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第三章 仕掛けられた罠
第二十七話
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それから一か月ほど立ち、五日に一度程度に会う約束をしているエイブをバルコニーでティモシーは待っていた。風が心地よい。早く来ないかなっとエイブを心待ちにする。
「ごめん、仕事長引いた」
そう言って六時半ごろにエイブは現れた。
「はい。これ」
「ありがとうございます」
ティモシー達は、本を交換する。読み終わったの本を返し新しい本を借りる。いつもこれで終了で、その後エイブは普通にじゃっと帰っていたのである。だが今日は違った。
「ねえ、一つ聞いていい?」
「なんですか?」
「それってもしかして、調合する道具とか入っているの?」
エイブは、ティモシーが身に着けている、薄汚れた大き目なポーチを指差す。
「うん。村ではこうやって付けていたんだ。ここで全く使わないけど……。家でたまに練習するぐらい。だったら持って来る必要ないだろうってなるけど……」
「なるほど、お守りみたいなものなんだね」
わかってくれたと嬉しそうにティモシーは頷く。
「もしかして道具にも興味ある?」
「はい!」
「じゃ、そっちの本も今度持ってくるね」
ティモシーは、満面の笑みで頷く。
「あ、そうだ!」
突然エイブは、何かを思い出したように鞄から取り出す。
「これ、本じゃないけどカタログ。見る?」
「カタログ?」
不思議そうに受け取ると、食い入るように見始める。
「すごい! 道具って色んなタイプや色があるんだ!」
「え! あ、そっか。見た事ないんだ。まあ、王宮のもシンプルで使いやすい奴だし……。ねえ、本物見てみたい?」
「見たい!」
速攻である。エイブはそれに、にっこりほほ笑む。
「実はね、俺が買い付けに行っている所がそういう感じの所なんだ。今度一緒に行こうか? 休みいつ? 合えばいいんだけど……」
「えっと三日後」
ティモシー達は今、十日に一回ぐらいバラバラで休みをとっていた。
「え? 本当? 俺も! じゃ後はランフレッドさんに一緒に来てもらえるかどうかだね」
「え?」
ティモシーは、エイブの提案に驚く。
「きっと二人っきりじゃOK出ないと思うよ?」
ティモシーもそれはそう思うも、行くこと自体許可してくれないのだから言ってしまえば反対されるだろうと予想がつく。でも見には行きたい。
「あのね、ランフレッドさんは街中に行くこと自体許してくれないんだ。だから連れて行ってもらった事もないんだ……」
「え? そうなの? そんながんじがらめなんだ。うーんでもなぁ。俺は二人で行っても構わないけど、バレたら君が凄く叱らせそうだね」
そういうエイブの顔は、今回の話は無しにしようという顔つきだ。
「大丈夫! ばれないと思うよ! あの人休みなしだし!」
エイブは困ったなという顔をしてほほ笑む。
「わかったよ。一緒に行こうか」
ティモシーは、うんうん頷く。
もし万が一、エイブが変な気を起こして来たとしても今まで通り対処すればいいだけで、その万が一なんてないとティモシーは思っていた。
「ごめん、仕事長引いた」
そう言って六時半ごろにエイブは現れた。
「はい。これ」
「ありがとうございます」
ティモシー達は、本を交換する。読み終わったの本を返し新しい本を借りる。いつもこれで終了で、その後エイブは普通にじゃっと帰っていたのである。だが今日は違った。
「ねえ、一つ聞いていい?」
「なんですか?」
「それってもしかして、調合する道具とか入っているの?」
エイブは、ティモシーが身に着けている、薄汚れた大き目なポーチを指差す。
「うん。村ではこうやって付けていたんだ。ここで全く使わないけど……。家でたまに練習するぐらい。だったら持って来る必要ないだろうってなるけど……」
「なるほど、お守りみたいなものなんだね」
わかってくれたと嬉しそうにティモシーは頷く。
「もしかして道具にも興味ある?」
「はい!」
「じゃ、そっちの本も今度持ってくるね」
ティモシーは、満面の笑みで頷く。
「あ、そうだ!」
突然エイブは、何かを思い出したように鞄から取り出す。
「これ、本じゃないけどカタログ。見る?」
「カタログ?」
不思議そうに受け取ると、食い入るように見始める。
「すごい! 道具って色んなタイプや色があるんだ!」
「え! あ、そっか。見た事ないんだ。まあ、王宮のもシンプルで使いやすい奴だし……。ねえ、本物見てみたい?」
「見たい!」
速攻である。エイブはそれに、にっこりほほ笑む。
「実はね、俺が買い付けに行っている所がそういう感じの所なんだ。今度一緒に行こうか? 休みいつ? 合えばいいんだけど……」
「えっと三日後」
ティモシー達は今、十日に一回ぐらいバラバラで休みをとっていた。
「え? 本当? 俺も! じゃ後はランフレッドさんに一緒に来てもらえるかどうかだね」
「え?」
ティモシーは、エイブの提案に驚く。
「きっと二人っきりじゃOK出ないと思うよ?」
ティモシーもそれはそう思うも、行くこと自体許可してくれないのだから言ってしまえば反対されるだろうと予想がつく。でも見には行きたい。
「あのね、ランフレッドさんは街中に行くこと自体許してくれないんだ。だから連れて行ってもらった事もないんだ……」
「え? そうなの? そんながんじがらめなんだ。うーんでもなぁ。俺は二人で行っても構わないけど、バレたら君が凄く叱らせそうだね」
そういうエイブの顔は、今回の話は無しにしようという顔つきだ。
「大丈夫! ばれないと思うよ! あの人休みなしだし!」
エイブは困ったなという顔をしてほほ笑む。
「わかったよ。一緒に行こうか」
ティモシーは、うんうん頷く。
もし万が一、エイブが変な気を起こして来たとしても今まで通り対処すればいいだけで、その万が一なんてないとティモシーは思っていた。
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