貴方の✕✕、やめます

戒月冷音

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第69話

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コーラル様はまずい事を言った、というような顔をしていた。
「あの…何で、知っていらっしゃるのですか?」
私の問いに、苦笑いを返したコーラル様は、渋々ながら話ししてくださった。

「デビュタント以降、探したって言っただろ」
「はい」
「その後、君の年齢を知ったんだ。あの時は12歳だったんだね」
「はい。私は、早く嫁ぐだろうとお母様に言われたのですが、
 デビュタントしないのはダメだと言われたので、それならお姉様と一緒に…
 ということになって、あの場にいました」
「だから、皆揃っていたのか」
「皆?」
「第1王子と第2王子。君に君の姉、そして、ファル伯爵令息。
 年齢では、デビュタントになるのは第1王子だけだった。
 けれど、その下の4人が何故いるのかと、思っていた。
 確か、あの数カ月後に、騎士爵の判定が行われたはずだし、
 第2王子も婚約者を定めた」
「はい。ですから自動的に、私の婚約者も決まりました」
「自動的?」
「お姉様が、第2王子様に選ばれなければ、クーディアスとという話でしたから」
「そうだったのか…」

私のデビュタントは、すっごく前倒しだった。本来なら、18歳で受ける。
しかし、何かしらの理由で前倒しになることはよくあること。
第一王子様が18の頃、第2王子様が16で、お姉様とクーディアス様が14。私が12だったはず。
年をはっきりさせると、コーラル様がお子様趣味みたいに感じる。
そう考えた時、フフッと笑みがこぼれた。
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