貴方の✕✕、やめます

第99話

そのまま私はスラヴェ様のベットに連れて行かれ、押し倒されてキスをされる。
口から首へ、
「チュッ…チュッ…」
と吸われるたび、体が跳ねる。
「気持ちいい？」
スラヴェ様の声に、私はキスで答える。
そのキスは終わらず、何度も何度も続けられた。

「はぁはぁ」
唇を離しただけで、大きく息をする。
スラヴェ様の手が、私の体を滑るたび体が反応し、息が上がる。
少し前、何も知らなかった私がこんな反応するのが可笑しいのか、スラヴェ様はずっとニコニコしている。

「何故、笑って…」
「嬉しいから」
「う…嬉、しい？」
「君が…マリアが俺の腕の中にいて、俺を欲しがってる」
その時、スラヴェ様の手が胸に触れた。
「んっ…」
私の体に触れながら、すこーしずつドレスを崩していく彼は、ゆっくりとドレスの裾を引き上げた。
太ももに裾がこすれ、もぞもぞとすると、そこにスラヴェ様の片足が押し込まれる。


その後はもう、止まらなかった。互いが互いの熱を求め、そのまま体を重ねた。
スラヴェ様は、私のドレスを裂いたことも気付かぬままに、私を求めた。
私は、初めての痛みを知りながら、その後に来る快楽に酔いしれた。
「あっ…ダメッ！待って…まだっ」
「待てない。このまま良いか？」
「良い。欲しい…あぁ…」
バンバンと部屋の中に響く音を聞きながら、私は体を反らせる。
スラヴェの熱が欲しくて、自分から腰を振り秘部を擦り付けた。

「スラヴェ…中に…」
「良いのか？」
「いい、ほしいの…頂戴」
その瞬間、彼の動きが早くなり、グチャグチャと言う音が聞こえ始めたと思った、次の瞬間、
バチュンっ
「ア゛ァ～…」
と動きが止まったと同時に、下腹部の中が熱くなり私は意識を飛ばした…