29 / 58
第29話
しおりを挟む
「ルクシア殿下のやりようは、理解できませんな」
「グノーシア公爵。申し訳ない」
「陛下が、頭を下げる必要はありません」
「あぁ・・・やはり親子なのだな。エレノア嬢と、同じことを言う・・・」
陛下の言葉に、お父様は私を見て
「そうなのか?」
と聞いた。
その顔を見た私は、ふふふふっと笑い
「何て顔を、していらっしゃるのですか?」
と聞く。
「俺は今、どんな顔をしてる?」
「目が、きょとっとしておられますわ」
その言葉に、全員の視線が一斉に、お父様に向いた。
「ほんとだ・・・」
「初めて見た・・・」
「奥さまは、これで落ちたのね」
「そうだろうな」
「かわいいわ」
「レイトミーア様・・・」
メイビス様、アウグスト様、王妃様、国王様、レイトミーア様、キエラ様の順に出た言葉は、お父様を挙動不審にさせるには十分だった。
「なっ、ななな、何を言っておられるのかっ」
「お父様、落ち着いてくださいませ」
「だ、だがな、エレノア。かわいいなどど・・・」
「そんなお父様を、見たことがないからですわ。
私はいつも見ておりますから、気にしておりませんが」
「そ、そうか・・・」
やっとお父様が落ち着いたのを確認し、私は本題にはいることにした。
「国王陛下。お父様。私は、ルクシア様を見限りました。
ですが、この国で王太子妃の教育を受けたのは、私だけでございます。
国の内情を知っている以上、勝手においそれと婚姻することは出来ないと、
思っております」
「確かに、王子妃教育までなら、まだ良かったのだが・・・」
「それでエレノアは、どうする気だ」
お父様がそう聞いた時、パチッとアウグスト殿下と目があった。
私はそれをスッとかわし
「私は何処かに屋敷を借りて、1人でいようと考えております」
私がそう答えると
「「なんでっ」!?」
と、王子二人が反応した。
「なんでと、言われましても・・・」
「俺達二人のどちらかを、選べば良いんじゃないの?」
メイビス様が、そんなことを言う。
けれどそれではまた、ルイーザ様の手が回りそうで怖い。
あの方は、私の近くにいる男性を、じっと見ている。
クラスメイトの男性は、1/3お手付きになっていると誰かから聞いた。
そして、その中の半数は今だ繋がっていて、色々話しているとか・・・
「そう言えば、アウグスト様はルイーザ様に何かされておられませんか?」
私がそう突然言うと、ルイーザと言う言葉にビクッとした事に気付く。
「されてるんだ・・・」
そう言ったのは、メイビス様。
それに頷いたアウグスト様は、信じられないことを話し出した。
「グノーシア公爵。申し訳ない」
「陛下が、頭を下げる必要はありません」
「あぁ・・・やはり親子なのだな。エレノア嬢と、同じことを言う・・・」
陛下の言葉に、お父様は私を見て
「そうなのか?」
と聞いた。
その顔を見た私は、ふふふふっと笑い
「何て顔を、していらっしゃるのですか?」
と聞く。
「俺は今、どんな顔をしてる?」
「目が、きょとっとしておられますわ」
その言葉に、全員の視線が一斉に、お父様に向いた。
「ほんとだ・・・」
「初めて見た・・・」
「奥さまは、これで落ちたのね」
「そうだろうな」
「かわいいわ」
「レイトミーア様・・・」
メイビス様、アウグスト様、王妃様、国王様、レイトミーア様、キエラ様の順に出た言葉は、お父様を挙動不審にさせるには十分だった。
「なっ、ななな、何を言っておられるのかっ」
「お父様、落ち着いてくださいませ」
「だ、だがな、エレノア。かわいいなどど・・・」
「そんなお父様を、見たことがないからですわ。
私はいつも見ておりますから、気にしておりませんが」
「そ、そうか・・・」
やっとお父様が落ち着いたのを確認し、私は本題にはいることにした。
「国王陛下。お父様。私は、ルクシア様を見限りました。
ですが、この国で王太子妃の教育を受けたのは、私だけでございます。
国の内情を知っている以上、勝手においそれと婚姻することは出来ないと、
思っております」
「確かに、王子妃教育までなら、まだ良かったのだが・・・」
「それでエレノアは、どうする気だ」
お父様がそう聞いた時、パチッとアウグスト殿下と目があった。
私はそれをスッとかわし
「私は何処かに屋敷を借りて、1人でいようと考えております」
私がそう答えると
「「なんでっ」!?」
と、王子二人が反応した。
「なんでと、言われましても・・・」
「俺達二人のどちらかを、選べば良いんじゃないの?」
メイビス様が、そんなことを言う。
けれどそれではまた、ルイーザ様の手が回りそうで怖い。
あの方は、私の近くにいる男性を、じっと見ている。
クラスメイトの男性は、1/3お手付きになっていると誰かから聞いた。
そして、その中の半数は今だ繋がっていて、色々話しているとか・・・
「そう言えば、アウグスト様はルイーザ様に何かされておられませんか?」
私がそう突然言うと、ルイーザと言う言葉にビクッとした事に気付く。
「されてるんだ・・・」
そう言ったのは、メイビス様。
それに頷いたアウグスト様は、信じられないことを話し出した。
28
あなたにおすすめの小説
「妹の方が可愛い」と不倫夫に捨てられた私。どうぞ借金まみれの実家ごと引き取って。私が肩代わりしていた負債、すべてお二人に引き継いでおきました
唯崎りいち
恋愛
「お前より妹の方が可愛い」
不倫した夫は私を追い出し、略奪した妹と笑った。
どうぞ、その「可愛い妹」と地獄までお幸せに。
私が肩代わりしていた実家と店の多額の借金、すべてお二人に引き継いでおきましたから。
「財布」を失った元夫と、逃げ場を失った妹。
身の丈に合わない贅沢を望んだ寄生虫たちの、惨めな末路を特等席で眺めさせていただきます。
だって悪女ですもの。
とうこ
恋愛
初恋を諦め、十六歳の若さで侯爵の後妻となったルイーズ。
幼馴染にはきつい言葉を投げつけられ、かれを好きな少女たちからは悪女と噂される。
だが四年後、ルイーズの里帰りと共に訪れる大きな転機。
彼女の選択は。
小説家になろう様にも掲載予定です。
愛のゆくえ【完結】
春の小径
恋愛
私、あなたが好きでした
ですが、告白した私にあなたは言いました
「妹にしか思えない」
私は幼馴染みと婚約しました
それなのに、あなたはなぜ今になって私にプロポーズするのですか?
☆12時30分より1時間更新
(6月1日0時30分 完結)
こう言う話はサクッと完結してから読みたいですよね?
……違う?
とりあえず13日後ではなく13時間で完結させてみました。
他社でも公開
運命の番より真実の愛が欲しい
サトウミ
恋愛
田舎娘のゾーイは龍族の王子・シャウロンの『運命の番』だった。
ロマンチックな恋を夢見るゾーイは『運命の番』であるシャウロンと会えるのを楽しみにしていた。
しかし、シャウロンはゾーイに対して素っ気ない。
運命の番だからといって、必ずしも愛し合う関係だとは限らないらしい。
それを悟ったゾーイは、シャウロンのもとから去ることを決意した。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる