問題:異世界転生したのはいいけど、俺の「力」はなんですか? 〜最弱無能として追放された少年が、Sランクパーティーに所属するようです〜

鴨山兄助

文字の大きさ
15 / 30
第一章

第十五話:変異トロールと「力」の片鱗

しおりを挟む
 大型トロール達の咆哮が、洞窟内に鳴り響く。
 トロールは四人の侵入者を視認すると、すぐさま棍棒で攻撃にかかった。

「ブモォォォ!」
「ライカ!」
「はいです! 守って『純白たる正義ホワイト・ジャスティス』!」

 カリーナに振り下ろされるトロールの巨大な棍棒。
 それを『純白たる正義』のバリアが遮る。
 だが敵は一体ではない。
 バリアの有効範囲をすり抜けたトロールが、ルーナとノートを狙った。

「こんのッ!」

 スキルを発動して、棍棒を弾き返すノート。
 その横では、ルーナの魔人体がトロールに攻撃を仕掛けていた。

「混乱させなさい! 『怖く+蠱惑+困惑=月光サイケデリック・ムーン』!」

 球体関節人形の像が、迫り来るトロールの首筋に注射器を刺していく。
 強力な幻覚を込められた注射をされたトロールは、攻撃対象を変更し、自分の仲間へと襲い掛かった。

「仲間が敵に見えるようにしたわ。ノート君はそのままトロールをひきつけて」
「わかった!」

 トロールが自分の方へ向かうように振る舞うノート。
 棍棒による攻撃は全てスキルで弾き返す。
 そうして出来上がった隙に、ルーナの『怖く+蠱惑+困惑=月光』が幻覚を注射していく。
 それを繰り返していく内に、数体のトロールが仲間へと攻撃を始めた。

「こっちへの攻撃は薄くなったけど、この後どうするんだ?」
「決まっているわ。カリーナさん、準備はいい?」
「えぇ、いつでもいけるわ!」

 気づけばカリーナは魔法の発動準備が完了しており、何時でも撃てる状態になっていた。

「三人共、後ろに下がって!」

 各自スキルを解除させて、大慌てで後退する。
 カリーナの杖の先には、強大な電気エネルギーが集まっていた。

「三人が頑張ってくれたおかげで、一網打尽しやすくなってる」

 同士討ちに意識を取られているトロール達に、狙いを定める。

「轟きなさい! アーク・ボルテックス!」

――轟ォォォォォォォォォ!!!――

 凄まじい力を秘めた雷が、眩い光と共にトロール達に襲い掛かる。
 感電したトロールは、凄まじい雄たけびを上げながら、その場で絶命していった。

「カリーナさんって、結構豪快な性格なんですね」
「ノート君、それ褒めてるの?」
「尊敬はしてます」
「ならよし」

 そんな何気ない会話を遮るように、洞窟の奥から更なるトロールが姿を現す。

「「「ブモォォォォォォォォォォォォォ!!!」」」

 仲間を殺された恨みか、トロール達は凄まじい咆哮を上げながら襲い掛かってきた。

「ライカとノート君はさっきみたいに防御に回って。ルーナは隙を見て攻撃。その間にアタシが魔法の準備をするわ!」
「了解!」
「はいです!」
「わかったわ」

 再びバリアを展開するライカ。
 スキルを使って、攻撃を弾くノート。
 そして隙を見ては幻覚をトロールに植えこむルーナ。

 三人が奮闘している間に、カリーナは次の殲滅魔法を準備する。

「こんのッ! 数が多い!」
「確かにこれは、予想以上の数ね」

 ルーナを守るように、トロールの攻撃を弾き続けるノート。
 二人は想像以上のトロールの数に、少々圧倒されていた。
 だが決して苦戦している訳ではない。
 ノートは順調に敵の攻撃を防ぎ、ルーナは確実に幻覚を植え付けていく。

 その近くでは、ライカがバリアを展開してカリーナを守っていた。
 数分の攻防が続いた後、再びカリーナの準備が整う。

「みんな、二発目いくわよ!」

 再び後退する三人。
 それを確認したカリーナは、溜め込んでいた魔法を解放する。

「アーク・ボルテックス!」

 再び解き放たれた超高位の雷魔法。
 ルーナの幻覚によって混乱していたトロール達は、瞬く間に雷に飲み込まれた。

「ブモォ!?」

 短い断末魔を上げて、感電死していくトロール。
 それを見届けたノートは、高ランクモンスターを容易く葬るカリーナの実力に感服していた。

「スゴイな、カリーナさん」
「ありがとノート君。それにしても、数が多いわね」

 あと何体くらい残っているのだろうか。
 全員がそんなことを考えていると、カリーナは洞窟の奥から強大な魔力反応を感じ取った。

「ッ!? ライカ、バリアを張って!」
「はっ、はい!」

 カリーナの指示で大急ぎでバリアを展開するライカ。
 次の瞬間、洞窟の奥から凄まじい熱量を持った炎が襲い掛かってきた。

「うわっ!?」
「これは、魔法攻撃?」

 驚くノートと、比較的冷静なルーナ。
 予想外の魔法攻撃には、ライカも驚きの表情を隠せていない。

「もしかして、ま、魔法使いさんがいるですか!?」
「まさか、そんな筈は無いわ」

 ライカの言葉を否定するルーナ。
 だがその一方で、カリーナだけは冷静に状況を分析していた。

「これは……最悪かもしれないわね」
「やっぱり魔法使いですか?」
「半分正解よ」
「半分?」

 何故半分なのか、ノートがその理由を聞こうとした瞬間。
 ドスンドスンと、洞窟の奥から大きな足音が聞こえてきた。

「まだトロールが残ってた!」
「そうね。でもただのトロールと思わない方がいいわ」

 杖を握るカリーナの手に力が入る。
 その警戒心はノート達にも伝わり、三人に気を引き締めさせた。

 ドスン、ドスン。
 足音は大きくなり、その主が姿を現す。

「ブモォォォォォォ!!!」

 それは今までのトロールとは少し違った姿をしたトロールであった。
 着ている服は袖の長いものであり、棍棒の代わりに巨大な杖を持っている。
 まるで魔法使いのような出で立ちのトロールであった。

「なんだコイツ、なんか違う……」

 姿の違うトロールにノートは些か動揺する。
 だがそれ以上に、他の三人に走っていた緊張が凄まじかった。

「カ、カリーナさん。これってもしかしなくても」
「えぇ、変異種のトロールね」
「変異種?」

 変異種が分からなかったノートに、ルーナが説明をする。

「簡単に言えば、突然変異してスキルとかを身につけたモンスターよ」
「てことは、さっきの炎も」
「きっと変異で身につけたスキルなのです!」

 要するに厄介極まりないモンスターということだ。
 ノートは改めて腹を括る。

 そんな彼らが仲間を殺した敵だと確認した変異トロールは、手に持った杖を高く掲げた。
 杖の先に巨大な炎が作られていく。

「ちょっと、あの魔法Aランクくらいはあるわよ!?」

 変異トロールが発動した魔法の協力さに、カリーナは思わず声を上げる。
 だがそんなこと気にも留めず、変異トロールは杖を振り下ろした。

「『純白たる正義』!」

――業ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!――

 凄まじい炎が四人に襲い掛かる。
 それをライカの『純白たる正義』が間一髪で防いだ。

「大丈夫ですか!」
「えぇ、ありがとうライカ」

 ライカにお礼をいいつつも、カリーナは変異トロールの対策を必死に考えていた。
 その間に、炎が止む。
 間髪入れずに、変異トロールは両手で杖を握って、『純白たる正義』のバリアに襲い掛かってきた。

「ブモォォォ!!!」

 ガキン! ガキン!
 変異トロールの攻撃を弾く音が鳴る。
 そしてカリーナはようやく作戦をまとめ上げた。

「どっちみちこの変異種を倒すのが最優先ね。ルーナ!」
「なにかしら?」
「アタシが魔法で変異トロールの動きを止めるわ。その隙にアルカナを使って、幻覚を植え込んで」
「わかったわ」
「ライカはアタシが合図したら一瞬だけバリアを解除して」
「はいです!」
「それからノート君!」
「はい!」
「ライカとルーナに攻撃がいかないよう、キチンと守りなさい!」

 なんか自分だけ結構な無茶を要求されている気がする。
 だが間違っても口には出さないノートであった。

 それはともかくとして。
 やるべきことを指示された三人は、各々の役割に徹し始めた。

「ブモォォォ!」

 一度バリアから離れた変異トロールが、二発目の火炎魔法を放ってくる。
 それを『純白たる正義』のバリアが防ぐ。

「耐えてください。『純白たる正義』」

 その間にカリーナが魔法の詠唱をする。
 ノートとルーナはいつでも自分の出番が来てもいいように、構えていた。

「よし、詠唱完了! ライカ!」
「はいです!」

 カリーナの合図で、バリアが消滅する。
 そこが攻撃の隙だった。

「凍りなさい! コキュートス!」

 カリーナの杖から、凄まじい冷気が放出される。
 それをまともに受けた変異トロールは、周囲の空間ごと氷漬けにされてしまった。
 だがすぐに氷にヒビが入り始める。
 変異トロールの力が強すぎるのだ。

「ルーナ!」
「わかってるわ。『怖く+蠱惑+困惑=月光』!」

 ルーナの魔人体が、両手の注射器を構える。
 そして氷を貫通して、中の変異トロールに針を刺した。
 その直後に砕け散る氷。
 中から出てきた変異トロールは、フラフラとしていた。

「幻覚で魔法の使い方を認識できなくしたわ」
「魔法が使えないなら、ただのトロールね!」

 杖を振っても魔法が出てこない事に、混乱する変異トロール。
 その隙にカリーナは攻撃魔法を仕掛けた。

「細切れになりなさい! スラッシュ・サイクロン!」

 無数の真空刃を内包した竜巻が、変異トロールに襲い掛かる。
 魔法による防御もできず、変異トロールは竜巻に飲み込まれてしまった。

「ブモォォォォォォ!?」

 凄まじい雄叫びを上げながら、切り裂かれていく変異トロール。
 杖を棍棒代わりに降ろうとしても、真空の刃がその腕を切断する。
 そして瞬く間に、変異トロールの身体は粉々に切り裂かれてしまった。

「……流石にもう死にましたよね?」」
「これで生きてたら、それはもうゾンビよ」

 ひとまず厄介者を駆除できたので安心する面々。
 カリーナが探知の魔法を使って、周囲を確認する。

「うん。もう流石にいないわね」
「はふ~、やっと終わったのです」
「お疲れ様。ごめんなさいね、お爺様の無茶に付き合わせちゃって」
「いいのよルーナ。文句は後でドミニクに言っておくわ」

 気が緩んで和気あいあいと会話をする三人。
 それを眺めながらノートは、自分の無力さを噛み締めていた。

「(みんな、本当にすごかったな……)」

 結局今回はほとんど役に立てなかったと、自分を責めるノート。
 彼の心の底には、少し黒いものが渦巻いていた。

 その時だった。
 ノートは何か大きな存在が近づいてくる気配を感じ取った。

「えっ?」

 トロールは全て倒した筈。
 ノートは慌ててその気配がする方に視線を向ける。
 それは、洞窟の天井だった。
 三人の真上に、一体のトロールが張り付いていたのだ。

「ブモォォォ!!!」

 棍棒を握りしめて、落ちてくるトロール。

「みんな!!!」

 ノートが叫び、駆け出した時には既に遅く。
 トロールは三人のすぐ真上にまで迫っていた。

 そこから先の映像は、ノートにはスローモーションに見えた。
 助けなきゃいけない。助けなきゃいけない。
 何としてでもあの人達を傷つけさせてはいけない。

 その為にはなにが必要なのか。
 簡単だ、強い「力」だ。
 あのトロールを一撃で葬れるくらいの強い「力」が必要なのだ。

 助けたい。助けたい。
 その為ならば……「力」に飲み込まれても構わない。
 だからこの「力」で……押し潰す。

「うぉぉぉ!!!」

 ノートは必死に手を伸ばす。
 すると突然、落下していたトロールが吹き飛び、凄まじい力で壁に叩きつけられてしまった。

「ブモッ!?」

――怒轟ォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!――

 凄まじい轟音と共に、洞窟の壁に叩きつけられたトロール。
 短い断末魔を残して、その身体は粉々のミンチ肉になっていた。

 何が起きたのか。全員が唖然となっている。
 だがだがライカ達には見えていた。
 落ちてくるトロールを殴り飛ばす、巨大な腕の存在を。

「ノ、ノート君。それって……」

 ライカに言われて、ノートは自分の右横を見る。
 伸ばしていた右手の隣に、ゴツゴツとした岩でできた、巨大な紫色の腕が浮かび上がっていた。

「これって、まさか……」

 ノートがそれをまじまじと見ようとした瞬間、岩の腕は跡形もなく消えてしまった。

「消えちゃった」
「ノート君、今のきっと魔人体なのです!」
「俺の、魔人体」

 突然のことに、ノートもいまいち理解が追いついていない。
 その間にカリーナは、押し潰されたトロールの死骸を見ていた。

「こいつも変異種だったみたいね。それにしてもスゴイわ。まるで何百キロもの力で押しつぶされたみたい」

 改めて洞窟の壁を見ると、潰されたトロールの死骸の周りは、丸く大きなクレーターのようになっていた。
 岩山の一部を潰す程の圧倒的な力の証明である。
 そのパワーを目の当たりにして、ノートは少し動揺していた。

「これを……俺が?」

 出て来たのは圧倒的な「力」。
 その「力」を前に、ノートは内心恐れを抱いていた。

 そんなノートの手を取ってきたのは、ルーナであった。

「ありがとうね。助けてくれて」
「そんな。俺はただ、ガムシャラだっただけで」
「でも助けてくれた。お礼くらい素直に受け取りなさいな」
「そんなもんなのかな?」
「そうですよ。ノート君はもう少し素直になるべきだと思います」

 ライカにも言われてしまい、少し自分について考えなおすノート。
 だがやはり、自分の中に眠る得体の知れない「何か」が怖くて仕方なかった。

「さぁみんな。他にもトロールが残ってないか見に行くわよ!」

 ひとまず思考は置いて、カリーナの後について行ったノート達。
 洞窟内にはもうトロールは残っておらず、他のモンスターも特に巣は作っていない。

 シドに頼まれていた鉱石を幾ばくか採掘して、ノート達は洞窟を後にするのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

八百万の神から祝福をもらいました!この力で異世界を生きていきます!

トリガー
ファンタジー
神様のミスで死んでしまったリオ。 女神から代償に八百万の神の祝福をもらった。 転生した異世界で無双する。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

【状態異常無効】の俺、呪われた秘境に捨てられたけど、毒沼はただの温泉だし、呪いの果実は極上の美味でした

夏見ナイ
ファンタジー
支援術師ルインは【状態異常無効】という地味なスキルしか持たないことから、パーティを追放され、生きては帰れない『魔瘴の森』に捨てられてしまう。 しかし、彼にとってそこは楽園だった!致死性の毒沼は極上の温泉に、呪いの果実は栄養満点の美味に。唯一無二のスキルで死の土地を快適な拠点に変え、自由気ままなスローライフを満喫する。 やがて呪いで石化したエルフの少女を救い、もふもふの神獣を仲間に加え、彼の楽園はさらに賑やかになっていく。 一方、ルインを捨てた元パーティは崩壊寸前で……。 これは、追放された青年が、意図せず世界を救う拠点を作り上げてしまう、勘違い無自覚スローライフ・ファンタジー!

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。

克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります! 辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~

トモモト ヨシユキ
ファンタジー
10才の誕生日に女神に与えられた本。 それは、最強の魔道具だった。 魔道具頼みの異世界で『魔法』を武器に成り上がっていく! すべては、憧れのスローライフのために! エブリスタにも掲載しています。

処理中です...