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第48話
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その日の昼前、メイビス様は学園長に合うため、学園にやってきた。
私は、午前最後の授業をキャンセルし、図書室からその様子を眺めた。
学園入口に馬車が止まり、メイビス様が降りてくる。
その後ろに、変装したルクシア様が続いた。
「学園長。突然すみません」
「いいえ。見学でしたら、いつでもおいでくだされば」
「ちょっと見てみたいだけですので。直ぐに帰りますのでお構い無く」
何て挨拶をしている間に、玄関から予想通りの人が現れた。
「学園長。その方は?」
「はー・・・ルイーザさん、ちゃんと授業を受けてください」
「良いじゃない。あら?綺麗な方ね」
ルイーザ様がそう言った瞬間、後ろの2人が直立の姿勢をとった。
「どうしたの?ガウラス、リチャード」
「そ、そちらのお方は、第2王子、メイビス殿下です」
「まぁ、王子さま?私、ルイーザ・リコリスと申しますの。
ご一緒しても、よろしいですか?」
そう聞くと同時に、メイビス様の傍に近づき、腕をとるルイーザ様。
後ろのルクシア様は、言葉を失くしている。
「離して、いただけますか?」
「どうしてですか?私、貴方のお姉さまになるのに」
「あー・・・出きれば俺は、貴女を姉とは呼びたくないですね」
「なんですってっ!」
突然の拒絶に、直ぐに機嫌を悪くするルイーザ様。
「それから、香水が臭いので気分が悪いです。離れてください」
そう言った瞬間、メイビス様の体がふらつく・・・
「ジョーっ!ちゃんと見てろって、言っただろっ」
校舎から飛び出してきたアウグスト殿下が、メイビス殿下を支えて大声を出す。
「あ、す、すまない」
ルクシア様の今日のお名前はジョーさまだった。
「そっち支えて」
「分かった」
ルイーザを突き飛ばし、メイビス殿下を支えたアウグスト様は、メイビス殿下に声をかけている。
そんなことお構いなしに
「なんで私を、突き飛ばすのよっ!私はルクシアの、大切な人なのよっ」
と言いながら、ガウラス様に手を伸ばす。
「あんたのいい人は、そこの2人だろ」
アウグスト様が、煽っていらっしゃる。
「この2人も大切だけど、ルクシアがいなきゃ」
「なんで?2人もいれば、良いじゃん」
「だってこの2人、王子さまじゃないし、ルクシアが私を王妃にしてくれるんだから。
だから私の言うこと聞いといた方が、貴女達弟も得するわよ」
きゃはは・・・と笑いながら、リチャードに抱きつき、立たせてもらうルイーザ。
それを見たルクシア様の顔は、真っ青だった。
「すみません。今日のところは、帰ります」
なんとか体勢を立て直し、学園長にそう告げるメイビス様。
「大丈夫ですか?休んでいかれても・・・」
「今日は、体調が良い日だったんですが、合わない人って、こんなに疲れるんですね」
「ですが、こちらの女性は聖女「学園長」
「はい」
「気分が悪くなっている人を見ても、なんとも思わない人等、聖女と呼べるのでしょうか?
あまり、信憑性のない情報を、確認せずに広めないように」
「い、いいえ。リコリス男爵から証明も・・・」
「証明は、協会が出すものです。
そのままにしておくと、虚偽の報告で貴方も首になりますよ」
メイビス様はそう言うと馬車に乗り、帰っていく。
見学に来た王族が、建物の中に入ることもなく帰ったことが珍しく、その場に残ったのは、放心状態の学園長と、女王気取りのルイーザ様と取り巻き2人だけがだった。
私は、午前最後の授業をキャンセルし、図書室からその様子を眺めた。
学園入口に馬車が止まり、メイビス様が降りてくる。
その後ろに、変装したルクシア様が続いた。
「学園長。突然すみません」
「いいえ。見学でしたら、いつでもおいでくだされば」
「ちょっと見てみたいだけですので。直ぐに帰りますのでお構い無く」
何て挨拶をしている間に、玄関から予想通りの人が現れた。
「学園長。その方は?」
「はー・・・ルイーザさん、ちゃんと授業を受けてください」
「良いじゃない。あら?綺麗な方ね」
ルイーザ様がそう言った瞬間、後ろの2人が直立の姿勢をとった。
「どうしたの?ガウラス、リチャード」
「そ、そちらのお方は、第2王子、メイビス殿下です」
「まぁ、王子さま?私、ルイーザ・リコリスと申しますの。
ご一緒しても、よろしいですか?」
そう聞くと同時に、メイビス様の傍に近づき、腕をとるルイーザ様。
後ろのルクシア様は、言葉を失くしている。
「離して、いただけますか?」
「どうしてですか?私、貴方のお姉さまになるのに」
「あー・・・出きれば俺は、貴女を姉とは呼びたくないですね」
「なんですってっ!」
突然の拒絶に、直ぐに機嫌を悪くするルイーザ様。
「それから、香水が臭いので気分が悪いです。離れてください」
そう言った瞬間、メイビス様の体がふらつく・・・
「ジョーっ!ちゃんと見てろって、言っただろっ」
校舎から飛び出してきたアウグスト殿下が、メイビス殿下を支えて大声を出す。
「あ、す、すまない」
ルクシア様の今日のお名前はジョーさまだった。
「そっち支えて」
「分かった」
ルイーザを突き飛ばし、メイビス殿下を支えたアウグスト様は、メイビス殿下に声をかけている。
そんなことお構いなしに
「なんで私を、突き飛ばすのよっ!私はルクシアの、大切な人なのよっ」
と言いながら、ガウラス様に手を伸ばす。
「あんたのいい人は、そこの2人だろ」
アウグスト様が、煽っていらっしゃる。
「この2人も大切だけど、ルクシアがいなきゃ」
「なんで?2人もいれば、良いじゃん」
「だってこの2人、王子さまじゃないし、ルクシアが私を王妃にしてくれるんだから。
だから私の言うこと聞いといた方が、貴女達弟も得するわよ」
きゃはは・・・と笑いながら、リチャードに抱きつき、立たせてもらうルイーザ。
それを見たルクシア様の顔は、真っ青だった。
「すみません。今日のところは、帰ります」
なんとか体勢を立て直し、学園長にそう告げるメイビス様。
「大丈夫ですか?休んでいかれても・・・」
「今日は、体調が良い日だったんですが、合わない人って、こんなに疲れるんですね」
「ですが、こちらの女性は聖女「学園長」
「はい」
「気分が悪くなっている人を見ても、なんとも思わない人等、聖女と呼べるのでしょうか?
あまり、信憑性のない情報を、確認せずに広めないように」
「い、いいえ。リコリス男爵から証明も・・・」
「証明は、協会が出すものです。
そのままにしておくと、虚偽の報告で貴方も首になりますよ」
メイビス様はそう言うと馬車に乗り、帰っていく。
見学に来た王族が、建物の中に入ることもなく帰ったことが珍しく、その場に残ったのは、放心状態の学園長と、女王気取りのルイーザ様と取り巻き2人だけがだった。
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