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シシリーのお披露目?
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ミチルにばれた!
いやランク3になったのは知っていたみたい。フレンド欄を見ればバレバレだもんね。
「本当は触れないでおこうかと思ったけど、そっちから振って来たから聞いていいよな? 一体どうやって経験値稼いだんだ? お金もどうした?」
あぁ。聞きたいよね、それ。私もミチルの立場だったら是非知りたいもん。
「えっと……」
「って、歌のジョブって何?」
「え? あぁ、詩人……」
「へぇ、そんなジョブが……らしいジョブだな」
うん? ミチルには表示されてなかったのかな?
「出てこなかった?」
「出てこないよ。ジョブは共通なのもあれば、メインジョブによって違ったり、条件で表示されたりするんだ。そっちにファイターとか表示されてたか?」
「ファイター? いやなかったけど……」
「だろ? 剣士を選んでないと出てこないジョブだ」
「へえ。そういうもんなんだ」
あ、もしかしたらパン職人とかも神官にしか出ないジョブかな? あれ完全に生活系だし。
「俺はサブに、ファイター(攻撃型)と戦士(体力型)を選んでる。だからHPは60あるんだ」
「はぁ……」
「そっちも教えてくれたし、教えないとフェアじゃないだろう?」
いや別に必要ない情報なんですけど……。
「ついでに言うと、他の奴らと変わらなく見えているこの鎧、ユニークガチャで引いた進歩の鎧って言うんだ。最初から防御が25もあって、それにプレイヤーレベルの防御が加算されていく鎧なんだ!」
自慢げに鎧をパシッと叩きミチルは言った。そして、ジッと私を見つめてきた。
これって私にもユニークガチャの件を話させようとしてます? 最初に振ったフェアじゃないという話はこれの為ですか?
な、なんと計算高い!
どうしたらいいの?
ユニークガチャがランクアップに関係していると睨んで誘導しているんだろうけど……。
「えっと、私は……」
「本当にミチルは強引ね! 私がユニークガチャの結果よ!」
「うお! びっくりした!」
「シシリー!!」
私が話し出そうとした時だった!
シシリーが寝袋から出て来て名乗りを上げた! 私も驚いたよ!
――けど、いいのかな? まあ間違ってはいないけど……ランクアップスキルを使ってシシリーが今いるのだから。
「へ? 妖精? もしかして、これ引いたの?」
「これとは、失礼ね!」
「あ、ごめん。でも納得だ。すげー初心者っぽいのに変だなって思ってたんだ。五つ葉の仕事の件とか……。誰かが糸を引いてるなって」
「そんな事してないわよ! アドバイスをしたの!」
「あぁ、すまん。そう言いたかった! ……あれ? でも、寝袋に出たり入ったりしていたのはなんでだ?」
ミチルは首を傾げる。
シシリーがいたのならあんな行動はとらないだろうという事に気が付いたみたい!
「えっと……」
「あれは、なつめが私がいるのに気が付かなかったからよ。消えちゃったと思ってたの! 話しかけようとしたらあなたが来て……」
「なるほど。で、どうせならお金を取れと!」
「あのね! そういう言い方はしてないから!」
「あ、こりゃ失礼……。いやしかし、アドバイス一つでレベル上げてランクまで……。シシリーだっけ? 仲良くやろうぜ」
「あなたにはアドバイスなんてしないわよ」
「そんな怒るなよ」
「違うわよ! 私はなつめが不利になるような事は、しないって言っているの!」
「あぁ。なるほど!」
なんだろうね、これ。
私一人置いてかれて会話が進んでるわ。まあ私が話すよりシシリーの方が、色々とボロが出なくていいんだろうけど。
「あ、そうだ。シシリーの事は伏せておいた方がいいぜ。それじゃなくても目立ってるし」
「目立ってる? それって私が?」
ミチルは真面目な顔で頷いた。
いやランク3になったのは知っていたみたい。フレンド欄を見ればバレバレだもんね。
「本当は触れないでおこうかと思ったけど、そっちから振って来たから聞いていいよな? 一体どうやって経験値稼いだんだ? お金もどうした?」
あぁ。聞きたいよね、それ。私もミチルの立場だったら是非知りたいもん。
「えっと……」
「って、歌のジョブって何?」
「え? あぁ、詩人……」
「へぇ、そんなジョブが……らしいジョブだな」
うん? ミチルには表示されてなかったのかな?
「出てこなかった?」
「出てこないよ。ジョブは共通なのもあれば、メインジョブによって違ったり、条件で表示されたりするんだ。そっちにファイターとか表示されてたか?」
「ファイター? いやなかったけど……」
「だろ? 剣士を選んでないと出てこないジョブだ」
「へえ。そういうもんなんだ」
あ、もしかしたらパン職人とかも神官にしか出ないジョブかな? あれ完全に生活系だし。
「俺はサブに、ファイター(攻撃型)と戦士(体力型)を選んでる。だからHPは60あるんだ」
「はぁ……」
「そっちも教えてくれたし、教えないとフェアじゃないだろう?」
いや別に必要ない情報なんですけど……。
「ついでに言うと、他の奴らと変わらなく見えているこの鎧、ユニークガチャで引いた進歩の鎧って言うんだ。最初から防御が25もあって、それにプレイヤーレベルの防御が加算されていく鎧なんだ!」
自慢げに鎧をパシッと叩きミチルは言った。そして、ジッと私を見つめてきた。
これって私にもユニークガチャの件を話させようとしてます? 最初に振ったフェアじゃないという話はこれの為ですか?
な、なんと計算高い!
どうしたらいいの?
ユニークガチャがランクアップに関係していると睨んで誘導しているんだろうけど……。
「えっと、私は……」
「本当にミチルは強引ね! 私がユニークガチャの結果よ!」
「うお! びっくりした!」
「シシリー!!」
私が話し出そうとした時だった!
シシリーが寝袋から出て来て名乗りを上げた! 私も驚いたよ!
――けど、いいのかな? まあ間違ってはいないけど……ランクアップスキルを使ってシシリーが今いるのだから。
「へ? 妖精? もしかして、これ引いたの?」
「これとは、失礼ね!」
「あ、ごめん。でも納得だ。すげー初心者っぽいのに変だなって思ってたんだ。五つ葉の仕事の件とか……。誰かが糸を引いてるなって」
「そんな事してないわよ! アドバイスをしたの!」
「あぁ、すまん。そう言いたかった! ……あれ? でも、寝袋に出たり入ったりしていたのはなんでだ?」
ミチルは首を傾げる。
シシリーがいたのならあんな行動はとらないだろうという事に気が付いたみたい!
「えっと……」
「あれは、なつめが私がいるのに気が付かなかったからよ。消えちゃったと思ってたの! 話しかけようとしたらあなたが来て……」
「なるほど。で、どうせならお金を取れと!」
「あのね! そういう言い方はしてないから!」
「あ、こりゃ失礼……。いやしかし、アドバイス一つでレベル上げてランクまで……。シシリーだっけ? 仲良くやろうぜ」
「あなたにはアドバイスなんてしないわよ」
「そんな怒るなよ」
「違うわよ! 私はなつめが不利になるような事は、しないって言っているの!」
「あぁ。なるほど!」
なんだろうね、これ。
私一人置いてかれて会話が進んでるわ。まあ私が話すよりシシリーの方が、色々とボロが出なくていいんだろうけど。
「あ、そうだ。シシリーの事は伏せておいた方がいいぜ。それじゃなくても目立ってるし」
「目立ってる? それって私が?」
ミチルは真面目な顔で頷いた。
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