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第30話 ルイーザside
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やった。やったわ。私、ルクシア殿下と、とうとう結ばれたのよっ!!
私はルイーザ・リコリス男爵令嬢。
元は、ちょっと聖魔法が使えるだけの、何処にでもいるような平民の娘だった私を、リコリス男爵が気に入り、娘にしてくれた。
そして男爵様は、何故か私を聖女様と呼び、学園にいれてくれたのだった。
そこには沢山、貴族様がいた。
そしてお父様が
「聖女様だから、王子様に案内してもらおうか」
と言って、学園に入る前の日、学園長に、そう頼んだらしいのだった。
王子様?えっ!?ルクシア第1王子殿下?
だめっ・・・駄目よ。
そんな方に案内してもらったら、好きになってしまうじゃないのっ。
それでもし、ルクシオ殿下が私の事を~~・・・何て事になったら。
きゃゃーーーーっ!私、王太子妃?ゆくゆくは王妃じゃない。
わたし、がんばる・・・
そう意気込んで会った第1王子は、それはそれは簡単に、私の中に落ちてきた。
学園は卒業していたから、私の授業が終わってから会いに行った。
会いに行って、一緒にお買い物をして、楽しい時を過ごした。
それを毎日続けて・・・
ある日、私達はキスをした。
もちろん彼からよ。
何時ものように、買い物をしている途中、突然手を握り、走り出したルクシア様についていくは辛かったけどがんばった。
そして小道を抜け、人通りの少なくなった場所の路地に入った瞬間、背中を壁に押しつれられてからの、キスだった。
私は、とろっとろに溶けた。
だって、気持ちいいのだもの。仕方ないじゃない。
その後、話を聞くと、自分の婚約者は私のように笑わない。
楽しいことも、嬉しいことも、体験したことがない。
ただ隣にいるだけ。微笑むこともない。そんな方なのだとか・・・
だから、私といるのが楽しいと言ってくれた。
確か・・・学園の女生徒にこんなことを聞いた事がある。
グノーシア公爵令嬢は、ただ唯一、王家の血を引く公爵家の令嬢で、お高くとまっていると。
そんな婚約者が嫌だから、ルクシア殿下はわたしを選んでくれた。
だったら私が、あなたを愛してあげる・・・
その数日後、
私達は、一夜を共にした。
ルクシア様が借りた宿屋で、夕方から次の日の夜まで、ずっと愛し合った。
何度も果てる私を、愛しそうに見つめてくださるルクシア様に、私は愛を囁き続けた。
そしてルクシア様が、私の中で弾けた時、暖かい何かが、私の中に流れ込んだ。
私達は、一つになったと感じたのだ。
しかし、その幸せは、直ぐに終わりを告げることになる。
それは・・・ルクシアの妻になると言う夢より、王妃になると言う願いを優先した私の、おろかな選択のせいだった。
私はルイーザ・リコリス男爵令嬢。
元は、ちょっと聖魔法が使えるだけの、何処にでもいるような平民の娘だった私を、リコリス男爵が気に入り、娘にしてくれた。
そして男爵様は、何故か私を聖女様と呼び、学園にいれてくれたのだった。
そこには沢山、貴族様がいた。
そしてお父様が
「聖女様だから、王子様に案内してもらおうか」
と言って、学園に入る前の日、学園長に、そう頼んだらしいのだった。
王子様?えっ!?ルクシア第1王子殿下?
だめっ・・・駄目よ。
そんな方に案内してもらったら、好きになってしまうじゃないのっ。
それでもし、ルクシオ殿下が私の事を~~・・・何て事になったら。
きゃゃーーーーっ!私、王太子妃?ゆくゆくは王妃じゃない。
わたし、がんばる・・・
そう意気込んで会った第1王子は、それはそれは簡単に、私の中に落ちてきた。
学園は卒業していたから、私の授業が終わってから会いに行った。
会いに行って、一緒にお買い物をして、楽しい時を過ごした。
それを毎日続けて・・・
ある日、私達はキスをした。
もちろん彼からよ。
何時ものように、買い物をしている途中、突然手を握り、走り出したルクシア様についていくは辛かったけどがんばった。
そして小道を抜け、人通りの少なくなった場所の路地に入った瞬間、背中を壁に押しつれられてからの、キスだった。
私は、とろっとろに溶けた。
だって、気持ちいいのだもの。仕方ないじゃない。
その後、話を聞くと、自分の婚約者は私のように笑わない。
楽しいことも、嬉しいことも、体験したことがない。
ただ隣にいるだけ。微笑むこともない。そんな方なのだとか・・・
だから、私といるのが楽しいと言ってくれた。
確か・・・学園の女生徒にこんなことを聞いた事がある。
グノーシア公爵令嬢は、ただ唯一、王家の血を引く公爵家の令嬢で、お高くとまっていると。
そんな婚約者が嫌だから、ルクシア殿下はわたしを選んでくれた。
だったら私が、あなたを愛してあげる・・・
その数日後、
私達は、一夜を共にした。
ルクシア様が借りた宿屋で、夕方から次の日の夜まで、ずっと愛し合った。
何度も果てる私を、愛しそうに見つめてくださるルクシア様に、私は愛を囁き続けた。
そしてルクシア様が、私の中で弾けた時、暖かい何かが、私の中に流れ込んだ。
私達は、一つになったと感じたのだ。
しかし、その幸せは、直ぐに終わりを告げることになる。
それは・・・ルクシアの妻になると言う夢より、王妃になると言う願いを優先した私の、おろかな選択のせいだった。
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