装備召喚でヒソカに装備する~ご主人様はアニマルフェチ~

すみ 小桜(sumitan)

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オレの耳はモフ耳

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 『まずは、私がご主人様の耳になってあげる』

 クロラは、僕の頭に抱き着いた。これまた至福……。いやぁ黒タレ耳たまりません!
 装備自体は、返還しなくても何度でも解除、装着できるらしい。ただし、一度決めた効果は変わらない。なので、黒タレ耳になっても、自然治癒アップのまま。
 足が痛いと言っていたので、そういう能力をつけたららしい。

 僕は、クロラの黒タレ耳を自分の頬にすりすりして堪能する。
 この柔らかい毛の感触。そして体温。本当の動物の耳だよ。それがオレの頭から生えているなんて不思議だ。
 でもオレ、人間の耳もあるままなんだけど、これってありなの?

 「ねえ、この耳はあっても変じゃないの?」

 本当の自分の両耳をちょっと引っ張りつつ聞いた。

 『そうね。普通は両方ある者はいないわね』
 『だったら。それも見えなくしてあげる』
 「え? そんな事も可能なの?」

 シフォンの言葉にオレは驚いた。見えなくする事も可能だなんて。

 『私だから可能なのよ。幻覚は、錯覚を利用したものなの。だからミックスだったらこれくらいの高さがある。動物の耳があれば、エルフの耳はない。という思い込みを利用したものよ。だから招待がバレたら効かないからね』
 「なるほど」

 シフォンの説明にオレは、頷いた。要は変身する所を見られていたら効かないって事だ。

 「あと服装も変えたいんだけど。一応着替えて来たけど、同じ服だとバレバレだよね?」
 『そうね。それも装備になるからその服を脱いで、装備するといいわ』
 「そうか。それもOKなのか」

 クロラの言葉に納得するも、もし人前で装備が外れたら恥ずかしいなぁ。なんて思ったりして。
 あとはまた靴も必要だ。手も獣の手がいいかな。でもなぁ。モノを掴んだりするのにちょっと不便。オレの知っているファンタジーではグローブとか手袋みたいのとかしているんだけど、この世界の人達はしていないんだよね。どうしよう。できれば、素手は避けたい。なんとなく、一番怪我をしそうな感じがする。

 『もう何を考え込んでいるの? 時間がなくなっちゃうわよ。とりあえず、一気に呼び出してから色々決めたらどう?』
 「あ、うん。そうだね」

 クロラの言う通り、二人が迎えに来る前にこっそりと、ここを出て行かないといけないんだった。

 「レベル2から9まで召喚」

 ――レベルが11になりました。

 もうレベルが上がった! まあ、矢で召喚と返還を繰り返したからなぁ。

 目の前にズラァっとモンスター達が召喚され、一気にもふもふ部屋になる。
 あぁ、このまま装備にしたくないなぁ。
 でも蛇みたいのとかカエルのようなのもいる……。苦手なんだけど。

 『『ご主人様~』』
 「へぇ? ちょっと待って~」

 一斉に彼らが駆け寄るからオレはひっくり返った。

 『もうご主人さまったらヨワヨワねぇ。またそこがいいんだけど』

 ぼそりとクロラが言う。ぼそっと言っても耳の近くなのではっきりと聞こえていますよ。

 『もう何をやっているのよ。さあちゃんと整列して。これからあなたたちの装備を決めないといけないのだから』

 シフォンが、猫の姿でそう言うと皆しぶしぶオレから離れた。
 よくわからないけど、召喚したらオレに好意を抱くのだろうか。
 ドンが行った召喚とは、全然違うんだなぁ。
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