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第114話
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アリア様の授乳をしていると言う部屋に向かうと、侍女長の娘であるメイアが、小さな子を抱いていた。
「この子が、アリア?」
「メイリア様、お出迎えにも行かず・・・」
「挨拶は良いわ。それより、その子、大丈夫なの?」
「はい。母が、あちらでなんとか、命を繋いだようです」
「そう・・・ミルクは?」
「こちらに来て飲む回数を増やしておりますが、少しづつ、量が増えております」
「そう・・・それなら大丈夫ね。
ここには、母親が沢山いるから、皆に手伝ってもらってね」
「はい。ありがとうございます。それから、母はどうしてますか?」
「マリスはまだ、眠っているそうよ」
「丸1日ですね」
「もう、そろそろ起きるだろうけど、思う存分、眠らせて上げましょう」
「ありがとうございます」
「それは私の言葉よ。
本来ならクラウスがとる筈だった責任を、貴方の母親に取らせたのは私。
だから、感謝しかないわ」
そんな話をして居ると、エドガーが来客を告げにやって来た。
「今日予定はなかった筈よ」
「それが、おいでになったのが、宰相閣下でして・・・」
それを聞いた私は、大急ぎで玄関に向かった。
「お待たせして申し訳ございません」
「そんなに待っていませんよ」
「それで、何かありましたか?
「それが・・・」
ローベン宰相から聞いたのは、クラウスの勝手な言い分だった。
離縁が確定した書類の窓口を、宰相様にしたのは、こういうことがあると予想されていたからだと、この時理解した。
「メフィスト公爵からの言い分は、メイリア嬢がこんなこと言うわけない・・・だそうだ」
なにそれ?
「私からの提案で、書類を作ったと言っても・・・ですか?」
「それ自体を、信じないんだ」
「じゃあ、とりあえず説得して、信じてもらうしかないですね」
「えっ・・・」
私はそう言うと、クラウス宛の手紙を書きはじめた。
離縁届けを、自分から申請したこと。
貴方は忘れているかもしれないが、白い結婚25年周年目だと言うこと。
そして、貴方の愛するイザリア様が、子供達の世話を放棄して、アクイリア侍女長が、命を懸けて守っていたこと。
貴方はその間、何をしていたのか・・・と言うことを書き記し、名前を書き、国王陛下から渡されたカロングラス家の蝋印で封をしたものを宰相様に預けた。
これで納得しなければ、クルセイダ公爵様とミッターマイヤー公爵様に立ち会っていただいた上で、会うしかないわね。
「この子が、アリア?」
「メイリア様、お出迎えにも行かず・・・」
「挨拶は良いわ。それより、その子、大丈夫なの?」
「はい。母が、あちらでなんとか、命を繋いだようです」
「そう・・・ミルクは?」
「こちらに来て飲む回数を増やしておりますが、少しづつ、量が増えております」
「そう・・・それなら大丈夫ね。
ここには、母親が沢山いるから、皆に手伝ってもらってね」
「はい。ありがとうございます。それから、母はどうしてますか?」
「マリスはまだ、眠っているそうよ」
「丸1日ですね」
「もう、そろそろ起きるだろうけど、思う存分、眠らせて上げましょう」
「ありがとうございます」
「それは私の言葉よ。
本来ならクラウスがとる筈だった責任を、貴方の母親に取らせたのは私。
だから、感謝しかないわ」
そんな話をして居ると、エドガーが来客を告げにやって来た。
「今日予定はなかった筈よ」
「それが、おいでになったのが、宰相閣下でして・・・」
それを聞いた私は、大急ぎで玄関に向かった。
「お待たせして申し訳ございません」
「そんなに待っていませんよ」
「それで、何かありましたか?
「それが・・・」
ローベン宰相から聞いたのは、クラウスの勝手な言い分だった。
離縁が確定した書類の窓口を、宰相様にしたのは、こういうことがあると予想されていたからだと、この時理解した。
「メフィスト公爵からの言い分は、メイリア嬢がこんなこと言うわけない・・・だそうだ」
なにそれ?
「私からの提案で、書類を作ったと言っても・・・ですか?」
「それ自体を、信じないんだ」
「じゃあ、とりあえず説得して、信じてもらうしかないですね」
「えっ・・・」
私はそう言うと、クラウス宛の手紙を書きはじめた。
離縁届けを、自分から申請したこと。
貴方は忘れているかもしれないが、白い結婚25年周年目だと言うこと。
そして、貴方の愛するイザリア様が、子供達の世話を放棄して、アクイリア侍女長が、命を懸けて守っていたこと。
貴方はその間、何をしていたのか・・・と言うことを書き記し、名前を書き、国王陛下から渡されたカロングラス家の蝋印で封をしたものを宰相様に預けた。
これで納得しなければ、クルセイダ公爵様とミッターマイヤー公爵様に立ち会っていただいた上で、会うしかないわね。
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