。
理想の男性(ヒト)は、お祖父さま
たつみ
恋愛
月代結奈は、ある日突然、見知らぬ場所に立っていた。
そこで行われていたのは「正妃選びの儀」正妃に側室?
王太子はまったく好みじゃない。
彼女は「これは夢だ」と思い、とっとと「正妃」を辞退してその場から去る。
彼女が思いこんだ「夢設定」の流れの中、帰った屋敷は超アウェイ。
そんな中、現れたまさしく「理想の男性」なんと、それは彼女のお祖父さまだった!
彼女を正妃にするのを諦めない王太子と側近魔術師サイラスの企み。
そんな2人から彼女守ろうとする理想の男性、お祖父さま。
恋愛よりも家族愛を優先する彼女の日常に否応なく訪れる試練。
この世界で彼女がくだす決断と、肝心な恋愛の結末は?
◇◇◇◇◇設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
R-Kingdom_1
他サイトでも掲載しています。
君は妾の子だから、次男がちょうどいい〜long version
月山 歩
恋愛
侯爵家のマリアは婚約中だが、彼は王都に住み、彼女は片田舎で遠いため会ったことはなかった。でもある時、マリアは妾の子であると知られる。そんな娘は大事な子息とは結婚させられないと、病気療養中の次男との婚約に一方的に変えさせられる。そして次の日には、迎えの馬車がやって来た。
*こちらは元の小説の途中に、エピソードを追加したものです。
文字数が倍になっています。
嫌われたと思って離れたのに
ラム猫
恋愛
私は、婚約者のカイルに嫌われたと思った。冷たくそっけなく、近づくたびに避けられる日々。
距離を置くことを選び、留学の準備も進めて心を落ち着かせようとするけれど——。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる