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第42話
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「三男・・・と言うと、トール様ですね」
「ご存じでしたか」
「同じクラスにおられますもの、知らない方がおかしいと思うわ。
それで、トール様からはっきりと、そう聞かれたよのですね」
「はい。鉢合わせたようです」
「鉢合わせ?学園内でか?」
エシルトカ公爵が確認すると
「トールにも、粉をかけてきたようですが、突っぱねたと」
と答えた。
「トール殿にまで声をかけたと言うことは・・・
先ほど、エレノア様が言われた権力を望む女性・・・と、言うことか」
「しかし今の時点で、ルクシア殿下の側近候補と騎士候補も落ちていると言うことは、
聖女ではない可能性の方が、大きいですね」
公爵のお二人と、お話ししていると、
「それは、聖女ではございませんね」
レイトミーア様が、話に参加された。
「レイトミーア様がそう言われると言うことは、なにか根拠があるのですね」
グルト公爵がそう聞くが、聖女の事は王家の者しか知り得ないこと。
レイトミーア様は、聖女が嫁ぐのは王家と決まっていて、第2妃におさまった後、人と交わることで力が消えると知った。
「それはありますが、私の一存では言えないことですので・・・」
「ではトールに、相手をしなくで言いと伝えることは、よろしいでしょうか?」
「まだ、ちょっかいを出している・・・と言うことですか?」
「はい。公爵の息子だと、知ったとたん・・・」
「エレノア様。これは、間違いございませんね」
「そのようですね」
やはり見た目だけでなく、中身も夕霧だった。
あの子は、私から綺羅を奪った時
「これで、私が貴方より上。今までとは逆で、貴方が跪くの」
と、綺羅の隣で、私に向かって言った。
もし綺羅が、皇帝のの子でなければ、夕霧はどうしたのだろう?
そう考えたとき
「グルト公爵様。頼みたいことがあるのですが・・・」
「なんでしょう?」
「トール様に、身分を偽っていただく事は、可能でしようか?」
「それは、どう言うことでしょうか?」
グルト公爵の問いに、私はさっきレイトミーア様と話していた内容を、グルト公爵に伝えた。
すると、グルト公爵は
「本人と話し合い。試すことが可能であれば、やってみましょう」
「トール様に、ご迷惑はかかりませんか?」
「声をかけられるだけで、本人は迷惑だと思っておりますので、
身分を明かすだけで離れるのであれば、むしろ喜ぶのではないかと・・・」
しかし私は、その後を心配した。
すると公爵は
「その様なことで離れる友ならば、必要ないでしょうね。
あいつは、人を良く見ているので、そんなことで離れる友は少ないかと」
と返された。
「ご存じでしたか」
「同じクラスにおられますもの、知らない方がおかしいと思うわ。
それで、トール様からはっきりと、そう聞かれたよのですね」
「はい。鉢合わせたようです」
「鉢合わせ?学園内でか?」
エシルトカ公爵が確認すると
「トールにも、粉をかけてきたようですが、突っぱねたと」
と答えた。
「トール殿にまで声をかけたと言うことは・・・
先ほど、エレノア様が言われた権力を望む女性・・・と、言うことか」
「しかし今の時点で、ルクシア殿下の側近候補と騎士候補も落ちていると言うことは、
聖女ではない可能性の方が、大きいですね」
公爵のお二人と、お話ししていると、
「それは、聖女ではございませんね」
レイトミーア様が、話に参加された。
「レイトミーア様がそう言われると言うことは、なにか根拠があるのですね」
グルト公爵がそう聞くが、聖女の事は王家の者しか知り得ないこと。
レイトミーア様は、聖女が嫁ぐのは王家と決まっていて、第2妃におさまった後、人と交わることで力が消えると知った。
「それはありますが、私の一存では言えないことですので・・・」
「ではトールに、相手をしなくで言いと伝えることは、よろしいでしょうか?」
「まだ、ちょっかいを出している・・・と言うことですか?」
「はい。公爵の息子だと、知ったとたん・・・」
「エレノア様。これは、間違いございませんね」
「そのようですね」
やはり見た目だけでなく、中身も夕霧だった。
あの子は、私から綺羅を奪った時
「これで、私が貴方より上。今までとは逆で、貴方が跪くの」
と、綺羅の隣で、私に向かって言った。
もし綺羅が、皇帝のの子でなければ、夕霧はどうしたのだろう?
そう考えたとき
「グルト公爵様。頼みたいことがあるのですが・・・」
「なんでしょう?」
「トール様に、身分を偽っていただく事は、可能でしようか?」
「それは、どう言うことでしょうか?」
グルト公爵の問いに、私はさっきレイトミーア様と話していた内容を、グルト公爵に伝えた。
すると、グルト公爵は
「本人と話し合い。試すことが可能であれば、やってみましょう」
「トール様に、ご迷惑はかかりませんか?」
「声をかけられるだけで、本人は迷惑だと思っておりますので、
身分を明かすだけで離れるのであれば、むしろ喜ぶのではないかと・・・」
しかし私は、その後を心配した。
すると公爵は
「その様なことで離れる友ならば、必要ないでしょうね。
あいつは、人を良く見ているので、そんなことで離れる友は少ないかと」
と返された。
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