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大輝 3
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腕の中の紗凪は小さくて、脆くて。
逃げられるくらいならこのまま永遠に自分だけのものにするしかないと覚悟を決める。
「ちょ、大輝、くるしい」
腕に力を入れたせいで苦しいのか、逃げようとする紗凪に苛立ちさらに力を込めていく。
「だいき、
やめて、」
腕の中で踠き声を上げるのを無視し、きつくきつく締め上げるように抱きしめ続け、自由を奪った。
意図的に失神させ、その自由を奪い、力の抜けた身体をベッドに横たえる。
「どこにも行かないで」
横たわる紗凪に願い、乞うけれど、当然だけれど返事は無い。もしも意識があればどこにも行かないと答えるのかもしれないけれど、それを鵜呑みにするほど馬鹿でもない。
貴哉が紗凪のことを欺き続けたように、紗凪もオレのことを欺き続けることだってできるのだから。
「どこにも行かせない」
オレのしたことで壊した人間関係を考えれば紗凪が逃げる理由はありすぎる。
陰湿に付き纏うように写真を撮り、撮った写真を紗羅に送り続けたことを喜ぶはずはないし、貴哉との関係も、家族との関係も壊したのだから恨まれて当然のことだ。
だけど、恨まれても、憎まれても、それでも自分に向ける感情がある限り、紗凪を手放すことはできなかった。
恨まれてもいい。
憎まれてもいい。
少しでもオレのことを考えてくれるのなら、どんな感情であっても受け入れることができるから。
力では負ける気はしないけれど、それでも暴れられたら傷付けてしまうと考え、手足を拘束する。
逃げるのなら縛りつけてしまおうと考えたことはあったけれど、具体的な道具は用意していなかったから手首にタオルを巻き、ビニール紐で縛り上げる。
同様に足首にもタオルを巻き、ビニール紐で縛り上げて自由を奪い、やり過ぎかと思いながらも猿轡を噛ませる。紗凪が大声で助けを呼んだとしても隣室まで聞こえることは無いだろうけれど、可能性はゼロでは無いし、万が一のことを考えてのこと。
「ごめん」
意識を失ったままベッドで横たわる紗凪に謝罪する。
自分の犯した過ちを認め、紗凪に許しを乞い、その関係を再構築するしかないのは分かっているけれど、冷静に話をする前に離れることを告げられたら閉じ込めるだけでは安心できなくなってしまうだろう。
拘束して、この部屋から出られないようにしても絶対は無い。
本気で逃れようとした時に、【逃げる】ために命を断つことだってできてしまうのだから。
そうなってしまうと本格的に拘束することを考え、そのための道具を検索する。だけど、現実的なことを考えると不可能だとスマホを閉じた。
力で支配してしまえば逃げられないかもしれない。恐怖で支配してしまえば逃げることを考えることすらできなくなるはずだ。
だけど、それをしてしまえば貴哉と同じだと自嘲する。
紗羅の代用品として紗凪を使っていたと思っていたけれど、そうでは無かったのかもしれないなんてことを考え、怯えさせるのは本意ではないと猿轡を外し、手足の拘束も外す。
「何やってんだよ、」
自分の行いに呆れ、言い訳の言葉を考える。わざと失神させたわけではないと言って納得するだろうか。
精神が昂って意識を失ったと言えば信じるだろうか。
意識が戻っていないのを確認して置きっぱなしにしたままの紗凪のスマホを確認しに寝室を出る。
何をしても紗凪が出る事はないとやっと気付いたのか、静かになったスマホの画面にはそれでも大量の着信とメッセージの履歴が並ぶ。
紗羅からの貴哉の居場所を教えろというメッセージと、母からのもう一度話したいと願うメッセージ。
だけど、もう関わる気は無いと知らせるために全てをブロックしておいた。勝手にブロックしたことを責められる事はないだろう。
ブロックしたことに気付き、他の家族のスマホを使って連絡してきたとしても、その都度ブロックするつもりだった。
紗凪が目を覚ました時のことを考えて、ペットボトルのお茶を持ち寝室に戻るとさっきとは違う姿勢で横たわっていることに気付き、そっと声をかけてみる。
「紗凪、大丈夫?」
失神の原因を自分で作っておいて『大丈夫』かだなんて白々しいけれど、「だいき?」と小さな声でオレを呼ぶと「ボク、どうしたの?」と不安そうな声を上げる。
一時的に記憶が飛んだのか、それともオレの行動に怯えて知らないふりをしているだけなのか、どちらとも判断できないまま誤魔化すことを選ぶ。
「お姉さんと話してて自分で思ってるよりも緊張してたんじゃない?
抱きしめたら失神するから焦った。
気持ち悪いとか無い?」
嘘は言っていない。
意図的に力を込めたけれど、強く抱きしめたと言えないこともないのだから。
「大丈夫だけど、どのくらい倒れてた?」
「20分くらいかな、」
「ボクのスマホは?」
「持ってきたよ」
余計な事は言わず、そのままの状態で渡す。
「今は落ち着いてるみたいだから、連絡先ブロックしておいた」
嘘をつく必要はないと思い、自分のしたことを報告する。今は落ち着いていてもあの姉が諦めるとは思えないから当然の措置だと思ったのか、反発することなく「ありがとう」と言った紗凪は、残されたメッセージや着信の量に大きなため息を吐く。
「関わりたくないって言ったのに、」
「もう一回話したかった?」
そんな機会を作る気もないけれど、それでも聞いてみる。未練を残したままで事あるごとに思い出すようなことがあることが許せなかったから。
オレだけを見て、オレのことだけを考えて欲しいと思ってしまう。
「話す事はもう無いし、聞きたいことももう無いかな。
もう、どうでもいいや」
そう投げやりな感じで呟くとそれ以上何も言わずに電源を落とす。
「ねえ、新しいスマホ、いつ買いに行く?」
「明日?」
「解約って、すぐできるのかな?」
「オンラインでもできるんじゃない?」
「新しいスマホの契約は?」
「それもオンラインでできるけど、そうする?」
オレの言葉を信じ、オレに全てを委ねる紗凪の周囲から人との関わりを奪ってしまえば縛り付けなくても離れないのだろうか。
そんなことを考えながら紗凪のために軽食を準備する。と言っても買い置きしてあった冷凍ミールを温めただけだったけれど、戻らないオレを心配してキッチンに顔を出した紗凪は嬉しそうに「お腹、空いてたんだ」と笑顔を見せる。
紗羅との話し合いは平行線を辿り、進むことのない時間が延々と続いていたせいでずいぶん時間が経ったように思っていたけれど、結局は普段より夕食が遅くなっただけのことで、ずっと引きずり続けていた【家族】との繋がりを断つには短すぎると思うほどの時間。
「まだたくさん残ってる?」
家族との縁を切ったことよりも冷凍ミールの在庫が気になるのか「無くなる前に注文しないとね」と笑う。
前に比べれば料理をするようになったオレたちだけど、食材を使い切るという事はまだまだ難しい。買い過ぎて傷んでしまうこともあるし、足りると思っていたものが足りなくなったりするため冷凍ミールに頼ることも多い。
初めから完璧にできるわけもないし、初めから完璧にやる必要もない。
紗凪との時間はこれからも続くのだから急ぐ必要はないのだから。
「明日は何か作る?
スマホ契約しながら買い物してこようか」
いつの間にかオンラインでの契約の話は無くなったらしく、楽しそうに外に出たいと言った紗凪に無理をしていないかと心配になったけれど、作りたい料理を口にして材料を検索してくれと言い出す。スマホの電源を入れてしまうことで、紗羅から連絡が来ることを恐れているのだろう。
店舗での契約を選んだのは紗羅と話をしたこの空間から逃れたいからなのかもしれない。
「たまには外食する?」
「買い出ししたら荷物邪魔だよ?」
「外食してから買い物したらいいんじゃない?」
他愛もない話をして、何も無かったかもように日常に戻る。
スマホの電源は切ったままだったけれど、そのことに触れる事なく時間は過ぎていく。
「ねえ、明日はゆっくり起きない?」
ベッドに入り、そんな言葉と共に身体を寄せてきた意図を察し、「急ぎの仕事はないから休みにして早めに出かける?」と答えれば「じゃあ、しよ?」と微笑む紗凪は何かを捨て去ろうとしているようだった。
逃げられるくらいならこのまま永遠に自分だけのものにするしかないと覚悟を決める。
「ちょ、大輝、くるしい」
腕に力を入れたせいで苦しいのか、逃げようとする紗凪に苛立ちさらに力を込めていく。
「だいき、
やめて、」
腕の中で踠き声を上げるのを無視し、きつくきつく締め上げるように抱きしめ続け、自由を奪った。
意図的に失神させ、その自由を奪い、力の抜けた身体をベッドに横たえる。
「どこにも行かないで」
横たわる紗凪に願い、乞うけれど、当然だけれど返事は無い。もしも意識があればどこにも行かないと答えるのかもしれないけれど、それを鵜呑みにするほど馬鹿でもない。
貴哉が紗凪のことを欺き続けたように、紗凪もオレのことを欺き続けることだってできるのだから。
「どこにも行かせない」
オレのしたことで壊した人間関係を考えれば紗凪が逃げる理由はありすぎる。
陰湿に付き纏うように写真を撮り、撮った写真を紗羅に送り続けたことを喜ぶはずはないし、貴哉との関係も、家族との関係も壊したのだから恨まれて当然のことだ。
だけど、恨まれても、憎まれても、それでも自分に向ける感情がある限り、紗凪を手放すことはできなかった。
恨まれてもいい。
憎まれてもいい。
少しでもオレのことを考えてくれるのなら、どんな感情であっても受け入れることができるから。
力では負ける気はしないけれど、それでも暴れられたら傷付けてしまうと考え、手足を拘束する。
逃げるのなら縛りつけてしまおうと考えたことはあったけれど、具体的な道具は用意していなかったから手首にタオルを巻き、ビニール紐で縛り上げる。
同様に足首にもタオルを巻き、ビニール紐で縛り上げて自由を奪い、やり過ぎかと思いながらも猿轡を噛ませる。紗凪が大声で助けを呼んだとしても隣室まで聞こえることは無いだろうけれど、可能性はゼロでは無いし、万が一のことを考えてのこと。
「ごめん」
意識を失ったままベッドで横たわる紗凪に謝罪する。
自分の犯した過ちを認め、紗凪に許しを乞い、その関係を再構築するしかないのは分かっているけれど、冷静に話をする前に離れることを告げられたら閉じ込めるだけでは安心できなくなってしまうだろう。
拘束して、この部屋から出られないようにしても絶対は無い。
本気で逃れようとした時に、【逃げる】ために命を断つことだってできてしまうのだから。
そうなってしまうと本格的に拘束することを考え、そのための道具を検索する。だけど、現実的なことを考えると不可能だとスマホを閉じた。
力で支配してしまえば逃げられないかもしれない。恐怖で支配してしまえば逃げることを考えることすらできなくなるはずだ。
だけど、それをしてしまえば貴哉と同じだと自嘲する。
紗羅の代用品として紗凪を使っていたと思っていたけれど、そうでは無かったのかもしれないなんてことを考え、怯えさせるのは本意ではないと猿轡を外し、手足の拘束も外す。
「何やってんだよ、」
自分の行いに呆れ、言い訳の言葉を考える。わざと失神させたわけではないと言って納得するだろうか。
精神が昂って意識を失ったと言えば信じるだろうか。
意識が戻っていないのを確認して置きっぱなしにしたままの紗凪のスマホを確認しに寝室を出る。
何をしても紗凪が出る事はないとやっと気付いたのか、静かになったスマホの画面にはそれでも大量の着信とメッセージの履歴が並ぶ。
紗羅からの貴哉の居場所を教えろというメッセージと、母からのもう一度話したいと願うメッセージ。
だけど、もう関わる気は無いと知らせるために全てをブロックしておいた。勝手にブロックしたことを責められる事はないだろう。
ブロックしたことに気付き、他の家族のスマホを使って連絡してきたとしても、その都度ブロックするつもりだった。
紗凪が目を覚ました時のことを考えて、ペットボトルのお茶を持ち寝室に戻るとさっきとは違う姿勢で横たわっていることに気付き、そっと声をかけてみる。
「紗凪、大丈夫?」
失神の原因を自分で作っておいて『大丈夫』かだなんて白々しいけれど、「だいき?」と小さな声でオレを呼ぶと「ボク、どうしたの?」と不安そうな声を上げる。
一時的に記憶が飛んだのか、それともオレの行動に怯えて知らないふりをしているだけなのか、どちらとも判断できないまま誤魔化すことを選ぶ。
「お姉さんと話してて自分で思ってるよりも緊張してたんじゃない?
抱きしめたら失神するから焦った。
気持ち悪いとか無い?」
嘘は言っていない。
意図的に力を込めたけれど、強く抱きしめたと言えないこともないのだから。
「大丈夫だけど、どのくらい倒れてた?」
「20分くらいかな、」
「ボクのスマホは?」
「持ってきたよ」
余計な事は言わず、そのままの状態で渡す。
「今は落ち着いてるみたいだから、連絡先ブロックしておいた」
嘘をつく必要はないと思い、自分のしたことを報告する。今は落ち着いていてもあの姉が諦めるとは思えないから当然の措置だと思ったのか、反発することなく「ありがとう」と言った紗凪は、残されたメッセージや着信の量に大きなため息を吐く。
「関わりたくないって言ったのに、」
「もう一回話したかった?」
そんな機会を作る気もないけれど、それでも聞いてみる。未練を残したままで事あるごとに思い出すようなことがあることが許せなかったから。
オレだけを見て、オレのことだけを考えて欲しいと思ってしまう。
「話す事はもう無いし、聞きたいことももう無いかな。
もう、どうでもいいや」
そう投げやりな感じで呟くとそれ以上何も言わずに電源を落とす。
「ねえ、新しいスマホ、いつ買いに行く?」
「明日?」
「解約って、すぐできるのかな?」
「オンラインでもできるんじゃない?」
「新しいスマホの契約は?」
「それもオンラインでできるけど、そうする?」
オレの言葉を信じ、オレに全てを委ねる紗凪の周囲から人との関わりを奪ってしまえば縛り付けなくても離れないのだろうか。
そんなことを考えながら紗凪のために軽食を準備する。と言っても買い置きしてあった冷凍ミールを温めただけだったけれど、戻らないオレを心配してキッチンに顔を出した紗凪は嬉しそうに「お腹、空いてたんだ」と笑顔を見せる。
紗羅との話し合いは平行線を辿り、進むことのない時間が延々と続いていたせいでずいぶん時間が経ったように思っていたけれど、結局は普段より夕食が遅くなっただけのことで、ずっと引きずり続けていた【家族】との繋がりを断つには短すぎると思うほどの時間。
「まだたくさん残ってる?」
家族との縁を切ったことよりも冷凍ミールの在庫が気になるのか「無くなる前に注文しないとね」と笑う。
前に比べれば料理をするようになったオレたちだけど、食材を使い切るという事はまだまだ難しい。買い過ぎて傷んでしまうこともあるし、足りると思っていたものが足りなくなったりするため冷凍ミールに頼ることも多い。
初めから完璧にできるわけもないし、初めから完璧にやる必要もない。
紗凪との時間はこれからも続くのだから急ぐ必要はないのだから。
「明日は何か作る?
スマホ契約しながら買い物してこようか」
いつの間にかオンラインでの契約の話は無くなったらしく、楽しそうに外に出たいと言った紗凪に無理をしていないかと心配になったけれど、作りたい料理を口にして材料を検索してくれと言い出す。スマホの電源を入れてしまうことで、紗羅から連絡が来ることを恐れているのだろう。
店舗での契約を選んだのは紗羅と話をしたこの空間から逃れたいからなのかもしれない。
「たまには外食する?」
「買い出ししたら荷物邪魔だよ?」
「外食してから買い物したらいいんじゃない?」
他愛もない話をして、何も無かったかもように日常に戻る。
スマホの電源は切ったままだったけれど、そのことに触れる事なく時間は過ぎていく。
「ねえ、明日はゆっくり起きない?」
ベッドに入り、そんな言葉と共に身体を寄せてきた意図を察し、「急ぎの仕事はないから休みにして早めに出かける?」と答えれば「じゃあ、しよ?」と微笑む紗凪は何かを捨て去ろうとしているようだった。
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