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第178話 前世の家族のその後1
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江利花が亡くなってから、松本家は何時も通り?・・・に戻っていた。
しかし・・・
「はぁ・・・江利花がいないと、こんなに事が進まないんだな・・・」
そう呟くのは、長男の雄一郎。
今までと同じように動こうとしても、どうやって両親と連絡を取っていたかが分からない。
「たしかスマホ・・・は、二人とも仕事中は、持ってないんだったよな」
両親は、二人とも仕事優先のため、個人のスマホは鞄かロッカーに入ったまま、持ち歩くことはない。
連絡を取るときには、何時も江利花に頼み、両親のどちらかから、連絡をいれてもらうようにしていた。
妹の静は、江利花が居なくなってから、引きこもりになった。
どこに行っても、自分のせいにされ、挙げ句
「お前より、江利花ちゃんの方がいいに決まってんだろ」
と、友達だと思っていた男から言われ、パラドックスの店長からは
「なんで、わざわざ来させたの?
私があの子を、あの時間に返したって言われるのよ。
もうここには、来ないでほしいわ」
と言われたらしい。
それ以来、自分のせいじゃないと呟くようになり、完全に引きこもってしまった。
今は、飯を食っているのかも分からない。
「どうすりゃいいんだよ・・・」
雄一郎がそう呟いた時、家のチャイムがなった。
「はい」
『明です。ゆりです。あの、話があるんですけど・・・』
たしか女の方は、江利花の友達?だった筈・・・
「分かった。今、開ける」
俺はそういって、オートロックを解除した。
しばらくすると、もう一度チャイムがなる。
たぶん静は、この音でびびってんだろうな・・・
そう思いながら玄関を開けると、二人が呆れた顔をして俺を見ていた。
「何しに来たの?」
「静さん。どうしてますか?」
「引きこもってる」
「ご両親は?」
「仕事だけど・・・」
俺がそう言うと、明ははーーっとため息をついた。
こいつは、俺達三兄妹の幼馴染みで、従兄弟でもある。
明は、挨拶もせず家に中に入ると、どかどかと静の部屋に向かう。
そして
ドンドンドン
「静っ、出てこいよっ」
と、家では誰もやらない呼び出しをした。
すると、静もビックリしたのか
「いやっ」
と叫んだ声が聞こえた。
「ヨシッ!起きてるな。
それじゃあ、あいつからのプレゼントを、使わせてもらおう」
そういって出してきたのは、なぜかこの部屋の鍵のスペアキーだった。
「なんで、それを・・・」
「前に、江利花からもらってたんだ」
「まさか、静がからかった時か?」
「そうだよ。江利花がいやがらせって言ってな。
まさか・・・あいつが居なくなってから、使うとは思わなかったよ」
そう言うと、キーを使って部屋の戸を開ける。
中に居たのは・・・
全く手入れをしていない、髪を振り乱した、ボロボロの静だった。
しかし・・・
「はぁ・・・江利花がいないと、こんなに事が進まないんだな・・・」
そう呟くのは、長男の雄一郎。
今までと同じように動こうとしても、どうやって両親と連絡を取っていたかが分からない。
「たしかスマホ・・・は、二人とも仕事中は、持ってないんだったよな」
両親は、二人とも仕事優先のため、個人のスマホは鞄かロッカーに入ったまま、持ち歩くことはない。
連絡を取るときには、何時も江利花に頼み、両親のどちらかから、連絡をいれてもらうようにしていた。
妹の静は、江利花が居なくなってから、引きこもりになった。
どこに行っても、自分のせいにされ、挙げ句
「お前より、江利花ちゃんの方がいいに決まってんだろ」
と、友達だと思っていた男から言われ、パラドックスの店長からは
「なんで、わざわざ来させたの?
私があの子を、あの時間に返したって言われるのよ。
もうここには、来ないでほしいわ」
と言われたらしい。
それ以来、自分のせいじゃないと呟くようになり、完全に引きこもってしまった。
今は、飯を食っているのかも分からない。
「どうすりゃいいんだよ・・・」
雄一郎がそう呟いた時、家のチャイムがなった。
「はい」
『明です。ゆりです。あの、話があるんですけど・・・』
たしか女の方は、江利花の友達?だった筈・・・
「分かった。今、開ける」
俺はそういって、オートロックを解除した。
しばらくすると、もう一度チャイムがなる。
たぶん静は、この音でびびってんだろうな・・・
そう思いながら玄関を開けると、二人が呆れた顔をして俺を見ていた。
「何しに来たの?」
「静さん。どうしてますか?」
「引きこもってる」
「ご両親は?」
「仕事だけど・・・」
俺がそう言うと、明ははーーっとため息をついた。
こいつは、俺達三兄妹の幼馴染みで、従兄弟でもある。
明は、挨拶もせず家に中に入ると、どかどかと静の部屋に向かう。
そして
ドンドンドン
「静っ、出てこいよっ」
と、家では誰もやらない呼び出しをした。
すると、静もビックリしたのか
「いやっ」
と叫んだ声が聞こえた。
「ヨシッ!起きてるな。
それじゃあ、あいつからのプレゼントを、使わせてもらおう」
そういって出してきたのは、なぜかこの部屋の鍵のスペアキーだった。
「なんで、それを・・・」
「前に、江利花からもらってたんだ」
「まさか、静がからかった時か?」
「そうだよ。江利花がいやがらせって言ってな。
まさか・・・あいつが居なくなってから、使うとは思わなかったよ」
そう言うと、キーを使って部屋の戸を開ける。
中に居たのは・・・
全く手入れをしていない、髪を振り乱した、ボロボロの静だった。
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